2. プライベート・ライアン
「たった一人のために・・・」「現実には考えられない」「リアリティに欠ける」というご意見が多かったように見受けられる。しかし私はアメリカと言う国はこういうことをする国だと思う。例えば配水管に流された猫を救うために消防や警察が大挙して押し掛けマスコミまで来る国。過去このようなミッションが公表されないだけであって、実際に行われている可能性は大いにある。そう言う目で見れば何ら不可思議な題材ではないと思う。それに映画は娯楽である。リアリティを求めすぎるのも何かおかしな話であって、そういう物を求めるならディスカバリーチャンネルのようなドキュメントでも見ればいいのでは?私個人としては、過去の様々な第二次大戦をテーマにした映画の中では珍しく時代考証、各国の装備など忠実に再現していると思う。ケッテンクラートが使われれているなんて・・・。不満と言えば皆さんもおっしゃってますが、ダラダラと単調感はぬぐえませんね。教会での休憩のシーンや牧草地を会話しながら歩くシーンなど。ただ、人によってはこのシーンがあるからという方もいらっしゃると思うので、あくまでも個人意見として。嫌いな映画じゃないのでこの得点です。 8点(2003-01-16 07:46:57) |