1. ミュージアム
《ネタバレ》 前半はスピード感もあるし、犯罪の異常性もなかなか興味深い感じ。被害者の共通点が裁判員に対する復讐かも、いや、そう思わせて実はそうじゃないぞ!あたりは絶好調だったのだが、犯人が担当刑事に妙な執着を見せる辺りから、話の展開が小さくなってきたなあと雲行きが怪しくなるものの、拉致した刑事に与えたハンバーガーの肉がひょっとして…と思わせるあたりでぐっと盛り返した感じ。あれ韓国映画なら容赦なく妻子のものだよなあ。ホラー映画としてはその方が完成度が高かったと思うのだが、邦画でしかもあのキャストではそれはなかなかできない相談かもしれない。そこが残念。振り切る勇気が欲しかったなあ。 犯人の芸術作品としても、あの親子3人をどういう形で世間に発表するつもりだったのか、そこは気になるところ。やっぱり本物を食べさせた方が「社会見学の刑」にマッチしていたような。 しかしながら、最後まで手に汗握って楽しめたし、基本的に小栗旬と尾野真千子が好きなので問題なし。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-08-30 08:29:54) |
2. ミケランジェロの暗号
ドイツ映画でしかもナチを扱うとなると、どうしても重たくなりがちで、観るのにもそれなりの心の準備が必要なんだけど、この映画はそんな心配はほぼ必要なし。 嫌な将校は出てくるけど、そこまで悪く描いてないから、純粋に映画としての筋立てを楽しめる。 ラストも予想に違わず、だけど、いつもいつもどんでん返しのある映画を求めてるわけじゃないから、問題なし。 ちょっとハラハラして、スッキリして終演。 いや、佳作。 [インターネット(字幕)] 8点(2021-11-02 21:52:35) |
3. ミッシング ID
《ネタバレ》 シガーニー・ウィバーが出てる時点で映画のクオリティが保証されてる気がする私は、予告編で簡単に釣られて鑑賞。 出だし好調。なんせリリー・コリンズがヒロインだし。 …で、最後までリリー・コリンズでなんとか乗り切った私。 テンポはそこそこだし、伏線もばっちり回収。 気になったことは二つ。親友が2人いたのに、偽ID名人の1人しか活躍しなかったことかな。あれじゃああんまりだよ。 それと、シガーニー・ウィバーが「風船は嫌いよ」ってわざとらしく言うシーン。あれ、何?ダークスター? [インターネット(字幕)] 6点(2021-08-15 23:23:20) |
4. 皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ
やられた。 チンピラがヒーローになる過程が素晴らしい。 アレッシアの壊れた天使振りにも参った。 とにかく演出と脚本が素晴らしく、イタリア映画万歳!な映画。 いや、いい映画。 [インターネット(字幕)] 9点(2019-11-10 01:37:59) |
5. ミラクル・ニール!
《ネタバレ》 宇宙人の悪魔的会議は最高に面白かったんだけど、あのテンションで引っ張るには、イギリス映画はシニカル過ぎて無理だったんだろーな。 ドタバタで突き通すには上品過ぎるキャスト。 しかし、ケイト・ベッキンセールの巻き髪ってなんであんなに魅力的なんだ。 そこに加点。 [インターネット(字幕)] 7点(2019-09-22 01:17:42) |
6. ミッション:インポッシブル/フォールアウト
《ネタバレ》 ボーンシリーズの最新作ばりに、ストーリーが複雑過ぎて、私にはもうちょっとついていけない感じ。 アクションも凄まじいし、キャストもいい味出してくれてるんだけど、起爆装置が必要な緊迫感が今ひとつ伝わらず、ラストのカウントダウンにあまり手に汗握れなかったのは残念。 もう少しシンプルに世界を救ってくれ、イーサン。 ミシェル・モナハンも好きだけど、レベッカ・ファーガソンの魅力は今回も素晴らしかった。 彼女のための映画。 そしてラストの場面での彼女の三つ編みにさらに加点。 [インターネット(字幕)] 8点(2019-05-18 20:59:37)(良:1票) |
7. ミッドナイト・イン・パリ
《ネタバレ》 タイムスリップとは少し違うけど、『カイロの紫の薔薇』がよぎって、つらい結末かも?って心配になったものの、清々しいラスト。 ちゃんと現実を見て選択した主人公になんだかホッとした。 マリオンでもレイチェルでもない、あの雑貨屋の女の子が一番ファンタジーだと思う。 そしてパリジャンが傘を差さない所に妙に納得。あそこは濡れて行くのがいいよね。 いい女の役しかやらないイメージのレイチェルに悪女を演じさせてるのも、珍しくて面白かった。 [DVD(字幕)] 8点(2018-05-06 20:46:05) |