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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2250
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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1.  ナイル殺人事件(2020) 《ネタバレ》 
ミステリー作品です。ネタバレしていますのでご注意願います。  小説は未読。1978年制作の映画は鑑賞済み。犯人や動機は承知していましたが、トリック含めた物語の流れ等は覚えていません。そういった立場での感想です。リメイク版『オリエント急行殺人事件』の鑑賞時と条件は同じ。かの作品については「現代の価値観で捉え直す罪の意味」がリメイク意義と考えましたが、果たして本作どうだったのでしょうか。 1978年版と本作で決定的に違うのは、自身の犯罪が明るみになった後に犯人が取った行動です。オリジナルでは普通に逮捕されていた気がしますが、本作では自殺しました。一般的に犯罪がバレたあと犯人が取る選択として「自殺」は珍しくありませんが、こと本件にあっては違和感があります。金銭目当てで殺害計画を企てるような利己的な銭ゲバが、潔く死を選ぶとは思えない。少なくとも女の方は金銭目当てでは無かったのでないか。資産家女性に近づくところから始まっていた「金銭目的の計画殺人」ではなく、心変わりしたフィアンセを取り戻すために女が一計を案じたと推測されます。そうであるならば、妻を殺した時点で女の目的は達成されており、逃げる必要もなかった事になります。何なら男を殺してしまえば、永遠に誰に取られる心配もありません。あの男にそれだけの価値があるとは到底思えませんが、本作で定義される「愛」は「判断を誤らせ」「悲劇を生む」もの。物語冒頭の若かりしポアロと婚約者のエピソードについても同様の事が言えましょう。これが本作のリメイク意義「犯罪動機の別解釈」でありました。事象(表層)は同じでも味わいと余韻は全く異なります。1978年版で私が抱いたのは「女は怖い」であり、本作の場合「女は哀れ」でした。「男は人でなし」は共通していますかね。こんなふうに性別に言及した書き方をすると各方面から叱られそうですが、「本作の犯人の場合」という枕詞が付くのは言うまでもなく他意はありませんのでご容赦ください。ちなみに1978年版より本作の解釈の方が好みです。それにしても人種や恋愛対象が時代設定と合っていないのは如何なものでしょう(原作どおりだったら本当にごめんなさい)。「ジェンダー」やら「多様性」とやらに、こんなにも配慮しなくてはいけないものですか。「時代劇」にまで現代の価値観を当てはめてしまうのは流石にナンセンスと感じます。いっそ現代劇に置き換えれば良かったのに。まさか本作のリメイク意義が「ジェンダーレス」なんて事はないでしょうね。
[インターネット(吹替)] 7点(2024-01-22 18:30:00)(良:1票)
2.  奈落のマイホーム 《ネタバレ》 
子供の頃からずっと「絶対に笑ってはいけない避難訓練」を叩き込まれ育ってきたせいか、災害時のコメディを「不謹慎」と感じてしまいます。これは同じ災害系コメディでも『サバイバルファミリー』ではなかった感覚であり、停電より巨大シンクホールの方が「より命に関わる」という事でしょう。そりゃそうだ。とは言うものの、慣れてくればこれはこれで悪くありません。「後ろめたさ」がむしろ清々しいくらい。全く人命救助になっていない「息子の泥沼ダイブ」もコメディの範疇と捉えれば腹も立ちません。そう、コメディはある意味「無敵」です。どんな無茶な展開もまかり通るのですから。いっそのこと、大災害でも死者数ゼロの奇跡が見たかったなあと。正直、犠牲者が発生した時点でテンションが下がりました。まるで連勝記録が途絶えた時の落胆とでも申しましょうか。終盤は一般的なサバイバルドラマへ移行してしまったようで少し残念でした。にもかかわらず結末に採用された脱出方法は「奇跡」というより「嘘」。減圧症(潜水病)は無視ですか。どんなデタラメだってコメディなら許されるのに。やはり本作は、コメディに拘って欲しかったと思います。基本的には「面白い」だけに勿体ないと感じました。
