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1.  フィッシュストーリー 《ネタバレ》 
あーもうこういうの大好き。時空を超えたつながり、時系列操作、描写を途中で止めてのミスリード、何十年も前のバンドが偶然的に録音した1曲が誰も知らないうちに地球を救うという馬鹿馬鹿しさ(しかもそれ自体がフィッシュストーリーであるという二重構造)。録音のところをフルで撮っているなど、ポイントの部分にこだわっているところに、制作者の対象に対する愛情を感じます。●バンドの4人はちゃんとキャラクターができているし、レコード会社の人やプロデューサーもいかにも本当にいそうな感じだし、多部未華子ちゃんもいい存在感だし、正義の味方は正義の味方としかいいようがないしで、各登場人物の造形にも、きちんと配慮されています。●難点は、映像が全般的に綺麗すぎで、その年代だと意識して見ないとその年代に見えないこと。それと、ビートルズの解散からパンクの勃興まではそこそこ間があるので(というか、むしろその間の部分こそが重要なので)、一緒くたに語るのは変ですよ。●原作も読みましたが、映画に比べると本当に骨子のみという感じ。いろいろなパロディやお遊びの部分もあるとはいえ、よくぞここまでイマジネーションを膨らませたものだと思う。ハイジャックをシージャックに変更したのも正解。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2015-10-18 01:53:33)(良:1票)
2.  ブロークン・フラワーズ 《ネタバレ》 
この(物語的に)楽しそうな設定と主演がビル・マーレイ、これだけでもうOKです。どんな筋書でどんな結論でも、つまらなくなるわけがありません。しかも、最初の1人は案外いい感触だったのが、進むにつれて冷たさ度が増しているのが笑えます。ラストは一瞬あっけにとられましたが、よく噛みしめてみると、いろんなことを後から考えさせるなかなか洒落た締め方ですね。ちょっと残念だったのは、ジュリー・デルピーとジェシカ・ラングの顔つきが、なぜかいつもと全然違っていたこと。
[映画館(字幕)] 8点(2006-12-10 03:20:02)
3.  ブレイカウェイ 《ネタバレ》 
何よりも秀逸なのは、あからさまに一番のワルのアーニーが、あることをきっかけに急にまともになっていくところ。「そこかよ!」と思わずツッコミを入れてしまう。逆に、最初に更生を提唱したトーキッドが、最後までいろいろ引きずっていたりして、この辺もなかなか味わい深い。全体的に、危機や課題が発生しても、ここぞとばかりに力を込めて盛り上げることなく、逆にとぼけた会話の積み重ねで先に行ったりしているのが、かえってスリリングさとリズム感を醸し出している。
[DVD(字幕)] 7点(2016-05-25 02:17:30)
4.  冬の小鳥 《ネタバレ》 
施設収容後は、単調な日々の描写が進むと見せかけておいて、1つ1つの小さなドラマが蓄積し、埋葬シーンでそれが決壊し、混沌と再生に至る。その一筋の光は、飛行機内での闇に消える自転車の回想によって見事に結実する。延々と続いていた曇天の空から陽光輝く空港への転換、そしてドラマが完結したところですかさず着地するフィニッシュ。実に見事な語り口。手紙の内容も見せないとか、そもそもお姉さんに何があったのかも具体的に特定しないとか、描写の慎み深さも忘れがたい。
[映画館(字幕)] 7点(2014-12-13 23:56:40)
5.  ブラックブック 《ネタバレ》 
見ているときは先の見えない展開を面白く見ていたのですが、結局はエンターテインメント作品の枠を出ていないんですよね。牢獄に突入して救出するシーンでも、突入もあっさり成功、官憲側の反撃もあっさり成功。同種の例はほかにもいろいろあります。これではいくら物語上の障壁を周到に準備していても、全体が予定調和的に見えてしまいます。主演の女優さんの力の入った演技に+1点。
[DVD(字幕)] 7点(2009-11-25 02:40:19)
6.  プレステージ(2006)
ノーランのオタク魂全開の作品。中身やディテールがどうのこうのというより、この窒息しそうなほど濃厚に凝縮された空気感が、オタク。
[DVD(字幕)] 7点(2008-04-01 04:49:16)
7.  ファイティングラブ 《ネタバレ》 
