1. 四畳半タイムマシンブルース
ストーリーはサマータイムマシン・ブルースをかなり忠実に再現してますね。 見たのはかなり前なので細部を覚えてなくて、こんな感じの話だったなぁって懐かしかった。 元作品を知らない人が見たら斬新に感じるかも知れない。 世界観と登場人物は四畳半神話大系のままなので、こちらも懐かしくて嬉しくなる。 元々パラレルワールド作品なので、まったく違和感がない。 こういう世界線もあったんだろうなって納得できる。 単なるリメイクだと元作品の方が良かったとか思ってしまいそうだけど、これはこれでアリと感じた。 わいわい楽しい雰囲気をいつまでも見ていたい幸せな作品ですね。 [インターネット(邦画)] 7点(2022-10-24 09:28:29) |
2. 夜の上海
10年以上前の作品なので当たり前だけど、本木雅弘が若い。 でも、竹中直人は変わらなくて時間が止まってるのかと思った。 それから、この作品を邦画にするか、字幕にするか悩ましかった。 最初は邦画みたいだったけど、イマイチ盛り上がらない。 でも、字幕側の話が絡んでくると面白くなってきたので、字幕ということにしておく。 上海娘の運転がむちゃくちゃなんだけど、可愛いから全部許す。 いくつかのラブストーリーが同時進行する構成だけど、上海娘以外は全部いらない。 ラストのオチは予想してたけど、元々が可愛かったので、驚くほどの変わり様ではない。 言葉は通じないけど、なんだかワクワクする上海の一夜でした。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-05-19 15:25:03) |
3. 夜明け告げるルーのうた
映像的には斬新で面白味があったけど、ストーリー的には面白いとは思えなかった。 いろいろと詰め込み過ぎて纏まりがない印象が残った。 テーマ曲が良かったのでそれなりに見られたけど、思い入れのない曲だったら退屈だったかも知れない。 [インターネット(邦画)] 5点(2018-12-06 19:01:24) |
4. 夜は短し歩けよ乙女
四畳半神話大系は一見するとラブストーリーのようでいて、実は友情物語という感動的な展開のあげく、人生について深く考えさせられるという哲学的なメッセージの込められた迷作ではあるけど、本作は意外と普通のラブストーリーに収まっていて、先輩と黒髪の乙女の絡みは少ないものの、終盤はそれなりに絡んで盛り上がったので良しとする。 四畳半神話大系が私目線だったのに対して、本作は黒髪の乙女の出番が多いのだけど、個人的には明石さんが好き過ぎて本作のヒロインの魅力に物足りなさを感じてしまったのは致し方ない。 少なくとも私と明石さんのその後を描くような野暮な作品よりはマシなのかも知れないと思うことにする。 もちろんそんな野暮な作品があるのなら見てみたいような気もするけど、また阿呆なものを作りましたねと言われるのがオチだ。 さて、本作には四畳半神話大系のキャラが登場するわけだが、声優が変わっていたりして違和感がある。 それなのにニセ城ヶ崎は城ヶ崎のままというのが面白い。 ニセなんだから声が違っていても良さそうなものなのに。 そんなわけで、久し振りに四畳半神話大系を見たくなってしまったではないか。 責任者はどこか! [DVD(邦画)] 7点(2018-08-03 16:12:24) |
5. 夜がまた来る
《ネタバレ》 夏川結衣のおっぱい見たさに見始めたけど、話が重過ぎてエロ目線で楽しめる雰囲気じゃなかった。 登場する男優ほぼ全員にやられて、シャブ漬けにされて、銃で撃たれて、やっと復讐を果たすわけだけど、余りにも惨いラストシーンに滅入ってしまう。 それでも、まあ、夏川結衣のおっぱいだからね。 損はしてないはず。 [DVD(邦画)] 6点(2015-10-12 18:53:28) |