[インターネット(吹替)] 6点(2023-11-23 03:42:04)(良:1票)
3.  ナイト&デイ 《ネタバレ》 
豪華2大スター共演による“ロマンス・アクション・サスペンス・コメディ”。主役のギャランティに製作費の大半を割いた為か、アクションのスケールは割引プライスとの印象です。さらに大胆な省略技法を使い脚本の質も安普請か…と思いきや、なかなかどうして、男女の主導権が切り替わった終盤の畳み掛けにはニヤリとさせられました。キャメロンはホント肉食系が似合いますね。こういう映画は細かいコトは言いっこなし。敵の銃弾が主役に当る気配が無いのもご愛嬌。素直にバカ笑いしながら楽しむのが正解だと思います。
[地上波(吹替)] 6点(2015-11-15 23:23:30)(良:2票)
4.  ナイトピープル 《ネタバレ》 
白昼堂々、街中で繰り広げられる銃撃戦。いや銃撃戦なんて上等なものじゃなく、チンピラ同士の鉄砲遊びでしょうか。日本が舞台のクライムサスペンスで、なお且つコメディ要素抜きで、コレをやられると正直キツイです。だって今、平成25年ですよ。完全に昭和のヤクザ映画か刑事ドラマのノリですもの。“拳銃の弾はなかなか当たらない”なんてリアリティよりも、“人目のある所で銃撃戦なんてしない”リアリティの方が大事じゃないかと。若村麻由美が猟銃を持ちだした時には笑ってしまいました。堅気ではない旨の説明はありましたが、完全にやる気(殺る気)満々じゃないですか。現代日本でガンアクションを撮りたいのなら、エンターテイメントに特化しないと茶番になってしまいます。ご一考を。伏線無し、後だしジャンケン方式の“実はこうだったんです”な筋書きに注文を付ける気はありませんが、「腋の下に拳を入れると、脈は止まるんだよ」なんて脱力モノの言い訳を得意気にされると、何だかなあと思っちゃいます。みんな、犯罪はちゃんとやろうよ。
[DVD(邦画)] 4点(2013-09-27 18:46:06)
5.  七つまでは神のうち 《ネタバレ》 
(ネタバレあります。未見の方はご注意ください。)出来事を時系列に並べると以下のとおりです。①小学生の子供が失踪。②懸命の捜索の甲斐も無く発見できず。③子供の日記から両親はイジメの事実を知る。④約10年後、両親は練炭自殺⑤ミイラ化した両親は、霊となってイジメ加害者の娘同級生たちを惨殺。復讐を果たす…。大変痛ましく、やるせない物語でした。ジャンルとしてはオカルトホラー。だだし④と⑤の順番が入れ替われば“オカルト”の文字が消せ、通常の復讐劇となります。個人的にはその方が好ましいと思うのですが(霊の仕業なら何でもアリになってしまうから)、不快指数は大幅にアップしてしまうので、このお話ならばオカルトに逃げるのもアリだと思いました。頻繁に切り替わる時間軸や視点、劇中劇の要素もあってか、物語は若干分り難い構造となっています。しかしコレは監督の計略。終盤まで全容が見えぬ展開は疑念や疑惑といった感情を喚起させ、容易に恐怖と結びつきました。いつものジャパニーズホラーなら、一笑に付すであろう市松人形に鳥肌が立つのも道理というワケです。完成度はなかなかのもの。どうせB級ホラーとタカを括ると痛いめに合う可能性大です。(以下余談)自分は『呪怨』の清水崇も『リング』の中田秀夫もあまり評価していませんが、三宅隆太監督はひょっとすると、ひょっとするかもしれないと思っています。『呪怨 白い老女』も悪くありませんでした。監督の次作品に期待。
[DVD(邦画)] 7点(2012-07-23 21:26:58)(良:1票)
6.  七瀬ふたたび 《ネタバレ》 
