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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2257
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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1.  ピーターラビット 《ネタバレ》 
 なんかどっちもどっちなんだよなぁ。  トーマス・マクレガーがそんなに悪人じゃないから。  むしろ、家と庭を荒らされた被害者に見えちゃう。これじゃあウサギたちが害獣って言われても仕方が無い。  終盤になると、ピーターラビットが反省して、今度は二人の仲をとりもとうと奮闘。今までいがみあっていた二人が和解し、ピーターは自分の罪をビアに告白。で、なんか丸く収まるハッピーエンド。  ま、ハッピーエンドは嫌いではないので、後味は悪くないんですけど・・・。やっぱそれまでがねぇ。  それにビアがそのままそこに住み続けるのであれば、ピーターが果たして反省したかどうかは、はなはだ疑問。  つまり、ピーターラビットに共感できないのが問題なんだと思います。  それにファミリー層を狙ったハートフルコメディにしては、やり口が少々過激すぎやしないかい。  まさにホームアローンを連想させるようなやり口ですが、そーゆーのは人間側をはっきり悪者に描いてこそ、ウサギたちの反撃にカタルシスを覚えるものでしょう。  正直、ずっと眉をひそめて見ていましたよ。とても教育上良い映画とは思えません。  ただ映像作品としては大変すばらしく、何の違和感もなくその世界に浸ることができました。  キャラもストーリーもいまいちですが、映像だけは一級品かと。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2024-03-24 16:25:31)
2.  百円の恋 《ネタバレ》 
 役者さんの演技力。作品の雰囲気。ひきこまれるものは確かにあります。だから良い映画なのでしょう。  特に中盤以降がかなり良い。  ずっと負け続けてきた人生。ボクシングにのめりこみ、変わり始めた自分。  『一度でいいから勝ちたかった。』と泣きじゃくるラストの台詞が、この物語のすべてを語ってくれています。  ああ、良い映画を見たなぁという満足感は確かにあります。  斎藤一子のトレーニングの様子がどんどん洗練されていくシークエンスは、見ているこちらもモチベーションが上がります。  でもだからこそ、レイプネタいる?コンビニ強盗ネタいる?  それはもう人間ドラマではなくて、犯罪ですから。  ボクサーくずれの二股や、オープニングの姉妹喧嘩くらいまでじゃないですか?許容できるのは。  社会の底辺にいる人たちを描くのは良い。そこでもがく姿を描くのも良いでしょう。  でもそれと犯罪を同列に扱うのは、違うでしょ。  レイプした同僚、その後どうなったのか描かれないし。  コンビニ強盗のおばさんが、まるで人情味のある良い人みたいに描かれているし。  社員の男は決して善人とは言いませんが、少なくとも犯罪は犯していないし、会社のルールだって守っています。その社員のほうが悪者のように描かれる違和感。その違和感が、この感動的なドラマを見るにあたって、邪魔で仕方なかったです。
[DVD(邦画)] 6点(2024-03-11 01:25:17)
3.  ヒッチコック 《ネタバレ》 
 そーいえばヒッチコックの映画って見たことない・・・  どーしてもモノクロ映画ってなかなか見る気が起きなくて・・・  そんな私が『サイコ』を見たくなってしまう、そんな映画です。  なんかこの映画見て、俄然興味が湧いてきちゃいました。  ライトな伝記ものとして、大変そつなく簡潔にまとめられています。『サイコ』の制作の裏側に限定したことで、90分という短さにまとめられたのも良かったのかもしれません。  当時の映倫は非常に厳しかったんだとか、配給会社のパラマウントとの確執だとか、当時としてはきっと珍しかったであろう猟奇サスペンスを撮るのは大変だったんですねぇ。  ( ゚д゚)ハッ!もしかして『サイコ』だけモノクロなのは、パラマウントが出資してくれなかったから?単なる資金不足?  それにしても、ヒッチコックは奥さんも映画製作に協力していたのですね。お互いの仕事のことがわかっているから、反発しながらも苦しいことも嬉しいことも分かち合えている様子がなんか良かったです。私も妻と同じ職場なので、なんだかすごく共感しちゃいました。  ・・・だからこそ、奥さんがウィットに惹かれていくようなエピソードって必要だったのか、これこそ蛇足じゃないかと思う次第です。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-07-12 14:53:36)
