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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2267
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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1.  ボビー・フィッシャーを探して 《ネタバレ》 
勝手にロードムービーだと思っていました。ボビーフィッシャーは最後まで出てこない。にもかかわらずこのタイトル。素晴らしすぎます。この作品を見てこのタイトルはなかなか思い浮かばないのではないでしょうか。でもこれほどふさわしいタイトルはないと思います。ジョシュだけではなく、ジョシュを取り巻く人々の心の在りように魅せられる映画です。特に、息子に対する父親と母親の心理の在りようは、世界中どこでも同じだということを気付かせてくれました。息子に対する愛情から、いつの間にか息子の才能を愛するようになってしまった父親。最初から最後まで、息子自身に対して無償の愛を注ぐ母親。父親が、息子への愛情を取り戻してくれてほっとしました。映画の雰囲気が「グレイテスト・ゲーム」に凄く似てます。どちらが良いかは甲乙つけ難いです。この映画を愛する方は、ぜひグレイテスト・ゲームもご覧になられてみてください。
[DVD(字幕)] 10点(2011-07-08 11:46:49)(良:1票)
2.  ホステル 《ネタバレ》 
 問答無用の殺戮ゲーム。かなりグロい上に悪趣味。だから人格を疑われそうで嫌なんですが、このハラハラドキドキ感は本物なので高得点。この作品はもう『脱出劇』として最高にスリリング。また、自分達を騙し、罠にはめた人間たちに逆襲するラストの展開は、爽快感さえあり胸のすく思いです。つまり、基本はスプラッタ要素の強いサスペンスホラー作品に違いない。ですが、ラストのバイオレンスアクション的ノリは、元来やられっぱなしで終わりがちなホラーの常識を、ちょっとだけ爽快なものに変えちゃっているわけです。  だらだらした前半も、『これから何が起きるのか』っていう不穏な空気を纏っているためそれなりに見れます。そしてオリーがいなくなった辺りから、俄然緊張感が増していくわけですが、その種明かしが『人間ハンティング』っていうのは、あまりにも安っぽかったですね。もっと意味のわからない狂気。もしくは国家権力がらみの狂気を想像していたので、少々肩透かし。  また、パクストンが助かるのであれば、パクストン以外の生贄の見せ方が大事だろうと思うのですが、そういった意味ではオリーやジョッシュといった数少ない登場人物を瞬殺しちゃうのはもったいない。  そういえば、ホステルの従業員は明らかにグルなんでしょうが、あの人達は何も制裁受けていないですね。
[DVD(字幕)] 9点(2017-08-14 12:03:18)(良:1票)
3.  ボーン・イエスタデイ(1993) 《ネタバレ》 
 「教育もの」としてとても面白い作品ですね!  ホワイトハウスも知らない人が、こんな短期間にここまで知識が豊富になり、思考力まで養われるなんてことは現実には起こりえないんでしょうが、夢があって良いんじゃないでしょうか。何より、政治や憲法、法律関係のお勉強しましょうってな地味なテーマをここまで面白いエンターテイメント作品に仕上げたことに拍手を送りたいです。  しかも、何か裏技みたいな勉強方法を使うのかと思いきや、大事なところでは「辞書をひけ」って超王道。そんで超地味。しかも辞書を引くシーンやたら多い。なんて素晴らしい作品でしょうか。娯楽作品として大事なポイントを押さえながら、でも勉強において大事なポイントもはずさずに押さえてあるなんて、原作者の教育に対する愛情すら感じます。  迷わず10点つけたいところではあったのですが、個人的にどーしてもハリーがちょっとだけかわいそうに見えてしまいまして。彼のビリーに対する愛情って、確かにゆがんでいる部分もありましたけど、なんか一途で憎めなかったんですよね。たたいちゃうのは絶対だめだけど・・・。  ちなみに、ラストにハリーが、「なんでそんなことさせるんだ。」と尋ねたときの、ビリーの返事。「本当にわからないの?だからさせるのよ。すれば私が気づいたことにあなたも気づくから。そうすればあなたもきっと幸せになれるわ」ってやつ。このセリフ、・・・すごくないですか?まさに教育の本質を見事に一言で表してしまった素晴らしい言葉です。
