1. フィールド・オブ・ドリームス
《ネタバレ》 いきなり野球場を作ってしまうという、間違えば物語を台無しにしてしまいそうな唐突感をうまく処理している。個人的にはこの映画の音楽は特筆ものだ。物語の邪魔をせず、静かに流れ続けて夢心地のまま映画に溶け込ませている。すべての登場人物もこの映画の独特なトーンに調和し、演出にあざとさがない。昔見たときの心地よさを再確認しながらの鑑賞だったが、更に良い時間を、初回よりも良い時間を過せた。 [DVD(字幕)] 10点(2006-01-28 00:42:39) |
2. 4デイズ
《ネタバレ》 時間までにどうやって口を割らすのだろう?という見方を当然するわけだが、良いに付け悪いに付け「24」などで無茶苦茶を見せられているので驚けないのが少々気の毒。いかにも低予算映画のようだが、そこそこ見ごたえあり。 [DVD(字幕)] 7点(2013-10-21 00:31:21) |
3. 武士道残酷物語
構成はもちろん、一話一話良く練られた見事な出来映え。しかし、元々面白い話では無いし、この残酷の積み重ねには疲労感を蓄積させられる。たぶん人には勧めない。 [DVD(邦画)] 7点(2008-04-29 23:36:04) |
4. 武士の一分
《ネタバレ》 木村君、やはり君はちょっと他とは違うのかもしれない。ただ、笹野さんが素晴らしい。この人が居なけりゃテレビで十分な話になってしまわないか。一人の脇役が全体に奥行きを与える。演出力の凄さか。 [地上波(邦画)] 7点(2007-12-31 02:14:18) |
5. フラガール
数多いこの類の良作を、まじめになぞって出来上がった感じ。悪く言えば「ベタ」ということか。奇を衒うのでも無くありふれた展開の連続だが、見せる。この作品もまたひとつの手本になるかも。 [DVD(邦画)] 7点(2007-04-19 00:13:36) |
6. フライトプラン
《ネタバレ》 ジョディ・フォスターの圧倒的な演技に改めて驚いた。男性の設定を女性に変えさせて出演しただけはある。しかし鑑賞中は問題点を先送りして観ているせいか、時間が経つと原点材料ばかり浮かぶ作品。かなり楽しめましたが。 [映画館(字幕)] 7点(2006-01-30 02:27:42) |
7. フェア・ゲーム(2010)
《ネタバレ》 実話物の重さというのは、描ききれないまた描けない部分をいかにスマートに端折ることが重要なのだと思う。強大な権力の情報操作は近年隣国の反日を煽るかのような行動、はたまた日本だって大震災の情報に対して政府が誠実であったか疑問に思えることが重なることもあって、恐ろしさは一定の成功をしていると思う。ただ、視点を変えると、本当に悲惨なのはこの夫婦ではなく諜報活動協力者に起こっただろう外国人であり、その苦難がおざなりなのは残念。もっともそこに手を突っ込んじゃうと違う映画になっているのだろうけど。 [DVD(字幕)] 6点(2013-01-12 01:52:31)(良:1票) |
8. ブラックサイト
天下のFBIが犯人に翻弄され続けたあげく、この解決方法はいかがなものでしょう。 発想は秀逸に思えるだけ残念。 [映画館(字幕)] 6点(2008-05-15 20:56:23) |
9. フライ,ダディ,フライ
《ネタバレ》 失礼ながら、監督も脚本家もリメイクしたいだろうな。原作者が脚本を書いているのだからこれを「良し」としたのかもしれないが、娘のために一念発起、強くなっていく過程、まわりの下手糞な子役、せっかく集めた個性派バス乗客、すべて消化不良に感じる。 [DVD(字幕)] 6点(2006-02-17 01:25:56) |
10. フォーン・ブース
《ネタバレ》 楽しめました。良い発想です。ただ、「24」にはまった人間は犯人はひょっとしてジャック・バウアー?が気になり過ぎてね。すみません。 6点(2004-07-02 23:53:55) |
11. フルスロットル(2014)
《ネタバレ》 「アルティメット」と比較して観てしまう方には損する気がします。別にリメイクの必要も感じませんし。 [DVD(字幕)] 5点(2015-01-24 16:49:01) |
12. ブルージャスミン
《ネタバレ》 まず、ケイト・ブランシェットは凄まじく上手い。さて本題、救いが無い話です。恐ろしいことにこれって序章に過ぎないじゃないですか。そこで終わっちゃ普通なら更に転落していきますって。 [DVD(字幕)] 5点(2015-01-14 11:19:44) |
13. ブレイブ ワン
ジョディ・フォスターと聞くと期待値が高くなりすぎて毎度残念な気持ちになってしまう。勝手な言い草だけど。ラストに2点減点の人が多いのでは。 [DVD(字幕)] 5点(2008-12-06 19:59:53) |
14. フィクサー(2007)
いや分かっているんだ。自分の頭の悪さもある。しかし下手な落語聴いているような感じというか、それぞれが立ってこないのでかなり混同誤解して見てしまった。役者は良。 [DVD(字幕)] 5点(2008-09-21 04:10:30) |
15. ファンシイダンス
誤解を恐れず言うと、この失敗があって快作「シコ&シャル」がある。 [DVD(邦画)] 5点(2007-08-26 02:28:54) |
16. ファイヤーウォール
《ネタバレ》 可もなく不可もなし。先に書かれたというか当然というか、お気に入りのメアリー・リン・ライスカブ(初めて名前を知ったのだが)の上司、主役の名前がジャック、家族の誘拐、PC環境、「Now!」と叫ぶセリフ、このパロディはある意味楽しめた。 [映画館(字幕)] 5点(2006-04-09 02:20:17) |
17. ブラッド・ワーク
話の内容からしてもっともっと面白くても良い素材だと思う。 犯人がすぐ判ってしまうのも演出の狙いなのかなと思って見たのだが、先読みを裏切りひねりもない話だった。もったいない。 5点(2004-02-14 00:25:19) |
18. ブレードランナー/ディレクターズカット<最終版>
《ネタバレ》 どうも自分には向かない映画だった。この監督の色調がダメなのかな。不思議な感覚を醸し出すのに中国風日本的なものを多用しているが、これはいかがなものでしょうねえ。「強力わかもと」は強烈ですね。 5点(2004-02-02 00:09:59) |
19. プロフェシー
実話物はフィクションにはないアドバンスをぜったい持っている。それに対し映画としてかぶせていく脚色があまりに貧弱であるため、逆に実話が足かせとなり怖さ不気味さを表現できなかったというところ。もったいない。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-03-27 15:36:43) |
20. 不撓不屈
《ネタバレ》 監督の用意!スタート!の声のたび、いくら不撓不屈であってもあの顔から演技を始めねばならぬ滝田栄が可哀想になってしまった。一昔前のようにナレーションの多用で面倒な演出を省いてしまおうという制作側の力の無さを露呈する希有な作。 [DVD(邦画)] 4点(2007-03-03 22:34:39) |