4.  ビザンチウム 《ネタバレ》 
 最初は退屈そうだなぁ・・・って思っていたのですが、美少女がいきなり血を吸ったり、追っかけてきた男の首をチョンパしちゃったり、突然のグロ展開。全く予備知識なしで見たものですから、唖然としちゃいました。  こいつは面白くなりそうだと思ったのですが、こっからまたのんびりダラダラ・・・。  良く言えば丁寧、悪く言えば退屈。  いや、最近のテンポの速い映画に慣れすぎている自分がいけないんだろーな。・・・とはいえ、なかなか話が進まないものですから・・・。  こんなこと言うのはあれなんですけど、200年も生きてきて、まだ大学に通いますか?危険を冒してまで?あの母親がなぜそれを許すの?う~ん。  ちなみにクララのキャラクターは、エレノアと同じくらい良かったと思います。最初は毒親かと思ったのですが、エレノアに対する母の愛は本物だったのがぐっときました。特に終盤ですね。エレノアも、反発しつつも、やはりクララのことを母親として愛しているのが伝わってきて、そーゆードラマが描けているのが殊の外良かったです。  こーゆー映画って、最後はみんな滅んじゃうんだろーな。少なくとも母娘は滅んじゃうんだろーな。なーんて、固定観念があったのですが、真逆の結末。考えうる限り、エレノアとクララにとって最高の結末だったのではないでしょうか。  エレベーターに墜落死しちゃった親切な男性。エレノアのことを本気で心配してくれた大学の先生たち。みんな良い人たちだったのに、死んじゃって、殺されちゃって可哀そう。そこはなんとかならなかったのかな。  ちなみに、誰も触れていませんが、エレノアがヴァンパイアなのに吸血鬼の映画をTⅤで見ていたのが、超シュールで私にはたまらなく面白かった。
[DVD(字幕)] 7点(2023-06-05 02:09:25)
5.  ヒドゥン・フェイス 《ネタバレ》 
 殺された女性の霊か?それとも天才指揮者のサイコパススリラーか?  いやいや。うっかりさんのインキー事件簿でした。  アドリアンはベロニカと浮気をしています。ですがそれがいつからなのか、どの程度のものなのかは写真くらいでしか判断できません。もしかするとベレンがいなくなる前は、電話やメールのやりとりだけだったかもしれません。で、ベレンには正直に浮気を認めます。終盤ではベロニカに自分から関係の解消を告げます。浮気をしたことはダメですけど、そこまで不誠実な人間には見えません。  何が言いたいかといいますと、ベレンの計画ってちょっと度を越している気がします。ベレンが陥った状況というのはとても利己的な行動の末なので、同情も感情移入もしづらいです。  ファビアナはファビアナでベレンを見殺しにしようとします。でもアドリアンの浮気写真を見せられたら、じゃあベレンを助けてあげようかなって、こいつもこいつでなかなかです。もしかしてさっと身を引いたベロニカが一番いい女なんじゃ・・?  映画自体はとってもわかりやすくて好きなジャンル。  前半、浴槽でファビアナが慌てだした理由が実はよくわかっていなかったのですが、そーゆーことだったんだぁーって、すっきりします。前半のささやかな怪奇現象のネタばらしが面白い。ファビアナとベレンのイエス、ノークイズはもはやコメディ。  だから悪くはないんですが、ラブロマンスとスリラーが半々になっちゃって、どっちも印象が薄くなっちゃったのがもったいない。スリラーならスリラー、脱出劇なら脱出劇に的を絞ったほうが良かったんじゃないでしょうか。
[DVD(字幕)] 7点(2022-06-21 14:37:37)
6.  美女と野獣(2017) 《ネタバレ》 