[DVD(字幕)] 9点(2013-07-11 04:46:24)
4.  ポリス・ストーリー2(香港公開版) 《ネタバレ》 
 いやー。僕は2>1です。  2のほうがストーリーが好き。  警察チームのメンバー(特に女性メンバー)がかっこ良い。  前作のラスボス達を、「復活怪人軍団」みたいなノリで脇役で出すセンスが好き。  耳の聞こえない敵のアクションがイカス。  シリアスなストーリーに自然にはさむコメディがかなりつぼ。  この映画最高に良いです。 
[DVD(字幕)] 9点(2012-04-19 05:15:58)
5.  僕のワンダフル・ライフ 《ネタバレ》 
 犬好きな妻と犬好きな自分。2人で鑑賞。  ファンタジーなゆるいホームドラマを想像していたのですが、思っていたよりシビアな展開に妻は泣きっぱなしでした。  DV気味な父親がなにかしでかすのかと思いきや、まさかのクラスメートの凶行で人生変わっちゃうなんて・・・  イーサンもハンナもかわいそうで見ていられなかったです。  『もうずっと遊んでもらって無いよ。』って、農業学校に行くイーサンを追いかけるベイリー。もう、いったい何回泣かせる気なの・・・。  『生活が全部スローペースに。もう遊ぶ元気もないよ。』もう、いったい何回泣かせる気なの。  次の犬生は警察犬。名前はエリー。このエピソードもかなり良かった。最後は大活躍なんですが、そのせいで帰らぬ犬に・・・もう、いったい何回泣かせる気・・・  次の犬生はコーギー。ここが一番ほっこりしているかも。  飼い主さんは、ベイリーがキューピッドになって結婚まですることになるし。生まれた子供と遊ぶコーギーが最高にかわいい。こーゆー幸せなエピソードをこのタイミングで差しはさんでくれるのは気が利いています。  そしてラストエピソード。とんでもない飼い主たちに拾われたかと思いきや、まさかの展開。  ラスト2つのエピソードが幸せなオチで本当に良かった。  まあ、失われた時間が戻ってこないことを考えると、多少複雑ではありますが・・・  ゴールデン、シェパード、コーギー、セントバーナード?  犬はどれも最高にかわいかったです。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2023-04-05 01:26:39)(良:1票)
6.  ホームランが聞こえた夏 《ネタバレ》 
 正統派スポーツドラマ。凄く良かったです。  まず、主演のチョン・ジェヨンが良い。『選手を叱咤激励するシーン』『他校の選手を叱るシーン』『学校の経営陣に啖呵をきるシーン』どれも凄い迫力で、胸があつくなります。日本の俳優さんで、この人くらいアツい演技をする人が、今どれくらいいるでしょうか。  プロ野球の花形ピッチャー。でも素行不良で問題児。警察沙汰で謹慎処分。社会貢献の一環で聾学校の野球部のコーチに。最初は渋々。やる気なし。そこから徐々に子供たちといっしょになって、真剣に野球のコーチをやりはじめる。まあいたってシンプルでよくあるシチュエーション。ただその見せ方がとても自然ですごく上手い。トレーニングの様子を丁寧に、かつテンポよく見せてくれたことに監督さんや脚本家さんのセンスの良さを感じます。ラストの試合の決着も、ちょっと虚をつかれたけれど個人的にはアリ。これといって非の打ち所の無い作品で、よく出来ています。  ただ、こーゆー映画を見ると過去に見た野球マンガの数々とどうしても比較しちゃいがち。野球マンガに必ずある、『無名の高校が周りをあっといわせる展開』が、やはりこの映画にもありません。野球マンガってその辺の盛り上げ方が凄くうまくて、比較しちゃうと物足りなさを感じる部分はあります。ついでに言うと、女教師との恋エピソードもイマイチ。あの程度の味付けで済ますなら無いほうが良いでしょう。
[DVD(字幕)] 8点(2019-09-09 13:09:44)
7.  包帯クラブ 《ネタバレ》 
