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プロフィール
コメント数 2403
性別 男性
自己紹介 〈死ぬまでに観ておきたいカルト・ムービーたち〉

『What's Up, Tiger Lily?』(1966)
誰にも触れて欲しくない恥ずかしい過去があるものですが、ウディ・アレンにとっては記念すべき初監督作がどうもそうみたいです。実はこの映画、60年代に東宝で撮られた『国際秘密警察』シリーズの『火薬の樽』と『鍵の鍵』2作をつなぎ合わせて勝手に英語で吹き替えたという珍作中の珍作だそうです。予告編だけ観ると実にシュールで面白そうですが、どうも東宝には無断でいじったみたいで、おそらく日本でソフト化されるのは絶対ムリでまさにカルト中のカルトです。アレンの自伝でも、本作については無視はされてないけど人ごとみたいな書き方でほんの1・2行しか触れてないところは意味深です。

『華麗なる悪』(1969)
ジョン・ヒューストン監督作でも駄作のひとつなのですがパメラ・フランクリンに萌えていた中学生のときにTVで観てハマりました。ああ、もう一度観たいなあ・・・。スコットランド民謡調のテーマ・ソングは私のエバー・グリーンです。


   
 

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1.  M:i:III 《ネタバレ》 
この頃のハリウッド映画に悪役で出まくっていた印象があるフィリップ・シーモア・ホフマン。“いかにも”という感じの悪人面からはかけ離れたちょっとオタクっぽい、善人だか悪人なのかどちらにも見える風貌の持ち主が徹底的な悪を演じるところにアクション映画の新しいヴィラン像を確立した功績は大きいと思います。彼の新しい演技がもう観ることができないというのは実に悲しい、ここ10年で亡くなった映画界の惜しまれる名優を選出すればトップ3に入ることは確定でしょう。 たしかに前作がアレな出来だったことはあるけれど、ⅠからⅢまででは本作が一番だったんじゃないでしょうか。ジェームズ・ボンドの例にあるごとく、数あるスパイ映画ではエージェントの結婚はたいてい悲劇に終わるというのが定番でしたが、イーサン・ハントは無事に新婚生活に突入、自分は未見ですがこの後のシリーズでもジュリアは登場するみたいなので、これは新しいパターンと言えるんじゃないでしょうか。ストーリーテリングもJ・J・エイブラムスらしくスピード感があふれていますが、一部で観客を置いてけぼりにするようなところも見うけられこれもミステリーっぽくて良きだと感じました。定番のハントの空中静止など遊び心を感じさせてくれるし、即興で変奏マスクを製作するシークエンスも愉しませてくれます。相変わらずチャイナ・マネーの影響がみられるのは鼻白みますが、『トップガン マーヴェリック』ではご存知のようにチャイナ政府を怒らせたのでもうこのシリーズでチャイナ本土での撮影はないでしょうね、やるときはやる漢トム・クルーズです。 けっきょく“ラビット・フット”の正体は明かされなかったけど、“インポッシブル・ミッション・フォース”は笑うところでしょうね。しかしⅠ~Ⅲで共通してるのは、いずれも内部の裏切者が暗躍しているというところで、IMFという組織はどんだけタガが緩んでるんじゃい‼
[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-09-03 23:05:30)
2.  ミュンヘン 《ネタバレ》 
スピルバーグらしい残酷描写を堪能させていただきました。“こんなもの見せなくてもよからうに”というようなシーンが幾つもあり、それは通常不要で映画の質を落とすものなのですが、かえってスピルバーグタッチとして受け入れられるのが面白い。この映画は決してイスラエルの作戦を容認しているようには思えません。暗殺のターゲットとなる「黒い十月」のメンバーたちがみんな中年のおっさんで、見た目は普通の中産階級の様に描いているのは、「プライベート・ライアン」でドイツ兵を坊主頭の野蛮人として登場させていることと対比して興味深かったです。
[DVD(字幕)] 8点(2009-08-08 00:34:27)
3.  ミート・ザ・ペアレンツ 《ネタバレ》 
デ・ニーロが主演および製作のもうこれは鉄板としか言いようがないシチュエーション・コメディ。前年の『アナライズ・ミー』が受けたのでこの路線で行こうとの思惑が見え見えなんですが、デ・ニーロがやるんだから面白くないはずはありません。結果的には三作まで撮られる人気シリーズになるんだから、狙いは的確だったと思います。日本人じゃあまりピンときませんけど、脚本はアメリカ人にはかなり際どいネタがてんこ盛りです。だいたいWASPが多いCIA関係者の娘がユダヤ系と結婚するというプロットからして刺激的。おまけにその男のファミリー・ネームが“フォッカー”というから念が入ってます。このベン・スティラーの本名までが奇抜で、続編でも “名前ネタ”として使われるわけですからよく練られた脚本でしょう。男性としてはどうしてもベン・スティラー視線で観てしまいますからどうしようもないんですが、こんな義父だったら悪夢いがいの何者でもありません。まあ恋人のテリー・ポロもよく考えるとかなり嫌な女で、親父さんに似ていると言えます。後半になるにつれてベン・スティラーが巻き込まれるあまりに不条理なトラブルは観ていてしんどくなるほどですが、あのかなり強引なハッピーエンドへの持ち込み方はいかがなものでしょうか。こうなることはそりゃ判っていましたが、ちょっと強引すぎでしょ(笑)。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-03-15 21:43:48)
