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Oliasさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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81.  オズ 《ネタバレ》 
冒頭部分からいきなり、精神異常児扱い・拘束・強制手術と、前作から続く内容とはとても思えないほどの暗さと陰鬱さ。つまり、寓話性をなくしてしまっているので、いくらそこからオズの国に舞い戻っても、前作の続編とはいえないのです。あと、サブキャラもいろいろ出てくる割にはどれも弱いかなあ、かかしさんの登場一発で全部霞んでるよ。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2016-10-03 00:49:28)
82.  男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎 《ネタバレ》 
寅さんと芸者の相性の良さは、すでに第17作でも示されている。本当のことを言わなくてもよい、いつでも冗談で紛らせられる、お互いに内心に踏み込まない、という暗黙のお約束が、寅にはどこまでも心地よいのだ。しかもそこに、当時29歳・スター街道まっしぐらの松坂慶子を当て(とらやでの背の高さにはびっくり)、旅先を早々に引き上げさせることなくじっくり二人きりの時間を(見る側に)満喫させ、実は久々かもしれない寅の正面恋愛一直線を突き進ませる。しかしその世界は、ふみが寅の部屋に突入した瞬間から歪み始め、そして寅が別室へ移動した時点で崩壊する。この裏からの冷めた視線が、シリーズ内での作品のオリジナリティを輝かせている。●吉岡君初登場としても有名な作品ですが、実はマキノ佐代子さん初登場であるのも忘れてはなりません。レギュラー登場はもう少し先ですけどね。それと、源ちゃんの出生がさらっと語られているのも重要かも。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2016-09-26 03:22:07)(良:1票)
83.  男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 《ネタバレ》 
「忘れな草」と「相合い傘」で作り上げたキャラクターを再利用するだけだったらどうしようかと思っていたのですが、そんなことはなく、物語はさらにその先を行っていました。ただ「病室に駆けつけるだけ」という単純な展開がもたらす強力な情感。食事補助の際、リリーが腕を取ろうとするのをさりげなく払いよける寅の切なさ(これは後でとらやでも同様のアクションがある)。若い男女がそれぞれに絡んでくることでさらに重なる心理の綾。リリーのちゃぶ台返しの直後に、暗色に照らされる寅の険しい表情。この世で最も悲しい寅の「プロポーズ」。話が終わったと見せかけて、さらにもう一歩先の2人の進んだ関係を凝縮してみせたラスト。演出が冴えに冴えています。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2016-09-21 02:51:30)
84.  男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け 《ネタバレ》 
前半の宇野重吉とのかけ合い、渥美さんの芝居が生き生きしているし、寅さんとしても新たなフィールドを開拓している。会話をしているだけでコメディが成立している。これで手応えを感じた山田監督が、その後のアラカン(第19作)とか仁左衛門(第29作)の登場を考案したんだろうな、と想像するのも楽しい。●その重吉さんは7万円のエピソードで役割終了かと思ったら、そのまま龍野まで引っ張っていき、それがぼたんとの出会いに絡んでくる展開。この構成も意外に斬新かも。ぼたんが柴又へ来てからは、生々しい金の問題とかが出てきて割と重たい雰囲気なんだけど、それがぼたんの涙一発で全部裏返るインパクト。●そしてやっぱりこの作品の大いなる価値は、岡田嘉子さんを引っ張り出して、その演技を映像に保存したことでしょう。あの激動の人生を送ってきた岡田さんに男性側から「僕は君の人生に責任がある」などということを言わせ、切り返しに岡田さんから、人生における後悔とは、という台詞を言わせるなど、山田監督ははっきりいって鬼です。そして、第10作の田中絹代さんと並んで、この人こそが監督にとってのマドンナだったのかな、ということも考えてしまいます。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2016-09-03 21:56:10)(良:1票)
85.  男はつらいよ 寅次郎相合い傘 《ネタバレ》 
