21. 復活の日
《ネタバレ》 オープニングのジャニス・イアンの曲で体が震えた。映画でこれ程の衝撃を受けたのは初めてである。角川映画が絶頂期だったこともあるが、これ程のスケールのものが良く日本で創られたと思う。草刈正雄、オリビア・ハッセーの美男美女ぶりにも見とれるばかりであった。時代の古さが返ってリアルさを生んでおり、細菌の蔓延に成す術がない人類、数少ない生き残った人類の選択と実に生々しく描かれている。終盤の、地震による核ミサイル発射という所から、おかしな方向へと行ってしまうのだが、それもハッピーエンドに繋がるので良しとしたい。こういう力作こそもう少し脚光を浴びてもいいと思う。 9点(2004-06-26 04:33:09)(良:3票) |
22. フェノミナ
ジェニファー・コネリーが若い&とんでもない目に遭っている本作。ダリオ・アルジェントの映像センスはなかなか好きだったりする。エグイシーンの連続なのだが。また、死体に群がる虫の成長から検死する方法は勉強になる。如何にも20年前のホラーといった感じなのだが、今のホラーに慣れている方はかえって新鮮に感じるのではないだろうか。ただし、虫嫌いの人は要注意。 7点(2004-06-21 00:14:09) |
23. フロム・ダスク・ティル・ドーン2
製作総指揮3人? 3人もいてコレかい! タランティーノは”名義貸し”と思われる。コウモリ、やられ方と20年前の映画という感じ。中でも十字架のシーンはあまりに下らない。T1000がいただけに残念。 2点(2004-05-06 17:37:45) |
24. フレディVSジェイソン
まずこの監督はファンの心をしっかり理解していると感じる。一つ間違えば、「ジェイソンⅩ」のようにチープになりがちだが、監督自身「両シリーズ」を研究し大事にしているのが数々のシーンから読みとれる。ここ最近、映像技術の進歩より、超人同士の決闘が数多く生まれたが、私的にはどことなく昔を思い出すこの”血みどろの戦い”が一番好みに合っていた。実際、両者とも想像以上の弾けっぷりであった。もし次回作が創られるのであれば、今度はタッグマッチで相手は最強の人間と戦ってもらいたい。フレディ&ジェイソン VS ランボー&コマンドー、フレディ&ジェイソン VS 霊幻道士&座頭市など。 [映画館(字幕)] 8点(2004-05-01 06:29:32) |
25. フォーン・ブース
映画館で金を取る以上、最低90分はないと客に失礼という考えの中、この実質75分という短さにまず疑問を感じる。電話ボックスという”限られた空間”という真新しさだけで、展開は予想の範囲を出ておらず、何よりワンパターンな”不倫”という設定に意気消沈した。最後のオチもそれ程大したことは無く、最近でいうと「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」や「アイデンティティー」を観終った余韻にはほど遠いものであった。ただ、今回のコリン・ファレルは実に役にハマっていた。 6点(2004-04-12 01:32:49) |
26. ブルース・リー/死亡遊戯
最後の決闘シーンだけにも関わらず、ブルース・リーの名刺とも言える数々のシーンが本作から生まれた。ヌンチャク同士の決闘が最高。ただ、それにたどり着くまでのストーリー展開は、苦肉の策というか試行錯誤が痛いほど感じられる。ソックリ役者の格闘もそれほど悪くは無く、更衣室の決闘は想像以上の出来であった。BGMが最大限に利いていたのも良い。ただ、映画至上最初で最後であろう”アイコラ”だけは苦笑してしまう。 8点(2004-02-08 06:57:42)(良:1票) |
27. ブルース・リー/死亡の塔
すべて日本配給の東映が悪い。コレはブルース・リーの名前を騙っただけの完全な詐欺であり、子供ながらにこの怒りをどこにぶつければ良いのかと思ったものだった。ブルース・リー本人が出ていたシーンは3分あるか無いかだったはずで、要は数分のNGか未公開シーンだけで1本映画を創ってしまったのだ。「死亡遊戯」と名前が紛らわしいことも悪意を感じる。一番最悪なのは、今でも当たり前のようにレンタル店に置かれている点で、ファンであれば一緒の棚にあるだけで嫌悪感を抱くはず。 0点(2004-02-08 06:38:11)(良:1票) |
28. フルメタル・ジャケット
翻訳が男性だからか知らんが、あの放送禁止用語は度を超している。私がアメリカが嫌いな理由の一つとして、ワンパターンな下品な言葉使いがあるのだが、前半の教官をみて”戦争の狂気”以前に、その戦争を起こす何かがアメリカの本質にあると感じた。ストーリーはキューブリックらしい皮肉全開といった感じで、どこかの宣伝映画とは一味も二味も違う内容であった。1人の女狙撃兵に翻弄される主人公達、銃弾を詰まらせるシーン、そして最後のミッキーマウスの歌と、どれも忘れられない強烈なものであった。 7点(2004-02-01 23:35:26) |
29. ブレイド2
良いのは登場シーンだけ。後はすべて自分にとって嫌な方、嫌な方へと進んでいく。 2点(2003-11-06 08:51:11) |
30. ブラック・ダイヤモンド
見せ場を、カーチェイスと一緒にした編集については疑問が残る。ただし、繰り返し見たいというシーンも皆無であった。 2点(2003-10-18 10:46:23) |
31. 梟の城
中井貴一が出れば面白くないと改めて実感した。内容に関しては論外。 1点(2003-10-15 13:50:08) |
32. ブレア・ウィッチ・プロジェクト
これほど激怒させた映画は他に無い。何故この映画が話題になったのか、何故当たり前のようにレンタル店に置かれているのか、映画業界への不信感だけが残る。本来存在してはいけない映画とも呼べないモノ。 0点(2003-10-15 11:44:07) |