1. 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
《ネタバレ》 面白いと思うことはやめられない。 素直になった次女は家族を捨てる。 ああ、家族なんて幻想さ。 舞台版も観てますが、何故映画化したのかはピンとこないまま。 [映画館(邦画)] 6点(2008-01-25 23:26:15) |
2. ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]
《ネタバレ》 30分シリーズアニメの第一話を延ばしに延ばしたような内容。 故にバランスの悪さは感じる。 [地上波(吹替)] 5点(2008-01-19 17:51:58) |
3. ブラックブック
《ネタバレ》 単なる戦争悲劇ものになってしまう内容をサスペンス展開でみせる内容にしたのには好印象なのですが・・・。 このプロットで山場となるのは真の裏切り者が示されたことでの危機のはずなのに、すんなりと逃げおおせてしまうのは何故なのか? これではサスペンス要素が単なる味付けに過ぎないものになってしまう。 [DVD(吹替)] 5点(2008-01-14 20:41:21) |
4. ブロークン・フラワーズ
《ネタバレ》 ラストの息子とおぼしき人物を前にしてもっともらしく語ってしまったことから、見知らぬ自分(父性)を覚り、可能性をみるってところが本作のドラマ部分なのでしょうか。過去の女性を訪ねている間の彼は呆気にとられていただけですし(彼女たちとの再会であったかもしれない可能性をみるなんてことはなかったと思う。どの人物の現状も決して憧れるようには描写されていませんし。まあ、刺激を求めて変な女を渡り歩いた若きとんがりプレイボーイのかつてが窺えて楽しかったですが)。 事件自体の扱いは曖昧なので消化不良になってしまう人もいるのでしょうが、文芸ならドラマ処理が全うされていればそれでもいいと思う。ただ、これでは直球、淡泊すぎるでしょ。 たぶん一時間ぐらいの尺にまとめた方が印象はよかったんじゃないかな。 [DVD(字幕)] 3点(2008-01-08 10:21:19) |
5. 武士の一分
《ネタバレ》 シチュエーションを示されると、そのままの感情で実行するだけの内容ですから、ドラマとなるのは復讐の虚しさを知ることなのでしょうが、どうにも観客の視点がそこに向くような見せ方には思えない。 確かに一撃を喰らわせて止めてしまったり、その後の虚無感は描写されているものの、オチ的な扱いでサラッと付け加えられているだけ。 監督の意図はそこじゃないのかな? [地上波(邦画)] 3点(2008-01-06 20:43:54) |
6. ぷりてぃ・ウーマン
《ネタバレ》 暇を持て余す隠居生活に目的を与えられて張りが出た老人たちの反応一点張り。 都落ちした娘のドラマはおざなりに解決させ、何やら芝居は大盛況・・・。 せめて娘の扱いは老人たちに合わせて脚本をリライトする作業や彼女達との内容に対する意見の対立で創作に対する意識の変化が生じるなんて内容にしてくれないと勝手気まますぎる。 なんとも言えない素人的な駄作。 [地上波(邦画)] 0点(2008-01-05 11:10:56) |
7. ブリッジ
「いつか死ぬのを知っている」 この事柄から催される諦観だけで、何人であろうと、何時であろうと、自殺する可能性を持っているはずだ。 残された側が自殺した側の理由を求める最大の動機は、自分にもあるその可能性から目を背けるために「自殺した人は特別なんだ」と差別化したいからなのだろう。 [DVD(字幕)] 5点(2007-12-05 14:32:39) |
8. ブロウ
特に構成を施されることなく、つらつらと綴られる芸のない伝記映画。 [DVD(吹替)] 3点(2007-12-05 07:10:21)(良:1票) |
9. ファイナルファンタジー
世界観だけの内容。 脚本もしっかりしたものを用意して、こういう作品がヒットしていれば諸々の状況も変わっただろうに・・・いろいろと残念な作品。 [DVD(邦画)] 0点(2007-11-18 17:33:19) |
10. 古畑任三郎スペシャル すべて閣下の仕業 <TVM>
《ネタバレ》 犯人の落ち度を次々と指摘し、揺さぶりをかけて馬脚を露わすのを待つ。 最後は、はったりをかまして古畑が活躍したっぽく見えるものの地味~な攻防に終始。 しかも、キーパーソンとなる田中要次の扱いはあの程度の伏線で処理しきれてないでしょう。 このシリーズは大体がミステリーに終始する内容なので、構成自体に娯楽性を期待するようなものにはなりにくい。 人気の核はレギュラー陣のキャラクター性によるところが大きいと思う。 その点から言っても古畑一人に限定し、コミカルな描写を殆ど排したこの内容はきついのでは? [DVD(邦画)] 4点(2007-11-15 20:14:25) |
