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彦馬さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 450
性別 男性
自己紹介 大阪府出身、岡山県在住、阪神・下柳と同年月日生

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1.  プラダを着た悪魔
恋愛と仕事、自己実現と他者、その間で揺れ動くキャリアウーマンの姿を、簡潔な切り返しと透明なショットで運んでいく。タイミング悪く携帯電話が鳴ったり、突然変身したアン・ハサウェイに驚く二人など、安易な印象を受ける。ファッションという武器が不発ではないかなあ。
[映画館(字幕)] 4点(2006-11-24 17:02:49)
2.  ブロークン・フラワーズ
インターネットのモニターをバックに隣人である友人が手紙の匂いを嗅いで見せたりする。コンピュータで財を築いた男は、ただ臭気を得るためだけにそこにいるかのように、無表情(ビル・マーレイがキュート)を崩すことなく女性と時間を共有する。することといえば、質問をすることだけ。質問することの意味、無意味が大きく男に押しかぶさり、過去が霧消してゆくラストはなかなかのものだが、ジャームッシュにしてはどこかモノ足りない。
[映画館(字幕)] 7点(2006-05-06 20:40:05)
3.  フットライト・パレード
これはもう前半のドラマ部をすっ飛ばして、後半の3本立てショーを見てやってください。その前に、そうそう途中でネズミの格好をして登場する坊や、あ゛っ、あの子だ!「ゴールド・ディガース」で誰やねこの子と私がベタ惚れした坊やだ、嬉しいな~。ショーはもう2つ目の水中レビューが圧巻、バークリー炸裂。照明のオン・オフによる万華鏡水中花はただただ見とれてしまいます。合間のエロチックなアングルもバークリーで、いったいレビューガールが何人いるのか数えてみるときっちり100人でした。バースデーケーキのような舞台を上から捉えた立体的なショットも迫力あります。そして「上海リル」に流水のように繋がっていくわけですが、いよいよギャグニー登場(ギャグニーだと分からせるまでが憎い見せ方)、リルに扮するのはルビー・キラーで、彼女のチャイナドレス姿の美しさには「オリエンタル~」と呟いてしまいます。温存していたルビー・キラーのタップが始まると、ギャグニーも応酬、アメリカ万歳で舞台は幕を閉じ、バークリー万歳で私のレビューは閉じるのでした。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2006-02-07 12:50:18)
4.  プルーフ・オブ・マイ・ライフ
グウィネス・パルトロウが始終わめいていて少しやかましい。夢、幻想やフラッシュバックで亡くなった博士を登場させる脚本、編集以外に、「これぞ映画」というプルーフがどうも見当たりませんでした。
[映画館(字幕)] 5点(2006-01-16 17:30:16)
5.  冬の日
日本独自の文化である「連句」を一句一句、内外の名だたるアニメーション作家に解釈、イマジネーションしてもらいアニメーション作品とする着想が素晴らしいです。そして30数名ものアニメーション作家の作品を、流れるように鑑賞できる贅沢には幸せを感じます。池辺さんの音楽もそれぞれの作品に合っていい感じですね~。私はけっしてアニメに造詣が深いわけではありませんが、一つ一つの作品の個性から、その作家の他作品を見てみたいという鑑賞欲が湧き上がってきます・・・特にはロシアのアレクサンドル・ペトロフさんのガラス画の繊細なタッチに強くひかれました。それにしてもアニメーションとはまさにアニマ=魂が宿ったものであることを再認識させられた次第であり、先日放送されていたドキュメント番組で見た川本喜八郎さんの人形アニメに対する情熱には敬意を表さずにはおれないのであります。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2005-05-14 23:42:14)
6.  フォーン・ブース
