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キリコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 982
性別 女性

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1.  乳泉村の子
苦労した中国残留孤児のお話ですし、幼い犬坊のけなげさや子供を残してきた母心などにはやはり涙を誘われます。 悪くはないんだけど、、でもなんか今ひとつ、、という感じです。孤児が偉いお坊さんになってるという 東京での話と中国での話が交互に描かれるのが散漫な印象になるんでしょうか。大地の子は名作ですが、そのお父さんの朱旭さんが犬坊のお師匠様で人徳を感じさせる高僧ぶりでした。
5点(2004-12-09 18:00:24)
2.  2010年
意味がよく分からなかった2001年に比べ、こちらは分かりやすくメッセージを伝えてくる。宇宙でソ連とアメリカの宇宙飛行士が協力して脱出しなければならない時、地球では両国は敵対関係になりそれを宇宙空間にまで拡大しようとする。モノリスが増殖して木星は大爆発し太陽ができる。こういう壮大な宇宙の中で、小さな地球上での争いごとなど愚かしい、みんなで平和に暮らせというメッセージと二つの太陽というラストは印象深い。 
7点(2004-09-14 18:05:15)
3.  2ペンスの希望
南イタリアの貧しい一家を支える若者と、彼にぞっこんの娘の恋愛を軸に展開する人情コメディ。 ナポリ近郊の村でオールロケされ、出演者も無名俳優を使った貧乏話にふさわしい低予算映画と思われるが、話はユーモアと人情にあふれとても面白かった。 父のいない貧しい家を支えるアントニオは失業者があるれる村でようやく仕事にありついても、片っ端から母親に巻き上げられてしまう。そんな彼に一途に惚れたカルメラの気持ちはけなげだが、やることがいつも裏目に出て彼の仕事のじゃまばかりしてしまう。結婚支度のお金がなくて結婚できないという話はこの頃のイタリア映画によく出てくるが、紆余曲折の末この二人は無一文の裸一貫でも人情に支えられ、「信じるものは救われる。神様は見捨てない」と明るく結ばれる。どん底貧乏話もカラリと明るく、おおらかにたくましく生きる人間賛歌が素晴らしい。アントニオの母親が傑作だが宮崎アニメのドーラそっくりでよけい笑える。52年のカンヌ・パルムドール受賞作ですが納得です。
8点(2004-07-27 19:14:32)
4.  21グラム
「それでも人生は続く、、」というフレーズからは「ミスティックリバー」が浮かび、次に「25時」が浮かんだ。 死と共に命の誕生の話も描かれるので「生の連鎖が続く」といったほうがいいかもしれない。 こういう映画が立て続けにアメリカで作られたのは9.11の影響なんだろうか、、?  人の生死や命、人生の重さを改めて考える、みたいな所に真摯なものを感じる。  全く関係のない3者を時間軸をずらせて見せるので特に話の見えない前半は判りにくいが、眺めていれば段々話はつながってくる。この作りにも何か意味はあるんだろうけど意図が分からない。 心臓疾患で生死を脅かされる男、死亡事故を起こし罪の意識に苦しむ男、一瞬にして最愛の家族を失った女、みなそれぞれに生きることに苦しんでいる。家族を含めての苦悩は見ていても辛く重苦しい。  喪失感に苦しむナオミ・ワッツには思わず一緒に泣かされるほどの迫力があったが他の出演者もみな見ごたえがある。 ベニチオが熱心なキリスト教信者でその教会シーンがあるが、説教は一方的なアジテーションの洗脳みたいで違和感がある。 アメリカと宗教の関係は深いが、こうなるとキリスト信仰も恐い気がする。 最後のS・ペンの行動や21グラムの意味など見る人にいろんな謎を問いかけてくる。私、魂の存在は信じてますけどね。  (彼は再度の移植が誰かの死によってしかなされないこと、やらなければ死が近く苦しみしかないこと、などに絶望してああいう選択をしたのか)    
8点(2004-06-17 17:27:29)
5.  25時(2002)
10年前から道を反れたモンティを親友も父親も恋人も本気で忠告したり救おうとしなかった。収監を目前にしてそれを悔やむ彼ら。もちろん自業自得ではある当人も。この場に及んで悔やんでも苦しんでも誰も過ぎたこの年月をやり直すことは出来ない。最後にもし西へ行ったら、、と語られる家族に囲まれた幸せなもう一つの人生。もしかして彼にはやってこないかもしれないこのくだりが切なく胸に迫って泣ける。地道に誠実に平穏に生き、家族を増やしつつ年を取っていく平凡でささやかな人生。「人生を無駄に生きるな」こんなメッセージがずっとリフレインしてます。黒猫さんはじめ皆さんの素晴らしいコメントに共感したりいろいろ教えられました。それ以上うまく表現もできないのですが、とにかくいろんな感慨をおこす作品でした。  
8点(2004-05-15 16:33:24)(良:1票)
6.  肉体と悪魔
