1. モダン・タイムス
私にとってチャップリンって存在自体がものすごくズルいんですよね。なぜゆえこういう作品を作るのかな。いや作れるのかな。彼は私の”感性の底上げ”をしてくれるんですよ。自分の中の何か足りない部分を教えてくれるんですよ。それは別に手取り足取り教えてくれるわけではなく、「俺の姿を見て何か感じろっ!!」と体で訴えかけるんですよ。”心のストライクゾーン”に向かって160kmの直球をガンガン投げてくるんですよ。なんてやつがこの映画界には存在したのでしょうか「・・・・・・。」 言葉が見つからないので作品の内容に触れますけどこれまたこの女性の為に彼はいつも体を張っているんですよね。お腹を満たしてあげたい、喜ばせてあげたい、幸せにしたい・・・と相手が喜ぶ笑顔が見て自分も喜べるってだけのほんの小さなことなのかもしれませんけど、それが”幸せ”の本質だろうということを彼は私に気づかせてくれます。私はなぜチャップリンの作品に早く出会わなかったのだろうか?と思ったことがありましたけど”今”出会えたことが自分にとって一番良かったのではないかと思います。ある程度年もとり映画を何百か観た今だからこそこの作品の良さが分かる時期に辿りついたのだと思います。もしかして10代とかの私だったら感性が成長していなくまったく良さなんて分からなかったかもしれません(あくまで私だけの例ですので)。サイレント・モノクロ映画。ようやく門の前に立てた気がする。あとは自分で開いて進んで行こう・・・ 10点(2005-01-23 21:50:33)(良:1票) |
2. モリー先生との火曜日<TVM>
人生に悩んだとき観る映画のひとつ。まあ映画ひとつで何が決まるわけでも無いとは思いますが一方向性として観ると「なるほどねぇ」と少なからず納得出来るセリフが出てきます。人は一人では生きられないということが伝わってきたこの映画は結構好きです。 8点(2004-11-27 00:38:38) |
3. モスキート
この蚊のせいで恐竜が絶滅したという仮説があったとしたらなんとなく信じてもいいという気になります。 ボウフラもこれまたでかいんでしょうなぁ。そういや以前電車通勤していた時に窓から「モスキート」という見るからに怪しげな看板の風俗店があった。一体何を吸われるのか意味ありげなネーミングの是非は果たして・・・ 3点(2004-07-01 22:56:30) |
4. もののけ姫
「腐海に手を出しちゃいかん!」と似たようなとこもあるけどそれはそれとして自然ってのはいいものです。日本の山も人間が植林しなければあんな風になってたのだろうかと考えさせられますね。 自然に生えていた木を切り倒しスギなどの木材用になる木を植林したせいでスギ花粉による花粉症が増えたことは周知のとおりですが案外知られてないことが”ヤマビル問題”です。このヤマビルなるものとは尺取虫のようなスタイルで忍び寄り動物の生き血を吸って生きている見た目も気持ち悪い生き物です(もちろん人間の血もガンガン吸いまくります)。これが年々全国いたる所で増加傾向にあるのです。このヤマビルが増加している問題としては地球温暖化もありますがやはり植林でスギやヒノキを植えたことでの自然の生態の変化や鹿・カモシカを動物愛護ということで間引かず増やし続けたことによりその鹿達の血を吸うヤマビルも相対的に増えたことも原因です。またそれに関連していますがその鹿の天敵たる狼を恐ろしい”人敵”ということで絶滅させ食物連鎖の流れを断ち切ったことなど全ては「人災」による問題なのです。いくら自然が警告のシグナルを鳴らしても肝心のその音を聞く”聴力”と聞こうとする”姿勢”を人間がもたなければどうにもならないことをこの作品で教えてもらったような気がします。だからこそ自然と人間がお互い調和を取りながら生きていかなければこの先また別の問題が出てくることになるでしょう。 7点(2004-06-15 22:03:32) |
5. 燃えよドラゴン
一度でいいからこんな肉体美を身に付けたい 。あれほどの体だったら夏は上半身裸で街中を歩きたいくらいだ。それに夏と言えば蚊だけど蚊の針もあの肉体だと貫けないだろう。とにかく美しい。 8点(2004-06-05 19:01:17)(笑:1票) |
6. モ’・ベター・ブルース
”バード”と同様ジャズが好きならば・・・という感じもしましたけどデンゼル・ワシントンとウェズリー・スナイプスの共演というならば見なきゃ損というものです。今回の作品は特に人種差別にこだわった作品でもなく人物描写にこだわったドラマ性のあるもので夜中に一人で観るような映画ですね。 7点(2004-06-05 11:52:16) |
7. モーリス
実はこの作品で初めてヒュー・グラントが出演しているのを観ました。特に気持ち悪いということもなく芸術映画って感じで観ましたね。これもまたひとつの美学でしょう・・・とか言ってる自分は「ヘドウィグ~」や「イン&アウト」とか観ても特に”気持ち悪い”と感じないのは常識的価値観から見るとちょっとヤバイんかなとも思いますが、ひとつの価値観(ゲイの世界)を否定したら人生の”面白み”が減るような気がするのでこういう人達を否定はしません。なんて言ってる私はもしかしてこういう潜在的なものが備わっているかもしれませんね。そうただそれを発揮する”きっかけ”が今までに無かっただけかもしれません。まったく何を語っているのだろうか 7点(2004-06-04 22:45:43)(笑:1票) |