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1.  プライス 戦慄の報酬 《ネタバレ》 
海の見える家・・というのはよく有るけど、この家は居間からの景色が周りの岩礁と一続きに見える。(台風の時とかどうするんだろ) この家の面白さが個人的には本作の魅力の半分を占める。 ストーリーは取り立ててどうという事も無いけど、作品を覆う独特なセンスや、奇妙な人たちの多くががストーリーに絡む事もなくただ出てくるだけという風情は、どことなく初期のジム・ジャームッシュや、デビューしたてのタランティーノのような質感。いかにもミニシアターな映画を久々に見た感じ。 地下室が発見されてからの流れはありきたりな犯罪もののようになってしまったけど、それでも悪党ボスとの最後の対決の脱力さ加減は素晴らしかったです。「アーサー」じゃねぇよ。 それにしてもこのジャケットと邦題・・戦慄の報酬なんてどこに出てくるの?サスペンスホラーが観たい人は期待外れだろうし、ヘンな映画が好きな向きにはおそらく眼に留まらない・・売り方間違ってるよ、父ちゃん!
[DVD(字幕)] 8点(2021-07-13 00:12:28)
2.  ふたりの女王 メアリーとエリザベス 《ネタバレ》 
邦題が紛らわしいですが、原題は「メアリー、スコットランドの女王」。メアリーが主人公です。「エリザベス」に対抗して製作されたんでしょうか。 スコットランドの幻想的な原野や断崖、丘陵などを俯瞰するシーンがふんだんに使用され、美術面ではかなりポイント高いです。 また前者以上に意識的に取り入れられたであろう数々の民族音楽も良。(ただバグパイプが全然出てこなかったのは何でだろう?) ストーリーは「エリザベス」以上に忖度(というか斟酌)塗れでややウンザリ。 メアリーもエリザベスも平和的に仲良くしたいのに、権力闘争を繰り広げる男どものせいでこうなっちゃった・・という話になっている。 エリザベス暗殺計画も側近が勝手にでっち上げた事件って事になってるし。 現実社会でも女同士の派閥争いってのは男以上にキツイでしょ。 ボスウェル伯の描き方も変。あそこまで信義の人に描いておきながらあの裏切り方は有り得ない。これだと自身の偶像を破壊し、これまでの生き方を否定してしまう事になってしまう。 メアリーを引立たせる為か、エリザベスが何かグロテスクなピエロみたいになってるのも何だか。 せっかくの歴史スペクタクルが、薄っぺらいフェミニズム映画みたいになってしまっていて何とも残念。 「エリザベス」にしろ「メアリー」にしろ、今度こういう映画を作る時は、カトリックとプロテスタントの考え方の違いをはっきりと描き出してほしい。
[DVD(字幕)] 7点(2021-05-31 21:09:47)
3.  ブレードランナー 2049 《ネタバレ》 
エイリアン(プロメテウス)があまりに酷い出来だったので、半ば義務感のような感じで観ましたが、意外と良かったです。 前作の雰囲気や世界観を大切にし、とても丁寧に作られている感じ。一番の不安だった監督の独善でデッガードがレプリカント設定になっている事も無し。 ただ最後の方、レプリカントが反乱組織を結成していたり、実の子が実はアレだったり・・と、いかにも今時の続編作りますよハリウッド的な安っぽい展開になったのが残念。 特に最後のオチ、あれは要らないでしょう。謎は謎のまま残して観客の想像に任せるのも前作の味だったのに。 とは言えヴァンゲリスそっくりの音楽といい、間をたっぷり取った演出といい、あの世界観にどっぷり浸かる事ができて満足度は高かったです。 でも何か足りない・・と思うのは肝心の美術面かしら。 ロサンゼルスの街並みは前作を引き継いでいるとはいえ、格別進歩した所も無し。舞妓さんが居なくなってるし、超高層ビル群が一様に低い。 不時着した砂浜で、打ち寄せる高波の中での決闘はイイ感じでしたが、飛行艇の内部がまるで「2001年宇宙の旅」のような白物家電の世界。退化してるやん。 再登場レイチェル(コピー)は今なお斬新な髪型、細部まで凝った装飾品、トータル的な美しさに改めて見惚れましたが、同じフレームにいるポニーテール殺し屋女の何という造形のつまらなさ。。 ストーリーよりも圧倒的な夢幻美術・視覚的衒学趣味に酔いしれる・・というのがオリジナルの持ち味なのに、そういう点が決定的に足りない。 前作はホロドフスキー監督「DUNE」解体メンバーの吸収という棚ボタが本当に大きかったんだな・・と改めて実感しました。
[DVD(字幕)] 7点(2019-04-30 14:41:31)
4.  BLAME!
原作のごく一部のエピソードを抜粋して再構成し、上手く2時間のエンターテインメントに仕上げている感じ。 原作と映画との関係ではナウシカみたいな感じかな。原作とは別物として面白かったです。づるがここまで萌え化されようとはw 霧亥の声は意外と太い。シボが「ボッコちゃん喋り」なのは意表で上手いなと思いました。ただシボのインパクトが強すぎて、後半登場した上位セーフガードのサナカンが普通のキャラみたいになってしまった感じ。もっと人間ではないらしさを強調する為、合成音でも被せたら良かったかも。或いは最初はわけわからない合成音がだんだん調整されて人間の声になるとか。 劇場用のアニメをまともに観るのは本当に久しぶりで、絵柄や動きのリアルさの進歩に驚きました。 個人的に少し残念だったのが、一方の主人公である都市構造物の表現。リアルさを追求したゆえなのか製作者の志向なのか、何か今時ハリウッド映画のような雑然とした工場の廃墟風。もう少し心象風景的な、巨大ビルや人気のないホテルが連なっていくような感覚が欲しかったです。何十世紀(何百世紀?)未来の話なのだから外壁や内装仕上げの建設技術も凄まじい進歩を遂げてる筈で、現代のリアルさに囚われる必要はないと思う。 珪素生物は今回登場なし。是非ともこのクオリティで続編を作ってくれたらいいな。
[DVD(邦画)] 8点(2017-12-16 19:04:11)
5.  プロメテウス
流石リドリー渾身の一作だけあって映像美は凄い。自然の造形物か人工物か分からない洞窟探検の雰囲気もイイ。…ただそれだけの映画。プロット・脚本はヒドイ。適当科学と人物の行動の納得のいかなさは、アルバトロスのC級映画でも滅多にお目にかからないほどのレベル。よくこんな企画通ったな…ハリウッドの意思決定機関てどうなってるんだろう。噂によると「ブレードランナー2」の話が持ち上がっているそうですが…監督もこれ以上自らの伝説を汚す愚挙は止めて頂きたいって感じ。個人的な希望ですが、リドリー監督にサッカー映画撮ってもらいたいな…。現代のサッカーでなく、中世イギリスの、何日もかけて行う村と村や山・川全体がフィールドなお祭り時代のを、歴史アクション風に。全世界サッカーファン時代にもマッチするし、「デュエリスト」的な監督のセンスが存分に発揮できて、良いもの出来そうな気がするんですが…。
[DVD(字幕)] 5点(2013-07-02 23:06:06)
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