 『なんか思っていたより暗い映画借りちゃったなー。こりゃ失敗したかなー。』と思って見ていたら、包帯クラブ発足あたりから次第に面白くなり始めました。  『部活』や『サークル』といったノリで、『心の傷』を治療するというプロット。ささやかで、単純だからこその良さがあります。ワラやテンポが、『ばかばかしい』『何の意味があんの』と最初から賛同するわけではないのが良い。包帯クラブのメンバーが、それぞれ心に傷を抱えていて、活動を通して少しずつ自分たちの心の傷を軽くしていくのがまた良い。  心の傷は千差万別。『失恋』『オウンゴール』『逆上がり』『カットの失敗』のように、他人から見れば些細なこと。『レイプ』『性的虐待』『友人同士の刺傷事件』など重いもの。当事者にとっては程度の差は関係ありません。どの心の傷も平等に癒していくメンバーたち。そしてその活動の楽しそうなこと。誰かのために行動するっていうのは、かくも楽しく喜ばしいことなんだと、理屈ではなく感覚で共感させてくれるのが嬉しい。  ディノ、ワラ、ギモ、リスキー、それぞれが抱える『心の傷』が明らかにされるタイミングが絶妙。その順番も良い。ひとつひとつのエピソードは短め。ですが短いながらも、過去のシーンを必ず挿入し、丁寧に描写してくれたのが凄く良かった。個人的には『レイプ』の『お葬式』による供養がかなりぐっときました。自分自身辛い過去があるので、みんなが炎の前で祈ってくれている姿に涙がでました。そしてディノのエピソード。彼の秘密と彼が抱える『心の傷』に、ワラが寄り添ってあげたのが、ちょっとクサかったけど泣けました。  軽すぎず重すぎず。ちょっとドラマチック。ちょっと笑えてちょっと泣ける。後味爽やかな青春ムービー。  ※石原さとみがかわいすぎるので、2割増しくらいで高評価。『ドンマイ』。
[DVD(邦画)] 8点(2019-05-30 12:23:12)(良:2票)
8.  ポセイドン(2006) 《ネタバレ》 
 正統派パニックムービー。オリジナルは未見。だからなのかもしれないですが、素直に面白かったです。  ビッグウェーブにより豪華客船が一瞬にして転覆。CGによるビッグウェーブの映像は圧巻。CG、特殊効果、大好きな私としては「これこれ!」って気持ちになります。豪華客船転覆のパニックが、まず最初の見所でしょう。  船がさかさまになって、きらびやかな世界が一転。これぞパニック映画の醍醐味。栄華が崩れ去る瞬間ってのは、ある種のカタルシスさえもたらしてくれます。これは一部のゾンビ映画なんかにも共通する感覚です。  後半は豪華客船からの脱出。船はさかさまになっているのでまともなルートはなし。つまりここからはアドベンチャーになるわけです。パニックムービーながら、広い豪華客船からの脱出はある種のわくわく感があります。広くて高さのあるエリアでの、奥行きのある映像は美しささえ感じます。  脱出メンバーが子供も含め、老若男女全員揃っているのが良い。エレベーターや排気口のルートは、手に汗握る難所。何度も水中に閉じ込められるシーンがあり、こちらまで息苦しさを感じる臨場感。ディランがややスーパーマンすぎるきらいはあるが、それをふまえてもスリルに満ち溢れたA級エンタメパニックムービーです。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-05-30 01:11:39)(良:1票)
9.  ボーン・スプレマシー 《ネタバレ》 
 まず冒頭でマリー(フランカ・ポテンテ)が射殺されちゃうのにびっくり。  自分を狙っているのは誰なのか。ボーンに罪をなすりつけようとしているのは誰なのか。  前作より明らかにミステリー色とドラマ性が強い。そして展開が早い。アクションも速い。カーチェイスは凄い。  少年漫画のようなノリはナリを潜め、完全なる『映画』になっていますね。  カメラワークの臨場感も前作を凌いでいる気がします。  手ぶれ撮影が平気、むしろ結構好みな私にとっては、迫力が感じられてとても良かったです。  特にカーチェイスのリアル感は凄い。  今までのカーチェイスであれば、『ありえないでしょ』の神業連発で、なんだかんだ言って切り抜けちゃうのがセオリーっちゃあセオリー。  ところがこの作品は違います。ぶつかる。ぶつかる。  いや、そりゃ急に道路に飛び出したり、車線変更すれば、そりゃそーなるのが普通なんですが、映画ではそーならないのが普通なのに、あえてそれをやっちゃうっていうね。あれ?何を言っているのかよくわからなくなってきました。  個人的にはカーチェイスであんま熱くならないのです。車やレースに興味が無いっていうのもあるんですが。私にとってカーチェイスって、どちらかというと退屈なシーン。であることが多い。  ところがところが。この作品ではもう目が離せません。  すべてのアクションが最高級のレベルで仕上がっていて、それでいて前作の雰囲気を少しも損なっていません。