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イニシャルKさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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1.  花よりもなほ 《ネタバレ》 
是枝裕和監督の作品を最初から最後まで見たのはこれが初めて。(「万引き家族」が話題になっていた頃、連ドラの「ゴーイングマイホーム」を見始めて途中で屈折した経験あり。)是枝監督初の時代劇だそうだが、浅野内匠頭の辞世の句の一節をタイトルにしているとおり、赤穂事件を背景に、父の仇討ちを誓ったへっぴり腰の侍(岡田准一)を通して復讐や仇討ちのバカバカしさや無意味さを描くという発想と着眼点は良いし、主人公が住んでいる長屋の汚さなどリアリティのあるセットの素晴らしさなどはいかにも本格的な時代劇という感じがして良かった。また、その長屋の住人たちの人物造形、描写もしっかりとしていて、そのあたりも見ごたえのあるものになっている。それに桜の花が散るのはまた来年咲くためというセリフも心に残る。でもなにか全体的な印象としては弱く、そこそこ退屈せずに見られたものの、ちょっと散漫としていて冗長に感じる部分も多かったのはちょっと残念だったし、さきほど長屋住人の造形や描写がしっかりしていると書いたばかりだが、その中に吉本芸人を三人(上島竜兵、木村祐一、千原せいじ)も入れたのはいささか狙いすぎのような気がした。ラストにかけてももう一つなにか欲しかったところか。
[DVD(邦画)] 5点(2024-03-10 15:44:55)
2.  BALLAD 名もなき恋のうた 《ネタバレ》 
「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」を実写化した山崎貴監督の映画。アニメを実写化する場合、多くはそのアニメの最初からというパターンが多いと思うのだが、この映画はシリーズの中でも人気と評価の高い劇場版の作品を実写化しており、アニメの実写化の着眼点としてはけっこう悪くない感じはする(でも山崎監督なら鉄人兵団を実写化した方が向いてそう。やってほしくないけど。)のだが、あえてオリジナルを久しぶりに見返してから本作を見るとやっぱりかなり厳しいと言わざるを得ない出来になっていて、既に散々書かれているが、「クレヨンしんちゃん」のアニメだからの一言で済まされる部分がそのまま実写化されていて不自然な部分が多く、また本来子供向けであるはずが大人が見ても唸るようなリアリティと見ごたえのある作品になっていたオリジナルと比べても合戦シーンなどにリアリティがなく、子供向け、いや子供だまし感が強く、見ていて少し退屈。それにオリジナルで好きだったシーンがけっこうカットされてたのも残念。その中でも原恵一監督がタイトルにしようとまで拘ったという又兵衛の異名のひとつである「青空侍」が登場しないのが非常に残念で、これによってラストシーンが変更されているが、このラストが非常に弱く、余韻が残らない。せめて「青空侍」は残しておくべきだったのではと思う。オリジナルよりも又兵衛と廉姫の恋愛に重きを置いているためか、もう一つのドラマである少年と又兵衛の友情を描いた部分もすごく薄みに感じる。(恋愛部分も深みは感じないが。)と良いとこなしの映画のように書いているが、ひろしに相当する人物の職業をカメラマンに変えたのは正解で、敵陣にうって出る前の夜にみんなで写真を撮るシーンはけっこう良かったし、印象的で、又兵衛の「これで生きた証が残せた。」というセリフも心に残る。ここだけは本当にあざとさを感じず素直に良いシーンだと思った。それからもう少し書かせてもらうと、又兵衛に仕えることになる野武士ふたりはオリジナルで声を担当していた雨上がりをそのまま起用していても良かったような気がする。
[DVD(邦画)] 5点(2023-11-26 23:46:50)
3.  爆竜戦隊アバレンジャー DELUXE アバレサマーはキンキン中! 《ネタバレ》 