筋だけ聞いたらごく普通のラブコメなのですが、二人の間に漂う自然な空気が実に良い。作り物っぽさがないのです。最初は険悪な関係、その後は何となく友人みたいになってたのが、なぜかだんだんぎこちなくなってくる流れもいい感じだし、告白の際のヒロインのリアクションやその後のワクワク感の表現も何とも愛らしい。ただし、クライマックスのはずのパーティーの場面で、各当事者の感情表現の方向がきちんと「決まってない」のは惜しい。そもそも、何のためのパーティーで、何で関係者がみんないるのかよく分からないし。
[DVD(字幕)] 7点(2007-07-05 02:15:45)
8.  ブラッド・ダイヤモンド 《ネタバレ》 
変なアドベンチャーもどきだったら嫌だなあと思っていたのですが、予想外に社会性とエンターテインメント性を両立させた好作品でした。ほとんど出っぱなしながらテンションがとぎれないレオのスタミナはさすがですね。変に有名監督とか豪華キャストに囲まれていないときの方が、彼は良い演技をしています。ただし、作品としては、同じような演出が繰り返されている部分があるのと、ラストのロンドンのシークエンスが蛇足っぽかったのがちょっと残念です。
[映画館(字幕)] 7点(2007-04-07 22:39:42)
9.  ファム・ファタール(2002) 《ネタバレ》 
単なる○オチではない、タイムトラベル的な要素も絡めた多重構造が面白い。また、それに輪をかけて楽しいのが、無意味なエロシーンや登場人物のいい加減な行動がもたらすインチキくささ。したがって、オチがあまりにも強引であるにもかかわらず、つい何となく納得させられてしまいます。伏線なのか何なのかよく分からない仕掛けをたくさん用意して、意味もなく深読みを誘っているのも楽しい。
[DVD(字幕)] 7点(2005-12-12 00:19:26)
10.  フェスティバル・エクスプレス 《ネタバレ》 
最初の方でいきなり、「音楽イベントにはタダで入れて当然」と押しかける群衆の民度の低さに唖然。そういう裏事情が先に見えてしまうと、その後のツアーの進行にもあまりのめり込めなくなる。あとは、列車内風景そのままと各現地のライブがさしたる解説もなく交互に出てくる感じなのですが、そんな中でも、オフステージでは無邪気に笑い、ステージでは全身で絶唱するジャニスには、その後の彼女がたどった運命を考えると、何とも言えない気持ちになる。
[DVD(字幕)] 6点(2021-08-07 00:39:44)
11.  ブロークン・トレイル 遥かなる旅路<TVM> 《ネタバレ》 
要するに、大量の馬の群れが大自然の中を駆け抜ける重厚なシーンを撮りたかったんだろうな~。そこは気合が入っているだけあって、十分な迫力を感じさせます。それに比べると脚本は何とも弱く、一番の難点は、結局中国人の少女たちに何の変化も見えなかったこと。それから、途中でもっともらしく追加される登場人物たちも、結局ほとんど何もしていません。なので、ドラマとして機能していません。●ただし、ほとんど出ずっぱりのトーマス・ヘイデン・チャーチのひたすら地道なサポートぶりはなかなか見事で、彼によって作品が一本の筋を確保し、またぎりぎりで弛緩に落ちるのを防止しています。
[DVD(字幕)] 6点(2015-10-21 23:49:08)(良:1票)
12.  プラダを着た悪魔 《ネタバレ》 
見る前は、ヒステリック上司とどんくさい部下の苛々するやりとりが展開されるのかと危惧していたのですが、さすがはやはりメリル・ストリープ、そういうことにはならないわけですね。口調は穏やか、会話は理性的、しかし一つ一つの発言に一切の迷いがなく、そして言っている中身は滅茶苦茶。ただ、仕事に対する誠実性や情熱というものはベースとしてあるので、周りにいたら嫌だけど、画面で見ている分には不快ではない。この役作りができる人に主役を振った時点で、レベルは保証されるようなものです。ストーリー自体は定番そのもので、確実にヒットを狙いにいき、かつ、実践している。まあ、ファッションの点を除けば、「ワーキング・ガール」と何が違うのか、と言われれば難しいけど。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-10-11 01:02:25)(良:1票)
13.  ブーリン家の姉妹 《ネタバレ》 
