1. ナック
シュールなオープニングと、街中をベッドで走るシーンは良かったですね。当時の空気感が伝わってくる、あの時代にしか作れない独特の雰囲気が懐かしく感じられました。60年代に「ポップ」と呼ばれた風潮の代名詞的なシーンだと思います。そんな時代に生きる若者を年寄りが批判する。このコントラストがストーリー全体を引き締めて、暴走気味で崩壊寸前の展開をどうにか防いでいたように見えました。 ただ、評価できるのはそこくらい。なんだか、当時の若者の理解不能なノリを、勢いだけで映画にしちゃったような印象でした。映画作品を楽しむというより、自分が「子供だった頃の時代の雰囲気を懐かしく思い出すための材料」としてなら、まぁ観て良かったかなぁ・・・という程度の映画だと思います。この映画を観ていたら、街中やテレビで「ハチのムサシは死んだのさ」が流れていた頃の様子が頭に浮かんできました。そういえばその頃、日本でも似たような映画やドラマが作られ、テレビなどで目にした記憶がありますが、今から思えば、この映画のサルマネだったのかも・・・? [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-07-11 11:49:24) |
2. 夏物語(1996)
《ネタバレ》 3人の女性の性格、水着の印象通りでしたね。このフニャフニャなガスパール君に、獰猛な肉食系のソレーヌやレナの相手は無理でしょう(笑) どうにか会話が成り立つマルゴなら多少の望み有ですが、そもそも彼が「モテる」こと自体に違和感を覚えました。 夏のバカンスに若い男女が登場・・・とくれば、いかにもな恋愛ドラマを連想しますが、そこはロメール映画、何か起きるわけでもなく、その代わり「あー、その気持ち、メチャわかるわー!」的な、今も昔も変わらない、若い男女特有のめんどくさい恋愛心理を巧みに表現してくれています。 最後、立て続けに鳴る電話、レナとソレーヌからのお誘い、さあ彼はどちらを選ぶのかと思ったら、選んだのはレコーダーって・・・これには大笑い! でもあの状況ではベストチョイスかも。マルゴに事情を説明して、レナとソレーヌに告げられた時間前に宿を発つ。優柔不断な彼にしては大正解な判断だったと思います。・・・というより、行き詰まった彼の前に「逃げる」という選択肢が突然現れたので、思わず飛びついた、そんな印象でしたね。 長い人生の中で一度は訪れるモテ期。経験ある人ならガスパール君に対してきっとこう思ったはず。「もっとうまくやれ」と(笑)。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-06-27 00:58:37) |
3. 長くつ下のピッピ
小学校の学級文庫で、長くつ下のピッピをはじめ、ドリトル先生やムーミンなどを読んだ時、目の前にキラキラと輝くファンタジーな世界が広がったものですが、いま読むと、あの時の感動はいったいどこへ・・・。 この映画も、子どもの心を持っていた頃に見たら楽しめたのかな? 大人が初めて観るにはさすがにちょっとキツイかも・・・。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-11-14 09:06:11) |
4. ナイト ミュージアム
博物館の展示物が、夜になると動き出して大騒ぎ・・・。子供向けのワクワクアドベンチャー映画で、印象としては「ジュマンジ」とほぼ同じ。面白くなかったわけではありませんが、話そのものは薄っぺらい内容で、映像技術を自慢したいだけの映画のように感じました。 歴史的背景や人物の逸話等を生かした大人向けの脚本に仕立ててくれれば、もっと楽しめたかなと思います。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-08-11 15:39:47)(良:1票) |
5. なまいきシャルロット
歳のせいか、シャルロットの言動に一喜一憂することもなく「あの年代の女の子は、みんなあんな感じだよねー、うんうん。」みたいな、ちょっと冷めた、俯瞰的な立ち位置でしか見れませんでした。感情移入し過ぎて、「あー、だからこういう年頃の女ってイヤなんだよ、ケッ!」と思えた方が、この映画を楽しめたのかもしれません。 映画の出来は悪くないのでしょうが、もともとフランス映画とは相性がイマイチのせいか、自分のツボにうまくハマらず、可もなく不可もなく・・・という印象で終わりました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-08-03 09:33:27) |
6. 中島みゆきLIVE「歌旅劇場版」
これが、映画作品として扱われ、このサイトにも登録されていることに驚きました(笑) 中島みゆきファンにとっては、貴重なLIVE映像ということで充分に楽しめると思いますが、映画として評価するところはほぼゼロですね。そんな訳で、10点と0点の間を採って5点ということで・・・。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-05-06 12:51:06) |
7. ナインハーフ
