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1.  魔法にかけられて 《ネタバレ》 
近年、ネタ切れの為か全体的につまらなくなったと感じるハリウッド映画であるが、たまにこういう”掘り出し物”があるからやめられない。満を持してのディズニーアニメとの融合であり、またCG技術は完璧であった。私は現実なのにお姫様が「あ~あ~♪」と唐突に歌いだした瞬間嵌ってしまった。主役を演技及び歌唱力重視で選んだのが成功だったように思える。アニメが所詮”奇麗事”だとすると、実写には”現実の厳しさ”がある。主役の女性が微妙に老けて(特に額の皺)いたり、出てくる動物もどう見ても汚なかったりするのである。そういうギャップが実に楽しい。最後、魔女の竜の呆気なさだけは少し残念であった。ハリウッドの恋愛映画らしく簡単に恋人を乗り換えるのだが、今回はストーリー上仕方ないと思うし嫌悪感を抱くまでには至らなかった。それでも相変わらず「一途な純愛」とは無縁のアメリカ人である。
[DVD(字幕)] 9点(2008-11-17 00:16:41)
2.  マイ・ボディガード(2004) 《ネタバレ》 
「ボディーガード」のような軟弱なストーリーを予想していたのだが、見事に裏切られた。コレこそ「処刑人」という題名がふさわしい。確かにブッ飛び過ぎているし、残虐過ぎるので引く人は多いと思うが、憎むべき「誘拐」がテーマなので私はこのくらいハードで良いと思う。しかし、流石デンゼル・ワシントンである、また新たな一面を見せてもらった。ダコタの使い方も見事。最後、自爆するのかと思ったが流石に無かった、ああいう終わり方も現実的で良い。
[DVD(字幕)] 8点(2006-03-04 17:04:17)
3.  マグノリア 《ネタバレ》 
昔、あまりの苦痛に途中で観るのを挫折した映画。今回、本レビューで高得点だったのと”カエル”に興味を惹かれ再挑戦した。冒頭はインパクトがあるが、やはりそれより先が好きになれない。叫びまくる住人達にアメリカらしい自己中のオンパレード、名優になるには汚い言葉を吐くことかと思わせる演技の数々、最悪はトムのモッコリ・・・。カエルは予想以上に凄かった、この映画の為に死んだのかと心が痛んだ程である。結局、内容は訳が分からなかったが、人間の死に重いも軽いも無く、片や呆気なく死んでいく者がいる中、一人の老人の死についてこれだけ見せられてもただ冷めて観ていただけであった。
2点(2005-02-15 20:17:52)
4.  マスター・アンド・コマンダー 《ネタバレ》 
子供が出て「お涙頂戴」という映画は苦手なので覚悟して観たのだが、実際は娯楽要素の多い普通のアクション映画であった。子供が乗船していることがやはり一番気になったが、この場合は将来の指揮官候補というボンボンの息子で怪我や自殺に至っても自己責任としか言いようが無い。奴隷貿易をしていた時代だし、どうみても船員が足りないようには見えなかった。主役がラッセル・クロウ、巨大な資金力を考えると、もう少しこの映画でしか味わえないコレといった盛り上がりが欲しかった。ガラパゴス島も出てきたし航海日誌を忠実に映画化した、どちらかと言うと教材的な作品。
5点(2004-12-19 17:44:17)
5.  マッハ!!!!!!!!
