1. 誘拐(1997)
《ネタバレ》 今も印象に残っている作品です。大掛かりなロケには辟易しましたが、謎解きの部分から俄然惹き込まれました。津波の覚悟を抱いての所業もさることながら、津波に協力する人々の、彼の後姿に向ける自分達の思いを託した祈る様な眼差しに、罪を犯させた者達への怒りがこみ上げてきます。復讐はしても命まではとらなくていいよ、罪を犯したのだから罰を受けなさいよ、と愛した家族が夢に出てきて言ったのでしょうか。一人また一人と自首する様子は、今思い出しても胸に迫るものがあります。新米刑事の葛藤する様子に厚みを感じられなかったのが少し残念ですが、素晴らしい作品です。 8点(2005-01-26 01:06:26) |
2. U・ボート ディレクターズ・カット版
《ネタバレ》 初見、予備知識ゼロ。荒天模様、爆雷を受けての艦内の模様、それぞれ息を呑むものですが、何度も見せるクドさと物語の先行きの見えなさにイライラが募る一方。ボーッと観てたのが海底に沈んで初めて頭がシャキッとなり座り直しての鑑賞に。一人また一人と息を引き取るのだろうと思ったのが「えー! 直ったって、無理でしょうが、信じられない!」無事到着に「まさかのハッピーエンドとは!」と思った矢先の、まさかまさかの結末に「そんなアホな話があるかいな!」ダラダラが削がれた劇場版だったら感動もひとしおだったのではないかと思えた力作。 [DVD(字幕)] 7点(2020-02-11 23:59:26)(良:1票) |
3. ユー・ガット・メール
ラストのキャスリーンの台詞は「えーっ? ホンマかいな?」と感じましたが、そこそこ良い作品でした。余談ですが、メールでのやりとりは、色々な事を思い浮かべながら、言葉を選び、時間をかけて考えに考える楽しさがあります。会って目の前にした時は、楽しさに思考は余り働かず、自分の地が出てしまいます。自分の地を向上させるべく日々の精進の大切さを痛感します。 6点(2004-03-14 13:46:30)(笑:1票) |
4. ユージュアル・サスペクツ
かなり早い時点でカイザー・ソゼが誰かうすうす解ったけれど、どこで正体を現すかとラストまで結構楽しめた。冒頭のキートンの表情はたまらない。あのシーンは忘れられない。 6点(2004-01-31 10:17:41) |
5. 許されざる者(1992)
《ネタバレ》 リメイク版から興味をそそられての鑑賞。びっくりする程忠実にリメイクされていたオリジナル版でした。話のつまらなさもそのまんま。イーストウッドから謙さんの気魄は感じず。一点だけ違った「その後商売で成功したらしい」には怒りがこみ上げます。「お前だけ幸せに暮らせると思うなよ」 [DVD(字幕)] 3点(2013-11-07 23:32:17) |