6. 幼獣マメシバ
可愛いマメシバを愛でる作品かと思いきや、引き篭もりニートのロードムービーという意味不明な展開に斬新さを感じた。 まあ、ストーリーは温いし、コメディというほど笑えないし、いまいちな印象は拭えないけど、ぼそぼそと突っ込みを入れる二郎のキャラは面白かった。 あと、安達祐実が意外といい女だったのが印象的でした。 [DVD(邦画)] 6点(2014-06-25 22:14:20) |
7. 横道世之介
見終わって直ぐレビューを書きに来て、ああ、こんなに長い映画だったのかぁって感慨深い気持ちになった。 長さを感じさせないというか、ずっとこの物語の中に居たかったというか、なんとも味わい深い作品でした。 世代的に近いということもあってか、この辺りの昭和感が懐かしく感じられて、古い友達のことを思い出すような感覚に陥った。 シナリオの構成もそんな感じになっていて、まんまと嵌められた印象です。 断片的にしか描かれていないこともあって、想像するしかない部分もあるけど、終盤は切ない気持ちにされられましたよ。 それでも、何故か涙は零れなかった。 号泣して世之介のことを思い出すんじゃなくて、そんな友達が居たなぁって懐かしむ距離感なんだろうな。 主人公に感情移入させて青春の日々を追体験させる作品も好きだけど、こんな風に疎遠になった友達のことを思い出させるような試みも面白いですね。 どう考えてもハッピーエンドではないし、悲しむべき出来事だったんだろうけど、横道世之介という人と出会えたことを幸せに思える作品だったように思います。 [DVD(邦画)] 8点(2014-06-14 21:45:58)(良:2票) |
8. 余命
生まれ来る命、余命僅かの妊婦、あとに残されるヒモ。 この絶体絶命のピンチにどうする?!ヒモ! どうなっちゃうの?ヒモ!! まあ、そんな感じの物語だったと思うんだけど、いまいち心に響かない作品でした。 ヒモがあのまま行方不明になったら名作の領域に踏み込めたかも知れないけど、ヒモがヒモじゃなくなってハッピーエンドというのは都合が良過ぎて絶句。 世の中そんなに甘いものじゃない。 癌が奇跡的に治ることがあっても、ヒモが心を入れ替えて働き出すなんてあり得ないんだからね。 [DVD(邦画)] 5点(2013-05-10 16:41:59) |
9. 喜びも悲しみも幾歳月
この夫婦には申し訳ないけど、転任先が過酷であれば過酷なほど面白い。 まあ、どう転んでも離島か先っちょしかないので、もれなく面白くなるシステム。 この設定を考え付いた時点で勝ったも同然ですな。 せっかく兵役を逃れられたのに結局は灯台が標的となり、どんどん殉職していくという皮肉な因果応報に戦争の悲惨さを痛感させられて、ただの家族物語ではない深みもあったように思います。 でも、1本の映画として纏めるにはやや間延びして単調な印象もあるので、どちらかと言うと連続ドラマ向きの素材なのかも知れない。 それでも話が長かっただけにその分ラストの霧笛が感慨深くて良かったです。 あと、どうでもいいことだけど、この作品をロードムービーと評するセンスには脱帽。 そう考えると道程の描写を地図で表現する手法は斬新だったのかも知れない。 ロードムービーなのに移動は割愛するぜぇ!ワイルドだろぉ? [DVD(邦画)] 7点(2013-01-18 00:42:19) |
10. よなよなペンギン
子供向け番組のような安っぽいCGの味わいは好みだけど、どうもキャラクターに魅力が無い。 正直ストーリーなんてどうでもいいような作品なので、キャラクターの魅力がどれだけあるかの勝負だと思うのだけど、これは完全に失敗してると思う。 [DVD(邦画)] 3点(2012-11-26 19:33:30) |
11. 洋菓子店コアンドル