サスペンスアクションの最高級と言ってもいいくらいです。  恋愛要素が完全に排除されたのも、個人的な好みと合致しました。  トレッド・ストーン最後の生き残りとニッキーの使い方が、おいしいけど、ちょっと出番少なくてもったいない気がします。  そしてブライアン・コックス演じるアボット。唯一サプライズ演出をできたかもしれないのに、ステレオタイプの黒幕で悪いやつってのがばればれ。これじゃあダニーが殺されちゃうシーンだって全然驚けません。まさにダニーは無駄死にですね。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-12-31 03:13:58)(良:1票)
10.  ボイスレター 《ネタバレ》 
 小粒な人生を送る、小粒な自分にとって、小粒なサスペンスこそ最良の友。この作品はスマッシュヒット。これぐらいの規模だからこそ、逆にハラハラできるし、臨場感を味わえちゃうんですね。  ミスリードさせてやろうという空気、なかなか好きですよ。もちろん『ミスリードされるかー。』って思うんですが、それ以前に、これだけ怪しい人たちがたくさんいると、そもそも誰が犯人かなんてわかりません。結局は消去法で、ラスト二人になったときにはじめて誰が犯人かピンときます。それまではもう全然わかんないですよ。それに、展開がわりと速いので、考える間もないです。  こーゆー小粒ながらもしっかりとストーリーを練ってあり、緊迫感もスピード感もあるサスペンスは良質です。意外にも指を切っちゃう視覚的に痛いシーンなんかもちゃんと用意してあります。特に、あの人の指が切られるときが、結構な迫力です。  欲を言うならば、4人から2人に減らすのがちょっと早すぎちゃった気もしますね。ジュディ(でしたっけ?)なんか、もう少し泳がせても面白かったかもしれません。  まあ何にせよ、ラストまでノンストップで盛り上がれるオススメのサスペンスです。
[DVD(字幕)] 8点(2015-04-30 20:01:19)
11.  香港ゾンビ 《ネタバレ》 
 全然期待していなかったこともあって、大変面白かったです。  ゾンビ系エンターテイメントにしては、ちゃんとストーリーを作りこんでいるほうだと思います。人物の掘り下げ方もなかなか良かったです。  ショッピングモール内での逃走劇っていう舞台設定も嬉しいですね。ショッピングモール内に、いつの間にか少しずつゾンビが増えていく感じが、ゾンビファンにはたまらないんじゃないでしょうか。かくいう私も、今作の雰囲気が大好きです。それにアジア系ゾンビ映画って始めて見たので、結構新鮮さを感じました。  ロメロ版の『ゾンビ』のショッピングモールに比べると、何しろ通路が狭いので、いつどこで何が潜んでいるかわからないドキドキ感があります。また、全面ガラス張りのショップばかりなので、近代的な雰囲気と哀愁漂うゾンビたちとのミスマッチ感が良い雰囲気出してます。  ホラー的な側面だけではなく、香港ならではのコメディタッチな演出も多いです。主役?のモーディとビーが、ゾンビを倒すガンシューティングのゲームをやっていて、ふわっとゾンビの知識があるし、ヒロイン?のサイギュンがゾンビに襲われないように、ゾンビのフリをするし、なかなか小ネタが効いています。  その一方で、エレベーターで非難しようとしたとき、最期の一人が乗ったら定員オーバーのブザーが鳴るとか、ゾンビ映画ならではの悲劇的な演出もしっかり押さえてあります。  人物同士の友情、愛情も丁寧に描かれている本作。なかなかの掘り出し物で、良かったですよ。
[DVD(字幕)] 8点(2015-01-20 14:03:11)
12.  ポーリー(1998) 《ネタバレ》 
 今まで見た動物ものの中では、『ベイブ』『奇跡の旅』と比較しても、これが一番良かったです。『奇跡の旅』と同じようなロードムービー形式をとっているのですが、今作のほうが必然性が高く、最早ドラマとして面白いです。つまり、たとえ主人公がインコじゃなくても、きっと面白くなったに違いないくらいの完成度なんです。  マリー、アイヴィ、メキシコ人、ミーシャ、出会う人がみんなそれぞれの個性をもち、それぞれの優しさでポーリーと接するところに感動があります。思いやりや友情、人と人(※今作の場合インコですが)との絆を、押し付けがましくならない程度に、限りなく自然な表現で表してくれているところに本作最大の魅力があると思います。  更にはラストに、ミーシャとマリーの『ちょっとだけラブストーリー』をにおわせる展開まで用意してくれちゃって、凄く幸せな余韻に浸れます。  所謂べた~な動物ものが苦手な人であっても、これは見て損はないかもしれませんね。  本作の感想とは全く関係ないのですが、大学教授って人格的にも立派な方が多いのに、映画の中では割と悪者に描かれることが多い気がします。肩抱きや公的権力に逆らいたくなっちゃう人間の性ってやつでしょうか・・・。