《ネタバレ》 話としては、特に魅かれるところはありませんでしたが、でも好きな人ができてときめく感じ(それも大人の女性が)の表現がとても共感できました。エロいシーンもありますけど、汚い感じがしないし、全体的な雰囲気も悪くないと思います。作品そのものの評価ではなく、個人的に、過去の似たような恋愛経験を思い出させてくれたのでプラス1点。でもミッキー・ロークの役の「この人、ちょっと精神病んでる?」的な雰囲気は好きになれませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-02-09 23:09:32) |
8. 長靴をはいた猫(1969)
《ネタバレ》 小さい頃に見ました。具体的なシーンは覚えていませんでしたが、歌は結構たくさん覚えていました。最後の塔での対決シーンは、「カリオストロの城」の原型なのかと思いました。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-11-03 19:15:31) |
9. ナチュラル
なんとなく最後まで見ましたが、特に印象に残ることなく終わってしまいました。途中、かなり強引とも思える設定や理解不能なシーンもあって、いまひとつ気持ちが入りませんでした。でもロバート・レッドフォードは良かったです。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-09-10 10:25:02) |
10. なま夏
《ネタバレ》 いやー、キモいおっさん、なかなか良かったです。キャラとして作り出されたキモさじゃなくて、本当に現実にいるモテない変態のおっさんって、ちょうどあんな感じじゃないかと思います。蒼井そらって初めて見たけど、かわいいですねー♪ラストは、もう少し何か工夫がほしかったです。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-11-12 21:52:13) |
11. なくもんか
《ネタバレ》 秘伝40年のソースより給食のソースの方が美味しくて、それでお店がまた評判になるシーンなど、クドカンらしい笑いのシーンもたくさんありましたが、全体的にいまひとつでした。ヘタに悲劇や感動シーンを盛り込もうとせず、喜劇に徹して作れば、もっと面白くなったはず。阿部サダヲと瑛太のお母さんが事故で死ぬシーンなんて本当に笑えました。あの調子で最後まで突っ走ってほしかったです。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2011-10-02 19:07:20) |
12. 南極料理人
《ネタバレ》 最初は、変わり映えのしない日常を延々と見させられるのか・・・と不安になりましたが、飽きることなく最後まで楽しめました。 実際は過酷であろう南極での任務を、「家族」をコンセプトに、ほんわかとゆる~い、家族みんなで楽しめる内容に仕上げてくれました。 胃がもたれそうなから揚げを食べて、奥さんのから揚げ=家族での生活を思い出し、泣いてしまうシーン、すごく気持ちわかります! そしてラストの、てり焼きバーガーを食べて「うまっ!」、いいですね! 南極で、伊勢えびやカニやステーキなど、いろいろ美味しいものを食べてきたけど、そんなものより家族みんなで食べるジャンクなハンバーガーの方が何倍も美味しい!ということを、わかりやすく表現してくれました。 また「ペンギン、南極にはいないのに、でも千葉のレジャーランドにはおるんかいっ!」とツッコミを入れたくなるユーモア、自分の笑いのツボにハマっちゃいました! 他にも、伊勢えびのエビフライのアップ、何度観ても大爆笑で、一番好きなシーンです。 [CS・衛星(邦画)] 9点(2011-08-21 23:37:06) |
13. ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記
普通に楽しめました。前作に比べてカーチェイスなどのアクションシーンが増えたのが余計でした。理解しにくい部分もありましたが、最後はめでたしめでたしで、あまり考えずに観た方がいいと思います。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-08-20 19:38:20) |
14. ナショナル・トレジャー
話が面白ければ、派手なアクションなど不要ですね。CG満載のドタバタ劇よりも、謎解きの面白さをじっくりと味わいたい人におすすめです。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-08-20 19:32:09) |
15. ナイル殺人事件(1978)
《ネタバレ》 犯行そのものは、机上の空論っぽい内容でしたが、それでも推理モノの映画として充分楽しめます。オリビア・ハッセー演じるオッターボーンの娘、自分のオカンが殺されたばかりだというのに、婚約してウキウキ気分というのはどうなんだ?と、つまらないツッコミを入れてしまいました。 [DVD(字幕)] 7点(2011-07-08 23:17:39) |