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Yuki2Invyさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1633
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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1.  HUNGER/ハンガー(2008) 《ネタバレ》 
思ったより、中々に難しい映画でしたね……よくある「正義vs正義」の戦いと言うよりは、コレはもう「非正義vs非正義」のソレだと言うか、感情移入・共感とかが容易には出来ない or 意図的に出来ない様なつくりにしてある、と言いますか。個人的には、作中のこの時代の真っ只中ならともかく、現代では尚更に「目的の為なら手段を選ばない」なんてのは全く通用しない状況になりつつある…とも(当然の様に)思ってますしね。寧ろ「正しい手順・プロセスでソレを追求できるコト」の方が、そういう「目的」を掲げる為の第一条件だ…とすら⇒その部分に正しさを持たない集団に掲げられたのならば、寧ろその目的の「正しさ」の方がすら不当に失われ得る、とさえ。  難しいというのは取り分け、実に淡々と冷徹に事象を(比較的ニュートラルに)描写してゆくに留まる、という点で、今作からはほぼほぼ如何なる「意見」をも汲み取れない…と思ったってコトなのですね。おそらく、主人公の(実在人物である)ボビー・サンズに対するシンパシーというモノは感じ取っても(+ソコに共感しても)作品の流れとしては許されるかな、とは思えるのですが、私としてはソレ以上のモノは無い、と言うしかない様に思われたのです。個人的なポリシーとして、コレはドキュメンタリであればごく「適切な」コトだとも思えるのですケド、そうではないこの作品に関して言えばコレもまた「難しい」というコトになるかも知れません。ごくシンプルに、この歴史的・政治的事件の映像的なアーカイブとしては、十分に価値の有る映画だとは思いますが。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2024-03-02 21:52:19)
2.  バレット・バレエ 《ネタバレ》 
中々、評価の難しい映画かな…と思いますね。が、所謂フロイトの言うトコロの「タナトス(死の欲動)」と、ソレに結び付けられる破壊衝動・攻撃性、だとかいったネガティブな方に向かう人間性をひたすら描いた作品なのかな…という点では、ピンと来たかと言えばごく高度にそーいう感覚は有るのですし、一方で(私の様な男性限定かも知れませんが)そんな中に明確な意図を持って据え付けられた真野きりなからは、間違いなくソレに対抗すべきトコロの「エロス」とゆーのが(またごく強力に)感じ取れるのでして。だからやはり、そーいう人間性もろもろを描こうとする(全然チャンとした)映画だとも思えましたし、また後述する様に(ココは)最初ちょっとピンと来なかった結末だって、よく考えれば(全体の構成・テーマと同様)コレもシンプルな「意識の転換」として理解すれば好いのかな…とも思ったりなんかして、ですね。  しかし、ソレでもやはり言わなければならないコトは言っておこうと思います。まず、私はこの監督のファンという訳ではないので作品を都度追いかけている訳でも(やはり)ねーのですケド、久し振りに観ましたがやっぱこの隠す気の微塵も無い「アテレコ」はハッキリ言って超・苦手です。折角全編をごく生々しく撮ってるのに、ソコでどーしたって声だけ浮いてる様に思われてしまう…としか言い様がねーです。第二に、ヴァイオレンスが主軸となる作品なのに、そのヴァイオレンスシーンの(物理的な)質が妙に低く感じられました。中盤でテンヤワンヤしてる箇所はまだしも、序盤はハッキリとまた酷かった(=チャチかった)すね。あとはやはり重ね重ね、このオチはちょっと不可解…とは言わぬまでもやや唐突かと思いました(=映画として単純に「雑」かもな、と)。特に、真野きりなの「心変わり」とゆーのは、正直その理由が分からなかったです⇒とゆーか、彼女のキャラクターには全編を通してやや一貫性が無い様にも(あくまで私には)見えましたですね。  その辺を諸々勘案して、いったんこの評価と致します(たぶん、そのうち再見すると思います)。