 ミュージカルは苦手。ふだんまず手にとりません。  ですが『美女と野獣』はアニメ版を何回か見ていて、その楽曲に好きなものが多いので見ちゃいました。もうひとつの理由は当然エマ・ワトソンです。  まずアニメ版の曲はすべて使われています。それに加え、本作のために新曲が3曲も追加。そのうち2曲は流れる時間こそ短いものの、3曲とも良い曲でした。  そしてストーリー。実写版用に多少アレンジ、追加、変更はあれど、ほぼ原作通り。おとぎ話なのでそれでOK。アニメでしか表現できない世界があるのと同じように、実写でしか出せない味わいというものが確かにあります。  それがクライマックス。野獣がガストンの銃弾で息を引き取るシーン。そしてタイムリミットを迎え、屋敷の人たちが骨董品になってしまうシーン。アニメ版では感じなかった悲しさと切なさでなんと目頭が熱くなってしまいましたとさ・・・!  当然その悲しさの反動は、そこからのハッピーエンドの幸福感をより大きなものにしてくれるのです。  ちなみにルミエール、コグスワース、ポット夫人などはアニメ版のほうがかわいいです。  とはいえ、アニメ版のデザインそのものを起用しちゃえば、実写版の雰囲気を壊しかねません。そう考えるとこれはこれで正解なのかな?  そしてなんといってもこの映画最大の立役者はエマ・ワトソン、この人でしょう。その美しさ。その歌声。あまりの美声にてっきりプロが歌っているものと思っていました。歌っているのはエマ・ワトソンその人じゃないですか。わずか3カ月のトレーニングでここまで歌えるようになるなんてただ者じゃありません。まさにすべてを兼ね備えたスーパー女優です。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-05-22 21:19:39)(良:1票)
7.  ビューティー・インサイド 《ネタバレ》 
 思っていたよりだいぶ変化球。  目が覚めるたびに姿が変わるというのだけは聞いていたのですが、見た目どころか性別も年齢も人種まで変わってますやん。あまりにファンタジーすぎて感情移入しづらい設定でした。せめて人種や年齢は変わらないほうが良かったのでは。性別までにしてくれたらもう少し感情移入しやすかったかもしれません。  ただ、何が出るかわからない、パルプンテみたいな設定は確かに面白いです。  イケメンが出るまで待って、それからデートに誘うとか、ちゃんとこの設定が活かされているのが良い。  イスがウジンを追っかけてチェコまで来たとき、ウジンが『どちら様ですか。』ととっさに誤魔化すくだりなんかは特に好き。  その一方で、さすがにこれだけの役者さんを使っちゃうと、どーしてもウジンに見えない人たちも出てきます。  個人的に決定的なのは上野樹里と子供で、ウジンともはや別人格に見えてしまってせっかくの設定が台無しです。  やっぱりこーゆー設定にする以上は、誰が演じてもウジンだと感じ取れるようにしないと失敗だと思います。  まあ最後はハッピーエンドでめでたしめでたしなので良しとしよう。  ところでウジンの寿命ってどーなるのでしょう。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2021-11-30 19:53:14)
8.  ピラニア リターンズ 《ネタバレ》 
 前作のほうが良かったようには思いますが、これはこれで嫌いじゃありません。  まあ映画というよりは、作成者たちの悪趣味の詰め合わせのような作品ではありますが。  モテ男のアソコがピラニアに食いちぎられるのもそう。  うるさい子供が最後に悲惨な末路を辿るのもそう。  最後に子供が頭食べられちゃって、容赦なくその変わり果てた姿をさらしたときに、その子供に向かってみんなが携帯を向けているのが今の時代を象徴しているようで寒気がしました。  もしかすると、バカ映画なふりをして、何かの警鐘を鳴らしているつもりなのか。  もしくは、ただ個人的に嫌いな人種を映画という媒体でめちゃくちゃにしてやりたかっただけなのか。  でもこーゆーバカまっしぐらの映画が結構好きです。悪趣味上等。人間体に良いもんばっかり食べていると、時には体に悪いものも食べたくなります。これはそーゆー映画。必要悪みたいなもんです。  でもまあやっぱりホラー色やパニック要素を強めにしてもらってもう少しスリルを味わいたかったのが本音。  主人公と女友達が桟橋で襲われるシーンがありましたが、あーゆー真っ当なサスペンス路線が特に後半もっとあれば評価はずっと高くなったかもしれません。  前半から中盤にかけて真面目にホラーをやって、後半からラストにかけてギャグテイストが強くなっていますが、逆のほうが良かったんじゃないでしょうかね。