スーパー戦隊シリーズ2003年の作品である「爆竜戦隊アバレンジャー」の劇場版。テレビシリーズも見ているが、そちらは子供向けらしい作劇の中に時折かなりシリアスな話もあってわりと面白く見たのだが、その劇場版となる本作はテレビシリーズの明るい雰囲気そのままの感じで、けっこう安心して見れた。テレビシリーズに登場する怪人は三つを合成したものなのだが、今回は劇場版ならではの特別感を出すためか、六つを合成したものになっているのはめちゃくちゃ単純だし(その怪人の声を担当している高田由美が懐かしい。)倒されても巨大化しないのもなんかかませ犬的なギャグ要因っぽい。中盤でこの怪人を倒してしまい、どうするんだと思っているとゲストヒロインが新たなる敵の変身であったという展開だが、ここからの方が劇場版らしい派手な見せ場となるが、やはり見どころになるのは今までテレビシリーズに出てきた爆竜たちが全員登場するシーンだろう。また、この後半の敵であるガルヴィディの声を翌年の戦隊である「特捜戦隊デカレンジャー」でナレーターをやっている古川登志夫が演じているのも面白い。(「デカレンジャー」では遊馬のような落ち着いた柔らかな口調なのに対して本作ではピッコロのようなドスの利いた口調なのはさすがである。)テレビシリーズでは羽田健太郎を中心とした番組のためのユニットが音楽を担当しているが、本作は羽田健太郎が単独で担当している。おそらく本作は彼が劇伴音楽を担当した最後の映画作品ではないだろうか。
[インターネット(邦画)] 5点(2023-08-31 18:47:54)
4.  パコと魔法の絵本
見る前の予想よりは面白かったし、ストーリー自体はそんなに悪くないと思うのだが、「下妻物語」や「嫌われ松子の一生」と比べるとどうしても落ちる感じがする。前の2本では予告編では一見、CGなど見た目の派手さが売りの映画に見えて、実際はドラマとしてのみごたえがそれ以上にある映画になっていたが、本作はCGを多用した中島哲也監督の絵作りのうまさは相変わらずだが、ドラマとしての作り込みが弱いので本当にCGだけが見どころの映画に見えてしまい、失敗作のように思えてしまう。前の2本が良かったのはちゃんと登場人物(主人公)に感情移入できるような脚本になっていたからだと思うのだが、この映画ではときおりグッと来るような場面はあるが、登場人物にイマイチ感情移入できず、見ている側(自分)はひたすら傍観者状態。(「嫌われ松子の一生」で序盤から川尻松子に感情移入してたのとは正反対。)演じている俳優陣は楽しそうに演じていて演技も安心して見ていられるが、メイクが凄すぎるせいか、竜ヶ崎桃子は深田恭子でなければ、川尻松子は中谷美紀でなければというような絶対この役はこの人でなければというのが無く、その上、俳優の個性というものが死んでる(全員とは言わないが。)気がして、なんか勿体無く、それが登場人物への感情移入を妨げる要因になっているのではないか。「下妻物語」なんかは出演者全員がはまり役で、それぞれの個性をよく活かしていただけにこのあたりは残念。ラストもなにか強引に感じる。中島監督はこの映画を息抜きのつもりで作ったのかもしれないが、この監督にはもっと中身で勝負する映画を作ってもらいたい。
[DVD(邦画)] 6点(2010-08-26 14:00:27)(良:4票)
5.  ハッピーフライト(2008) 《ネタバレ》 
航空業界の舞台裏を描いた矢口史靖監督の映画。今回は「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」のような青春映画からは趣を変えて、伊丹十三監督の映画のようなハウツーものとなっている。飛行機に乗ったことがない自分にはあまりピンとこないのではないかという不安もあったが、最後まで楽しくそして興味深く見ることが出来た。でも、これまでの矢口監督の映画のような突き抜けた勢いがあまり感じられなかったのはちょっと残念だし、後半の展開は元々パニック映画として構想していた名残なんだろうけど、あれによって軽い雰囲気だった映画がいきなり少し緊迫した雰囲気に変わってしまうので少々戸惑ったのも事実で「ハッピーフライト」というタイトルでいくなら最後は無事目的地であるホノルルに到着してエンド、というのが望ましかった気がする。そうしなかったのはやはり矢口監督の中に「パニック映画が撮りたい」というのがあったからなのではと感ぐってしまうのだが。機長を演じる時任三郎が冷静に見えてなんか笑える。「ホノルルへいけ」とクレームをつける乗客に対し、すごく説得力のある言葉で対応するチーフパーサー(寺島しのぶ)がカッコよかった。まあいろいろと言いたいことはある映画だが、楽しめたから少し甘めに7点。矢口監督は最近の若手監督の中ではけっこう好きなのでこれからも手がけた映画は見ていきたいと思う。
[DVD(邦画)] 7点(2010-06-22 14:08:11)
6.  春の雪
