1. ヒストリー・オブ・バイオレンス
《ネタバレ》 映画冒頭のモーテルから一気に映画に惹き込まれました。 この監督のバイオレンス描写と性描写は凄いですね。言葉に出来ないからこそ、行動で表現するといった感じで、安易にアクションやお色気シーンに頼っていない事が良く分かります。 ヴィゴ演じる、ジョーイの無敵さが少し気になりましたが、後は個人的には完璧。 最後に家族が彼を受け入れる食卓のシーンはグッときました。 [DVD(字幕)] 8点(2008-07-28 23:53:39) |
2. ビハインド・ザ・マスク
《ネタバレ》 スラッシャーホラー映画が実在したとして、ジェイソンやマイケル、フレディの様な殺人鬼の素顔に迫ろうというモキュメンタリー。終盤に完全に劇映画と変わるところや、サバイバルガールがケリーからテイラーに変わるところ(ここは「ザ・フィースト」のヒロイン交代に近い)など結構凝った構成になっており楽しめます。しかし中盤までは本当に真面目にインタビューの映像が延々と続くので、ややギャグが少なく笑いどころに欠けるところが難点でしょうか。それでもマンネリ化した定石を破壊する映画として面白かったです。レスリーの師匠が何のホラー映画で殺しまわっていたが気になります。 [DVD(字幕)] 7点(2012-10-08 17:53:15)(良:1票) |
3. 百万円と苦虫女
《ネタバレ》 百万円を貯めたら次の街(自分を誰も知らない街)に引っ越すという話自体は面白いのですけど、最後の鈴子が弟の手紙を読んで、自分は今まで逃げて生きてきたと云う事が分かったのに、「姉ちゃんは次の街に行ったら逃げずに住もうと思います」って何か間違っている気がするのですが……。もう今いる都市から逃げ出してるじゃねえか!と。 演出上仕方ないのですが、中島君も彼女に去って欲しくなかったら「行くな!」と言ってあげればいいのにと思う私は色々ダメなんでしょうね。でも人間言わないと伝わらない事だってあるとお思います。 蒼井優の演技は良い。 [映画館(邦画)] 6点(2008-10-15 09:19:54)(良:1票) |
4. ビッグ・フィッシュ
《ネタバレ》 ティム・バートンの空想への愛が最も良い形で爆発した作品だと思います。最後のオチに繋がる「ビッグ・フィッシュ」の意味が非常に感動的でした。実際良い作品だと思うし、この高得点にも納得です。 でも個人的には余り好きになれない作品でした。一言で言うと、気持ち悪い。何が気持ち悪いって、スポーツは誰にも負けず、街の人からは慕われ、ひたすらアタックすれば恋は成就し、歩く社交性を持ち合わせ、人々に夢と希望を与え続ける主人公です。この作品はファンタジーの上、最後のオチのためにこの様な完璧人間の設定となっていることは分かります。しかし一時間半もこんな完璧超人の自慢話を延々と観させられる事は、私には苦痛でした。でも良い作品には違いないし……。これだけ評価に困った作品は久しぶりだ。 [地上波(吹替)] 5点(2010-03-16 18:49:32) |
5. HERO(2007)
法廷のシーンの緊張感の出し方がなってない。法廷劇が映画のハイライトとなる本作においてこれは致命的でしょう。法廷劇はキャラクターの論旨が画面の唯一のアクションとなるのだから、俳優がダラダラ話している様ではお話にならない。またゲストタレントを見せびらかすキャスティングもどうなんでしょう。韓国編なんて恐らくはイ・ビョンホン出演させたかっただけでしょう。こんなもん「車は遠く離れた沖で発見された」の一言で不要になってしまう。タモリもあれだけ溜めてゲスト出演したら最早ギャグに近い。 [映画館(邦画)] 5点(2008-08-12 00:32:52) |
6. P.S. アイラヴユー
《ネタバレ》 ヒラリー・スワンクがヒロインのラブロマンスというので「大丈夫かなあ」と不安に思いながら観ましたが、結構可愛い演技をしてくれていて安心しました。 話の大筋はそこら辺に転がってそうな代物で、面白くはありませんでした。何というか全編に渡って既視感があるような感じ。結局ジェリーのした事は、ホリーが立ち直る時期を一年伸ばして仕舞っただけだと思ってしまった。オチも散々引き伸ばして結論はそれかい!と云った感じ。ロマンチックな話なら何でも来いな人なら楽しく観れるかもしれません。 アイルランドの風景がとても綺麗で印象に残りました。 [映画館(字幕)] 4点(2008-10-26 14:30:33) |
7. ビー・ムービー
《ネタバレ》 いかにもドリームワークスのフルCGアニメといった感じ。まず主要キャラクターに魅力を感じませんでした。これはDW社のフルCGでは毎度思う事なのですが……。もうちょっと設定を煮詰めてから映画にするべきでは?と思ってしまいます。 唐突に人間としゃべり始める蜂にも「???」でしたし、最後までそこらへんに関するフォローは無かった。そう考えると世界観も殆ど造り上げられて無い気もしてきます。 もちっと準備をしてたらマシにはなっていたかも。飽くまでマシ、程度ですが。 [映画館(字幕)] 2点(2008-08-03 22:19:58) |
8. ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE
学芸会映画。気が狂っているとしか思えないレベルの演出が多すぎる。「クロマティ高校」よりひどいギャグマンガの映画化はある意味快挙。「クロマティ高校」は原作未読者お断りな映画だったが、本作は原作既読者もお断りな映画だ。要潤にとっては一生の汚点になりうる出来。 [映画館(邦画)] 1点(2009-08-21 01:56:03) |