[DVD(字幕)] 6点(2021-08-18 03:43:58)
9.  ピラニア 3D 《ネタバレ》 
 『ジョーズ』や『オルカ』や『ピラニア』といった海洋パニックを見てきた世代。  小さい頃からこーゆーの好きだったのですが、大人になるとさすがに『怖い』とは感じなくなるものですね。  そういえば、『13金シリーズ』や『バタリアン』を大人になって見た時も同じ感覚に陥りました。  当時あれだけ怖かった映画が、今見るとそのチープさにため息が出てしまう、みたいな。  ところが今現在製作されているホラー映画やパニック映画はちゃんと怖い。だとしたら今の子供達は、今現在制作されているホラー映画の類は見ないほうが良いかも。刺激が強すぎます。絶対トラウマになりそうです。  話が横道に逸れましたが、グロ描写が好きな私としては、本作なかなか楽しめました。ビーチでのパニックも良かったと思います。  他の人を助けようとする人もいれば、自分だけボートに乗って逃げようとする人もいる。それも人を撥ね飛ばしながら。なんかそーゆーところだけ変にリアルで面白い。この終盤のパニックはB級映画とバカにできないくらいのクオリティです。  主人公や登場人物たちはバカにしていいほどバカな行動しかしませんが。  とりあえず今キスしてる場合じゃねえだろうと、一番イライラさせてくれたのは他でもない主人公でした。
[DVD(字幕)] 6点(2021-07-31 03:55:58)(良:1票)
10.  ビキニ・カー・ウォッシュ 《ネタバレ》 
 青春セクシー系サクセスコメディ。  セクシー路線なんですけど、女優さんたちはそこまでかわいいってわけではない。  それなりに露出があるので家族で見るには不向き。かと言って1人で見て興奮するようなレベルでもない。  そっち方面を期待しても、期待しているほどのもんは出てこないと思っておくのが良いでしょう。  ブリタニーとトリは個人的にかわいかったですが、ブリタニーは水着にすらなりません。  ストーリーはある洗車場を経営し、1週間で利益をあげるというもの。  こーゆー目的がはっきりしたビジネスドラマは単純明快で好きです。すべてがトントン拍子に進んでいくので、ストレスフリーですが、うまくいったときの爽快感もかなり薄味。サクセスものとしては淡白な仕上がりです。  主人公は真面目。友人は適当。計算に強いけどモテナイ男の子。あとは水着女子。人物設定もありきたりで、水着美女が洗車すること以外の真新しさはない映画です。  『水着で洗車』のシーンはうなるほど出てきます。だから中盤には飽きます。  ただ個人的にみんなで協力してひとつの仕事をするっていうのが好き。一番好きだったのは街中でビラを撒くシーン。あーゆーのやったことがないので憧れます。とはいえ、ほとんど学園祭レベルのノリではあるんですけど。  ヤクザ、教授、厳格な父といくつかハードルが用意されていますが、たいした苦労もなく乗り越えます。  気軽に見られる一方で、超薄味な作品であることは否めません。B級映画としては楽しめるほうだとは思います。
[DVD(字幕)] 6点(2021-04-26 13:27:34)
11.  ヒーローショー 《ネタバレ》 
 思っていたのと全然違う映画。  うだつの上がらない主人公の成長物語。あるいはサクセスストーリー。  そんなものを期待するとものの見事に裏切られます。  ただのチンピラ映画です。しかも結構暴力的。  前半はセックスシーンもあり、とても家族で見るにはオススメできない映画。なんて危険なタイトルなんでしょう。  登場人物の誰にも共感できず、応援もできない。  『ヒーローショーが始まった途端、子供がトイレに行きたがっているから待っててという母親』  『子供に飴を上げたのに、お礼も言わない母親』  メインの人たちからモブに至る人たちまで、嫌な人間しか出てきません。  終始イライラさせられっぱなしです。  また、映画に起承転結を求める人間には、はっきり向かない映画。  登場人物の人物像もぶれぶれで、一貫していたのは鬼丸と鬼丸の弟ぐらい。  それにこの内容で2時間超えはきついっす。  ヤンキー映画が嫌いではないので、中盤くらいまでは結構面白く見ていたのですが、後半から終盤にかけてが本当につまらない。みんな何がしたいのかわかりません。  そして個人的に福徳の声が苦手。コントだったからまだ許せるけど、ドラマや映画には向かない声質だと思います。