前回登場作でもそうだったけど、リリーとの関係は、やっぱり恋愛関係じゃないんだな。ほかの人には分からない、放浪人としての感覚と感性が、言葉にはしなくても2人の間では共鳴しているし、そのことを無意識に2人とも分かっている。その視座が明確に設定されているからこそ、新たな切なさがこみ上げるし、演出もさらに突っ込んだ先を行っている。●相合い傘のくだりはもちろん名シーンなのですが、その前フリとして実に効果的なのが、雨の中戻ってきた寅次郎を何事もなかったかのように迎えるさくら、そして寅次郎の(迎えに行きたいという)内心を知ったときの、さくらの何とも言えない微笑みの表情。●そしてクライマックスの「幻の結婚承諾」シーン、ここでの浅丘ルリ子の演技は何度見ても凄い。「いいわよ」のときには、ずっと押し隠していたであろう少女のような純真さがふわっと現れている。しかし次の瞬間、さくら達が大喜びしている横では、すでに「何であんなことを言ってしまったんだろう」という強烈な後悔がにじみ出ている。そして寅が帰宅した時点では、膝を抱えて、まるでそれまでの感情の吐露を壁に塗り隠そうとするかのような無表情さ。●一瞬だけ登場する、デビュー直後の若き日の早乙女愛ちゃんも忘れてはいけません。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2016-08-26 02:39:42)(良:1票)
86.  男はつらいよ 柴又慕情 《ネタバレ》 
どうも、吉永小百合ととらやの面々はあまり演技の相性がよくないような感じで、演出も脚本も切れが悪いというか、あちこちでエンストを起こしてるんだよなあ。そもそも、いくつかの台詞で「幸薄そうな人」という表現が出てきますが、吉永さんは全然そうは見えません。この人がマドンナなのであれば、むしろ、びっくりするような王女様か令嬢タイプの人が出てきて、寅さんとのギャップを楽しむ、というパターンで見てみたいところでした。●ただし、「旅の道中でマドンナが寅と出会って変化する」→「柴又にてそれがさらに発展」という様式を初めて確立したという点では、シリーズ中重要作かもしれません。そしてそれが、「旅先では頼もしいけど家の中では頼りない」という後の寅の人格発展の起点にもなっています。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2016-08-21 01:37:34)
87.  男はつらいよ 奮闘篇 《ネタバレ》 
単に美人に惚れてその後で振られるという王道パターンとは少し異なる、密かに奥の深い作品。この作品での寅さんのスタートは明確に「保護者愛」なんだけど(沼津駅の別れのシーンは名シーンだ)、相手が本当に自分の懐に飛び込んできて、いろいろとその世話を焼いているうちに、いわば行動の側が内心を形作るような感じで、いつの間にか結婚生活計画まで立てるようになってしまう。この自然な推移が味わい深い。あと、田中邦衛が最初から最後まで「爽やかないい人」というのも、意外と貴重だったりして。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2016-08-15 01:32:47)
88.  オデッサ・ファイル 《ネタバレ》 
何気なく通り過ぎる1台の救急車から、次々に起こる展開を経てラストまで持って行く手際はかなりのもの。特に、印刷工場での無音対決のスリルは素晴らしい。ただし、主人公は随所で、詰めの甘さというか、脳天気というか、驚くほどのノーガードぶりをいかんなく発揮しており、「君、よく最後まで生きてたよな?」という気がしないでもない。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-06-07 20:54:52)(笑:1票)
89.  大鹿村騒動記
どうしてこんなに退屈なんだろうと思いながら見ていたのですが、結局、全部の役者が同じような芝居しかしていなくて、それを同じような撮り方しかしていないということに尽きるのだろう。これだけのキャストを揃えていながら、監督は何を考えていたのだろうか、不思議でならない。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2016-02-18 00:22:07)
90.  おとうと(2009)
説明台詞のオンパレードの脚本にはびっくりしたが、それ以前に、肝心の鶴瓶の叔父さんが、「親戚その他周囲に迷惑をかける存在」としてのみしか切り取られていないのが最大の問題。つまり、どういう人生の背景があって、どういう生活をしていて、という部分がまったく作り込まれていない。したがって、そこからどの登場人物がどうしようと、ドラマは起こりようがないし、ペラペラの中身にしかならないし、役者も演技のしようがないのです。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2015-12-24 00:41:54)
91.  鴛鴦歌合戦
何が一番驚いたかって、それぞれの歌が、場面や心情の表現にきちんとなっていること(曲調や歌詞も含めて)。そして、役者陣が、きちんと「歌いながら演技をしている」こと。つまり、ミュージカル映画としてはすでに完成しているのだ。それにしても、戦前からこれほどの作品を作っておいて、どうしてその後の日本にはミュージカル映画が存在しないのだろう?