[インターネット(邦画)] 6点(2023-04-12 23:08:17)
3.  ハイテンション 《ネタバレ》 
大昔に観た時はやはり然程好い印象ではなく、理由は重ね重ねシンプルに、私はこーいう「今までのは実は全部幻覚だったのです!」系の映画がとにかく不得手…ってコトなのですね。でも、久方振りに今回観直してまずは感じたのは、この映画はその部分の「トリック」に関しては最早全く「整合性」を考慮してはいない、というコトであって、だから確かに本作を理の通った映画として(=整合性を高度に求めて)観てゆく、とゆーのはあまり好ましくない鑑賞方法かな~と第一には思い直したのですよね。  その上で、純粋にその「不条理」のもたらすモノも含めての「恐怖」を求めて今作を観てゆくならば、やはりコレもごくシンプルに実に優れた「ホラー」だな、とも思いますよね。繰り広げられる陰惨な血ミドロのキレ味といい、全編を貫く極上の緊迫感といい、ソレでいての緩急とゆーか、ジットリとイヤ~な怖さと逃げ出したくなる様なパワフルな怖さに終始サンドイッチされてゆく加減とゆーのが今回モ~堪らなく心地好かった!のですよね。加えて、実はその肝心のマリーのキャラクター的な部分の話の流れ・個々の描写の意味的な繋がりとゆーのは、コッチはワリと好く整っていてその面でも完成度の高さとゆーのまで感じられました(もちろん、その「オチ」の不合理を私の様な理論で「飲み込める」コトが大前提ではあると思いますが)。主演女優とフィリップ・ナオンの演技の高さも含めて、個人的には良作以上に思える作品でしたね。是非。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-12-08 20:10:22)(良:1票)
4.  バットマン ビギンズ 《ネタバレ》 
年代的にはソレこそMCUの「インフィニティ・サーガ」、その特にフェイズⅠ(=最初の『アベンジャーズ』まで)と同時期という三部作なのですよね。そして、ヒーローものとしても雰囲気・質感はごく非常に好対照という感じでもあり、んで個人的には(三部作でまとまり好く終わったコトも含めて)実はコッチの方が大いに好みではあるのです(=向こうが嫌い、というコトでは決してなくて、あくまでほんの少しだけコッチが単に好きだ、というコトでして)。特にその高度なシリアスさ、そしてそのヒーロー像の多面性(=複雑さ)、また物理的・映像的な側面としての「CGに頼りすぎない」という監督のポリシーとかが、個人的にはも~好きで堪らないというコトなのですよね。やはり、私はそもそもノーランという監督がシンプルにかなり好みだ(=フィーリングが合致する)というコトなのでしょう。重ねて、とは言えやはりシンプルな娯楽作(の一大シリーズ)としてはMCUの方が結論的にはより優れていた・時代の希求により応えていた、のだろうと思うトコロではあるのです、がしかしそれでもまたコッチの系統のヒーローものだってMCUと同じ位にもっと盛り上がってってくれても好かったのではないか…と思ったりはするのですよね。  今回観直して、またやはりこの一作目は「導入編」としての色合いが濃く出ているとも思えてまして、少なくとも二作目『ダークナイト』そして根本的には三部作を通して鑑賞しないと評価もクソも無い映画だとは思うのですね。その意味ではまた、やはり二作目におけるケイティ・ホームズの降板は少なからず惜しいコトに(再度)思われてしまいました。他の部分の完成度が実に高度なダケでほぼ完璧に近いダケに、どーしたってココが気にならないとゆーのは嘘になるかな、と(今作見返しても、やっぱそのキュートさはかなり印象的なモノだったりしましたので)。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-09-11 03:22:59)
