1. ユメ十夜
一応夏目漱石原作。映画もそれを大きく見出しに打ち出しているが、内容はもう原型を留めていないものが多い。原作からインスパイアされて製作されたオムニバスという感じ。原作が原作だし、あれをそのまま映像化しても面白くなるとも思えないので、話をアレンジするのはいいが、正直言ってあまり良質にアレンジされたものが見当たらない。妙にホラーチック、グロテスクにアレンジされたものが目立ちます。単純に面白くないものが殆どなんですな。こんな中に市川崑監督が参加していることにちょっとびっくり。彼の映像化したものはかなり原作に忠実。この話を選択したのは最良だったでしょう。他には、宮籐官九郎の運慶の話が面白かった。一応ユメの順番は原作と同じなので原作と対比して楽しむことも出来る。が、残念ながら楽しめる出来ではありません。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2009-09-01 05:37:17)(良:1票) |
2. ユー・ガット・メール
《ネタバレ》 設定だけで言えばとても楽しげなのだが、それがイマイチ楽しくなりきらない。トム・ハンクスが相手よりもかなり先に彼女の正体に気付き、親しくなってから正体をばらすという流れがどうも潔くなくて好きじゃない。 [DVD(字幕)] 3点(2008-02-22 18:58:58) |
3. 誘拐報道
犯人の事情や心情、事件解決のことを最優先にする警察と子供の命を最優先にする親との争い、警察と報道記者の争いなどが実地感たっぷりに描かれ、非常に見応えがある。やはり子供の命などなんとも思っていない一番は報道記者で、下種、凶悪なのもまた然り。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-02-22 18:50:41) |
4. 油断大敵(2003)
《ネタバレ》 子供のためばかりを思って配置換えまでしてもらうような子煩悩刑事がひょんなことで捕まえるに到ったベテランの泥棒との交流を描いた映画。ベテランの泥棒と刑事の交流は結構楽しくて良い。しかし子供が親の結婚を喜ばないという展開がどうも理解出来ない。相手が自分も懐いている先生なのに、それでもダメなのでは一体どうしろってんだ。それでいて、自分が自分の夢の為に親元を離れようとするときに反対されると「これは私の人生なの」と突き放す。親の人生を潰しておいてお前がそれを言うかね。ここはやっぱり逆に父親が「これはお前の人生なのだから」と躊躇する娘を送り出す形にしなくては、筋としておかしいのではないか。 [DVD(邦画)] 5点(2007-09-29 22:55:27) |
5. 勇気ある追跡
《ネタバレ》 父を失った娘のしっかり者という域を超えたがっちり振りが、世間はそんなに甘くないだろうという気がするがこれはコミカル部分なので良いとしよう。やたら弁護士の名前を盾にするのは面白かった。映像的にも広がりのある画が美しくて良い。知名度ほどの面白味は感じられなかったがそこそこに楽しめる。西部劇好きの人ならきっと満足出来る内容なんじゃなかろうか。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-09-25 22:30:52) |
6. 雪に願うこと
話がベタでもいいけど、これは設定から展開、演出にいたるまで妙にわざとらしさを感じてしまう。もともと淡々とした作りで眠気を誘うのに、人間ドラマとしてもゆるゆるではさらに眠い。同じシーンで光の加減が大幅に変わるシーンがあったりして、雑な印象も受けます。小泉今日子が従業員のおかみさん的な役どころで出ているが、個人的にはミスキャストにしか映らないです。これが東京国際映画祭4冠とは信じ難い。ちょっとおばかな感じの同級生が良い味で唯一評価出来る。 [DVD(邦画)] 3点(2007-07-31 21:54:33) |
7. 雪夫人絵図
《ネタバレ》 なんでしょう、まんまドロドロ系の昼メロにしか見えず面食らいました。さすがについていけない世界です。テンポもあまり良くなく、もっさりとしているし、人物造形や心理描写もいまひとつ。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-04-15 21:46:48) |
8. 夕陽のギャングたち
《ネタバレ》 コバーンに主人公がいいように振り回される様が面白い。あの大打撃を受けた部隊がいとも容易くアジトを嗅ぎ付け仲間を皆殺しにするところは強引さを感じるが、全体として流れは悪くなく、長い割りに退屈もしなかった。なかなかな良作です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-12-17 22:59:27) |
9. 夢のチョコレート工場
《ネタバレ》 ティム・バートンのリメイク版を先に観たが、それに比べるとこちらのウォンカはかなりまともな風体。時代的に考えても仕方ないが、やはりセットはしょぼい。それを抜きにしても、工場に入ってすぐの契約書の作りが面白かった程度で、他はかなり微妙な感じだった。 [DVD(字幕)] 4点(2006-06-23 10:33:29) |
10. ユージュアル・サスペクツ
《ネタバレ》 伝説の黒幕が実在するかどうかなどと話が進むが、大抵の人には誰がその黒幕かというのは普通に分かってしまうだろう。ケビン・スペイシーの演技は相変わらず素晴らしい。 [DVD(字幕)] 4点(2006-05-22 19:44:02) |
11. Uボート 最後の決断
《ネタバレ》 出て来る人間、どいつもこいつも頭が悪い。描写センスも悪く、観ていてこれはギャグなんだろうかと疑うほど。最後の山場も状況の作り方が強引過ぎる。敵駆逐艦がいると知りながら「裏切り者は許さん!」って突っ込んでくるアホがいるわきゃない。アメリカこそ正義な作りにも仕方ないとはいえ、うんざりだ。 [DVD(字幕)] 0点(2006-05-09 10:03:38) |
12. 夕陽のガンマン
とにかくカッコいい。味がいい。見ていて楽しい映画だった。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-04-18 09:09:42) |