[DVD(邦画)] 4点(2021-03-29 17:40:42)
12.  ヒックとドラゴン 聖地への冒険 《ネタバレ》 
 映像の美しさが半端じゃない。特に『水』や『砂』の描写はその質感まで感じ取れるクオリティ。本物を超えちゃっているんじゃないでしょうか。映像だけでも一見の価値ある作品です。  今作は人間達がドラゴンから自立するお話。  ヒックたちバーク島の人間は、ドラゴンたちを保護し、悪い人間から守っていました。でも実はドラゴンたちに依存していたのは人間達のほうだったっていう真実。オープニングバトルでの母親の一言。『ちょっとあなたたちドラゴンに頼りすぎかもね。』まさにこれが今作のテーマ。すでに伏線は張られていたわけです。  ですので、前半や序盤はドラゴンたちと共に戦うシーンが多く、後半はヒックたちがドラゴンの力を借りずに自分達の力だけで戦う構図が出来ています。そして勝利を掴む。これこそがこの物語の帰結点。  いつもだったらクライマックスは巨大なボスドラゴンと、ヒックたちバイキングとドラゴンのど派手な戦いで幕を下ろすのですが、今作はなし。いつもとは違うラストバトル。それはそれで面白いのですが、やはりドラゴンが脇に追いやられてしまうとなんとなく物足りない感じはしちゃいますね。  切なくも美しい別れを描き、有終の美を飾る本作。  最後にそれぞれ家族を築いたヒックとトゥースの再会が描かれます。ファンとしては嬉しい限りですが、映画としては蛇足かもしれませんね。
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2021-03-24 10:53:14)
13.  彼岸島 デラックス 《ネタバレ》 
 これはもう完全に原作ファンのための映画。  登場人物たちの紹介など一切なし。導入部なんて存在しない。コミックスでいうなら中盤くらいをピックアップした作品。  なにしろケンも篤もすでに感染して吸血鬼化しちゃっているわけですから。ここまで『一見さんお断り』を貫くともう逆に清々しいくらいで  登場人物の中でひどかったのは明と雅。明は原作のイメージとかけ離れすぎ。雅はクラスに一人はいる厨二病の男の子にしか見えない。  とりあえず明の赤いマフラーみたいなのやめてほしい。オープニングバトルは顔色の悪いショッカーと戦う仮面ライダーかと思いましたよ。  でも私はこの作品好き。なぜならオニがたくさん出てくるから。  私が原作で一番好きだった『姫』が出てきたときにはテンション上がりまくりです。  この映画のベストシークエンスはずばり『姫』と遭遇してから逃げ切るまでの一連のシーンでしょう。  他にもオニがたくさん出てくるので退屈しません。  こーゆーネタ映画はこれで良いんだと思います。
[DVD(邦画)] 7点(2021-03-23 04:41:41)
14.  彼岸島 《ネタバレ》 
 アクションは地味。ホラーなのに怖くない。そして中だるみしがち。  ですが、私は原作が結構好き。なので結構楽しめました。  おそらく原作を知らない人にはただつまらない映画。  原作ファンだったら原作を全然反映していないことに怒り出すでしょう。  私のように『10年くらい前に一度読んだことある』ってくらいの人にちょうど良い映画。  原作がそもそもありえない展開の連続なので、この作品がありえない展開になっていても原作のせい。  ただ、そんな中にも、オープニングやポンの吸血鬼化など、ひきこまれるエピソードが確かに存在します。  オニもちゃんと出て来るし、頑張っていると思います。  こーゆー映画、嫌いじゃないです。
[DVD(邦画)] 6点(2021-03-23 04:15:35)(良:1票)
15.  ヒックとドラゴン2 《ネタバレ》 
