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しったか偽善者さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 75
性別 男性
自己紹介 かなりゆっくりですが、気まぐれにぼちぼちレビューしていきます。文章がヘタクソで背伸びして書いてますが大目に見てください。ストレス発散のため感情の捌け口として、ささやかな自己満足でレビューしておりますが、結果的に皆様を楽しませ、映画鑑賞のお役に立てれば幸いです。安っぽい正義感をふりかざしたような偽善的自己陶酔レビューが多いです。
「すべての作品を尊敬する謙虚な姿勢を失うことなく」、楽しみながら、かなり感情的なレビューをしております。クソ映画の弾劾は覚悟と労力を要し、めんどくさいので、あまりする気がありません(すべきなんでしょうけど)。基本的にお薦め作品の賞賛です。

大島渚「悦楽」、オリヴェイラ「神曲」、若松孝二「処女ゲバゲバ」など自分が新規登録要望した作品をレビューしてません。申し訳ありません。内容あるレビューをしたいと思ってたら腰が引けて時間がたってしまいました。とりあえず形だけでもこれからレビューしていきます。

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1.  黄金の馬車 《ネタバレ》 
この映画も私なんぞ語るのが恥ずかしいような大傑作です。大好きです。「ゲームの規則」と甲乙つけ難い。映画全体が幕が開いて始まる劇中劇という重層的な構成(構成自体がインパクトある重要な表現。ネタバレ)。イタリア喜劇芝居にアンナ・マニャーニとイタリア色が強いのですが、アメリカ興行を意識してセリフは英語であり、南米スペイン植民地が舞台で、独特の不思議な雰囲気があります。ヴィヴァルディの軽やかな音楽が響き、色鮮やかな衣装に目を奪われ、決闘のチャンバラ?はアクション映画みたいなカッコ良さ・・と、派手なタイトルどおりの贅沢な映画です。最高のドラマの盛り上がり。鑑賞後の豊かな極上の余韻。恋のもつれのドタバタ劇が全人類的な人間愛の物語にさえ思われます(おおげさ?)。ところで、男には惚れた女はみんなカミーラみたいに見えるんじゃないでしょうか?。私なんか女はみんなあんなものと思ってます(すいません)。あれは究極の抽象化された女性の姿です(溢れる野性味と下品な笑い声と生々しい肉体はかなり個性的なんですけどね)。男が狂うのは、カミーラみたいな女性を相手に重ね合わせた幻想に対してかもしれません。「どこまでが芝居?。どこまでが現実?」という彼女のセリフは恋に落ちた男のためにこそあるセリフでしょう。闘牛士が庭でギターを持って歌う姿を私は笑えません。あの弄ばれトリオはみんな応援してしまいます。カミーラさん、男の器量を蔑むのはあんまりです(フェミニストの方、どうか許してください。)。「ゲームの規則」が「フィガロの結婚」なら本作は「コシ・ファン・トゥッテ」?。
10点(2004-02-08 20:14:54)(良:1票)
2.  大いなる幻影(1937) 《ネタバレ》 
この映画は、作品世界自体が「大いなる幻影」であるという切なさが心に迫るってくるし、優しさがキャラクターに溢れていて(悪人がほとんど出てこない)、それぞれの人間関係に胸を打たれた。おそらく幻影であろう男女の再会を願ってやまない。反戦映画としても素晴らしいと思う。でも、こういう映画って評価しにくいなぁ・・褒めるしかないみたいな・・アラを探すこと自体映画そのものにツバ吐くことに思えるし・・。しかし、そういう権威としての地位を確立してるのも、その権威自体も作品の力だと思う。私は映画の完成度、歴史的意義、読んだ評論、時代背景など個人的感動とは無関係とも思える要素も、その映画の評価とは切り離せないと思ってるし、名作をありがたがる自己満足など非難してもしょうがないと思っているので、自分はそういういやらしい権威に媚びた意識が感想に影響したことをおおいに認めて10点。豪華キャストの名演技、パイオニア的映像テクニック。そういう解説本に書いてたことへの賛美も含めて10点。
10点(2003-12-05 19:14:50)(良:2票)
3.  乙女の祈り
夢を見るのは狂気と区別しにくいことだと痛感させられる。人が映画の中で死ぬのには慣れきってる自分だが、こんなに殺人がおぞましく感じた作品も珍しい。映画自体は気持ち悪いが、驚きの後日談に感動。こういうのは好みなもんで9点。(追記、10点インフレ化調整のため減点)