[DVD(字幕)] 8点(2014-08-18 02:25:18)
13.  ポリス・ストーリー/香港国際警察 《ネタバレ》 
 最初から最後まで、爽快なアクションと軽快なコメディの連続で、最高に面白いです。ストーリーも良いです。誰が見ても楽しめるストーリー。一転二転するストーリー。続きが気になる気になる。気付いたらジャッキーを取り巻く状況は最悪になっています。なぜこうなってしまったのか考える間もないまま、物語はクライマックスへ。これが娯楽映画ですね!無駄なシーンや演出がほとんどなかったのではないでしょうか。笑いのために伏線をはるセンスも大変良いです。  そして散々盛り上がって、ヒートアップしたところで、3回連続の例のシーン。一気に冷めてしまいました。ただそこさえなければ、娯楽映画として満点でしょう!日々、学校や仕事で疲れている人に見て欲しいです(笑)
[DVD(字幕)] 8点(2011-12-25 21:01:18)
14.  ボディ・ハント 《ネタバレ》 
 7点か8点かくらいで迷うくらい面白かった。終盤のどんでん返しまでストーリーがよく練られていて面白いです。  ラストは「妹思いの兄が妹と共に死ぬ」、そんな物悲しいホラーを想像していたのですが、全然違いました。  ヤク中でサイコパスな母に育てられた、サイコパスな兄の、サイコパスなサスペンス。  あるシーンで、「あ、妹は終始暴れているわけではないし、鍵を取るような知恵もあるんだぁ~」と思ったら、まったく違いましたね。そもそも妹ですらないし。部屋に入ってきた兄に襲い掛かったのも納得。そういえばライアン以外の人間に襲い掛かるシーンはひとつもない。よくできてるな~。部屋から抜け出すときに包丁を手にしたのも、ライアンを刺すため?じゃあライアンに見つかって口を塞がれたときに、ライアンを刺すことはできなかったんだろうか?う~ん。  あと、視聴者をミスリードさせるためとはいえ、少女のあの走り方はいただけない。逃げようとする人の走り方じゃないでしょ。なんか獲物に襲い掛かるかのような走り方。少女がなにもしゃべらないのも不自然。エリッサの家まで来たなら、「助けて~」の一言くらいあっても良さそう。  とまあ、振り返ればツッコミどころはわんさかあるのですが、観ているときはもちろん気付かないわけで。  エリッサとライアンのハッピーエンドを期待していた身としては、気持ち良いくらいに騙されました。  両親は女装させられたライアンに殺されちゃったのねぇ~。そりゃ両親が悪いわ。  ・・・・・Σ(゚□゚;)  なんか見覚えある女優さんだと思ったら・・・・カットニス・エヴァディーン演ってた人だ~
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-09-24 22:58:24)
15.  北北西に進路を取れ 《ネタバレ》 
 ヒッチコック作品のなかでは一番好きかもしれない。ダイヤルⅯも良かったですが、好みで言えばこちらが上。当時の都会の様子なんかがわかるのも楽しい。なんだかんだ言って、やはり潤沢な予算で撮られた映画ってスケールが大きくて良いもんです。これぞ映画って感じです。  オープニングの拉致シーンはあまりに強引でしたが、『ああ、これはコメディなんだ』とわりきって見る良いきっかけになりました。  ロジャー・ソーンヒルが、最初のほうこそオバカさんでしたが、途中からかっこよく見えだして良いキャラでした。  そしてヒロインのイヴ・ケンドール。この人がとっても素敵。『あ、やっぱりバンダムの愛人だったんかい』っていうのは残念ポイントではありますが。それ以外はパーフェクト。人生最大のピンチで味方が誰もいないときに、あんな美女が助けてくれるなんて夢のようです。  一般人だったイヴを都合が良いからとスパイにしたてあげてたわけですが、素人があんなに上手く立ち回れるなんてご都合と言えなくもない。ロジャーも途中からスーパーマン化して、ロッククライミングみたいなことまでやりだしたときにゃあ笑っちゃいました。  本物のタウンゼントはなぜ殺されたのかなど、不明瞭な点が放置されたまま。最近の映画に見慣れていると、決して完成度が高いとは言えないかもしれません。  ただ、ラストに崖のシーンから列車のなかへジャンプするシーンなど、もしかすると今、映画やテレビ業界で当たり前のように使われている手法の先駆者はヒッチコックだったのかも。そー考えると、やっぱ偉大な監督さんですよねー。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-08-18 02:43:34)(良:1票)
