1. マイ・インターン
映画のほぼ大半で、主人公は、仕事でイライラして当たり散らして、無茶苦茶だ。あのインターン生を目の前にして、私も好意的にはなれない。きっと。だから、この温かすぎる映画にリアル感はない。でも、私は憧れた。目の前の仕事に泣き崩れそうになっているとき、人生の先輩に励まして欲しい。年齢差のある友人なんて現実感がないけど、もしいたら人生の豊かさがまた変わるのかもしれない。また違う人生の考え方を考えるきっかけとなるのかもしれない。リアル感がない。それは事実だけど、映画って自分のリアルとかけ離れた世界をつくるきっかけだと思うから、やっぱり良い映画だったと思う。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-11-14 20:36:53) |
2. マーガレット・サッチャー/鉄の女の涙
マーガレットサッチャーとまではいかなくても、私も一応、男社会で働く女の一人であり、ふとした瞬間にどうしようもない孤独に陥る。サッチャーのように黒尽くめスーツ集団の中で、目立ったり、トイレを探すのが面倒だったり、という些細なものから、女だからね、、という無言の圧力、自信の喪失。私は鉄の女ではないので、いちいち傷つく。だから、この映画で、勇気をもらいたかった。戦う勇気を。 映画の中でサッチャーは強い決断を見せてくれたけれど、引退後の姿がメインだったから、その姿は格好良いというより、痛々しかった。強い女が見たかった私は、自分と同じように弱く、そして年老いて孤独になるサッチャーの姿が、一人で強がっている自分と重なり、苦痛でしかたなかった。あまりにも苦痛だったものだから、行間にあるメッセージを冷静に感じとることができなかった。これは映画のつくりのせいなのか、私の心境のせいなのかはわからないけれど、心が元気なときに見ることをお勧めする。今回はどっと落ち込みました。 ただ、私を映画の世界に引きずり込み、どっと落ち込ませるほど、メリルの演技はすばらしいものだったといえる。 [映画館(字幕)] 5点(2012-04-13 17:57:18)(良:1票) |
3. マイ・プライベート・アイダホ
理解しきれないところがあるとは言え、映像は綺麗だしやっぱりリバーフェニックスは素敵。だけど、私が高い点数をどうしてもつけられないのはこの話もリバーも切なすぎるからでしょうか。誰かが死ぬというわけでもないのにこんなに心が痛くなるのはなぜなんだろう。もう一度じっくり見ればこの映画を味わえるかもしれない。けど、こんなに胸が痛い切ない映画に再チャレンジする気になれない。儚いリバーの姿をもう一度見る勇気が私にはまだありません。 [地上波(字幕)] 4点(2005-04-14 00:00:38) |
4. 招かれざる客(1967)
派手なアクションもないし、推理シーンがあるわけじゃない。ただの会話がほとんど。それも家の中で。なのにぐいぐいひきつけられる。ジョーイが天真爛漫で、人種差別を正面から批判するところが爽やかである。家族の明るい台詞もさりげないジョークが入ってて聞いてて心地よいし、真面目な会話の時もしつこくなくて良い。まっすぐに心に入ってくる。見た後、爽快な気分になれる作品。 9点(2004-01-31 20:58:24) |
5. マイ・フレンド・フォーエバー
泣けた。わんわん泣いた気がする。もう一度みたい。 8点(2003-01-05 01:51:34) |
6. 魔女の宅急便(1989)
歳を重ねるごとに見方が変わる映画はたくさんありますが、この映画もそのひとつ。 昔は、キキが空を飛ぶところしか記憶に残らず、まあ好きな映画ではあるけれど、、設定が平凡すぎてちょっと影が薄いという印象でした。 それもそのはず。実は魔女の宅急便ってすごく大人向けの映画だと思うんです。 たった一人で、新しく住むところを見つけて、仕事を始めて、いろんなひととかかわりながら、一生懸命すごすその姿は、働いた経験がある人にこそより強く心打たれるのではないでしょうか。少女に自分を重ね、仕事がうまくいかなくて、落ち込むキキに心痛めたり、周りの人に支えられて、ひたむきに頑張るその姿勢に背中をおされたりするはず。私は、作品を見返すまで、こんなにも登場人物と自己投影ができる作品だとは思いませんでした。宮崎さんはどこにターゲットを決めてこの映画をつくったのでしょう。 それでも、キキをしっかり思春期の女の子として描けていることに宮崎さんのすごさを感じます。 キキはシーンごとに大人と子供の間で、さまざまに表情を変える。思春期のこどもの特徴を丁寧に書かれていて、本当にすばらしいと思う。 たとえば、出発のシーン。さびしげな表情を見せる両親には気づかず、最後まで母親に反発しながら、涙ひとつ見せず、楽観的に旅立っていく。このあたりはいかにも子供っぽい。かと思えば、仕事を始めると、お客様に言われたことだけでなく、料理の手伝いや電球の交換まで申し出るなど、大人顔負けの働き方を見せる。 それから女の子としてのキキの感情もちゃんとあらわしている。同年代とすれ違うとき、自分の格好を気にしたり、朝起きてトイレに行くときに恥ずかしがって、様子を伺うシーンなんて、普通、着目しないと思う。 見れば見るほど新しい発見があって、派手さはないけれど、丁寧な人物描写とさわやかなストーリは何度も見返したくなる作品。落ち込んだとき、きっと私はまたキキに会いに行くと思います。 [地上波(邦画)] 10点(2002-04-07 21:11:12)(良:2票) |
7. マトリックス
つまらなくてウトウトしたのでちゃんと分かってないのかも。ケド無理だった。ストーリー的にも面白くないし。映像にこだわりすぎでは?と思ってしまった。 2点(2002-04-05 14:24:16) |