9点(2003-12-18 00:49:09)
4.  オアシス
「ペパーミント・キャンディー」のイ・チャンドン監督作品。主演ソル・ギョング、ヒロインのムン・ソリも「ペパーミント」と同じ。「ペパーミント」を見たときは、この監督は巧いし、心に突き刺さる映画も作れるだろうけど、お涙頂戴の面白いのを作るような監督じゃないな・・と思ってましたが、これは泣けました。泣ける上に、全編に漂う狂気につながるような危うい雰囲気がなんともいえない。身障者を演じるムン・ソリの演技が気に入らない人はたくさんいるでしょうけど、これは寓話的なラブストーリーだからあれでいいと思います。一番問題なのはレイプまがいの行為だと思いますが、あえて危ない表現に踏み込んだ監督は確信犯でしょう。許せない人がいても仕方ないと思います。こんなけなげでちっぽけな恋人たちを見せられちゃ哀しくてしょうがない。韓国特有のメロドラマとは一線を画してると思いますが、どんなメロドラマよりも甘く切ない。駅のホームでのミュージカル的シーンはこれぞ映画!といった最高の場面だと思います。主人公のダメダメぶりが自分に重なってつらかったです・・・・。僕が見た韓国映画の中では最も好きなものとなりました。ただ身障者が身近にいないので実際はどうなのかがわからない。他人事ではない人の現実的な見地からの批判がありそうな気がしますね。そういう方の気分を害するようでは高得点はまずいですけどね。どうなんでしょう?。怒涛のこきおろし悪評レビューが続くこと必至の作品。
9点(2003-11-27 11:25:21)
5.  鬼が来た! 《ネタバレ》 
凄い映画だと思いました。例の壮絶な殺戮シーンが凄いのはもちろん、日本軍兵士が「敦盛(だったかな?)」を舞う中国映画なんて・・。外国映画で日本の美とその狂気をあんなシーンで見せられるなんて・・。僕はあの舞の雰囲気が日本を戦争に突っ込ませた推進力のようなものだと思いますし、それを嫌悪しますが、それは確かに美しいのです。日本軍がひたすらインベーダーのように鬼、悪魔となっている「紅いコーリャン」で主演のチアン・ウェンがこういった作品を作っているのに感心しました。剣の達人のじいさんのとぼけたギャグも個人的にグッド。エンタメとしても十分な作品。えらく気にいってます。 。(追記、10点インフレ化調整のため減点)
9点(2003-11-27 01:14:46)
6.  大人は判ってくれない
私はマニアではありませんが、好きだ~という思い込みだけでトリュフォーファンを勝手に自称しております(一応全作品観ている数少ない監督の1人)。彼の作品に愛着を持ち、自分の中で大切にしているような多くの方々からお前なんぞにトリュフォーを語ってもらいたくねえよ・・と言われそうな気がして怖いですが(自意識過剰の被害妄想)、やっぱり好きなので勇気を出してこれから気まぐれにぼちぼちレビューしていきたいと思います。さて、私が最初に観たトリュフォー作品が本作ですが、学生時代の初見では正直退屈でした。ただ、ラストシーンはとても美しく感じられ印象的でした。正しいファンはドワネル君に自らを重ね、少年の心が痛いくらい判るのでしょうが、私は日本で恵まれて育ちましたし、家族の愛らしきものにも不自由してない良い子ちゃんだったのであまり判りません。判る気はするけどきっと判ってないでしょうし、判ると言うのは恥ずかしい。いまだに大人じゃないガキなんだけど・・。あの境遇を他人事と思えない人にとっては本作は凄まじいくらいに痛切なのでは?と想像することしかできません。私は、邪道かもしれませんが、「ドワネルもの」の一部として、そしてトリュフォーの人生の一部として本作を評価したいと思います。たしかに映画は純粋にそれぞれ一つの作品として評価すべきかもしれませんが、いったん彼の作品を通して鑑賞し、彼の人生についての知識を解説本などで多少なりともかじれば、彼という人間と作品を切り離して考えることは不可能になります。いわば魂の全力投球とでもいうような彼の人生が乗り移った映画たちは、所詮他人事ですが人間臭さやリアリティが半端じゃありません。「ドワネルもの」を全て見た後に本作のあの海岸シーンを想像すれば胸が締めつけられるような感慨を覚えること必至です。本作は作品単体としては好みじゃありません。トリュフォー他作品の偏執的な狂おしいほどの異形の愛、醜く恥ずかしい自己愛(そして脚フェチ)などといったモチーフには自分を思いっきり重ねられるんですが・・・このレビューで私の恥ずかしい思い入れだけは伝わったでしょうか?。