11. ブラッド・ワーク
《ネタバレ》 犯人へ辿り着く手段はどうにも間抜け。 捜査官をライバル視する犯人のサイコっぷりは面白いと思うものの、単なる動機付けに留まり中途半端。 下らないロマンスを入れるよりもっと掘り下げるべき部分はあったと思う。 [地上波(吹替)] 4点(2007-10-26 11:23:46) |
12. ブラウン・バニー
退屈極まる内容。 こんなもので何かを表現している気になられても困る。 [DVD(字幕)] 0点(2007-10-11 04:49:41) |
13. フォーン・ブース
単なる巻き込まれ系の話で終わっちゃうのが勿体ない。 娯楽に徹した内容は好印象。 [DVD(吹替)] 6点(2007-10-10 23:53:17) |
14. BLOOD THE LAST VAMPIRE
世界観だけの内容。 [DVD(邦画)] 0点(2007-08-20 17:05:11) |
15. フライト・オブ・フェニックス
心理劇を見せたいのはわかりますが、危機的状況を設定して、勝手気ままな展開で煽るだけ。 物語を作る意志がない心理劇なら、下手なドキュメンタリーを観ている方が有意義。 「CUBE」同様、全く評価できない類いの作品。 [地上波(吹替)] 0点(2007-08-03 01:21:14) |
16. ブラザーズ・グリム
兄弟の確執を二人で窮地を乗り切ったというだけで解決させたようにみせるのには無理がある。 [DVD(吹替)] 5点(2007-07-15 01:53:21) |
17. プレステージ(2006)
《ネタバレ》 エンターテイメントとは先が気になる状況をいかに演出し続けているかの程度であると定義づけている自分としては、魅惑的な設定により大変娯楽性の高い映画になっているとは思います。 叙述トリックを売りにした原作の映画化ということでクリストファー・ノーランは適任であり、見事な手腕を発揮しているとは思います。 ・・・と、そういった優れた部分は多々あるのですが、内容は頂けない。 かねてより読み物への評価は読了するのに読者の努力を過分に要するからか、はたまた個人の想像世界に委ねられる媒体だからでしょうか、評価の甘いものが目立つように思っていました。 読書体験として有意義なものであっても、二時間前後で不確定多数を想定された興行である映画では、その構造や全体像を明快にしなければなりません。映画化によって原作そのものが持つ内容の甘さも指摘されたのではないでしょうか。 ライバル二人の攻防の成り行きを漠然と見守る内容に終始しますし(観客に展開を予測させる描写がなく、故に驚きへ繋がらない)、ゲテモノ・ガジェットは物語る上での装置として使用すべきであって、オチ的な使い道をしてはならない(傑作「ファイト・クラブ」を観て学習して下さい)。 とは言いつつも、ムードや語り口は素敵なので甘めの評価。 [映画館(字幕)] 4点(2007-06-11 20:54:06)(良:1票) |
18. ブレイブストーリー
展開の転換点を追うだけのような内容で、情緒やムードを作ったり、演出する気がなく、早送りで見せられているよう。 故にただただ世界観を押し付けられた印象に終わる(まあ、それ以前の問題も多分にありますが)。 どうしようもない脚本と演出。もっと勉強しましょう。 [地上波(邦画)] 0点(2007-05-07 19:20:48) |
19. プライマー
ミステリー好きとしては結構楽しめるのですが、やっぱりダメでしょう、これは。 どこまで意識的にやったことなのか知らないけれど、各キャラクター(オリジナル、ダブル、ダブル2・・・)を均等に扱ってしまい、視点を定めないままに進むので誰が何をしたい話なのか、さっぱり。 どういった構成になっているのか探る楽しみしかない。 個人的にはDVD買っちゃうぐらい楽しめてるんですけどね(笑)。 [DVD(吹替)] 0点(2007-03-27 08:33:43) |
20. ファインディング・ニモ
漠然とした情報から漠然と息子探しのロードムービーが始まる(何をすれば息子を救えるかという志向が示されないままなので辛い)。 息子の安否も定かでない中「家族愛」という観念だけで行動されても、脅威は見えず、締まりのない出来に。 [試写会(字幕)] 3点(2007-03-25 09:20:46) |