本格派アクションスターの出現を本当に嬉しく思う。オリジナリティー溢れるアクションは”凄い”の一言。肘・膝がもろに顔に入ってるせいもあり、実に痛さを感じる。しかし残念なことに、これだけのアクションがあるにも関わらず観終わった後味は悪かった。ストーリーが小学生レベル、繰り返しとスローを多様する編集が鼻に付く、終盤ダレルといった問題を誰でも感じると思う。アクションをこれでもかと詰め込むのでは無く2/3に減らしても、主人公の感情を高めたりすることによって減り張りを利かせば、もっと爽快感を得られるものになった筈。最初のブルース・リーを彷彿とさせる瞬殺の様に。あと、ムエタイの試合をああいう下劣な戦いにしてしまったのは残念で仕方ない、もう少し神聖さのある現実味のあるものにして欲しかった。
7点(2004-12-15 01:01:05)(良:1票)
6.  マトリックス レボリューションズ
今回は機械同士の戦闘ともう見飽きたスミスとの戦いということで、最初から期待はしていなかったが、これはいい意味で裏切られた。問答無用の戦闘シーンに久しぶりに手に汗握り、映像技術にとにかく感心させられた。この技術なら気功砲も可能だと思う。ラストは、程良い心地よさと虚しさが入り交じった上手い終わり方だったと思う。全作を通して「マトリックス」はネオ以下登場人物の格好良さと音楽が最高に素晴らしかった。 
7点(2004-05-02 16:04:49)
7.  マディソン郡の橋
”不倫”でも日本の何処かのと違い、他人に迷惑を掛けていないので評価出来る。言葉にするのは難しいが、不倫という罪悪感の中で惹かれあう両者の姿に感じるものがあった。それにしても、ああいう年のとり方は憧れる。
8点(2004-03-20 03:41:41)
8.  マジェスティック(2001)
ジム・キャリーは”街”が良く似合う。普通にしていれば、格好いいし。インパクトは確かに薄いが、これはじっくりとストーリーに浸れる良質の映画である。
7点(2003-12-20 08:21:14)
9.  マルコヴィッチの穴
これを面白いと思う感性を持ち合わせていない。
0点(2003-12-07 19:08:29)
10.  魔界転生(1981)
柳生十兵衛は千葉真一しか考えられないし、あの豪華なキャスト陣は今では絶対に不可能であろう。中でも若山富三郎の殺陣は背筋が震える迫力があった。昔、ゴールデン洋画劇場で高島が言っていたが、最後の壮絶な炎の中での戦いのシーンは、灼熱の中ただ役者が我慢して撮ったものらしい。最近のCGに頼った、明らかに違和感しか残らない日本映画は見習うべき点があるのではないだろうか。先人がこれだけの傑作を創った後で、よくあのくだらないリメーク版を発表出来たものだとつくづく思う。
9点(2003-11-30 17:34:40)
11.  マイノリティ・リポート
まずあの超能力者の人権はどうなっているのだろうか、周りが良ければ少々の犠牲は仕方ないというまさにアメリカ的な発想である。そもそも秒単位で事件が起こっている現状で、数人でどう予防するというのだろうか。制作者には「ボウリング・フォー・コロンバイン」を観て出直してこいと言いたい。   
3点(2003-10-18 11:02:23)
12.  マトリックス リローデッド
「ロード・オブ」と同様、これも2作目が一番面白い。ストーリー重視で無く、アクションにのみ力を注げるのが良い結果となっていると思われる。目玉は無論、100人スミスとカーチェイスである、何度観ても感嘆させられる。前作の影響でCGカンフーが流行りになっているが、やはりマトリックスという世界観があって初めて一見不自然な動きも生きると感じる。日本刀が出てくるのも何だか嬉しい。ただCMの流しすぎであまりにも既に観たというシーンばかりで損した気分になった。速攻で観に行った私でこうである、せめてパターンを変えるなと言いたい。
[映画館(字幕)] 9点(2003-10-15 08:24:47)
13.  魔界転生(2003) 《ネタバレ》 
深作のは最高だったが、唯一霧丸の存在が大きく原作から外れており不満だった。今回は単なる窪塚のプロモーションビデオの感しか残らなかった。 魔人にしても1人ずつの登場で迫力が無く、中でも武蔵の扱いには憤りを感じた。原作者は武蔵対十兵衛という夢の対決を描きたかった訳で、深作が独自の作品にしてしまったが、本来、天草四郎など魔人の1人にしかすぎないはず。 肝心の殺陣はというと、変なカメラワークとCGが気になって全く迫力が感じられなかった。最近の日本映画の諸悪を集約したような作品。 
1点(2003-10-13 02:33:44)
0183.11%
1478.13%
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