原作小説は昭和50年刊行。NHKドラマ版の主演は多岐川裕美。超能力の概念及び作品世界観は、不惑手前の自分にとっては懐かしいと感じられるものでした。少年少女向け小説の香り。好きです。物語のポイントは、藤子の能力であるタイムトラベル。“やり直し”の是非です。藤子は言います。過去に戻ったとしても、起きた悲劇が無くなる訳じゃない。パラレルワールドが生まれるだけだと。七瀬もその事に同意します。だからこそラスト、困難に立ち向かうために再び北海道の地へ赴くことを決めるのです。でもこの決意に感動はありません。何故なら、今後もあの中の誰かが死ねば、彼女たちは過去へ飛ぶ選択をするはずだからです。きっと何度でも。リセットは禁断の果実。一度口にしたら止められない。七瀬たちは不幸を回避する魔法を手にした代わりに、時空を彷徨う罰を与えられました。彼女たちは“もう何処にも辿り着けない”。虚しさだけが残ります。これは逆説的に言えば、やり直しが効かない人生に対する賛歌でもあると考えます。原作未読ゆえ配役に対する注文は特にありませんが、芦名のテレパスは雰囲気が出ていて良かったと思います。サトエリはちょっと見ない間に随分上手くなりました。もうちゃんと女優さんですね。『キューティーハニー』の頃が懐かしいです。
[DVD(邦画)] 6点(2011-11-09 20:53:27)(良:1票)
7.  南極料理人 《ネタバレ》 
みんなの意見に従い、伊勢海老をフライにした西村くん。このエピソードが好きです。彼が持論を貫いて“正しく美味しい伊勢海老料理”を提供したとしても、満足してもらえなかったと思います。どんなご馳走も想像の味には適わない。“やっぱり刺身だったなと愚痴りつつ伊勢海老フライで我慢する”がこの場合の正解でした。ラーメンの在庫が底を尽いたと知り、落胆する一同。ここでの正解は唯一ラーメンのみ。うどんや蕎麦、スパゲティじゃダメなんです。それを知っていた主人公は、かんすいの代用法を聞くや否や駆け出しました。結果、彼の作った一杯のラーメンは、きたろうやバター男の病んだ心を救います。味は大事。栄養も重要。でもそれだけじゃありません。胸焼けする不味い唐揚げが、傷ついた心を癒したりもするのです。西村くんの料理は、本職のシェフに味では劣るかもしれません。でも、間違いなく良い料理です。料理には人柄が出るといいます。高級料理も素晴らしい。でも自分は、幸せな気分になれる料理を食べていきたいと思いました。愛すべき南極料理人を堺雅人が好演。彼独特の笑み(堺スマイルと勝手に命名)が、人の良さを物語ります。南極行きを上官から告げられ、「家族と、相談を、させて、ください。」を繰り返す半泣きの西村くんが、気の毒だけど可笑しくて。彼が困る度面白かったです。その他の面子も芸達者を揃え、手堅い布陣。ただし、きたろうの存在感が強過ぎて、シティーボーイズの舞台を観ているようでもありましたが。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2011-02-18 18:16:08)(笑:1票) (良:1票)
8.  七夜待 《ネタバレ》 
ハセキョウガエロイ。
[DVD(邦画)] 3点(2011-02-09 17:53:03)
9.  ナイト ミュージアム2 《ネタバレ》 
本作はファミリー向け映画。失礼ながら大した期待はしていませんでした。前作は自分基準で7点の採点ですから、続編となる本作は6点なら十分と考えていました。ところがどっこい、これが法外に面白かったのです。続編の強みを遺憾なく発揮した快作でした。前作は“博物館の展示物が動き出す”というアイデア一本で勝負した作品。もし本作が単なる2番煎じに終始したなら、予想どおり5~6点の代物だったでしょう。しかし違いました。設定の強化と友情ドラマという付加価値があった。何と言っても、2次元の芸術作品に命を吹き込み、中の世界へ出入り可能にしたのが値千金のナイスアイデア。一気に世界観が広がりました。古い写真の中で落とした携帯電話のエピソードは爽快の一言。石板の新たな活用法の発見に夢は広がるばかりです。前作では主人公と反目していた展示物たちが今度は最初から仲間。その繋がりが嬉しくて。主人公とのちょっとした会話から、気の置けない関係だという事が伝わってきます。喧嘩した友ほど仲が良い。そんな友情がベースにあるから、チープなドラマも特別に思えるのだと思います。前作の主要キャラをきちんとフォローした点も評価したい。ニューフェイス、カムン・ラーをはじめとする悪役たちも憎めないオトボケぶりを発揮してくれました。アドリブとしか思えない、しつこくてくだらない掛け合いを楽しみました。パロディも技ありの切れ味。コメディセンスは自分好みでした。消えたり壊れたりした展示物があっても心配ご無用な点も、続編の強みと言えるでしょう。細かいことは気にしない物語だって事は前作で学習済みですもん。ホント、大満足の続編でした。アメリカ史に詳しければ、もっともっと楽しめたでしょう。