 おお、ヒックがなんかかっこよくなっている。というのが最初の感想。すっかり主人公顔です。  ドラゴンブレードや飛行スーツなど、装備が充実しているのがまず楽しい。  ヒックの姿だけでも、前作からの月日の流れを感じさせるオープニングがとても良いです。  世界観はそのままに、前作とはまったく違うストーリー展開。  母親との再会。父との死別。悪い人間と悪いボスドラゴンに操られる善良なドラゴンたち。なんとトゥースまで操られてしまって・・・。前作とはまた全然違う、ドラマチックでありカタルシスも感じられる緩急の効いたストーリー展開。  ここでの評価が冴えなかったことも幸いしてか、あまり期待せずに観賞したぶん、その面白さに終始ひきこまれました。  わたしはこの『2』も前作に負けず劣らず大好きです。  心優しきボスドラゴンの死や、父との死別という前作にはない悲しいエピソード。  その一方で母親という偉大なドラゴンライダーと新しいドラゴンたちとの嬉しい出会い。更に今作ではトゥースもなにやら覚醒したかのようなクライマックスに少なからず興奮。  どうしても次作に期待をしてしまう、かっこいい終わり方が最高です。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2021-03-16 11:57:45)
16.  ヒックとドラゴン 《ネタバレ》 
 何者でもなかった自分が、何かをきっかけに特別な存在へと進化していく。こーゆー話大好きです。  アニメとしての映像美はもう素晴らしいの一言。特にトゥース(ナイト・フューリー)に乗って大空を翔ける疾走感、浮遊感は最高の映像体験。  また、ストーリーはわかりやすく面白く、テンポは速く、キャラクターも個性的。人間だけでなくドラゴンにも個性をしっかり持たせたのが良かったのかもしれません。  敵対関係にある者同士が、少しずつ歩み寄り友情を育んでいくってのは、いつの時代でも良いもんです。映画、物語には不変の良さが確かに存在するようです。  その姿を見たものは誰もいない。出会ったら逃げるしかない。伝説のドラゴン、ナイト・フューリー。それを最初に仕留めたのは、まさかの村の最弱キャラ。最強と最弱が心を通わせ、唯一無二のパートナーになっていく。そして最弱キャラは敵も味方もすべてを救う伝説の人物へと成長していく。なんとワクワクするストーリーなんでしょう。そう、王道です。ストーリーはまさに王道なのです。ですがこの作品が大ヒットしたってことは、今も昔も王道に勝るものは無いってことでしょう。  『仲間達が手の平を返したようにあっという間にヒックを慕う』『ヒック以外の人間が簡単にドラゴンに乗れてしまう。』『父親の二転三転する態度の無理矢理感』細かい点を挙げれば気になる点は多々あるのですが、細かいところを気にさせない爽快なエンターテイメントストーリー。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2021-01-31 22:26:21)(良:1票)
17.  必死剣 鳥刺し 《ネタバレ》 
 誰か上様を切ってください。胸糞悪くて仕方ないです。  『上様』『家老』『側室』の三大悪。この3人にそれ相応の報いを受けさせてこそ溜飲も下がるというもの。  連子を切り捨てるシーンも冒頭ではなく中盤くらいのほうが良かったのでは。冒頭でいきなり切り伏せ、物語は『何故兼見は連子を切ったのか』のミステリー仕立てでスタート。当然鑑賞者の興味はそこに向きます。中盤、連子に仕えていた出家した女性が『兼見様にお会いしたら聞きたいことがございました。何故連子さまを殺められたのですか』と尋ねるシーンのおまけつき。そこを明らかにしないというのはミスリードというより反則ではないだろうか。  また、別家の帯屋と兼見が切りあうクライマックスは見応えはありますが、どちらも正義なので、どのような結末になっても悲劇。とゆーかこの二人が家老の手の平で踊らされていたかと思うと腹が立ちます。  私は小さい頃『暴れん坊将軍』やら『水戸黄門』やら『遠山の金さん』やらを見て育ったので、どうしても時代劇には勧善懲悪を求めてしまいます。そーゆーわかりやすいもの、爽快な結末を期待する人にははっきり向かない映画。  ただ映画としてはもはや完成されていて、キャストも演技も良く、所作は美しく見応えがあります。  連子の横暴ぶりを見せる前半、そして悲劇の終盤は盛り上がりますが、中盤がやや中だるみ。また、悲劇を強調したかったのでしょうけど、兼見と里尾の恋愛は不要。
[DVD(邦画)] 6点(2020-12-14 02:39:10)(良:1票)
18.  瞳の奥の秘密 《ネタバレ》 
