1. ぼくらの亡命
《ネタバレ》 主演の男性は一年間髪を洗わず撮影にのぞんだらしい。 その相手をした女優さんはさすがのプロ根性。 よくこんな髪の臭い男の相手をしたものだ。 話は分かりやすいのに不思議と目が離せない。 変に話が複雑だったり分かりにくかったり伏線がどうのこうのとかないのに、これは凄いことだ。 やはり内田監督はただモノではなかった。 美人局が腹を刺されて苦しんでいる様を、ニヤニヤしながら眺める主人公、まさに快演である。 それにしてもこの主人公は気持ちが悪い。 男の私からみてもこれだけ気持ちが悪いのだから、女性からしたらよほど気持ちが悪いだろうな。 この映画は主人公の気持ちの悪さが全て。 気持ちの悪い髪の臭そうな男を、ひたすら2時間鑑賞する映画! それに8点!つけていいのかな?! まあいいっか! [インターネット(邦画)] 8点(2024-06-13 06:48:27) |
2. ポテチ
《ネタバレ》 やきうネタはあまり好きではないんだけど、濱田岳にしても大森南朋にしても演技がとても良かった。 コメディなんだけど、最後は感動もあったりして。 尺もコンパクトなのが、また好印象。 ただ空き巣っておそらく、忍び込んだ先であんなに長居しないよな。 そこはリアリティが欠如していると感じた。 [インターネット(邦画)] 5点(2022-10-16 21:41:39) |
3. ホドロフスキーのDUNE
《ネタバレ》 ホドロフスキーのDUNEに対する想像を超えた熱意を理解できた。 まさしく命をも捧げた。 だけど、もしこの幻の作品が実現したとして、自分が楽しめたか? おそらく楽しめていないだろう。 あまりに哲学的すぎて個性的過ぎる内容だからだ。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-05-28 00:51:22) |
4. ぼくのおじさん(2016)
《ネタバレ》 この題名の映画に、いい思い出がない。 これもなんだか退屈だった。 棒読みの真木よう子に魅力を感じなかった影響もある。 [インターネット(邦画)] 4点(2021-03-24 08:37:17) |
5. ボーダーライン(2015)
《ネタバレ》 序盤に5台の車が隊列を成してメキシコに乗り込むシーンが一番好き。 見知らぬ怖い街に侵入していく緊張感がたまらない。 そして、それを盛り立てる音楽も素晴らしい。 家族を殺された事による復讐心ってのは、やはり人間が持ち得る復讐心の中でも最強か。 それを思い知らされる作品。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-01-30 22:36:04) |
6. ホットロード
《ネタバレ》 暴走族の話で退屈するも、意外と家族愛を描いたところは良かったんじゃないかな。 両親からの愛情がいかに大切か。 人を真剣に愛すると、自分の命より相手を大切に思えるとか、じんわりくる良さもあったと思う。 それでもなお、暴走族を描いた部分はつまらんが。 [インターネット(邦画)] 5点(2020-12-03 21:41:19) |
7. 鬼灯さん家のアネキ
《ネタバレ》 話としては面白かったけど、今泉監督ならではの魅力は感じられなかったかな。 結局、吾朗の性欲は解消されないままだろうし。 [インターネット(邦画)] 7点(2020-10-23 01:27:43) |
8. ホット・サマー・デイズ
複数のラブストーリーが同時に展開される。 ラブストーリーのごった煮みたいな内容。 軽い感じで見られる内容だろう。 可もなく不可もなくのレベル。 ラストで香港の夜をバイク二人乗りで走る男女。 サイドミラー越しの二人。 このシーン、完全にウォン・カーウァイの影響だろ! [DVD(字幕)] 6点(2016-10-09 00:16:51) |
9. ぼっちゃん
《ネタバレ》 秋葉原の歩行者天国に車で突っ込み、更に車から降りてナイフで何人も切り付けた実在の人物をモデルにした、社会派ドラマ。 シリアスな作りかと思ったが、コミカルな部分が多勢を占め、予想を外した。 非正規雇用が生み出す社会への怨念と鬱屈から、無差別殺人に到った主人公の心の闇を、シリアスに描き、そこに一つの整合性が見られたならば、もの凄く味わいのある作品になったに違いない。 中村獅童似の乱暴なサブキャラが終始出てきたが、このキャラは、ほんと不要。 無差別殺人鬼を生む過程において、何ら関係性を見いだせない。 先にも書いたが、コミカルなシーンがとにかく多い。 笑えるシーンもあったが、この題材の映画に、そんな笑いは期待していない。 数々のコメディなシーンのおかげで、ラストシーンにおける秋葉原の歩行者天国に突っ込む寸前の息の詰まる時間は、まったくもって真実味がなかった。 思うに、この作品は、無差別殺人という凶悪な犯罪を犯した人間にも、ユーモラスな人間性が備わっていて、普通の人間とそれほど変わらないんだ、ということを主張したかったのかもしれない。 監督が意図したことは定かではないが、やはりこの題材を描くのなら、もっとドキュメンタリータッチで、シリアスに描くのが自然であり、傑作に成り得る方法論であったように思う。 [映画館(邦画)] 6点(2013-04-19 23:34:20) |
10. ポルトガル、ここに誕生す ギマランイス歴史地区
錚々たる顔ぶれの監督が揃ったオムニバス映画。 目当ては、ヴィクトル・エリセ監督の作品だったが、不発。 代わりに、しぶとくアキ・カウリスマキ監督の作品が、自分の中では最上位にきた。 しがないバーテンダー。 セリフなし。 しかしその分、動きと表情で饒舌に語る。 これがまた、男の哀愁が存分に感じられて、なかなか良かった。 他の三つの短編は微妙なところ。 監督の名前負けしているのは確実といったところだが、これだけのメンツが揃うと、さすがに観に行かないわけにはいかない。 それが映画ファンの心境というものだろう。 [映画館(字幕)] 6点(2012-12-12 00:56:36) |