1. 誘惑のアフロディーテ
ウディ・アレン監督主演のハートウォーミング・コメディ。 アレンは相変わらずの早口おしゃべりで、役者としてはどうかと思うが、ストーリーは題材も内容も面白い。 古代ギリシャ劇のコロスたちを舞台演劇風に織り込んだ演出には、最初ギョッとしたけど、アイデアとしては悪くない。鑑賞していくなかで、不思議と味が出てくる。 ラストは決しておしつけがましくなく、ちょっと感動、ちょっとハッピーになれるそんな映画。アレンの才能を再確認+ヒロインの女性がやたらかわいかった。 [ビデオ(字幕)] 7点(2013-01-27 06:20:31) |
2. ゆりかごを揺らす手
一人の女の狂気を描いたサスペンス。てっきり夫のセクハラは冤罪で、 ヒロインと訴えた主婦の両者に感情移入できる狙い、ラストにもうひと捻りあるかと思ったら、 あくまでオーソドックスでストレートなドラマだった。ただヒロインのデモーネイが美人だけに、 狂気さがより際立って見応えはあり。キャスティングが、ぴたりハマった印象の作品だった。 [ビデオ(字幕)] 6点(2012-04-24 11:30:05) |
3. 夢を生きた男/ザ・ベーブ
タイトル通り、ベーブ・ルースの生涯を描いた伝記映画。 内容が内容だけに、独創的な部分やハッとするような展開はないのだが、逆に粗は少ない。 主役のジョン・グッドマンは、容姿はベーブに似ているのかな? 子供のように無邪気だったという、人柄はよく表れていたとは思うが。 お話的にもまとまっていたとは思うけど、面白かったぁという印象はない作品だった。 [ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-11 15:42:31) |
4. ユニバーサル・ソルジャー
アクション映画としてはそこそこなのだが、ストーリー面が凝った設定にも拘らず、 主役二人の状況描写が浅薄なのが欠点。そのため純粋にアクションシーンを楽しめない。 例えて言うと、高級料亭で煮込みの足りないおでんを食べさせられたような感覚。 中途半端になるのなら、最初から"安い店で食べるおいしいおでん"を目指したほうがいいと思う。 [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-10 05:52:52) |
5. 誘拐(1997)
東京のど真ん中で大ロケーションを敢行した作品だと、 公開当時は、大作と銘打った宣伝を随分と目にした。 事件の流れそのものは決して悪くないし、推理物としては一応ヒネリもオチもある。 環境問題へのメッセージ性も織り込まれているのだが、なぜだか面白くない。 映像があまり良くないということもあるのだが、一番の原因はあまりにもダサイ演出。 特に終盤からラストにかけてのシーンなんて、まるでテレビのサスペンス劇場並である。 いったい、いつまでこのシーンを見せ続けられるんだ?と、かなり困惑した覚えが。 ここまでくどいと、お話の流れは完璧に止まってしまう。 結果、娯楽大作とは成り切れず、センスの悪さだけが目立った作品になってしまった。 ひと言で言えば、推理物の2時間ドラマに毛の生えたような映画。 [地上波(邦画)] 2点(2011-08-10 04:26:51) |
6. ユージュアル・サスペクツ
シナリオがよく練られたサスペンス映画。 序盤は人間関係及び場面が飛んだりして、ちょっとわかりづらかったんだけど、 中盤からは落ち着いてじっくりと鑑賞できた。 それと同時にオチも予測してしまって、あとはそのまま一直線。 役者さんたちの演技、緻密な構成など、全般的にしっかり仕上がっている作品だとは思う。 [DVD(字幕)] 6点(2011-07-23 06:20:01) |