16.  僕のワンダフル・ジャーニー 《ネタバレ》 
 前作は1つ1つのエピソードに起承転結をしっかりつけ、スピード感がありました。前作と比較すると、今作は全体的にややスローペースでもったりしていたかも。1エピソードの完成度の高さや見ごたえは前作に軍配が上がるかもしれないですね。  こちらの作品が良かった点としては、『CJの側にいて、CJを守ってやってくれ』、このイーサンの言葉をベイリーが守り抜いたこと。この約束を守るという目的を一貫させたことで、大きな1本のストーリーとしてきれいにまとまった印象です。そのぶん、ベイリーはもちろん、CJやトレントに深く感情移入しながら見ることができました。  また、今作ならではの伏線のはりかた、その回収の仕方も素敵だったと思います。  モリーの章でガンの匂いを嗅ぎ分けるスキルを身に着けたベイリー。マックスに転生してから、トレントのガンを発見する。そのおかげでトレントは命拾いする。CJもマックスがモリーでありベイリーの生まれ変わりであるとの確信を得るきっかけになる。トレントに引き合わせてくれたのもおそらくベイリーだとの結論に至る。それが最後の一押しになるなんてロマンチックじゃないですか~。  イーサン達と違って、多少すれ違いはしたけれど、若いうちに二人が結ばれて子供もできて。前半が胸糞展開だっただけに、このハッピーエンドは本当にうれしい。  ただ、これは個人的なワガママなのですが、最後の犬種は大型犬が良かったなぁ。ラブラドールとか。ハスキーとか。ラフコリーとか。もしくは秋田犬や柴犬なんかの日本犬でもいいなあ。  なんで最後ヨークシャー・テリア?いや、かわいいよ、ダメジャナイヨ。でもなんか違うんだよなぁ。  紅白の大トリで10代のアイドル出てきたら変ですよね?・・・つまり、そんな感じ。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-04-16 23:35:28)
17.  ポール・ヴァーホーヴェン/トリック 《ネタバレ》 
 メレルが最高。いろんな意味で。  冒頭30分がメイキングという斬新な構成。本編50分も、一般公募の脚本を4分ずつつなぎ合わせたというのだからこれも驚き。  とは言え、集まってきた脚本の中から、良いプロット、良い台詞、良いアイデアを抜き出してプロが編集しているみたいです。だから本編は思っていたよりきれいにまとまった普通のドラマに仕上がっています。  普通のドラマと言いましたが、かなり面白いです。  次が次がと気になる展開。メレルはもちろん、登場人物たちはみな個性があって良い感じ。  会社はどうなっちゃうのか。家庭はどうなっちゃうのか。どちらも気になります。  結果、主人公レムコの元愛人ナジャと組んでレムコに会社を売却させようとしたウィムには天罰が。  そして女癖の悪いレムコも、メレルから捨てられ妻からは手痛い一撃をくらうラスト。  裏でコソコソ悪いことしていたレムコやウィムが痛い目みるのがなんかよい。  会社も手放さずにすんで良かったです。  メイキングに興味のない方は冒頭30分はとばしても良いかもしれませんね。
[DVD(字幕)] 7点(2023-04-02 18:53:53)(良:1票)
18.  僕と世界の方程式 《ネタバレ》 