《ネタバレ》 序盤はなつめのキャラに馴染めず戸惑った。 流石にちょっと非常識過ぎると思うんだけど、その非常識さを受け入れるシェフの人の好さが際立って良かったのかも知れない。 終盤シェフの出番は減ってしまうけど、入れ替わるように伝説が台頭してくるシナリオには不覚にも涙してしまった。 どうしても父親目線で感情移入してしまうので、娘にケーキ作りを教えてあげられなかったという後悔が痛いほどよく伝わってきた。 それにしても、この作品に出てくるケーキはどれもとても美味しそうで、完成品だけではなくて、作ってる途中の一つ一つの素材がとても美味しそうに見えました。 あと、あの晩餐会の演出とか実際に目の前でやられたら感動してしまうだろうな。 それから、どうでもいいことだけど、この作品を見て以来、夢の中にマリコさんが出てくるようになった。 なんだかよくわからないけど、好きになってしまったようだ。 加賀まりこじゃなくて、登場人物のマリコさんの方ね。 [DVD(邦画)] 8点(2012-08-03 18:58:59)(良:1票) |
12. 酔いがさめたら、うちに帰ろう。
サイバラ作品の映像化は微妙なのが多かったけど、これは良かった。 やっぱり視点が違うと印象も違ってくるもんで、サイバラ作品を通して描かれていた鴨志田穣という人物はどう考えても人間のクズで、自業自得としか言い様のないその末路に同情の余地はなかったわけだけど、この作品ではそれがちょっと違ってた。 確かに実社会では人間のクズだったのかも知れないけど、精神病院に入院してからは様相が変わって行く。 特にアルコール病棟に移ってからは、人間のクズどころか、ちゃんとしたいい人に思えてくるから不思議だ。 やっぱりすべての元凶はアルコールにあったんだろうな。 それさえ無ければ実はいい人だったのかも知れない。 あと、可愛い看護婦さんの影響もあったのかも知れないけど。 そして、シーフードカレーが異常に美味しそうだった。 [DVD(邦画)] 7点(2012-02-17 15:08:48) |
13. 八日目の蝉
序盤は救いようのない残酷な物語だと思っていたけど、終盤に向けて印象が変わって行った。 法的に誰が悪くて、倫理的には誰が悪いとか色々考えさせられたけど、終盤はもうそんなことはどうでもよくなりました。 何も悪くない恵理菜が如何に立ち直って、如何にして本当の母親になっていくのかを見守る物語だったんでしょうね。 そのサポート役となった千草の存在が良い味付けになっていて、物語を成立させていたと思う。 恵理菜、希和子、恵津子のどの視点から見ても割り切れない不幸さが付き纏うし、男どもの視点からじゃ申し訳なさ過ぎて罪悪感に耐えられない。 そんな中で千草の存在が唯一の希望になってたと思う。 直接的な関係者ではないので第三者の立場から見ることができるし、全くの部外者というわけでもないので、この深刻な問題に関与する資格もありそう。 そういう絶妙な立ち位置を成立させた設定と小池栄子の演技力に拍手を送りたい。 どう転んでもバッドエンドにしかならないと思えたこの物語をハッピーエンドに導いた功績は大きい。 そして、千草が恵理菜を救ったことによって、千草自身も救われたなら嬉しい。 そういう後日談的な描写はなかったけど、そう信じさせてくれるだけの説得力はあった。 あと、八日目の蝉は可哀想という話があったけど、あれはやっぱり恵理菜自身のことを言ってるんでしょうね。 自分だけが生きてる寂しさや死んでしまった薫への罪悪感が入り混じった言葉のように感じられました。 その考えも終盤には肯定的に変化したようで、薫の分まで生きて幸せになろうという前向きな姿勢に感動しました。 [DVD(邦画)] 9点(2011-12-20 16:35:06)(良:1票) |
14. 余命1ヶ月の花嫁
