4. 八月のクリスマス(1998)
《ネタバレ》 この作品を見終わった後、何ともいえない心地よい余韻が、いつまでも残っていました。そして、「なんて素晴らしい作品なのだろう」と、確信を持って思いました。余命が少ない事を宣告された青年・ジョンウォンが、静かに淡々と、穏やかに時を過ごす。そして温かく・優しい笑顔。 死を目前なことが、本当に信じられない程、その笑顔に曇りはなかった。そしてそんな中で出会った一人の女性・タリム。知り合う度に二人は惹かれあい、想いを募らせていくのに、自分の余命が少ない事で、初めてのデートの後何も言わずタリムの前から姿を消すジョンウォンが、とても切なく・そして何で「死」という運命を、こんなにも早く神様はジョンウォンに与えたのだろう、と思った。そして、自分の遺影を自らで撮影するジョンウォンの姿は、本当に感動してしまいました。韓国映画の中で、一番大好きな作品です。 10点(2004-02-18 14:11:42)(良:1票) |