1. バーバー
「いつか死ぬのに生きている」 この圧倒的な絶望を知りながらも尚生きている。 宗教に傾斜する者もあれば、自ら死を選ぶ者もいる。 どちらにも向かない者は、静かに首肯するのみだ。 ※コメンタリー視聴で、よりテーマの深淵をうかがえると思います。 [DVD(吹替)] 10点(2007-07-14 20:58:19) |
2. 花とアリス〈web〉
アリスのエピソードが挿入されていない分、物語としての意図が明確に。 劇場公開版の記憶喪失エピソードも面白いですが、こちらは美しい純文学な趣。 [DVD(邦画)] 9点(2007-10-10 11:57:18) |
3. はつ恋(2000)
思った通りに行動したり、言葉に出来ていれば、どのように人生は変わっていたのだろうか。 可能性は山とあっただろうが、日々を生きるために大概のことを肯定(正当化)してやり過ごしてしまう。 たまには立ち止まって、かつてあったかもしれない可能性を省みることで、将来への(同じく山とあるであろう)可能性へ目を向けることが出来るのかもしれない。 全ては行動を契機とする。 ひとつのアクションで人生は大きく変わるかもしれない。 希望は常に目の前にある。 [ビデオ(邦画)] 8点(2007-10-08 08:25:39) |
4. バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
「BTTF」と似たような設定だと思えばタイムパラドックス問題を批判するほどでもないと思う。 タイムスリップ後に課題をほったらかしてぶらぶらやってる時間が長すぎるのと(単純に広末の緊張感を解きすぎなのかも)、古くさい演出や脚本のディテールに不満があるものの、良作ではないでしょうか。 ただ、事の成り行きに対して観客各々の考えがあるでしょうから、評価はまちまちになるでしょうね(自分は構成のみの評価ですので、この点数)。 [DVD(邦画)] 8点(2007-08-23 19:22:47) |
5. ハートブレイカー(2001)
《ネタバレ》 しっかりと練られた脚本で好印象。 もっとコンパクトでスマートにまとめられそうな気もしますが、B級映画としては満点に近いと思う。 些細な点では、母親の顛末をあの男とくっつくのではなく、くっつくかもしれない程度に留めておく方が良かった。 [地上波(吹替)] 8点(2007-03-26 14:29:35) |
6. 花とアリス〈劇場版〉
ショートフィルム版は花の恋というドラマをしっかりと軸に据え、かなり完成度の高い仕上がりになっていると思います。 しかし、映画版はアリスのエピソード(家族やオーディション)を入れたために散漫になってしまった感がある。 どれも印象的なものでしたが、メインストーリーにとって有機的な意味合いを与えてはいない。付加された記憶喪失を用いたシチュエーションも秀逸なだけにもったいない。 サービスのつもりだったのかもしれないけれど、作品に仕上げることを優先してもらいたい。 [映画館(邦画)] 8点(2007-03-18 23:39:14) |
7. パンズ・ラビリンス
《ネタバレ》 非情な現実は逃避手段であった空想をも侵し、終いにはその中ですら裏切られてしまう救いのない悲劇。 そんな顛末にも拘わらず、気高い心を失わなかった彼女に拍手。 自分を恥じるような生き方をしなければ人は皆「天国」に行ける(自爆テロやってるような人にも言えることでしょうから、一概に肯定できませんが)。 宣伝ではファンタジーと謳われているものの、空想内容が幻想的なものだったということでしかないのでジャンル分けとして「ファンタジー」を用いるのは適切でないのでは? あの世界観は脈略がないので、すぐに空想なんだろうと察しはつくものの、ファンタジーという言葉に惑わさせて、この曖昧な世界も現実でしたなんて処理にしないでくれよと冷や冷やしながらの鑑賞になってしまった。 [映画館(字幕)] 7点(2008-01-11 17:20:09) |
8. パッチギ!