[DVD(吹替)] 8点(2010-10-25 20:52:01)(良:2票)
10.  NINE -ナイン- (2005) 《ネタバレ》 
デニス・ホッパーは登場人物のうち最もネームバリューのある俳優。彼の登場するファーストカットも印象的です。TVの2時間サスペンスを見慣れた身としては、早い段階で彼に犯人当確マークを付けたくなってしまう。善人キャラも如何にも怪しいですし。でもまさかの早とちり。本当にただの神父だったとは。これが本作最大のサプライズでした。『CUBE』『SAW』以降の数多あるソリッドスリラーの中では、そつなく纏めた方だと思います。でも面白味には欠ける。もし自分が被験者だったら、とりあえず監視カメラを全部探し出して壊します。
[DVD(字幕)] 5点(2009-08-01 19:50:59)
11.  ナンバー23 《ネタバレ》 
近代化前ならいざ知らず、アンゴルモアの大魔王がついぞや現れなかった21世紀に『23の呪』と言われても、ピンと来ないというのが本音です。オカルト系ホラーなら納得出来ますが、作品の雰囲気はいたって通常サスペンス。これではオチに期待できません。案の定の結末にカタルシスは在りませんでした。ただ引っかかるのは、妻があの本を何故夫にプレゼントしたのかということ。こんな偶然ってあるのかな?こっちの方がよほど謎めいている気がします。23番投稿、失礼いたしました。
[DVD(吹替)] 5点(2008-07-27 23:23:23)(笑:2票)
12.  NOTHING ナッシング
着想は素晴らしいです。哲学的な要素を孕むテーマも悪くないです。ただ、残念なことに面白くないのです。何故でしょう。代わり映えしない単調な画もさることながら、一番の理由はメッセージをダイレクトに表現してしまったことにあると考えます。何もない人生はツマラナイということを、ツマラナく伝えたのでは価値がありません。ツマラナイことを如何に面白く表現するか。そこが監督の腕の見せどころだと思います。主役2人に頼っていたら埒が明かないのはハッキリしています。カンフル剤を打つなり、第3者を投入するなり、エンターテイメントとして成立させるための方策が欲しいと思いました。
[DVD(字幕)] 4点(2008-02-21 18:44:14)
13.  楢山節考(1983) 《ネタバレ》 
何時から“死”は、忌み嫌われる遠い存在になったのでしょう。核家族化が進み、親族の死に立ち会う機会は失われました。食卓に並ぶ食材も予め手が施されたものばかり。命を奪っている感覚は薄い。ニュースで事件や事故を見聞きしても、所詮は他人事。5分と経たずに忘れてしまう。まだ子供の頃のほうが、死は身近だったかもしれない。昆虫をいたずらに殺したし、ザリガニなんか胴体をへし折ってザリガニのエサにしていた。今となっては、随分可哀想なことをしたなと後悔しています。でも命の尊さを知る経験だったとも思う。忘れてしまった死の感覚は、恐怖に繋がります。分からないから怖い。なるべく遠い存在であって欲しい。カワイイ子猫は抱きしめたいけど、死んだ瞬間から見たくもないということ。でも多分間違っている。生と死は隣り合っているはず。本作を観て気付きました。子殺しに姥捨て。村人にとって死は日常です。死産や幼子を亡くすことは珍しくなかったし、姥捨てだって、いつか自分にも番が回ってくる。村人は死に鈍感なのではなくて、不可避なものとして受け入れているのだと感じました。もちろん自分は今の日本が好きです。自分と他人の命を尊重できる社会がいい。でも「人の命は地球よりも重い」なんてスローガンがもてはやされるのも違う気がする。逃げずに、真摯に死と向き合うこと。それが生を尊ぶことだと思いました。ときに可笑しく、ときに辛くやるせない、村人たちの生と性。自分の歯を打ち砕いた婆さんの想いも、倍賞にとばされて狂ったとん平の気持ちもよく分かる。日本人の文化風俗とその根底にある想いを通じて、生について考えさせられました。
[DVD(邦画)] 9点(2008-02-20 18:08:06)
14.  長靴をはいた猫(1969) 《ネタバレ》 