 猟奇殺人好き。単純明快なサスペンス好き。なので自分の好みと合致している作品。  最初は殺された女性の旦那が犯人か?と思っていたのですが、全然違いました。私はいつも『犯人顔』かそうでないかで推理しちゃうので、絶対犯人だと思ったのですが、そもそもミステリー系の作品でもなかったですね。  これはサスペンス形式のラブストーリーなんだと思います。  亡き妻への一途な愛を生涯貫く男。  その男に感化され、自分の愛を全うしようと決意する主人公。  いやね、別にいいんですけどね。私は『サスペンス』と思って見ちゃったものでして。  主演二人のラブストーリー。これがちょいちょいじゃまだなーって。テンポを悪くしているなーって。  でも実はそっちがメインなのか?もしかして?  サスペンスがとてもよくできているので、サスペンス1本でいってほしかったです。  主人公二人はそれとなく仕事を通じて惹かれあっている。それぐらいの描写にとどめてさ。90分くらいにきゅっと短縮してくれたら、更に高評価になったかもしれません。  あまり見る機会のないお国の映画なので、そういった意味では興味津々で見ました。
[DVD(字幕)] 7点(2020-07-12 14:56:01)
19.  ビッグ・バグズ・パニック 《ネタバレ》 
 ちょっと変わった出だし。  突然大きな音が鳴り響き、気付けばみんな繭の中。  大きな虫がガサゴソガサゴソ。  なぜこうなったのか?虫たちはどこから来たのか?警察、軍、国は何をしているのか?主人公だけなぜ目が覚めたのか?  肝心な部分の説明、一切なしです。この潔さ、嫌いではありません。  もともと、こーゆーノリのB級モンスター映画は大好きです。昆虫が大きくなるだけでわくわくするってもんです。  炎のCGはお世辞にも良いとは言えませんが、虫のCGはとてもよく出来ています。こんなB級作品で本格的な巨大昆虫に遭遇できるなんて、期待していなかったぶん、嬉しい誤算です。  虫に刺された人間が、虫より恐ろしいクリーチャーに変身しちゃうってのも好きなテイスト。  そんな私好みの映像作品であっても、気に入らない点はあります。  例えば。『不必要な言い争い。しかも大声』『馬鹿すぎる行動』などのB級あるある。その中でも一番意味不明なのが、繭に入っている人たちを助け出さないこと。結構簡単に助け出せるのに、なぜか数人助け出したら、あとは放置。いやいや、そんな馬鹿な。  また、パニックムービーの醍醐味と言えば、まさにパニックになるそのプロセスにあると思うのです。  その一番の見せ場が、本作では全カット。気付けばみーんな繭の中。そのシチュエーションは面白いけれど、逃げ惑う人たちを見られないのは物足りないです。こーゆーシナリオにしたのって、もしかして予算の都合でしょうか?
[DVD(字幕)] 6点(2020-05-17 03:22:13)(良:2票)
20.  ヒューゴの不思議な発明 《ネタバレ》 
 正直言ってなかなか退屈な映画。いつか面白くなるだろう、いつか面白くなるだろうと思っていたのに、ちっとも面白くならない。  大人たちのヒューゴに対する扱いが冷たくて、見ていて不愉快。子供からノートを取り上げて、『これをどうしようがわしの勝手だ。』で、後日灰を渡すなんて、ドン引きです。結局燃やしてはいなかったみたいですが、それもイザベルのフォローがあってわかったこと。こんな大人気ないパパ・ジョルジュが、なぜかこの物語の中心人物かつ悲劇の主人公みたいな扱い方をされてついていけません。  そう、この映画って主人公が2人いる。ヒューゴとジョルジュ。  てっきりヒューゴが天才的な才能を持っていて、その発明でみんなを幸せにし、自らも幸せになっていく、そんなストーリーを勝手に想像しちゃった自分も悪いのかもしれませんが、そんな感じのジャケ!タイトル!中身は全然別モノ!  一応サクセスストーリーではありますが、爽快感、カタルシス共に弱い。  かといって、コメディ的面白さはない。感動もない。美しい映像はありますが、心躍るようなアニメーションはない。ハラハラするシーンがあるにはあるが、そのほとんどが公安との追いかけっこ。  映画は娯楽。『楽しませてくれなきゃ。』と思っている私にとって、なんとも相性の悪い作品です。  ただ、ジョルジュ・メリエスの作品をいくつか見られたことだけは収穫でした。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2019-10-21 03:22:49)(良:3票)
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