21. 9デイズ
「アンソニー・ホプキンス主演、人類史上最悪の9日間」という宣伝コピーは、映画史上最悪の詐称宣伝コピー群の仲間入りを果たした。「クリス・ロック主演、コメディ・タッチで描かれる9日間のスパイ養成物語」というのが、この映画の真の姿です。「トリプルX」とほぼ同じストーリーですが、こちらは「007」型ではなく、組織としてのCIAの周到な準備とチーム・プレイが、ジョエル・シューマカーの手堅い演出で描かれます。それにしてもハリウッドでは安易なシリーズ化を目論んでスパイ物が大ブームですね。そんな訳で、可もなく不可もない5点献上。 5点(2002-11-07 23:40:28) |
22. ナバロンの嵐
名画座で観た「要塞」の方は印象に残っているのに、こちらはロードショーで観たにも関わらず印象薄。観た時は異様に軽めの仕上がりで、本当に肩すかしを食ったような感じでした。なぜかコミカルな展開ばかりが記憶に残っています。↓結構皆さんの評価が高いのが意外です。というわけで5点献上。 5点(2001-11-13 22:52:46) |
23. ナイルの宝石
「レイダース」は細部まで憶えているのに、この映画そのものよりも、むしろビリー・オーシャンのビデオクリップの方が鮮明に記憶されています。愛嬌があって肉感的で素敵だったキャスリーン・ターナーに5点献上。 5点(2001-10-03 13:50:57) |
24. NANA
「えっ、これで終わり?」って感じ。一体、この物語が伝えたかったことって何だったの? 絶対にあり得ないアンティークな洋風マンションでのシェア生活(例え金を持ってたとしても、無職の人間に簡単に物件を紹介する不動産屋があるか?)。宮崎あおいの崩れたお蝶夫人みたいなヘア・スタイル。周りから浮きまくってる登場人物達のファッション…。映画化は「マンガをそのまま再現する」だけで良いのか? どうせなら、もっとファンタジックに演出してくれれば良かった(そもそも大谷健太郎に監督させるのが良く解らない)。この映画からは成功への努力も、恋愛の機微も、友情の大切さも、何もかもが伝わってこない。役者の演技も含めて全部がおままごとでした。役者の顔触れからして「2」は更に酷いんだろうなぁ…、4点献上。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2007-01-04 00:03:32) |
25. ナッティ・プロフェッサー/クランプ教授の場合
下品な笑いと言うより幼稚園児が喜びそうな低レベルな笑い(それはそれで有りですけど)。これで楽しめるんだから、全員じゃないだろうけどアメリカ人は単純で羨ましい。エディ・マーフィー、これでいいのか? 元々アメリカン・コメディ好きでもないので、4点献上。 4点(2002-04-13 14:24:29) |
26. 南極物語(1983)
(良かった、まだ誰もこのコメントに触れていない。今がチャンス!) タロ~ッ! ジロ~ッ! サブロ~ッ! って三郎はおらんやん!、とノリ突っ込みをしつつ4点献上。 4点(2001-11-26 16:53:43)(笑:2票) |
27. なぞの転校生
30年程前に「NHK少年ドラマシリーズ」の一編としても人気を博した眉村卓のジュブナイルSFの映画化ですけど、主人公を少女に変更したこと以外、30年分の進歩は全く見られない仕上がり。平行宇宙を行ったり来たりする展開は、平行宇宙論に則っていない「バタフライ・エフェクト」にも似た雰囲気ですが、それぞれの世界の描き込みが足りず安っぽいだけ。これでは中学生すら満足させられないと思うので、「少年ドラマ」と言っても、小学生に丁度良いレベルです。佐藤康恵(当時19歳)は初めて見ましたが、ミステリアスな雰囲気を醸し出す独特なルックスが印象的でした。あと、本作はたぶん妻夫木聡君のデヴュー作だと思うので、ファンの方には17歳当時の初々しい姿もお宝になるんじゃないでしょうか。でも、3点献上。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-06-05 00:05:56) |