三島由紀夫原作の映画の主役が妻夫木聡と竹内結子(テレビ初放送時の「タイタニック」吹き替えコンビ)ってちょっとどうなんと思いながら全く期待せずに見たが、映像が美しく、いかにも大正時代の貴族社会という雰囲気がよく出ていたと思う。岩代太郎の音楽も良い。主演の妻夫木聡は「ウォーターボーイズ」とかで爽やかな印象が強いのだが、なかなか頑張っていて予想よりはよかったと思う。が、一方の竹内結子は頑張ってはいるのだが、なんか違うような気がして似合わない感じがする。映像の美しさは先ほど書いたとおりなのだが、ストーリーにあまり深みがなく、主人公二人に感情移入が出来ないのが難で、原作(未読)が4部作の1編ということもあってかただ出てきただけというような人物がいたり、輪廻転生について話すシーンなどの伏線が投げっぱなしの印象なのもちょっとなあ。それにこういう高尚な映画の主題歌が宇多田ヒカルというのも違和感がある。(普通にインストゥルメンタルが良かった。)それでも、大楠道代(安田道代)、岸田今日子、そして若尾文子という増村保造監督の映画で印象に残る演技を見せた三人が出ている(これは企画に藤井浩明が名を連ねているせいもあるかも。)のが自分にとって最大の見どころ(若尾文子、大楠道代(安田道代)に加えて山本圭も出ているので山本薩夫監督の「氷点」も思い出される。)で、中でもこれが久々の映画出演となった若尾文子はやっぱり年をとっていても品があって美しく、独特のオーラを放っていて存在感があり、いい年の取り方をしているなと感じさせてくれたのが嬉しい。ところで晩年の市川雷蔵が清顕を演じたがっていたそうだが、もしも、雷蔵と若尾文子のコンビで映画化されていたらどんな感じの映画になっただろうか。
[DVD(邦画)] 5点(2009-12-30 14:18:41)
7.  バッテリー
少年野球を題材にした作品で、子役たちもいい(特に主人公の弟役の笑顔が最高。)のだが、もともと岡山に住んでいる設定の子をはじめとして方言がポジティブすぎで、中学生なのに一人称ワシだったり、なんか話し方が年寄り臭すぎでどうも若々しさというものが感じられず、また顧問の先生が生徒に話しかける際も方言であるなどということは絶対になくかなりの違和感を感じた。このおかげで(まあ、狙ったのかもしれないが。)相当に田舎臭い映画になってしまっているのが地元の人間としてひいてしまう。また、思ったとおりドラマが浅く、母親との関係などじっくりと描くべきところがあっさりとしていたり、その他いろんなエピソードを詰め込みすぎていて長い原作(未読)を無理矢理2時間におさめようとした感がある。終盤重体になった弟が瀕死の状態で兄に話しかけるシーンはいかにもここで泣けという感じで冷めてしまったし、ラストの母親の応援シーンは皆さん書かれているとおりやりすぎだと思う。見ていなかったが、これだと今年NHKで放送されていた連続ドラマの方がよさそうだ。
[DVD(邦画)] 3点(2008-09-27 12:56:19)(良:1票)
8.  ハウルの動く城
今までの宮崎アニメというのは駄作はあっても、手抜きで作ったやっつけ仕事のような作品はなく、つまらなくともそれなりの満足感があった。が、この映画はどう考えてもやっつけ仕事にしか思えないほどのつまらない作品だった。(宮崎駿監督作品というのも半ば信じられない。)他人の原作、当初は監督する予定ではなかった、ついでに言うと加藤治子が出ているなど、本作と共通点が多い「魔女の宅急便」のほうがよっぽどいいと思う。次に声優陣だが、キムタクは思ったほど違和感がなかった。しかし、倍賞千恵子は老婆のときはそんなに違和感なかったのだけど、少女の時にやはり相当な違和感を感じた。声優陣発表時にも思ったことだが、ソフィー役は二人一役のほうが良かったと思う。(英語吹き替えだとそうなってるらしい。)ともあれ、宮崎アニメでここまでつまらないと思った作品は初めて。当初予定の細田守(ちなみに僕は彼の作品はまだ一作も見ていない。)監督作品として見たかった。
[地上波(邦画)] 3点(2006-07-24 03:03:01)
9.  半落ち
言われているほど悪くはなかったけれど、演出や音楽が感傷的過ぎてちょっとあざとく感じた。それにこういう設定の映画は野村芳太郎監督(死んじゃったけど。)のほうがうまそう。樹木希林は評判どおり素晴らしかった。
[ビデオ(邦画)] 5点(2006-06-06 02:41:03)
10.  バトル・ロワイアル
初めて見た深作欣二のバイオレンス映画だったのだが、70歳の老人が監督にしてはパワーを感じるし、面白かった。僕はこの映画を遺作だと思いたい。生徒役の俳優に関してはこの映画で初めて見た藤原竜也や柴咲コウ、栗山千明などが印象的。とくに相馬光子役の柴咲コウは怖すぎて今でもテレビなどで彼女を見ると相馬光子を思い出してしまう。桐山役の安藤政信もそれまで見た映画の印象とは違う一言も喋らない狂気に満ちた生徒役を好演している。それから、説明ビデオのシーンとビートたけしの役名が笑える。
[ビデオ(邦画)] 8点(2005-03-02 22:51:36)(良:1票)
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