低予算、アイデア勝負の脚本勝ち映画。コメディに翻案できそうだな~・・・オフの声を生かしたシチュエーションは陣内智則だな~とふと浮かんでからは、コリン・ファレルがどうしても陣内智則に見えてしまい、恰幅のいい警官はケンドーコバヤシ、妻は友近、浮気相手は・・・などとキャスティングを考えてしまったのでありました。
[DVD(字幕)] 6点(2005-04-13 14:04:28)
7.  不思議惑星キン・ザ・ザ
けったい~な映画でござんすな。しかししかしであります、人、物、風景、音楽、・・・たれパンダのようなこのフィルム空間に身を委ねた時の心地よさ。こんな映画は話のつじつまを合わせずただ不思議惑星の不思議を浴びていればいいのでしょう。森林浴ならずフィルム浴とでも言いましょうかね~。♪ぐっとかみしめてごらん・・・私はこのフィルムから照射されるイオンをパルナスイオンと名付けました。数多登場する乗り物の造形はお口の中にしみとおります。こんな映画にはもうドン・キホーテに突進してもらうしかないですな。マカロニを買ってきてちょうだいな。
8点(2005-03-23 12:17:41)
8.  ファウスト(1926)
広野を行くような「サンライズ」、沃野に浸るような「最後の人」の映像表現に触れた者としましては、もはやムルナウは信仰の対象として奉る存在として生きていることをこの「ファウスト」をもってまたまた再確認するのみなのです。ドンドコ飛び出す視覚効果には圧倒されますが、そういった魅せる技術をしっかり支えているのは、構図であり光でありセットの造形美であり出演陣の表現力であり衣装でありメイクであります。この映画は頭のてっぺんから尻尾の先までアンコが詰まったタイ焼きのような豊満さ、アメ細工のような繊細さ、とろけるようなクレープの芳醇さ、それらが始まった瞬間から終わる瞬間まで一時も減じられることなく包み込んでいるのです。川や滝、山や森のミニチュア、宮殿の祝宴シーン、メフィストのつり上がった眉毛、カミルラ・ホルンの麗しき肢体、ラストの雲間の太陽の輝き・・・、この映画には魂を売ってしまう価値があるのです。まだまだ映画が見えていない自分に自戒と自省を込めて。
10点(2005-01-07 19:49:06)(良:2票)
9.  プーサン
伊藤雄之助さんは、こういう生き方が不器用でくたびれた雰囲気のある、それでいて憎めない人物を演じさせればピッカピカです。その役柄とは対称にまばゆいばかりのスペシウムを放ちますね~。この作品では下宿先の勝気な娘(越路吹雪)にほのかな恋心を抱く中年やもめを演じておりますが、そのほのかな思いのいじらしさが実にかわいらしいです。娘の交際相手をめぐって母娘が言い争うシーンでその会話をバックに無言のままに部屋から出て行くところなどは、そのやるせなさがよく出ております。市川崑監督の初期作品で、世相を斬った風刺ユーモア作品ですが、私には伊藤雄之助さんの独断場に見えたのでした。いよっ、雄之助!
8点(2005-01-01 22:02:57)
10.  プラチナ・ブロンド
私なりに感じるキャプラ感を。人間というものは、おおよそ負の部分と正の部分を併せ持つグレイな存在であり、もぐら叩きのように負と正が顔を出したり引っ込めたりするものだと思っています。キャプラは自らの生い立ちでの経験上、そのことをよく知っていて、作品を通してそのような誰しもが持つ人間の内面をややもすればステレオタイプな人物設定や物語設定を利用することにより描いたのではないか。多面的な一人を表現するのに一面的な多数をもって表現したのではないのかな~と思うのです。一つの作品すべてをひっくるめて一人の人間なのです。よって人間のいやらしさなどを見せられたときにドキッと感じる瞬間、人間の高潔さや純粋さを見せられたときにホロッと感じる瞬間・・・その両方が自分であることの真実性に気付き人は心動かされてしまうのではないかな~と。そしてそのような人間の本質を提示しながらもなお良心を信じてやまないところがいわゆるキャプラタッチ、と言えるのではないでしょうか。このプラチナ・ブロンドもゆるやかに上流社会と小市民の図式で展開され、虚栄心や虚飾性で生きる人間と率直性や等身大性で生きる人間とを描きます。映像としても、流水ガラス越しのラブシーン、満月下のテラスでの3ショットなど美しく、大邸宅を表現するカットを割らない複数の部屋移動、ガラ~ンとした邸宅に響く声とその後の大賑わいの対比などキャプラの映画作家ぶりを感じさせてくれます。またこの作品がキャプラ・リスキンコンビの最初の作品で、その後の二人の活躍を見るとまさにプラチナな作品なのであります。