美しい人妻が、夫、幼馴染の親友たちと男たちを次々魅了し、男たちは命までもかけることになる。この魅力的で妖艶な女性を22歳のガルボが演じている。この男を惑わすような、美しすぎる女性が一種の魔物であるかのように描かれるのも納得。ラストで彼女が川にはまって溺れると、決闘寸前の男たちが夢から覚めたような表情になる。サイレントで延々とバックに流れる単調な音楽に眠気を誘われるが、若いガルボとサイレント時代のハンサム男優、ジョン・ギルバートの共演第1作というだけでも貴重品。
6点(2004-02-26 15:26:03)
7.  人間の條件 第一部 純愛篇
これはロード・オブザ・リングと同じように全巻まとめて1つになる作品なので、長いけれど通しで見るのが望ましい。やはり10時間近くかかるので体力と気力がないと見られない。それでもこれはぜひ見て欲しい日本映画の良心ともいうべき作品。私はまだそいう元気のあったかなり昔、オールナイトで鑑賞し今でも忘れられない感動を受けた。日本が満州に進出した時代、現地中国人に対しての非道な悪行や軍隊という暴力的な集団を描き、その残虐で悲惨な描写に心底恐ろしく背筋の凍る思いがした。人間性を失った軍人たちの中で一人、良心を失わず抵抗する主人公の梶の姿が尊い。涙なしには見られない傑作。
10点(2004-01-15 17:35:12)(良:2票)
8.  ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版
劇場短縮版に加えて中年トトとエレナの再会などが描かれている。この部分があることでアルフレードのトトへの父親のような思いが分かる。また好きな映画で社会的には成功したトトが、30年もの間エレナへの喪失感を抱いたまま、精神的には決して幸せとは言えない人生を生きてきたのだとわかる。少年時代、青年時代、中年時代と、映画が好きで映画と共にすごし、歩んできたトトの大河ドラマなのだと思う。あるべき部分があるわけで、この映画が素晴らしいのは変わらない。最大級に大好きです。
10点(2004-01-13 14:33:13)(良:1票)
9.  ニュー・シネマ・パラダイス
とにかく可愛いトトとアルフレードの間に交わされる友情、アルフレードのトトを見守る父親のような愛情、さりげなく描かれる戦争の傷跡、全編に流れるやさしく哀愁に満ちた音楽、作品中に登場する古いフィルムや俳優の数々、、どこを見ても切なくやさしく素晴らしい。でも一番心に響いたのは、村でたった1軒の映画館でみんなが心から楽しそうに映画を見ているその光景。「映画を楽しむ」、その原点をこの村の人に見たとき、自分の映画を見始めた昔を思い出して、もうどこを見ても泣けて泣けて仕方なかった。見て泣き、思い出しては泣き、自分でもなぜこれほどぐっとくるのか分からない。今だからこそ、かもしれない。
10点(2004-01-13 14:20:55)
10.  人情紙風船
なんとも言えないような寂しさ・悲しさを感じるラストシーン。長屋の住人たちは、今まで見たどんな時代劇の人物たちより江戸に生きてる「人間」そのものを見るようだった。浪人の海野も商人もやくざも、みんな人間くさいのに一人、海野の妻だけは武士の魂というか誇りを持って希望のない人生にきりをつけた。明るい話ではないのに、前進座の俳優陣の面々の名演といい素晴らしい時代劇になっている。しかし監督の山中貞雄は「これが遺作ではチトサビシイ・・」と言って出征して帰らぬ人になった。惜しい、、、本当に惜しい、、生きていればこれ以上の素晴らしい作品を見られただろうに・・・
10点(2003-11-29 15:53:21)(良:1票)
11.  担え銃
戦争や兵士の悲惨さを、これだけ笑いの中に描いてしまうのがチャップリンらしく凄い!華奢で小さい兵士が大活躍する。短編ながら見所も笑いどころも満載の中身の濃い作品。
8点(2003-11-16 00:51:16)
12.  ニノチカ
これはもう傑作です。脚本がいいんですねぇ、セリフがとっても面白い。ガチガチのソ連から来た美女が、フランスの貴族と恋に落ちるラブコメディ。前半の固くニコリともしないガルボが後半は恋に悩み笑い、と人間らしい感情を出している。価値観の全く違う国の男女だから会話してもかみ合わず、風変わりなことこの上ない。たとえば二人が初めて良いムードになる部屋での会話。僕をどう思う?って聞くと「悪くないわ、白目は澄んでいるし、角膜は申し分ない」って調子。およそムードはないし生真面目すぎる口調なんだけど、それがまたおかしくて大笑い。せりふがおしゃれでうまい、と思ったらビリー・ワイルダーを含めた3人で書いて、ルビッチが手直し。監督もワイルダーのお師匠さんのルビッチ。軽妙で後味もいい素晴らしい運びです。撮影は「裸の街」のW・ダニエルス。共演者も舞台俳優など達者な人達。すごく豪華なメンバーなんですねぇ。見るときはどうぞこの抱腹絶倒の会話を堪能してください。ガルボの意外なコメディエンヌぶりも見物です。私の一押しのラブコメ傑作「グッバイガール」が10点なので、これはそれ以上で文句なしの10点!