ヘンリー8世とアン・ブーリンという人物を採り上げているのはなかなか興味深いが、この2人だけでも歴史上の十分なドラマはあるんだから、あえて妹にスポットを当てる必要はなかったのではないか?焦点が、姉妹間や家族間のことなのか、宮廷内のことなのか、どっちつかずになっているので、非常にもったいない印象を受ける。結局、筋を追うことで手一杯になっているのですが、それでも、キャサリンの追放シーンや、ラストの容赦ない処刑シーンなど、もっと引っ張ってほしかったと思えるパートは多々存在する。あと、ナタリー・ポートマンは、頑張ってクイーンズ・イングリッシュの発音にも取り組んでいるんですけど、やっぱり当時のイギリスの女王様という感じはあまりしないね。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2013-07-01 22:12:52)
14.  ふたりのトスカーナ 《ネタバレ》 
雰囲気は悪くないのですが、描写が細切れであっちこっちに飛ぶような感じなので、ラストの展開にも唐突感を感じてしまう。首吊り未遂(?)の発見のシーンに+1点。私はラストよりもむしろこっちの方が、生活上の生々しさがあって哀しく感じた。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-12-31 19:34:40)
15.  プレシャス
もっと悲惨で陰鬱な内容かと思っていたのですが、その要素はそうでもありませんでした。ストーリー自体は基本的に一直線なのですが、中心人物のキャラクターの強力さが作品の印象を強めています。マライア・キャリーが意外にちゃんとした演技をしていたのも驚きました。カメラがちょっと雑だったのが残念です。
[映画館(字幕)] 6点(2010-04-29 22:57:40)
16.  フォーチュン・クッキー 《ネタバレ》 
導入部からは普通のドタバタコメディの予感がしてくるのですが、豊富に仕込まれた笑い所の数々と、カーティスとローハンの息の合ったやりとりによって、予想以上の作品となりました。特に、カーティスが実に楽しそうに演技をしていて、こっちまで楽しくなってきます。ただし、母→娘の理解のベクトルは描写されているのに比べ、その逆の方向の描写が弱いのが少し残念。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-07-12 03:15:50)
17.  ブロークバック・マウンテン
前半の緊張感と丁寧さはなかなかだったが、月日が流れるにつれ、段々とどこにでもあるようなシーンばかりになってきて、しかも2人のやりとりも同じようなことの繰り返しになってきて、緩んだ印象になってしまった。単に2人の間の関係だけを描くのではなく、その背景にあるそれぞれの「生活」をきちんと押さえるべきだったと思う。難しい役柄をきちんと乗り切ったヒース・レジャーは見事だったが、ジェイクの方がヒースに引きずられて、人格の対照性を表しきれなかったような気がする。
[映画館(字幕)] 6点(2006-07-02 23:53:57)
18.  フリーダ
隅々までなかなか力が入っているが、あれもこれも盛り込もうとして、結局、細切れのシーンが連続しているだけになっており、ストーリーを貫く一本の線が存在しない状態になっている。サルマ・ハエックは、気合と根性は十分だが、それぞれの場面においての人格表現や感情表現を適切に行うまでには至っていない。
[DVD(字幕)] 6点(2005-07-12 02:12:08)
19.  ブリジット・ジョーンズの日記
周辺人物(親族等含む)の描写がことごとくステレオタイプで、全然新鮮味がないのが難点だが、レニーの頑張りとキャラクターの強烈さで、後々まで記憶に残る作品となっている。
[DVD(字幕)] 6点(2004-07-18 22:50:32)
20.  プロフェッサー(2007) 《ネタバレ》 
リックマン/スティーンバージェン/プルマン/デヴィートとはまた何と豪華な、と重いながら見始めたのですが、内容はこのメンバーからは信じられないほどのB級サスペンスです。筋立てはそんなに悪くないのですが、撮り方とか編集がB級なのです。で、誘拐の盛り上げ方はなかなかですし、そこから別の危機に発展する持って行き方も悪くありません。しかし、終盤はなぜか息切れしたのか、肝心なところで伏線は投げっぱなしですし、一方でひねりのためのひねりのいくつかを無理矢理ねじ込んで終わらせたような感じでした。あの仮面ATMのくだりなんか、ミスリードとしては面白い割にはあっさり片づけられていますし、暴力よりも怖い家庭内侵略の部分なども、もっと時間をとってもよかったような。そうそう、あのカップの指紋は結局何だったのでしょうね。
[DVD(字幕)] 5点(2024-05-07 01:46:42)
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