5.  ハンナだけど、生きていく! 《ネタバレ》 
マンブルコア作品の中でも重要作に位置づけられる本作、とゆーのも、この作品には所謂マンブルコアの特徴とゆーのが凡そ全部(かつごく分かり易く)入っている…という様にも思います。ソレこそ即興的で口語的な台詞回し、ほぼ動きを伴わない座り込んでの会話による構成、手ブレ全開のハンディカム(+加えて接写の多用)、そして内容が在るんだか無いんだか分からない様な取り留めの無い展開運び…他にも、例えばグレタ・ガーウィグに着目すればメイクとかだってもう通常の映画では見られない様なお手軽さだし、そもそも如何にもカネ持ってなさそーな感じとかも含めた彼女のキャラ自体だって高度に映画的ではない自然さ・リアルさを大いに纏っている…と確実に感じられます。コレも多分、知らずにいきなり観たらドキュメンタリだと思ったりだってするでしょう。  ただ、ソレってやっぱ根本的にはどーなのかな?と思わなくもないのですよね。劇映画で、脚本も(通常とは違うモノだろうとは言え)用意されている以上、どんなに「つくりもの」感を排除したトコロで結局はつくりものである(=つくりものであるのは確実に見透かされる)コトからは免れない…のであって。今作の様なレベルでそーいうコトをやるのであれば、そもそもどーにかしてドキュメンタリを撮ればイイんじゃね?とだって(少しだけ)思ったりもするのです。  そーするとやはり(また話にも内容があんまり無い以上)見ドコロは俳優のユニークで即興的・瞬間的な演技の仕事、というコトになってくるのかも…とは思いましたかね(ソレは必ずしも話の内容とも深くは関連していなくて…つーか)。その意味では、今作でもグレタ・ガーウィグ自体は十分に魅力(とゆーよりは観て損は無い…というレベルの奥ゆかしいモノ)を醸し出せていたかとは思うのです。決して全く見映えがしないという女優さんでもないかとは思いますが、前述どおりにごく自然な(=不必要にキラキラした感じを消し去った)キャラとして人物像をつくり込みつつ、垣間見せる「人間ぽさ」にもまた十二分に面白みがあったとも思うのですね。如何にインディーズとは言え、ある程度はそーいったクオリティを備える演技が出来て、かつその自然体なキャラを元々備えた俳優さんを起用できないと、中々好い「マンブルコア」にもならないな~というよーな気はしましたです(重ねて、だから尚更に本作にはグレタ由来の確かな価値があるのではないかな、と)。
[インターネット(字幕)] 6点(2022-04-09 03:02:29)
6.  バッドボーイズ2バッド 《ネタバレ》 
なんですか、前作の中途半端さを批判されたのを根に持ってでも居たとゆーのでしょうか、大物になったマイケル・ベイが、今作では「俺は娯楽映画については巨匠だ!観客の観たいモノをとにかく沢山ブチ込んでやるぜ!」→「入れられるモノがあんまり多すぎて尺も2時間半になっちまったぜHAHAHA!」とでも言ってるかの様な御大層ぶりですね(これを観ているとつまり、前作の中途半端さは予算的なコトに依拠する、と言えるのかも知れません)。  しかし、肝心な描かれるモノというのは、ハッキリ言ってどれも低俗の極みです。下品な下ネタの数々に、アクションだってひたすらに銃撃・爆撃・カーチェイスに次ぐカーチェイス(&転がって弾けるお高いお車)。アクション映画の価値とゆーのは、使った火薬の量と壊した備品の合計金額に比例する、とでも思っているのでしょーか。  まあでも、カメラワークは流石に随所でだいぶ凝ってたり、質より量なアクションも所々はそこそこ爽快ですし、少なくとも前作よりは少ーしマシかなあ、とも思います(尺が大幅に増えてるのにはかなりイラっとしますが)。ただ、大規模予算を与えてもこんなバカなコトしかやらないのであれば、小予算で頭を捻って貰った方が(結局のトコロ誰しもが)皆もう少し幸せだったりするのかも知れない、とも思いますケド。
[DVD(字幕)] 5点(2021-11-19 14:10:18)
7.  8人の女たち 《ネタバレ》 