[映画館(字幕)] 7点(2008-06-12 02:16:54)(良:1票)
7.  オペレッタ狸御殿
昔、日本には「狸御殿映画」というジャンルがあったそうで(私はもちろん観たことないですが)、この映画はそうした映画に対するオマージュとして作られてるようです。しかし、さすが監督の頭の中のイメージに世界がねじ伏せられてしまう鈴木清順作品です。この監督が映像に紡ぎ出すイメージがつまらないわけなく、独特の面白い映像を見る事ができます。ただ、タイトルにオペレッタを冠しミュージカル映画であるからには音楽やダンスによる快感や満足を私は求めてしまうもので、これは所詮好みの問題でしかありませんが、私は魅力を感じたミュージカルシーンが少なくてちょっと物足りませんでした。ミュージカル映画というジャンルに押し込めておけるような映画ではないとは思いますが・・・。主役二人のデュエットは素朴かつキレイなメロディーで結構良いと思ったんですが・・・歌がもっと巧かったら(魅力的だったら)なぁ・・・と思います。由紀さおりのラップ?なんてショボすぎるのが度を越してます(洒落で意図的だとしても・・・)。昔から薬師丸ひろ子の澄んだカワイイ声は好きなんで歌が聴けて結構嬉しかったですが、彼女が歌った曲があんまり良いとは思えなかったのが残念です。センスのない私ごときが世界の清順監督に文句つけるのも恐れ多いのですが、万人受けする傑作ナンバーを連発していたら私は大傑作として10点つけたでしょう。ともかく今の日本でオリジナルのミュージカル映画(しかも魅力的な映像の)を作ってくれたことには感謝したいです。本作は現実逃避させてくれる見事な「愛すべきナンセンス」ではありますね。しかし、さすがにチャン・ツィイーのカラダの動きのキレは他と一味違いますね。結構ダンス期待してたのでもっと彼女の動きを生かしたシーンが見たかったな・・・。
[映画館(字幕)] 7点(2005-06-11 21:44:59)
8.  おくりびと
ハズレくじを引きにくいことから海外の映画祭で賞を獲ったような映画は率先して観る自分なので、本作もアカデミー受賞を知って映画館に観に行きました。本作は真面目に作られた好感の持てる内容ではあると思いますが、別に賞の権威を見下して自分を高みに置いて悦に入るとかでは全くなく(少なからず私はそういう心情が働きがちなゲスな男ですが)、どうにも高評価できません。思うに、ご都合主義が悪いかどうかは映画によって相対的なもので、例えば楽しいミュージカル映画のご都合主義を誰も批判したりはしません(好き嫌いあるにしろ)。死という深刻な題材を扱った本作でさえも演出次第では相当ご都合主義が許容されると思います。汚いところをあえて描かなくても別にかまわないとも思います。しかし、多くの方から散々批判されてるヒロスエの唐突な「けがらわしい!」が後の翻意の展開を無理に作り出していることに見られるように、本作(特に後半)のご都合主義と泣かせに走る作為の不自然さは、ちょっと度を越しているのではないでしょうか?(最後はやりすぎ)。あそこまで違和感があると悪い意味で「あざとい」「わざとらしい」「お涙頂戴」とはっきり言っちゃっていいのではないでしょうか?。私は前半、主人公が納棺の儀式を行う所作と、それを遺族の人々が見守る様子を見てるだけで、大切な人の死の悲しみが伝わってきて泣きましたけど、それは単に題材の選択とモックンの努力の結晶である演技が良かっただけです。信仰に支えられたキリスト教国家と言っても過言でない(言いすぎ?)ようなアメリカの人々からすれば、日本人の宗教的寛容さや死生観は驚きであり、見たことないくらい不自然で大仰な演出(日本では珍しくないんですけど・・・)が妙に新鮮だった。これが受賞の理由ではないでしょうか?(そんなわけないか・・・)。あるテレビ番組で、某テレビ局の社員が自分の局がこの映画に貢献してることを自慢げにしゃべってましたけど、はたして大マスコミ様がこの映画に良い方の影響を与えてるんですかね?(映画の中身と全然関係ないけどヤな感じがしたので作品の評価が下がっちゃうんだな、困ったことに・・・)。私はこの映画の栄誉はイヤ~な方向に日本映画界を導きかねないとすら思います。まあ、そんなこと自分にはどうでもいいんですけど・・・・。
[映画館(邦画)] 5点(2009-05-07 23:38:08)
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