[映画館(邦画)] 8点(2015-08-30 21:43:19)(良:1票)
92.  大いなる勇者 《ネタバレ》 
ショーン・ペンは、「イントゥ・ザ・ワイルド」を撮るときには、大分この作品を参考にしたのかなあ、とか楽しい想像もよぎる作品。導入部の静謐さがもたらす迫力はなかなかなのだが、話が進むほど、クロウ族との戦いに特化するような感じになって、主人公のスタートの立ち位置はどこに行ったの?と思ってしまう。最後の方で、主人公を何か伝説の存在っぽく持って行こうとしているのも、やや違和感。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-08-06 23:57:31)
93.  おとなのけんか 《ネタバレ》 
もう、この芸達者な4人の皆様がああだこうだぶつかり合っている光景を見るだけで、ニヤニヤ笑いが止まらないわけです。登場人物は4人以外には(ほぼ)なし、最初から最後まで皆様の演技を存分に満喫できるという贅沢さ。狭い部屋の中で、登場人物の配置やカメラの角度にも十分配慮されていて、舞台っぽくもありながら舞台の引き写しにとどまらない完成度を提示しています。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-06-12 16:25:12)(良:1票)
94.  狼たちの絆 《ネタバレ》 
何よりも、盗みのシーンに手作り感があるのが良い。省略できるところは大胆に省略し、目の前の課題やトラップを明快に提示し、それを的確な技能で(かつ、格好良く)切り抜ける。後をダラダラ引っ張らない。そういう基本を大事にしているからこそ、3人の青春チックな人間関係も、親や警官のかなり強引な設定も、さらに強引な主人公関連オチも、自然に一体化して包み込まれるのです。ユンファとチェリー・チャンのちょっと切ない関係が、程よいスパイスになっていますね。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-06-09 01:46:55)
95.  おじいさんと草原の小学校 《ネタバレ》 
邦題は無意味にほのぼのしているが、作品が示すテーマは実に重い。侵略側と植民地、部族と部族、裕福層と貧困層、そういったさまざまな対立がもたらす毒素が凝縮され、最も弱い個人に落とし込まれていく。そんなことも学習の裏打ちとして盛り込まれている。ただ、校長が主人公を受け入れた動機は今ひとつ不明確で、「この人が熱心だから」「独立運動の犠牲者だから」という属人的要素が前に出ているような気がしてならない。ここはやはり、「どんな年齢の人も受け入れるのが、国家の教育体制そのものの維持発展であり、それがめぐって国民全員にプラスになる」という観点を打ち出してほしいところだった。
[DVD(字幕)] 7点(2015-05-15 04:02:50)
96.  狼の挽歌 《ネタバレ》 
導入部の、背景の説明一切なしのカーチェイスはなかなか。バックミラーの多用、狭い道のうねうね感がスリルを高めている。なんだけど、中盤は何となくだれてしまい、敵ボスも格好良く見えないのだが、結局これはラスト10分の鑑賞に行き着くための作品だったのだな。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-05-04 02:36:29)
97.  オーケストラ! 《ネタバレ》 
すでに指摘されていますが、落ちぶれてもアホになっても金に汚くなっても、「ステージに立つこと」に対してだけは、真摯で謙虚であってほしい。そうでないと、根っこのところでの共通ベースが存在しないので、最後に一致団結する根拠がなくなってしまうのです。結局、メラニー・ロランの美しさと存在感に大きく助けられています。クライマックスの演奏シーンを10分以上延々続けるこだわりぶりには、制作者の執念を感じさせますが。
[映画館(字幕)] 6点(2014-12-31 03:32:19)(良:1票)
98.  おはん
幸吉を石坂浩二にしてしまったのが最大の失敗。この幸吉のええ加減で、グータラで、受身で、優柔不断で、逃避癖ありありなところは、石坂浩二ではどうやっても出ないでしょ。軸がそうなっちゃってるので、いくらそれっぽく盛り立てようとしても、物語としての面白さが存在しないのです。あと、関西弁ももう少し練習すべきでしたね。大原麗子の自然さと比べるとその差は歴然。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2014-04-28 00:48:44)
99.  大いなる西部 《ネタバレ》 
ウエスタンでありながら主人公が銃を抜かず、逆に丸腰すら武器にしてしまうのは、新鮮であるとはいえる。ただ、全体に漂う教訓的というか優等生的雰囲気が、どうも逸脱性をなくしている気がして、面白みに欠けるのだな。尺ももっと短くできたと思う。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2014-03-25 02:07:06)
100.  小川の辺
無難に無難に行っちゃったなあ。すべてがあらすじからの想像の範囲内で、映画というよりも、原作のプロモーション・フィルムを見ているかのようです。あと、それって明らかに現代的口語表現では?と思ってしまう台詞があちこちにある脚本の雑さも気になりました。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2013-10-22 01:39:54)
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