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鱗歌さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3888
性別 男性
年齢 53歳

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【製作年 : 1940年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  晩春
またも出ました、原節子の「私、結婚しないワ」攻撃。って、時系列で言うと、コレが初めてなんですかね。じゃあしょうがないですね。本作、登場人物たちそれぞれの人生を多層的に描くというよりは、「娘の結婚を心配する父」と「父を心配して(ほんとに?)結婚しない娘」との姿に、比較的絞って描いた作品で、その代わり、冒頭の茶道のシーンから始まって、“ちょっと寄り道”的な、物語に直接関係の無い光景に、時間を割いているのが目につきます⇒とは言っても、“意外に時間を割いてる”というだけで、実は物語に関係ないどころか、大いに関係あったりするんですね。父の再婚相手(?)と初めて遭遇する、この茶道のシーン。電車で東京に向かうシーンも妙に長く妙に楽しげだけど、これは父との外出。父との仲の良さ。はたまたサイクリングのシーンの、これまた妙に楽しげな印象(やはり年頃の娘さんなのであって、男性とお付き合いすること自体が嫌いな訳じゃない)。白眉は、能のシーン。これでもかと長い。長いけど、そのシーンにはドラマがある。サスペンス。原節子の表情がコワい。⇒⇒⇒ってか、そもそも、この映画の原節子の視線と表情、全体的にとってもコワいです。ちょっと苦手です、ハイ。で、そんな彼女が、最後に見せる花嫁姿。去りゆく娘は、ひたすら美しく描かれる。黒の着物を見事に着こなしたその姿、まさに印象的な、名シーンだと思います。ところで、娘の結婚相手の“熊五郎”とはどんな男だったのか。まあ“寅次郎”じゃなくてよかったよね、御前様。
[CS・衛星(邦画)] 10点(2011-08-06 10:02:44)(笑:1票)
2.  白熱(1949)
冒頭の列車強盗、犯人を追う警察の追跡劇。次から次へと畳みかけるような展開と、衝撃のラストに、圧倒されます。古い映画は地味でツマラン、という偏見を吹き飛ばすには、格好の作品です。 とは言え、ひたすら煽るような描写ばかりが続く訳ではなく、例えば潜入捜査官にまつわる描写などは、比較的、抑制されていて、サラリと流してます。いまどきの映画なら、彼の焦りや戸惑いの表情を随所に織り込んで、もっと暑苦しい作品にしちゃうところかも知れませんが。その代わり、キャグニー演じるギャングの親分の描写はもう、容赦がない。脱獄した彼が、裏切った部下のもとにやってくる場面の、怖いこと。 何を仕出かすかわからんヒトってのは、怖いもんです。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2016-06-09 22:38:06)
3.  バグダッドの盗賊(1940)
ディズニーアニメ『アラジン』の原点。というか、そのまんまですやんか。アブーにジャファーにジニー。いやそれより、ジャファーにたぶらかされる王様のおまぬけな表情が、あんまりソックリなもんで。それにしても特撮満載、アイデア満載の、実に楽しい作品。そりゃ多少はチャチなシーンもあるけれど、巨大クモの動きとか、人間を乗せてスーッと向うに飛んでいく空飛ぶ絨毯とか、目を奪われるシーンも多々。ヒーロー役がヘナチョコで何とも頼りなく魅力に乏しい点、これには目をつぶる必要がありますが。あとはツボから現れた巨人の赤フンがいろんな意味で目にまぶしい、1940年カラー作品。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-05-04 11:40:22)(良:1票)
4.  バターンを奪回せよ
ジョン・ウェイン主演の戦争映画、と来ればどんな大作かと思いきや、これがどうにも要領を得ない内容でして。ただ、この作品、日本との戦争の最中に作られたタイムリーな作品、なんですよね。だもんで、日本人は容赦なく徹底的に悪者として描かれ(蔑称“ジャップ”も連発され)ており、考えようによっては、時代の空気をしっかりと刻みつけた非常に正直な作品とも言えるかもしれません。例えば、指示に従わぬ民間人を吊るし首にする残虐な日本人将校。後日の反撃で捕えられると、早速彼も吊るされてしまうというあたりの、実にストレートな判りやすさ。善vs悪の構図を装いつつ、実際は、やられたらやりかえせ、のノリ。いや、ホントに正直だと思う。上述の「要領を得ない」と言うのは、後半の戦史を無理やり追いかけるような性急さもそうだけど、本作のキモであるハズの“バターン死の行進”が、意外にアッサリ描かれていることでして、これでは何だか局所的偶発的な残虐行為のひとつ、みたいな感じ。要するにこういった「要領を得ない感じ」というのも、もしかして、「当時としてはコレで十分に伝わる」ということだったのかな、と。戦後に作られた戦争スペクタクル映画と比較すると戦闘シーンもかなり貧相だけど、「当時としてはコレで十分盛り上がった」のかな、と。と言う訳で、いささか完成度の高い作品とは言いにくく、またそれだけに、「心しておかなければイケナイ事が世の中たくさんあるのだ」と言う事を感じさせる作品でもあるます。まあ、そういう中で、アメリカ人の活躍ばかりではなく、フィリピン人ゲリラの勇姿を取り上げている点は、―――アメリカがフィリピンを植民地にするのはOKなのかよ、とか言うツッコミはあるかも知れませんが―――映画に幅を持たせるという点に関しては、注目に値しますかね。
[DVD(字幕)] 4点(2011-04-27 23:04:22)
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