1. バーレスク
《ネタバレ》 ミュージカル映画としちゃ、楽曲がいかんせん弱いので(映画館出た後、一曲も憶えてないし口ずさめない)、あまりデキがよろしくない…と言いたいところだけど、シェールとアギレラの芸がそんな問題を吹っ飛ばすほどイイの。全力でショーチューンを歌い踊る彼女たちのプロ根性にシビれた。スタンリー・トゥッチやエリック・デインに歌わせないのは主役2人をより強力に印象付けるためだろうけど、ちょっともったいない。ミュージカルナンバーを見せるのがほぼ2人だけなので、ミュージカル的重層感に欠ける。まあそれでも物足りないとは思わないほど、シェールとアギレラが秀逸。点数は8点ですがぜひ見に行くべきだと思う。映画館でね。 [映画館(字幕)] 8点(2011-01-18 16:19:10) |
2. バウンティー・ハンター(2010)
なんとまあ他愛のない…シェイクスピアから連綿と続いている恋の行き違い・さや当てものですが、連綿と続いているからこそ悪くないと思えるわけで。逆に言うと目新しさは一切ありません。でも、これはアメリカ人の伝統芸能とも呼べる「ラブ・コメディ」ですので、ちゃんと面白くできてます。ジェニファー・アニストンは40過ぎとは思えないほどの若々しいボディが立派。個人的にはジェラルド・バトラーに難あり。セクシーすぎるのですよ。存在があり得ないほどセクシー。立ち居振る舞いすべてにセックスのニオイがするの。それがかなり気持ち悪い。頭の中に「肉は腐りかけがうまい」という言葉がぐるぐる回るほど。過剰なセクシーがストーリーの邪魔をしてるような気がします。まあスターだからいいんだろうけどさ。 [映画館(字幕)] 5点(2010-07-29 16:31:51) |
3. ハート・ロッカー
ハッキリ言わせていただくが、これはれっきとしたエロ映画です。過剰なまでのオスの表現が最後までみっちり詰まってます。男の記号【無茶・無謀・大酒のみ・無意味な裸】が満載。個人的にはかなり萌えましたが、日本女子にはうっとうしいだけかもね。気になったのは全体にわたる手ブレ映像。ライブ感があるけれど、だんだん見るのに疲れてくる。それでもスクリーン全体から匂いたつようなオスの香りでチャラになります。なんていやらしい。 [映画館(字幕)] 8点(2010-03-08 11:35:14)(笑:2票) |
4. パッセンジャーズ
悪くない。というか後味がいい。ネタバレが一切できない映画なので、いろいろと書けませんが、後味のよさを楽しむ映画だとは言っておきます。アン・ハサウェイは魅力的。 [映画館(字幕)] 7点(2009-04-28 18:38:40) |
5. バンテージ・ポイント
テンポもいいし、わかりやすい。ハラハラもしてミステリーの要素もあってスターも出るし…となかなか盛りだくさんなのが災いしてか、ちょっと「クドい」のね。謎解きはなかなか面白いけれど、展開のクドさに最初の一時間は辟易。それさえ乗り越えれば読後感も悪くない。映画の構造上、短気な人にはお勧めできません(笑)。 [映画館(字幕)] 7点(2009-01-18 21:05:20)(良:1票) |
6. ハッピーフライト(2008)
《ネタバレ》 「テレビっぽい」。が、それがダメかっていうとそんなことないです。軽薄な感じがこの映画の醍醐味かと。テンポがよく、少しハラハラもして、笑いもいっぱい。主役らしい人を決めない群像劇って日本ではあまり思い出せないけれど、この映画はまさにそれ。視点がくるくる変わるので見ていて飽きません。 内容的に気に入ったのは、トラブルの原因が、勘違いしたプロ市民団体ってとこかな(笑)。リアリティばっちりで、すごくあり得そう。 [映画館(邦画)] 8点(2008-12-16 12:15:12) |
7. パコと魔法の絵本
《ネタバレ》 最初の20分ほど、人物紹介がちょっとたるい。が、それを乗り越えると俄然おもしろくなります。ファンタジー感あふれるすばらしいCGに負けない役者たちの熱い芝居も見どころ。なんといっても役所広司がすごい。この人の俳優としての底力をまざまざと見せられた思いです。登場人物が多すぎるかな、という点でマイナス1点。 [映画館(邦画)] 9点(2008-10-06 12:19:23) |