1. ミッドナイト・ラン
《ネタバレ》 最初はちょっとタルかったものの、飛行機→列車への乗り換えあたりから俄然面白くなり、最後まで飽きることなく楽しく観られました。さすがにFBIが目前に迫っているのにヒョイヒョイとそれをかいくぐっていくあたりはちょっと安易かなとも思いますが、それが決して致命的欠陥にもなっていない。でもできれば奥さんの話をもう少し絡めてもよかったかな、と。車も結局あのままだしね。 [DVD(字幕)] 7点(2007-05-09 20:54:14) |
2. ミュンヘン
黒の「9」月に「11」人の暗殺ターゲット。そしてラストに浮かび上がるあの建造物。1972年のミュンヘン事件から始まった物語の終着点がWTCだった事が象徴するように、これは単なる34年前の事件の一断片ではない。まさに現在進行形の物語なのである。根深い民族の対立、見えない妥協点、その解決策としての暴力。それらの止むことのないうねりがやがては「○○のための報復」から「報復のための報復」へと変化していく。そして悲しいことに、ミュンヘン事件も9.11もまた、出発点でもなければ終着点でもない。いつ終わるとも知れない報復の連鎖の通過点に過ぎないのである。 [DVD(字幕)] 7点(2006-08-26 08:13:41) |
3. ミリオンダラー・ベイビー
《ネタバレ》 昨夜観た『海を飛ぶ夢』同様に尊厳死を扱った作品。こんなのを立て続けに観るんじゃなかった…(爆)。最初は素人の女性ボクサーとイーストウッド御大が二人三脚で勝ち上がっていくスポ根ドラマだと思っていたのにラスト30分で急展開し、こっからあとはもう『海を飛ぶ夢』状態。ただ、尊厳死をテーマとして掲げるのなら、その話に踏み込むのが全体の4分の3をすぎてからというのはどう考えても遅すぎる気がする。せめて、後半の1時間はこのテーマに話を絞るべきでしょう。また、マギーの家族が必要以上に悪者として描かれているので、フランキーの決断が自然と美化されているように見えるのも気になった。ということで、最後がなんか納得がいかなかったので点数は『海を飛ぶ夢』と同様に7点。 [DVD(字幕)] 7点(2006-02-25 18:13:33) |
4. 道(1954)
たしかにザンパノのジェルソミーナに対する態度はひどい(そもそも奴隷として買ったわけだから)けど、だからって決して悪党には思えない。そこにこの映画の難しさと深さがあるんだと思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-11-20 21:09:05) |
5. ミスター・ルーキー
こんな映画を作らなくても阪神は優勝できる。いい時代になったもんです。で、この映画ですが、まぁお世辞にも面白いとはいえない。最後のホームランも単なるサービスカットというか悪ふざけというか…。これを2時間観るぐらいなら普通にナイターを観る方がきっと感動できるでしょう。 [地上波(吹替)] 3点(2005-11-03 17:31:21) |
6. 未知との遭遇
とにかくこの映画の素晴しさは巨大マザーシップとちびUFOの美しさに尽きると思う。その一方でドラマがかなり雑。あれだとロイはただのイカレたオッサンでしかなく、感情移入のしようがない。なぜ彼があそこまでUFOや宇宙人にこだわるのかをもっとハッキリさせてほしかったです。 [DVD(字幕)] 5点(2005-11-03 00:57:53) |
7. 耳をすませば(1995)
これが公開されたとき、僕も劇中の登場人物と同じ中学三年生でした。だから観ていてものすごく惹かれるものがあった(ストーリーがどうとかというのではなく、あの作品の雰囲気に)。おそらく、中学二年とか高校一年とかだったらこんな印象は受けなかったでしょう。ラストの爆弾発言(?)があまりにも有名な本作ですが、僕がいちばん印象的だったのは雫の父の言葉(「人と違う人生は~」ってやつ)。仕事でつまづいて「なんで俺こんなことやってんだろう」ってへこんだ時にはこの言葉を思い出すようにしてます。 [映画館(吹替)] 9点(2005-10-30 01:09:39) |
8. みんな~やってるか!
北野映画を制覇しようとする者の前に立ちはだかる巨大な壁…。いったい何なんでしょうこれは? ちょっとビートたけしの笑いのセンスを疑いたくなるぐらい、全然笑えなかったっす。 [ビデオ(吹替)] 1点(2005-10-26 21:19:47) |