ストーリーとしては原作の方が洗練されていると思います。でも良かったのは、ピエールが自らの身分を姫に明かした件。最後までウソを突き通して幸せを掴むオリジナルよりも気持ちがいいです。キャラクターデザインの素晴らしさは、言うまでもありません。ペロがその後、東映マンガ祭りのキャラに選ばれたのも頷ける。動きも実に滑らか。あるべき子供向けアニメ映画の魅力が本作には詰まっています。
[DVD(邦画)] 7点(2007-12-24 18:09:32)(良:1票)
15.  ナイト ミュージアム 《ネタバレ》 
「夜の博物館」いい響きです。心をくすぐられます。「夜の学校」もいいですね。「夜の病院」もワクワクします。夜な夜な美人ナースたちが…おおっと、あらぬ方向へ妄想が膨らんでしまいました。失礼しました。軌道修正。本作の博物館は、等身大の蝋人形や動物、恐竜の化石からミニュチュアのジオラマセットまで幅広いジャンルと品揃え。正直コンセプトは不明ですが、見た目が派手で豪華なところが長所でしょうか。主人公の夜警初日はドタバタで終始しました。このあたりの展開はホントに子供向けです。でもこの後が本領発揮。2夜目は主人公のリベンジ戦です。なかなか爽快でトンチが効いていました。でも結果は惨敗で3夜目へ突入。今度は親子でチャレンジです。大人も子供も一緒になっての大冒険。胸がトキメキます。スリルは若干抑え目ですが、家族向け映画ゆえこれくらいで十分でしょう。最後はお父さんの頑張りが報われてちょびっとウルウル。素敵な映画でした。日本を舞台にするなら目黒の『寄生虫館』とか、『落合博満記念館』なんかも面白そうですね(嘘)。
[DVD(字幕)] 7点(2007-11-03 20:37:21)(笑:1票)
16.  南極日誌 《ネタバレ》 
サスペンス部門での韓国映画というのは、やはり凄い。画面に引き込まれる感覚を覚得ます。本作の場合一面氷の世界。画面が代わり映えしないため密室劇のような印象を持ちました。徐々に追い詰められていく隊員たち。壊れていく自我。見応え十分です。ただ、状況が追い詰められていく後半は、この探検隊同様に観客も迷走します。キーアイテムの「南極日誌」にしても、隊長のトラウマにしても活かされているとは言い難い。というのも全部が壊れすぎていて、何がどうなったのか非常に分かりづらいから。人物の見分けが難しいこともその一因です。みな同じような風貌。同じアジア人の自分でさえ判別し難いのですから、欧米人が見たら全く区別がつかないのではないかと思います。不到達地点は、人の欲望の到達点。当然満たされる場所などあろうはずも無い。そのメッセージは伝わってきました。
[DVD(字幕)] 7点(2007-09-30 17:27:07)(良:1票)
17.  なま夏 《ネタバレ》 
主演の三島ゆたかが素晴らしい。そのキャラクターはリアリティ満点です。誤解を怖れずに言えば、なんか自分を見ているみたい。(いや、やっぱ誤解しないで。)立ち居振る舞いから、その発想に至るまで、自分の中に彼がいないとは言い切れない。妙な親近感がある。キモイけど。主人公の恋は、彼女に盗聴器付のぬいぐるみを渡した時点で9割9分終わっています。さらに彼女を刺してしまった時点で100%アウト。もう恋が成就する可能性はありません。病室での束の間の交流もひと時の夢でしかない。バッドエンドは動きません。ですから、どうオチを付けるかに興味がありました。失恋を乗り越えて、主人公が一回り人間として成長するのを期待していたのですが…そんなに甘くはなかった。変態は変態のまま。病室のカーテンを隔てて、元カレと行為に及ぶ彼女の姿を目の当たりにして悶絶する主人公。しかも、そこで2人を止めるのではなく、自慰に逃げてしまうダメ人間ぷり。リアルを通り越して、なんかもう切なくて。涙目でした。「わかったから。もういいから」と慰めてあげたいような、殴りたいような。要するに自分もダメ人間ってことです。ただ彼の場合は、ダメ人間として一線を越えてしまった。ザッツ変態。“ブレイクスルー”は良いイメージですが、この場合は違う。突き抜けてあの世に行くくらいなら、とりあえず自己嫌悪でしゃがみこむほうがマシ。落ち着けば、また歩けるようになるかもしれないし。所詮、主人公とロリ顔巨乳の蒼井そらでは釣合わない。いやいや待てよ。彼女の実生活の彼氏ってハチミツニ郎じゃないですか。フィクションより現実のほうが遥かに夢がある。よく分からんけど、蒼井そらちゃんってイイ娘に違いないよね!