28. 南京の基督
すっかりと菅野美穂にその座を奪われた感のある、富田靖子十八番のエキセントリックな役柄の集大成。愛らしさ、狂気、憔悴、そしてヌードと、彼女はここぞとばかりに頑張ってましたけど、はっきり言って映画は全然面白くない。大体、この物語で金花がクリスチャンである必要性が全く感じられなかった。音楽もセンス悪すぎ(何と梅林先生じゃあーりませんか)。それに、日本と香港の初の本格的合作映画ということですけど、何でわざわざ中国人が日本人、日本人が中国人を演じなきゃならないの? それがさっぱり解らない。これは企画の方向性自体に問題ありです、3点献上。 3点(2004-12-28 01:36:04) |
29. ナーザが海を騒がす / ナージャと竜王
ナージャというキャラクターは、中国では日本での桃太郎並にポピュラーなのだそうです。従ってこのアニメーションも中国人と言うか、中国の子供達には面白いのかもしれませんけど、それでもかなりの低年齢層向けだと思う。それにしてはこのナージャ(母親の生んだ蓮の中から孵るというのは釈迦のイメージ?)、無敵の上にかなりの傍若無人ぶり。情け容赦無く竜神の「筋」を抜いてしまうというのも、結構引いてしまう設定です。技術的にはほとんどディズニー・アニメの模倣みたいだし、京劇的演出を除くと、物語的にも個人的には面白くありませんでした。そういう訳で、3点献上。 3点(2004-10-09 00:36:31) |
30. ナインスゲート
謎が謎を呼ぶどころか、何が謎かさえ謎のまま終わってしまったような…。一応オカルトものに分類されるであろうけど、雰囲気だけでテーマを探り取らなければならない大変に難しい映画(若しくは駄作か? 少なくとも私には理解不能)。ま、確かにデップの好きそうな題材ではあります。私的に一番怖かったシーンは、タダ乗りされた「蜘蛛女」の人がキレたところでした。んなわけで3点献上。 3点(2001-11-28 21:12:57) |
31. なごり雪
かつてニューミュージックと呼ばれたジャンルの名曲、「なごり雪」をモチーフとした大分県臼杵市のご当地映画は、とにかく最初から最後まで目も当てられない程の酷い出来。まず、オープニング・タイトルにいきなり伊勢正三の弾き語りを持ってくるアホさ加減(これは歌を知らない人に対するサービスのつもりか?)。そして、通常の映画の5倍はあると思われる台詞とナレーションの量(「CASSHERN」以上に何でもかんでも喋って説明)。その台詞も、歌詞をそのまま引用した部分を始め、不自然この上ないものばかり。これは演技力云々以前に、こんな台詞を喋らされた俳優に同情すべき。クランク・インする前に、誰か脚本をチェックする人間はいなかったんでしょうか? 大林宣彦自身もこれで満足なんでしょうかね? 2点献上。 2点(2005-01-19 00:16:13)(良:1票) |
32. ナースのお仕事 ザ・ムービー
例によってTVドラマは未見。で、鑑賞中ずっと考えてたのが、「果たして、これはドラマのファンが観れば楽しいのだろうか?」ということ。皆さんのレヴューを読む限りでは、やっぱドラマを見てた人が観てもつまらない様ですね。当然、ドラマを知らない私に面白い筈もなく、出演者の大げさなコメディ芝居に終始、凄く寒い思いをしました。まるで登場人物達の頭の中の様に、どこまでも恐ろしく明るいチープなセット。コントレベルのふざけたストーリー。コメディなんだし、ふざけた話でも構わないとは思いますが、本作からは製作側の「本気度」が全く伝わってきませんでした、1点献上。 [地上波(邦画)] 1点(2007-04-01 00:01:38) |