 自閉症って言ってもいろんなタイプがあるんですね。  ルークみたいにどこに行っても疎まれるタイプもいれば、ネイサンのように人によっては受け入れられるタイプもいる。劇中ではルークに救いの手が差し伸べられなかったのが辛いのですが、これが世界の真実なのかもしれません。  映画としては『天才型』あるいは『サクセスストーリー』のようなものを期待していたのですが、実際は『自閉症』とその家族、友人をとりまく人間ドラマ。スカッと爽快感のある映画ではありませんでした。いや、自閉症スペクトラムのネイサンが、2人の女の子から好意を寄せられている時点で、ある意味リア充的サクセスストーリーなのか。  数学オンリー、自分オンリーだったネイサンが、他者との関わりを通し、少しずつ他人のことを考え始める。母親が本当に大変そうで、かつ不憫で、いたたまれない気持ちでいっぱいだったのですが、最後はネイサンと心を通わせることができて本当に良かったです。  ルークと違い、ネイサンは周りの人には恵まれていたと思います。  個人的にはネイサンが数学オリンピックで活躍する姿を見てみたかったです。  劇中そういったシーンはほとんどなく、唯一と言っていいのは合宿中のワンシーン。先生に指名されたネイサンがみんなの前で問題の解説を行う。ここは少し盛り上がるシーン。今まで他者から疎まれ、イジメに近い扱いを受けていたネイサンが、みんなから拍手をもらう瞬間。気分が高揚します。ですがこれ以降、類似シーンはまるでなく、ネイサンが数学よりもっと大切なものを遂に見つけるという流れで幕を閉じます。できれば、ネイサンが周りの人たちから頼りにされるような、そんな人物になる姿を見てみたかったものです。
[DVD(字幕)] 7点(2020-12-01 10:30:06)
19.  ボックス!(2010) 《ネタバレ》 
 ピンポンがボクシングに変わっただけで、プロットがほぼいっしょ。  天才型。凡人だけど努力家。2人は幼馴染。カブちゃんを追いかけていたはずのユウちゃんは、いつの間にかカブちゃんを追い越してしまう。でもやっぱり最後はカブちゃんが、ユウちゃんでも倒せなかった天才を倒して幕を閉じる。  途中でカブちゃんがふてくされてボクシングをやめてしまうのはお約束。共通のライバルがいるのもお約束。ユウちゃんのほうが一目置かれてしまうのもお約束。応援してくれるマネージャーや先生やコーチがいるのもお約束。  お約束ばかりの青春サクセスストーリー。ですがそれが良いんではないですか。  へんに斜に構えられたり、やたら悲劇にされたりするよりかはよほど良いと思いますね。  中盤、あまりに子供じみたカブちゃんにイライラさせられるシーンがないこともないんですが、すぐに後半盛り返すので気になりません。  個人的にはマネージャーの死は要らない。そんな安直なお涙頂戴エピソード、この映画には相応しくない気がします。それだったら、ラストに2人がハワイでいっしょにお好み焼き屋を経営している姿を見せてくれたほうが、余程幸せな余韻が残ると思います。  2人ともボクシングから遠ざかってしまった後日談は寂しい限り。  もし『青春の一ページ』を強調したかったのだとしたら、それこそそんな後日談はバッサリカットしてしまっても良かったのではないでしょうか。
[DVD(邦画)] 7点(2020-11-07 13:02:24)
20.  ボーン・アルティメイタム 《ネタバレ》 
 シリーズの中で、一番ついていくのが大変でしたね。  疲れた頭にムチうって、頑張ってついていった結果、『え?それで終わり?』っていうのが率直な感想でしょうか・・。  スパイ系アクションとしては見所満載で高水準。常に相手の一歩上をいく、爽快な頭脳戦は健在。  『記者と接触を試みようとする前半。』  『ニッキー・パーソンズ(ジュリア・スタイルズ)と行動を共にする中盤。』  どちらも記者やニッキーを守りながらピンチを脱するという展開が今までにないパターンで面白い。  ジェイソン・ボーンはもう無敵感丸出しなので、『ボーンが守るべき対象を守りきれるのか?』というシチュエーションは、新たな緊張感を生み出すことに成功しているようです。  ただ、今までのシリーズと違い、後半からクライマックスにかけてが今いち盛り上がりません。  『迫りくる危機をどう回避するのか?』の1作目。  『最愛の人を奪った者達への復讐』の2作目。  それに比べると、この3作目の動機はパンチが弱い気がするのです。  正直言うと、3作目ともなると、『ボーンはいったい何者なんだ?』っていうのに、・・・そもそも興味が湧かない・・・。  前菜、メインディッシュは凄い良かったんですけどね!やはり〆のデザートも大事っていうことです。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-01-30 04:14:02)(良:1票)
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