1. ペーパーボーイ 真夏の引力
《ネタバレ》 ブリーフなチェリーボーイエフロン君がひたすら悶々し続け、不条理すぎる現実に直面し、打ちひしがれて悶々。 [DVD(字幕)] 6点(2014-02-14 00:27:51) |
2. ベルリンファイル
《ネタバレ》 開始早々、次から次へと登場人物が出てきて、陰謀だの何だので脳の処理速度を超え、一時停止(睡眠)に陥ってしまったことは内緒。話はよくわからないが、とにかくアクションがスゴイ。陰謀系のサスペンスアクションというとボーンシリーズが有名だが、あっちより全然好き。アクションのスピードがめっちゃ速くて、本気で殴っているように見える。いちいち痛そうで迫力がある。ザ・レイドに匹敵する迫力があるかも?銃撃戦の迫力も凄まじい。韓国映画の場合、主役級のキャラやヒロインがいつ死んでもおかしくないから油断できない。追っかけたり追っかけまわされたり忙しい展開で、とりあえず喰らいつくだけで精一杯。 個々のシーンがイチイチ決まっていてかっちょいい。ハードボイルドなのである。 [映画館(字幕)] 8点(2014-02-10 23:46:47) |
3. ヘルプ 心がつなぐストーリー
《ネタバレ》 深刻な差別問題に向き合いながら、溢れるユーモアと、魅力あふれる登場人物。辛気臭くなることなく、豊かな時間を堪能できた。 差別が一番恐ろしいのは悪意がないのに、悪人がいないのに、不当な扱いが当たり前になっていることであると思う。この物語で、ヒール役を背負って立つヒリーさんも、ちょっとヒステリックで、人よりしっかり黒人と「区別」して共存していきたいと思っていただけなのだ。あんまり仲良くして、KKKみたいな過激派に目を付けられるより、その方が「安全」だし、と。ヒリーは憎たらしいクソ女なんだけど、どこか愛嬌があって人間らしくもあるようにもみえるところがこの映画の巧いところ。 悪人のせいで差別がおこなわれているならば、悪人を倒せばいいだけだが、そうではないところがなかなか厄介。みんなが善としている事、当たり前のようにしている事で、「これおかしくない?」ってことを、勇気を持って表明するのが大事。本作のクライマックスで、子供の面倒をヘルプにまかせっきりだったきれいなご婦人さんが「自分が間違っているのかもしれない」と言う表情をする。 その気づきこそが大きな第一歩だったのだと思わされた。 [映画館(字幕)] 9点(2012-07-17 23:48:10)(良:2票) |
4. 別離(2011)
《ネタバレ》 これは面白い!!完全に惹きこまれて、見入ってしまった。 認知症と流産というずっしりくる問題が、事件の発端となるため、内容はとてもシリアス。 それぞれに思惑があり、事情があり、打算があるため、話はこじれにこじれる。(こじれる系好きです) イランの役者の切迫感は、ひと味違う。 そして、すかっとしないというか、グダグダな結末を迎えるのも、ある意味リアリティがあって良い。 巻き込まれた格好になった互いのお子さんが大変不憫で、今後、健やかに育つことを願わずにはいられません。 [映画館(字幕)] 8点(2012-07-09 23:17:31) |
5. ベスト・キッド(2010)
《ネタバレ》 評判は割と良い本作だが、あんまり好きじゃない。 師匠役をジャッキー・チェンにしたということで、オリジナルのミヤギの胡散臭さには到底敵わない。ジャッキーだと、出てきた瞬間、観客の全てが「カンフーの達人だ!!」って思ってしまう。だから、カラテライトコメディから、本格カンフーストーリーになったのは必然だったのかもしれない。アクションのレベルはビックリするくらい高かった。 ジェイデン君、ライバル役、その他の子供たちまで身体能力が高い。中国という舞台設定もいきている。 ただ、長くてベタな割りにストーリーやキャラクターに深味がなく、見ていてテンションが上がらない。主人公は女の子とイチャイチャしてるシーンが長くてライバルのチョン君の存在感が凄く薄い。薄すぎる。イチャイチャシーン、オールカットでいいっしょ。 ジャッキーの暗い過去とかもいらないなー、だったらライバル師範との確執とかを描いて欲しかった。 ジャッキーだからって、修行が本格的すぎるし。ワックスぐらいかけてよ。 ライトでB級なオリジナルのベスト・キッドのが断然好きだ。 最初に友達になったハリー君どこいった? あ、顔芸は面白かったよ!! [映画館(字幕)] 5点(2010-08-29 12:29:49)(良:3票) |