1. はいからさんが通る
《ネタバレ》 ちょっと頭が固いと言われそうですが、自分、帝国陸軍の軍人が長髪で出てきただけでクラッとする人間なんで、もう伊集院少尉の綺麗なウェイブがかかった髪型を観ただけでもう卒倒寸前、よせばいいのに原作を探して見た瞬間、数秒間ブラックアウトっていうのは冗談ですが、 もう相当いろいろ間違ってそうな原作を、さらに改悪した部分がもう一層酷くて(笑) いや、アイドル映画なんだからいちいち細かいツッコミはしたくない、したくない、本当にしたくない、 でもさ、満州里 をシベリアの街っていうのだけはお願いだから許してほしかった。いくらそれまでほとんどエロ映画の脚本しか書いたことがなかった脚本家でもさ、外国舞台にするんなら地図帳くらい見ようね(笑) 今更こんな事を言うのもあれですが、自分が猛烈に好きだったのは麻宮サキ こと早乙女志織であって南野陽子じゃなかったんだなって今になって気付いて一体何の(ナンノ)意味があるんだろう(笑) [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-05-08 22:55:58) |
2. 針の眼
《ネタバレ》 前半部分は大好きなサザーランドが、冷酷無残にたとえ自分の味方でさえ任務のため、刺し殺すニヒルさにワクワクしながら見てたんですけどね、残念ながら島へ行ってからの後半部分が…… キャラ違うやんか! もう一目あったその日から女性にベタベタに惚れて、一緒に寝てて潜水艦に連絡しそこなうとかもうボロボロです。 で、あげくがその女性に指切り落とされてもなおかつ危害を加えるどころか、せめて身体を縛って欲しかったのにそれもせず、あげくが素人の女性が撃つ拳銃に撃たれて死ぬとか。 未読でなんですが、なぜこのストーリーが高い評価を得ているか、理解に苦しみます。 平成24年12月3日 追記。あまり納得ができないので、図書館で原作を借りてきて読んで、はっきりした点がいくつか。まずラストのあの時代にはあり得ないヘリコプター、 それから拳銃を取り扱ったことのない女性が遠距離から命中、この二点は映画の改悪です。原作では水上飛行機ですし、スパイを殺すのは岩を落として殺してるので。あと、旦那が襲いかかってきたのはスパイと見破ってというより、どっちかつうと不倫を見破っての要素が多いみたいです。あとはほぼ原作に忠実なんで余計謎が深まりました。島に着くまでは追う方も、追われる方も本当に隙なく、優秀で面白いんですが、島についてからが……。なぜ、この小説自体が賞まで貰うほど大ヒットしたのか理解に苦しみますが、一つ思うのは、世の中にはエロティックなシーンは好きだけど、エロ小説を読むのは品位に関わると思ってる人が結構いるのでは?(日本でいうと渡辺淳一とか好きな人ね)そういう人には、この小説とかチャタレィ夫人とか嬉しいんでしょうね。「自分は、純文学やスパイ小説を読んでるんであって、エロ小説を読んでるのではない!」ってとこですか。 ところで他の方のレビューを読んで気になったのが、主人公を犯罪者とか変質者みたいに捉えてる方が見えるところ。それは、どうかな。自分からしてみれば、優秀な軍人が自分の任務に忠実に行動しているのしか思えないんだけれど。もし彼を犯罪者とみなすなら、東京を焼き払ったり広島、長崎に原爆を落とした爆撃機のクルーたちも悪質な犯罪者、精神に異常をきたした者たちってことになりますが。 ところで原作ではヒロインに関して「美人」「美しい」という表現がいっぱいあったんですがw [DVD(字幕)] 6点(2012-12-03 09:55:15) |
3. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
《ネタバレ》 シリーズで見た場合、非常に評価が高いんだけれど、単体として見た場合少し。まず、3まで見たら成長と見れても、2の段階では主人公が少し魅力に欠ける。それから年鑑を取り戻す流れだが、あまり時間的な制約を感じさせないので緊迫感がどうも。だいたい、おそらく100%「1」を見てる観客が、あそこで取り戻せばいいと思ってるのに主人公だけが気がつかないのは、ちょっとあざとい演出じゃないかな。 ところで、あと2年半で日本企業は本当に、アメリカ企業を支配できるようになるんでしょうか?今、どちらにいらっしゃるかわかりませんが 伊藤富士通さん、ガンバ! [DVD(字幕)] 7点(2012-07-23 10:08:14) |
4. バック・トゥ・ザ・フューチャー
《ネタバレ》 まさしくエンターテイメントの理想、あるべき形。 冒頭の博士の家の時計、新聞の切り抜き、ラジオ、テレビのニュースから最後にいたるまで、全く無駄がない、ひたすら面白いこと、楽しませることだけを目的として計算し尽くしてて作られた一部の隙もない映画。 SFとしての面白さもさることながら、若いころの母親にせまられたら、どれほど当惑し、いたたまれない気持ちになるか、そんなあり得ない架空のスチュエーションの心理描写を見事に表現してることも素晴らしい。 リー・トンプソンの微妙な可愛さも良かった。 ただ、筋が分かってしまっての2回目以降の鑑賞では、当然ながらドキドキ感は無く若干、面白さが薄れるのが残念。 自分的には3>1>2です。 [DVD(字幕)] 8点(2011-01-27 15:11:41) |
5. ハチ公物語(1987)
《ネタバレ》 自分は圧倒的にリメイク派ですね。 何か、ハチの純真さ、健気さを示すためにわざわざ周りの人間達を醜くしているような感じ。そのために「父親を思い出すから飼うのは嫌」とか、「秋田犬だから和歌山県に連れていけない」とか、ほとんど理屈にならないような屁理屈がぼんぼん出てきます。 へったな脚本(笑) 食べ物に例えると、カレーライスの辛さを際立たせるために、砂糖を添えて出されたようなものですね。信じられない。 [DVD(邦画)] 5点(2010-11-13 12:08:34) |
6. ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場
《ネタバレ》 到底、「硫黄島からの手紙」と同じ監督だとは、思えないほどリアリティの無い戦闘シーン。 常々、機関銃の銃撃を全員無事くぐりぬけたらその時点で、駄目戦争映画認定なんだが、それにくわえて装甲車から榴弾の砲撃をほぼ直撃で受けて全く無傷とか、ふざけるにもほどがある。 1980年代もなってまだこんな馬鹿な戦争映画が撮られたとか、信じられない。 ただ、軍隊内の規律を守ったり、決着をつけたりするのにいちいち暴力に訴えなきゃいけないとかアメリカ人の特質がよく出てるのは面白かった。 [DVD(字幕)] 4点(2010-02-01 10:43:14) |