4.  ミニミニ大作戦(2003) 《ネタバレ》 
あのオリジナルをここまでテンポ良くリメイクできたというのは上出来です。無駄に大人数だったオリジナルの窃盗団を技能抜群の6人に絞ったのは最近のアクション映画の常道ですが、映画としてはオーシャンズ・シリーズよりまとまっているのは確か。音楽の使い方もセンスが良くて、オリジナルでクインシー・ジョーンズが魅せてくれたシャレた雰囲気を上手くアレンジしたなと思います。 まあ言っちゃなんですが、ミニを使って逃げると言うプロットに必然性がないのが難点ですけど、そういうお話しなので素晴らしいカーアクションに免じて許してやってください(笑)。あと一言、ブリッジャー役はやっぱマイケル、ケインを使って欲しかったな、オリジナルの役者をキャスティングするのはリメイクの礼儀作法ですから。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-07-13 21:40:04)
5.  Mr.&Mrs. スミス 《ネタバレ》 
もうそれはくだらないんだけど、旬の監督がハリウッドの二大セレブを使ってキレまくりのテンポでぶっ飛ばしているから実に楽しい。普通の夫婦でもありそうな会話で思いっきり危ないギャグにしちゃうセンスがいいですね。夫「60人前後かな」妻「私は312人」、これってお互いの異性体験人数を告白してるみたいで、もう思いっきり笑ってしまいました。そりゃ女房が自分の5倍も数をこなしていたら、亭主なら誰でもめげちゃいますよね(笑) こういうシャレを愉しむのが大人の度量というもんですよ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-29 23:19:56)
6.  ミスト 《ネタバレ》 
子供が「パパ、約束して」などと言いだしたところで落ちが何となく予想出来ましたが、これほどまでバッドテイストなラストとは想像をはるかに超えていました。あの得体のしれない怪物たちには十分に楽しませていただきましたが、『本当に恐ろしいのは人間の心だ』と取れる監督のメッセージは、ちょっと陳腐かなと思います。虫系が苦手な方は決して観ないでください。
[DVD(字幕)] 7点(2010-01-28 22:30:05)
7.  ミラーズ(2008) 《ネタバレ》 
ジャック・バウアーvs鏡の悪魔!ええ、誰がなんと言おうとも私にゃ彼はジャック・バウアーにしか見えません! フレンチ・スラッシャーの鬼才アレクサンドル・アジャが韓流ホラーをリメイク、どおりでNYを舞台にしながらもフレンチ・ホラーみたいなおどろおどろしい雰囲気が感じられたわけです。ひとり鏡の悪霊に立ち向かうバウ…もといキーファー・サザーランドの痛々しいことといったら、もう完全にあっちの世界に行ってしまった人、その言動はキチ〇イにしか見えません。いきなり家中の鏡を集めて銃弾を撃ち込んだら、奥さん・子供もそりゃ引きますよ。ところがハリウッド映画らしく家族を守る展開にするために奥さんに超常現象を認識させちゃったから、後半はありふれたストーリーテリングになってしまったのは残念。それでもエイミー・スマートの殺され方は「さすが、アジャ」と唸らせる凄まじさ、というかあのシチュエーションならふつう溺死でしょう、これは完全に監督が趣味に走った感じです。ハッピーと思わせておいてのバッド・エンドも、捻りが効いていてよかったです。 謎のカット:ラスト近くに夜が明けてマンハッタンの遠景を映すカットがありますが、よく見ていただくとその遠景にツイン・タワーが確かに立っているんですよ。私はNYの地理には疎いんでその場所がかつてWTCの存在していた地点なのか判りませんが、マンハッタンには他にもツイン・タワーがあるんでしょうか?CGで書き加えたのかもしれませんが、もしそうだとしても監督の意図は何なんでしょう?ちなみにスピルバーグは『ミュンヘン』で、CGでWTCを加えたマンハッタンの風景をラスト・シーンに使っています。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-11-10 22:45:22)(良:1票)
8.  ミーン・マシーン
マッチョな殺し屋やギャングの側近NO.1みたいなキャラ専門のV・ジョーンズが、メインキャストを張った後にも先にも唯一の映画です(笑)。いやこれは貶しているんじゃなくて、こういうまとも(?)なキャラを演じているのを観ると実に味のある俳優で、この人をもっと使った映画があってもいいのにな、と思った次第です。少林サッカーみたいなGK役だったJ・ステイサムは昨今すっかり大看板になったのにね。 オリジナルを観たことあるならあの展開をどうアレンジしてくれるのかというのが愉しみなわけですが、サッカーに変わったとはいえA・サンドラーのリメイクよりはるかに雰囲気が出てるので満足です。サッカー・シーンの迫力は、オリジナルのアメフトに比べてかなり見劣りしちゃったのは残念ではありますが…