実話なので仕方ないのかも知れないけど、物語に捻りがないので退屈に感じます。 端的に言うと、癌になって死ぬだけの映画。 タイトルはキャッチーな感じだけど、余命1ヶ月の人を無理矢理に花嫁にしちゃっただけ。 あと、ブスと断言されてしまった子役の娘が不憫でした。 [地上波(邦画)] 4点(2010-10-05 00:05:45) |
15. 善き人のためのソナタ
冒頭、ヴィースラーが舞台上のクリスタに恋をするシーンから、僕はこの作品の魅力に嵌ってしまった。 盗聴を通じて彼女を知っていくという卑猥さ、ファンとして彼女に道徳的なアドバイスを送る誠実さ、自らを犠牲にしてまで彼女を救おうとした献身。 なんとも言えない哀愁が後に残ります。 こんなにも切ない片想いを描いたラブストーリーがこんなにも重たいテーマの中で語られるという奇跡的なシナリオに敬意を払いたいと思います。 壁の崩壊ですらヴィースラーの中にある空虚のようなものを癒すことはできなかったようだけど、レジでの彼が少し笑顔だったように感じられたのがせめてもの救いです。 [DVD(吹替)] 9点(2010-01-06 13:59:30)(良:3票) |
16. 容疑者Xの献身
実に面白い。 久し振りに本格的なミステリー作品を見たような気がする。 トリック自体は意外と稚拙で、序盤で推測可能ではあったけど、論理的に構築された計画を紐解いていく過程を楽しむという意味では非常に楽しめた。 捜査側の登場人物の背景はドラマで紹介済みなので、この作品では容疑者側の背景が丁寧に描写されているのが良かった。 ドラマでお馴染みのコミカルな演出も封印されて、重厚でシリアスな構成にしているのも正解だったように思う。 [DVD(邦画)] 8点(2009-12-13 06:06:14) |
17. 欲望(2005)
起たない男はただの男。 テーマはかなり深刻で、特に男にとっては重大問題なので、泳いで帰りたくなる気持ちも理解できます。 濡れ場の多い作品ではあるけど、あんまりエロくはないので、それ目当てで見た人はがっかりするかも。 おっぱいも少し足りない感じだし。 まあ、まともな作品を期待して見てもがっかりするようなレベルではありますけどね。 どうでもいいことだけど、素っ裸というのは映像的に間抜けに見えます。 パンツくらい穿けばいいのにと思いました。 [DVD(邦画)] 3点(2009-08-11 12:58:52) |
18. 陽暉楼
出演者が豪華でよく出来た作品に仕上がってるとは思うけど、どうも湿っぽくてよくない。 泣けるほどの感動もないし、派手さも足りないような気がする。 もっとどうしようもないくらいに追い詰められるのかと思ったら、意外とあっさりとした実力行使で終わってしまったのが残念。 おっぱいは綺麗で良かったと思います。 [地上波(邦画)] 6点(2008-12-31 23:20:45) |
19. 夜のピクニック
みんなで一緒に歩く、ただそれだけ。 細かい演出でどうかと思う部分もあったけど、ただひたすら歩くだけという素材は良かったと思う。 自分が歩くわけでもないのにこれから待ち受けているだろう様々な困難にワクワクさせられました。 まあ、そんなに困難が待ち受けているわけではなかったけどね。 それでもゴールの瞬間には涙が溢れそうになったし、ゴールがスタートというベタなカメラワークも思わず許してしまいそうになった。 ところで、何故『夜のピクニック』なんでしょう? 確かに夜のシーンもあったけど、夜に限った物語ではなかったような気がする。 正確には『24時間のピクニック』という感じだろうか。 [DVD(邦画)] 6点(2008-02-04 13:20:22) |
20. 陽気なギャングが地球を回す
とりあえずCGがしょぼくて冷めた。 キャストが豪華なだけに非常に勿体無い作品。 なんだか全体的にいまいちで、演出が駄目なんだろうなといった感じ。 [DVD(邦画)] 4点(2007-08-11 21:39:21) |