1. ヒミズ
《ネタバレ》 初めての園作品。漠然ととんでもなく異様な作品との先入観を持っていたので、意外と普通じゃんと思いながら鑑賞。主役の二人には好感が持てました。今後を期待させる役者ですね。ストーリーはなんだろ・・今一つ。主人公の住田がそれほどどん底じゃない。見かけの体格から言って食事はちゃんとしてるようだし、住むところもある。ダメおやじが作った借金もこっそり返済してくれる人がいる。可愛い女の子が好いて助けてくれてるし、父親を殺したといっても酷い父親なんだし、まだ子供だから、情状も酌量されて大した罪にもならないだろう・・・と思ってしまうので、不幸の押し売り感についていけなかった。どちらかと言うと二階堂さんの今後の方が気になる。あの母親と暮らしていけるのか? 演者としては窪塚がダントツ。なんだちゃんと演技できるんじゃんと思った。昔のようにもっと仕事して欲しい。 [DVD(邦画)] 5点(2013-06-10 14:31:20) |
2. ヒットマン(2007)
予備知識0で見たけれど、面白かった。確かにベタなストーリーだけど、飽きさせない。オルガ・キュリレンコがキュートで可愛い。どこかオリエンタルな容姿が魅力的。あんな環境で育った「47」が思いのほか人間的で酒も飲むし、温かみのある人物なせいか作品全体にそんな空気感がある。見てよかった。 [DVD(字幕)] 6点(2011-07-04 13:35:52) |
3. 羊たちの沈黙
地上波でやっていたので録画して久々に見ました。良かった。あのピンっと張り詰めた緊張感が心地良い。この映画の後、クラリスとレクターの構図=捜査官と天才的犯罪者の心理劇(プロファイル)という設定が、テレビドラマで映画で、どれだけ模倣されたことか? そのせいで、逆に今初めて見る人たちには陳腐なストーリーに見えてしまうかもね。 [地上波(吹替)] 5点(2011-06-20 20:08:15) |
4. 百万円と苦虫女
そつのない良い作品でした。安心して見られた。蒼井優は、ほぼいつもの蒼井優だったけど弟と心を通わせる団地の芝生でのシーンは今までの彼女にはない感じがして良かった。あと、森山未来との共演は新鮮だったな。 [DVD(邦画)] 5点(2010-07-23 18:04:00) |
5. 人のセックスを笑うな
長いカット、固定的なカメラ、ちょっと鳥肌立ちの自然?なセリフ回しと間。何度もでてくる永作のイケテナイ下着姿。タイトルと予告とキャスティングで少し期待していたのか、正直 長く感じました。永作と松ケン、蒼井を使ったのに見終わったあとに何の余韻も残さない作品。逆に不思議ですね。でも、映画館でのバイト姿の蒼井は可愛かった。居眠りを永作にロバのおもちゃで起こされるシーンは抜群。 あと、意図したキャスティングではないと思うけれど、リリイ・シュシュの辛すぎる関係の二人 忍成と蒼井の対等で普通の関係の2ショットになんとも言えない感慨を持ちました。なんかリリイ・シュシュの蒼井が救われた気がしました。そう言えば、市川美和子もでてたし、やっぱり意図したキャスティングなのかな?? [DVD(邦画)] 4点(2010-06-24 19:10:16) |
6. ピンポン
完成度の高い作品。シナリオも絵も編集もうまいんだね。星野と月本の関係など原作の肝もしっかり表現されていると思う。あと、なんといってもキャスト。いいね。好きな役者ばっかり。アクマの大倉孝二 たまらん。中村獅童、今まで見た彼の作品の中で一番よかった。窪塚 はまり役。でも、ペコが橋の上から月(スマイル)に向かってジャンプする場面では、やっぱりあの窪塚の事件を思いだしてしまう。あと夏木マリもいいよね(老け役がすぎてるかも?)。でも自分がもっとも嬉しいのは、アクマの彼女役の三輪明日美。彼女を起用してくれたことに感謝してます。 [DVD(邦画)] 8点(2009-08-20 13:26:06) |
7. ピクニックの準備
本編のキャストそれぞれの歩行祭前日譚。各人がメインのオムニバスということで、本篇よりも生き生きと魅力が引き出されていると思える作品もいくつかある。特に柄本佑、松田まどか、西原亜季の編がいい。松田まどかは本篇ではあまり存在感が感じられず、表情も乏しいけど、この『願い事』ではなかなか魅力的。それと西原亜季、こんなに演技力あるんだなあとちょっと感心、少し、きれいなお姉さんのファンになりました。あと、野球部員役の海老澤健次、ちょっと注目かな。なんといっても9編あるので、点数つけるのは難しい・・・ので、良いと思える作品のみの点数をつけることにしました。 [DVD(邦画)] 8点(2009-02-02 17:51:43)(良:1票) |