10点(2003-10-22 16:52:50)(良:1票)
13.  二重スパイ
シュリ、JSA、そしてこの二重スパイと南北朝鮮がらみの映画を見てくると、この分断された国の裏の緊張状態が想像以上のものなのだろうと思われる。実際こういうことが作り話ではなく、ある部分は真実ではないかと思った。そう言う意味で見ると、ハン・ソッキュの演じた北のスパイの侵入の時のすごさは真に迫って恐ろしくもある。こういうシリアスな話に恋愛をからめ、ラストで涙を誘うような作りは韓国らしいがちょっと安っぽい気もする。
6点(2003-09-06 15:03:19)
14.  ニュールンベルグ裁判
これはいいです。62年の作品だからスペンサー・トレーシー晩年の頃の出演作。裁判長なんだけどとってもいい。弁護士役のマクシミリアン・シェルがアカデミー主演男優賞だったけど、この作品の出演者全員が素晴らしく良かった。バート・ランカスター、リチャード・ウィドマーク、マレーネ・デートリッヒ、モンゴメリー・クリフト、ジュディ・ガーランド・・そうそうたるメンバーで裁判が進む。裁判はナチの首脳者たちではなくナチ時代の憲法起草の法律家・司法大臣などである。ウィドマークの検事が罪を追求するのに対して、司法大臣ヤニング(ランカスター)の教え子で彼を尊敬する弁護士(シェル)が「彼が有罪なら全ドイツ人が罪である」と熱弁する。裁判は勝者のものだから圧力もかかってくるが、ヘーウッド判事は公平な裁きをする。原作も彼の書いた回想録。戦争後の裁判に対して社会派スタンリー・クレイマー監督が問題提起をしている。俳優たちがみなその心意気に感じて熱演しているように思える。 <追記>「真実のマレーネデートリッヒ」を見たら、彼女がドイツ人将校未亡人としてナチの非道行為を、「(一般市民として)私たちは知らなかった」と言うセリフにとても悩んだ、というのがあった。するとS・トレーシーは「ナチに反対した君が言うから真実味がある。言うべきだ」といったそうだ。デートリッヒがこの役をやったのにも大きな意味があったんですね。
9点(2003-04-11 17:09:41)
15.  日本沈没(1973)
公開当時はすごい話題作(宣伝上手)だった。内容が大自然災害だから見たときはとってもインパクトがあった。しかし大げさすぎるような感じと不自然さにちょっとしらけた気がする。
6点(2003-04-11 16:42:57)
16.  2001年宇宙の旅
最初見たときはただ映像が見事だとかその映像と「美しき青きドナウ」などのクラシック音楽が印象的くらいの印象しかなかった。でもいろんな意見を聞くと作品には深い意味が込められ、自由な解釈ができる作品ということで好奇心を刺激させられる。292番の【o0KIM o0】さんの紹介してくれたHPはとても面白くて参考になった。でもまだ自分なりに咀嚼して腑に落ちるまでには至らず消化不良な状態。それでも何回か見るうちに退屈はせず段々面白いと思うようにはなったので、納得するまでまた見るだろうと思う。
6点(2003-04-11 16:33:27)
17.  二十四の瞳(1954)
リメイクもあるけど高峰秀子の大石先生が一番!木下監督作品でも一番好きな作品。小学校でのエピソード、教え子たちの戦争とその後の話などいつ見ても一番泣ける映画です。小さな学校での教師と教え子たちとの暖かいお話は、実は戦争場面のない反戦映画でもあります。
10点(2003-04-05 00:11:07)
18.  ニードフル・シングス
スティーブン・キングの原作だから話が含蓄に富んでておもしろい。古物商に姿を借りた悪魔が平和だった田舎町にやってきて、その人の欲しいものをえさに誰かを憎んだり、困らせたりあげくには互いに争わせて殺人までおきる。その異変の原因に気づいたエド・ハリスが悪魔を糾弾、自殺の道連れに炎の中で死んだと思われたのに不死身だから生きてて、またどこかの土地で同様のことをするだろうという終わり方。世界中のあらゆる揉め事、戦争もこういう悪魔に魅入られた人間の欲望の結果だというメッセージを感じる。単なるホラーのB級映画に見えるけどこうして見たらけっこう面白かった。
6点(2003-03-11 23:15:09)
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