オチは中々秀逸だと思いますが、そこまでの実際の展開上にはミステリ的な面白さというものは薄くて、否、そもそも展開上に現れるのは面白さ、というよりは醜い人間性のエゲツなさ、だとでも言いますか。これをコメディとして楽しめるのは、それは率直に女性の方ではないか、とも感じます(純真な男のコである私なんかは正直ドン引きでしたですよ)。コメディだとしても少なくともかなりシニカルな方のヤツですね(私がごくごく苦手なヤツ)。  ただ現場そのものは、ある種超豪華な女優陣の面子とプライドを賭けた頂上決戦の場と化しており、凄く近寄り難い非常に危険な様相を呈していました。キャラが立ってたのはまずユペールですかね~ただ彼女は比較的分かり易いキャラで、その演技のもたらす面白さも少し表面的かとも。ドヌーブも単純なキャラで実は見た目ほど存在感も無いかと思います。悪辣ぶりが際立っていたのはベアールで、コッチは見た目にも若々しさとキレがあってこの8人においては重要なアクセントとなっていたかと。ただ私が一番印象に残ったのはアルダンです。正直訳の分からないキャラだし容貌も大味だったですが、ミステリアスな魅力、という意味では一番深みのあるものを感じました。そこら辺、女優の演技合戦という部分には間違い無く観る価値がある作品でしょう。  一点、件のミュージカル要素については、別にコンセプト的にアリかナシかで言えばアリっちゃアリかと思いますが、やるんだったらもうチョイ本気でやって欲しい、という感じですかね。特に歌ってる時の動き・振付け的な部分が非常に適当に思えました。そこは残念。
[DVD(字幕)] 6点(2021-01-18 00:05:14)
8.  パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト 《ネタバレ》 
なんですかねえ、映像は随所でモノ凄く素晴らしい出来なんですよ。まずフライング・ダッチマン号の諸々はエラい凝ったビジュアルで実に気持ち悪かったですし、アクションでは水車のヤツなんかかなり良く出来てましたし、何よりクラーケン襲撃シーンの迫力たるや。他にもどのシーンでもエゲツないくらいにカネが掛かってるのが一発で察せるというか、行き届いた出来でした。一応ソレを眺めてゆくだけでも(長いですが)退屈まではしないという感じなのですよね(前作同様、映画館で観れば更に楽しめたでしょう)。  しかし、何なんですかこのシナリオは。とっ散らかっているという言葉が最もシックリきますが、何故にこんなに支離滅裂なのでしょーか?展開運び自体も謎だらけですが、一番酷いのがキャラの設定・目的意識の積み上げのテキトーさでしょうか。ジャック・ウィル・ノリントンの三竦みあたりは誰が何を目的に戦ってるのかサッパリ分かりませんでしたし、一番酷いのがラストのエリザベスでしょう。え、仲間だったんちゃうん?というか、唯々ポカーンとして2秒後に呆れました。言いたくないですけど、繰り出したい映像ありきの行き当りばったりにしか思えません(それにしても酷すぎると思いますケド)。  どーでもいいことですが、ビル・ターナーは生きてたじゃあないですか(前作公開後に指摘を喰らって慌てて今作で取り繕った感はありますが)。
[インターネット(字幕)] 5点(2020-12-27 04:04:12)
9.  パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド 《ネタバレ》 
なんかね、最初40~50分くらいボケっと観てたんですケド、サッパリ訳分からんのですよ。しょーがねえのでwikiのあらすじを片目で読みつつ、鑑賞続行したのですよ。でもね、なんちゅーかね、あらすじはシンプルに見えるんですケド、映画の方はモノ凄いゴテゴテしてるというか、無駄が凄く多い(というか大半が無駄)みたいな感じなんすよ。いや~シラフで観るにはちとキツイ代物ですね~1・2作目は映画館で観たら面白かったカモ!なんと思いましたが、コレに関してはそーしなくて確実に正解でした(そーしてたら100%寝たと思います)。  本サイトの情報では、4作目はこれより更に評価低いのですね…まあでも今作より30分は短いし…