9点(2004-12-16 22:08:01)(良:4票)
11.  ブルグ劇場
舞台の演目内容とストーリィが絡み合う技巧さに加え、この物語は純粋な人々の織り成す人間模様をウィーンの名門劇場、社交界を背景に格調高く描かれています。悪意のある人間が全然出てこないんですね。老いらくの恋に無邪気な老優、愛する人に一途な娘、芝居に直線的な若者・・・。男爵夫人は虚栄心に従順で、男爵もただ妻の愛を獲得したいだけ。そういった人々の真っ直ぐな思いがぶつかり合ったり、すれ違ったりして、犠牲となり落胆する者も出てくるわけですが、最後には乗り越え、気高さと希望を再び抱く・・・光のある脚本です。そして演じる役者陣の素晴らしさが脚本と両輪を成し、クラシカルな名車のごとき気品がうかがえます。眠ったままライナーの胸に顔を埋めるレニのショットからファウストを演じる老優ミッテラーのクローズアップ、そしてブルグ劇場の全景で締められたラストにはシビレました。<演じる>を材料にしたビターなスウィーツといった作品であります。
9点(2004-12-04 00:27:29)(良:1票)
12.  ファム・ファタール(2002) 《ネタバレ》 
全体を貫く夢とデジャブー。もしや私は今、、、この映画を見てレビューしている自分を夢見ているのではないだろうな、、、と考える自分が夢に出てきそうな映画。
5点(2004-05-08 00:26:21)(笑:1票)
13.  プレイス・イン・ザ・ハート
やはり出てきましたかKKK。『フライド・グリーン・トマト』でも感じたんですが、時代、地域柄、白人と黒人の交流に割って入るには、やはり三角白頭巾を持ち出すのがアメリカ人には分かりやすいんでしょうか。ラストの牧師が説く「最後の晩餐」のシーンともども、どうもこのあたりが、日本人には完全には理解不能なんだろうなー、という壁ができてしまいます。それはさておき、エドナにとっては愛する夫と暮らしたこの家こそが、プレイス・イン・ザ・ハート、すべてを賭して守るべき拠り所。様々なハードルを必死になって跳び越えるその姿勢に周りの者は心打たれ、絆が芽生えていきます。あの兄妹は大きくなっても綿花を摘んだ時の傷の痛みはきっと忘れることはないでしょう。そしてその痛みが彼らにプレイス・イン・ザ・ハートを作り上げる。さー、わたしも頑張るぞー。明日から仕事だ、仕事!わたしのプレイスはどこだ?【ゴールデンウィーク最終日に記す】
7点(2004-05-05 18:37:16)
14.  FRIED DRAGON FISH THOMAS EARWING'S AROWANA<TVM>
ラストのオチでのプーのケラケラっとした笑いがいいですね。プーと夏郎の2人がそれぞれの執着から解放されたような感じがよく出ている。このラストでこの物語はタイトルのイメージどおりカラッとフライドされたような気がします。
7点(2004-03-13 09:21:56)
15.  夫婦
成瀬巳喜男監督の映画を初めて見ました。まずはなんてったってタイトルが凄い。「夫婦」だ。そのとおりまだ子どものない夫婦の話。お互いの感情のすれ違い、移ろいを第三者、夫の会社の同僚を配置することにより見事に描き出している。年末のあわただしさにあわせて進行する夫婦関係、そしてそこで鳴る除夜の鐘が余韻を残す。親子性を希薄のままに描き、最後の最後に夫婦が夫婦たらしめられるところは象徴的であった。
8点(2004-03-08 22:59:43)
16.  フライド・グリーン・トマト
アラバマの詩的情感、友情、そしてトゥワンダ!で受けるポジティブ感よりも、私はサスペンス感を強く受けました。真犯人は?死体は? 真相が語られ、うーん、なんとも根深い人種差別の問題性がより深みを増します。ほんわかしたラストもどこか恐ろしくホラー要素まで登場。サスペンス、ヒューマン、ホラー。この映画はなかなか深い。
7点(2004-03-08 00:11:45)
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