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-06-30 19:07:31)
9.  Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼 《ネタバレ》 
人格の内面性を表現するために別の俳優を画面に登場させるのはむかしから良くあるテクニックで珍しくはない。これをひとりの俳優でこなしちゃったのが『イブの三つの顔』で映画史に残る超絶的な名演を見せたジョアン・ウッドワードですが、こんな離れ業が出来るアクターはそういるものではない。その点、ブルックスの別人格マーシャルに名優ウィリアム・ハートを起用したキャスティングは大正解で、妙に理性的な言動が面白くブルックスの“心の闇”だけでなく良心の残りかすみたいなものまで感じさせてくれます。それにしてもウィリアム・ハートは20年前はたしか二枚目俳優だったはずなのに、最近はずいぶんと不気味なキャラでも平気に演じちゃう怪優になってきましたね。この映画のハートを観て感じたのは、次はフランケンシュタインのモンスターをぜひ演って欲しい、それもボリス・カーロフ風にね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-08-25 23:46:50)(良:1票)
10.  M:I-2
全盛期のジョン・ウーを起用してのシリーズ第二作、M:Iシリーズはそもそもトム・クルーズのワンマン・ムーヴィーですけど本作に関しては良くも悪くも完全にジョン・ウーの映画となってしまったわけです。名脚本家ロバート・タウンが書いたとは思えないストーリー、ラスト三十分はもう鳩は飛ぶし車は回るしバイクは空中で激突するわ、完全にジョン・ウーのやりたい放題になるわけですけど、ここに至るまでのストーリー展開が既視感丸出しで退屈極まりなかったので、「待ってました、ジョン・ウー!」となってしまうのが情けない。トム・クルーズ=イーサン・ハントも、大した試練もなく淡々と任務をこなしているって感じしかないのも物足りなさがこみ上げます。ボンド・ガールならぬハント・ガールも今作のタンディ・ニュートンはシリーズ中でもかなりのレベルかと思いますが、如何せんキャラがあまりに薄すぎでした。今や“危険撮影中毒症”としてすっかり有名になったトム・クルーズですけど、この頃はまだ大人しかったみたいですね。でも冒頭の岩山クライミングは、トム本人が大喜びで撮ったんだろうな、なんせ彼はプロデューサーですから。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-08-28 23:06:54)
11.  耳に残るは君の歌声
なんと言いましょうか、そう、無駄に豪華な出演陣だなぁというのが感想です。撮り方によっては結構波乱万丈の映画になる題材ですが、端折った様な終わり方をするエピソードをつないで淡々とした味わいを出そうとしてるのは判ります。ですけど、J・デップとC・リッチを使って撮る映画じゃないと思うのですがね。デップなんかほとんど演技なんかしてないんじゃないですか。 それにしても皆さんデップ目当てなんでしょうが、こんな地味な映画に100を超えるレビューが寄せられるとは(笑)。
[DVD(字幕)] 5点(2010-06-25 00:50:55)
12.  ミスティック・リバー 《ネタバレ》 
私の中で、イーストウッドという映画作家の評価に大疑問符がついてしまった作品です。イーストウッドは基本的には脚本を書かない人なので、まず原作があっての本作なのでしょうが、このいかにもアメリカ的なリンチが正当化される世界観はどうしても受け入れられない。ラストのショーン・ペンとローラ・リニーの会話、「パパは王様、王様はすべきことを行う」「皆、弱いからよ私たち以外は。私たちは決して弱くならない」、これは「パパ」「私たち」を「アメリカ」に言い換えてもしっくりする嫌なフレーズではありませんか。ティム・ロビンスに疑惑を抱いたマーシャ・ゲイ・ハーデンの描き方も、ラストではまるでイエスを売ったユダの様で、ショーン・ペンが犯した大罪を免罪するかの様な印象まで与えるのがはっきり言って不快です。カトリック教徒のコミュニティーが舞台で、ショーン・ペンの背中には十字架のでっかいタトゥーが彫られているなど、イーストウッドよりスコセッシの方が監督にふさわしい題材のような気がします。イーストウッドはスコセッシの様に、宗教的にテーマを掘り下げる感性は持ち合わせていないと感じました。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-05-16 00:02:09)(良:3票)
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