[DVD(邦画)] 7点(2007-09-19 18:27:57)(良:1票)
18.  ナビィの恋 《ネタバレ》 
恋で焦がした胸の痛みは、一生かかっても消えない。恋は全ての倫理観に勝る力を秘めている。だからナビィの決断には、賛同できなくても共感はできます。残された時間を大切にして欲しいと願います。それよりもおじぃの方が気にかかる。おじぃの心情は察して余りある。もともと自分は“代わりの男”。それを負い目にしつつも、数十年寄り添ってきたという自負もある。しかし、代替品はどこまでも代替品。遂に本命にはなれなかったのでしょうか。いや違う気がする。おじぃもまた本命になれた。連れ添った年月の価値は重いと思う。いやそう思いたい。2人が過ごしてきた時間は、ナビィに残された時間よりも遥かに長く尊い。勿論おじぃの本音は“行かないでくれ”。最新のマッサージチェアーが家に届いたときの2人の顔。ぎこちない動き。双方の想いは語らずとも伝わります。それに恋で胸を焦がしたのはナビィだけじゃない。おじぃもまた、少年の日の想いを忘れられないのです。だからおじぃはナビィの好きにさせた。沖縄の風土と人、音楽に心を洗われ、切なくほろ苦く、でも笑顔になれる物語を堪能しました。(余談。占い師の存在について。どうにも胡散臭い(失礼)占いを島民が信じて疑わないのには訳があると思いました。恐らく血が濃くなり過ぎるのを避けるための知恵ではないかと。そうだとするならば、ナビィの恋が実るのには相当の歳月が必要だったことになります。)
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-04-27 18:40:51)(良:2票)
19.  ナイト・ウォッチ(2004)
光と闇。2極の世界観は単純そう。でも結構分かり難くかったです。異世界のルール、異種の能力、世界に迫る危機とは何か。どれもピンときません。作品世界の説明が不十分と感じました。(もっとも吸血鬼とか狼男とか典型的なモンスターものに馴染みがあると、また印象は違うと思います。)キャラクターの魅力も薄い。総じて娯楽性は弱いと感じました。でもこれは、自分がハリウッド作品の濃くて分かり易い味に慣れているからだと思います。まだ物語は序の口。自分にとっては馴染みの薄いロシア映画。続編に期待しつつも、滑り出し上々とまでは言えないところ。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2007-04-24 18:19:56)
20.  ナイスの森 The First Contact 《ネタバレ》 
本作のチャプターは「現実」と「非現実」に分けられます。非現実の中には、タイトルに“夢”とあるもの、背景から異世界と分かるもの、現実の中に“あり得ないもの”が登場するもの、アニメなど様々な形態がとられています。虚実入り混じったシュールな世界。“虚”は明らか。さらに“実”も相当怪しい。温泉3人姫の話はどれもウソっぽいし、合コンピクニックは存在しなかった。ラストチャプターに至っては、ノッチ&タケフミが“ウッソーウソソ“とウソ歌を歌い踊っています。そもそも本作に“実”が存在するのか疑わしくなります。全てが虚構、夢なのか。そういえば、友達から夢(寝てる時にみるほう)の話を聞かされている感覚に似ているかも。本人は興奮して喋っていても、聞いている方はつまらない。それは、当人が夢を言葉で再現することに夢中で、“相手に伝える”という作業になっていないから。別に腹は立ちませんし、失望感もありません。でもそれは作品としては致命的なのかもしれません。本作を楽しむ感性と読解力が、自分にはありませんでした。『茶の味』は好きなのですが。
[DVD(邦画)] 2点(2007-03-01 18:35:52)
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