《ネタバレ》 よくできた群像劇(ややご都合的な部分もありますが)。 でも、ひとつ不満が・・・。あの乱闘騒ぎの最中に我が子の誕生だからといって、そっちに直行しますかね? 友人の死に対する敵討ち中ですよ・・・。 そういう流れにするのなら、もうちょっと繊細な配慮が欲しかった。 [地上波(邦画)] 7点(2007-05-18 23:33:03) |
9. バットマン ビギンズ
「起承転結」でいうところの「転」に移行してやっとこの作品の意図がわかり「なるほどな」と感心させられた。それまでは単なるヒーロー誕生までの説明話なのかと辟易していたけれど・・・。 「誕生秘話」という宣伝文句自体がフリだったの? さすがクリストファー・ノーラン。 しかし、そこにいくまでがかったるかった。 [DVD(吹替)] 7点(2007-03-26 12:21:25) |
10. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
しっかりとした因果関係を設定することなく、求める展開を「バタフライ効果」という出来合いの理屈を都合良く使って構築し、観客を納得させようとするのでは芸を感じられません。 単なる作家の怠慢だ。 毎回最悪の結果になるのには理由がいるでしょう。だって、それによって主人公は決断するぐらいなんだから。 [DVD(吹替)] 5点(2007-03-04 20:43:07)(良:1票) |
11. バニラ・スカイ
観ている間は単純に楽しめるものの、結局世界観披露にすぎない内容。 こちらをオリジナルより先に観ていたのですが、トム・クルーズの方がもてそうにも軽そうにも見えるので、役どころにははまっているんじゃないかな。 [DVD(吹替)] 4点(2008-01-11 23:04:13) |
12. バタフライ・エフェクト/ディレクターズ・カット版
劇場公開版は5点(評価内容はそちらを)。 こちらは飛躍し過ぎる主人公の発想にマイナス1点。 [DVD(字幕)] 4点(2007-11-09 12:25:36) |
13. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
ディズニー作品というだけで全てが予想される内容。 ただでDVDもらえたから観たけど、すぐに売りに行った記憶がある。 [DVD(吹替)] 4点(2007-10-10 12:09:19) |
14. 走れ!おしゃべり馬 ひみつの必勝作戦<TVM>
《ネタバレ》 構成は施されているものの子供だましの内容が多くて軽薄。 特に娘が騎乗することで対応するくだりはジョッキーという職種を馬鹿にしているようになってしまい、不快(しかも、勝っちゃうし・・・)。 [地上波(吹替)] 3点(2007-11-14 09:47:47) |
15. パプリカ(2006)
残念。作画陣の頑張りが相当なものなので余計にそう思えてならない。 サスペンスやスリラーという手合の作品にあって、こうも客観的な視点で描くのはいかがなものだろうか。 基本は敦子と粉川の視点の入れ替えで進行するが、敦子に絞るべき。 メインストーリーも甚だチープだし・・・。 この監督は映像的ギミックにしか興味がないのかしら? [DVD(邦画)] 3点(2007-05-23 15:24:06) |
16. パニック・ルーム
ワンシチュエーションものをいかに演出するかに魅力を感じたのでしょうか。 でも、もうちょっと中身のあるものを選んでくれよ。 [映画館(字幕)] 3点(2007-03-27 08:10:18) |
17. バベル
《ネタバレ》 言語や国籍の違いですれ違うエピソードを繋げただけで随分と退屈。 物語る手法を知らない中・高生が書いたような青年の主張的内容。 まあ、考えるキッカケになる人もいるでしょうから無駄な作品ではないと思います。 [DVD(吹替)] 2点(2007-12-27 19:29:25) |
18. バトル・ロワイアル 特別編
充分言いたいことはわかりますよ。だって直球のシチュエーションを与えてそのまま披露してるわけですから(台詞にすらしてるし)。娯楽性はそのゲーム性にあるのでしょうが、群像劇で数だけ見せてるだけじゃ・・・。 構成うんぬんではなく、ムードもの。きっと小説で読んだ方が、いいんじゃないかな。少しは心理描写を掘り下げられていて、楽しめる部分もあるのかも(自分には不必要ですが)。 [DVD(邦画)] 2点(2007-08-30 19:23:03) |
19. バーバー吉野
町の男の子はみんな同じ髪形というアイデアのみの作品。 [DVD(邦画)] 1点(2007-10-08 22:48:27) |
20. ハリー・ポッターと賢者の石
世界観披露だけで終わる。 [DVD(吹替)] 1点(2007-10-07 07:28:15) |