[インターネット(字幕)] 3点(2020-12-24 22:59:54)
10.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち 《ネタバレ》 
コレ、昔観たときは全然面白く感じなくて続編も全く観てないのですが、今回観直したらそんなに悪くはないかも?と思い直しました。終盤はそこそこは工夫の効いた展開運びでまあまあ面白く観れますし、全体的に「海賊」「大航海時代」「海戦」とかいったちょっと物珍しい要素がビジュアル的にもアクション的にもあまり見慣れていない質感を醸していて興味深く観れる、というか。主要キャストの見映えが各々抜群に美しいのも評価できる点ですし、娯楽作としては割かし手堅いですかね(映画館で観ればもっと楽しめたでしょう)。  ただ、以前観たときに気になった点は今回も引き続き気になってはいます。まず個人的にはジャック・スパロウのキャラはあまり好みではありません。最初から船長を自称し、エラく凝った見た目をしていますが、正直チンピラにしか見えない、というか。もう一つ、何故この映画はこんなに長いのでしょうか。とりあえず開幕すぐにブラックパール号が街へ襲来、くらいで好かったのではないかと(序盤が特にダルいのですよね)。最後に一点、ビル・ターナーは金貨を盗んでるのですが、どうして不死身になっていないのでしょう(どっかの海底にずっと沈んでるんですかね?)。  でも音楽もいいし、CG映像も割と出来が好くて今観てもさほど見劣りしません。暇潰しには十二分すぎるでしょう。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-12-14 23:16:08)
11.  パキスタン・ゾンビ 《ネタバレ》 
パキスタンのホラーという物珍しさ(質感はインドの低予算映画的な感じ)。ゾンビも少しだけ出てくるが(どうも河の汚染が関係しているらしい)、基本的な内容はまんま『悪魔のいけにえ』で、キチガイ殺人親子が通りがかった若者を襲う、という話。レザーフェイス的な奴がブルカで身を隠し(どうみても男だが、母親的には「娘」らしい)、モーニングスターをブン回しているというのが特徴的。ファイナル・ガールはエキゾチックでまあまあ可愛い上に、ラストは有刺鉄線を棍棒に巻き付けてブルカ男を撲殺&杭でメッタ刺しというアグレッシブさ(叫びっぷりも中々)。低予算なのは否めず、総じて超チープ&剽窃的な作品だとも言えるが、チープ故に逆に手加減の効いていない生理的嫌悪を催す気色の悪さを十分に備えており、ホラーとして全く観れない作品でもないかと(一応、輸入されたワケである所のクオリティは、伝わらなくもない)。
[DVD(字幕)] 4点(2020-07-23 23:57:50)
12.  パンズ・ラビリンス 《ネタバレ》 
まず一点、主役の女の子にまるで気持ちを乗せてゆけなかった、というか。母親の心尽しの衣装を着たまま泥んこに為りに行っちゃうわ、食うなってのに平気で食うわ、あと随所でモタモタノタノタとノロマなことは極まりないわ、観ていてとにかくイライラする。  もう一点、メルセデスは何故、あそこで大尉を殺さなかったのか(仕留め損なえば助けを呼ぶのは分かり切っているのに)。大尉を殺すのはラストです、と決まっていたからだとしか言い様が無い。その点でも完成度が高いとは言えない。  そもそも、子供が主役のファンタジックな話を、ここまで徹底的に不愉快でグロテスクで汚らしく描くのは何のためなのか。色々と説明して貰っても、自分でそれなりに考えても、どうにもしっくり来る答えが見当たらない。物珍しさ・意外性がショック描写と結びついているのを見応えと称するのが目的ならば、その意味でも私にとって、もう二度と観る必要はない映画だ。単純な結論である。
[DVD(字幕)] 3点(2020-06-26 23:46:06)
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