41. LOVERS
序盤の遊郭の華やかな衣装や美術、中盤以降の竹林や真っ赤に燃える紅葉と草原の緑の美しさなど、とにかく綺麗な映画です。この美しい舞台で展開されるアクションシーンも楽しめる。(ただし最後は秋から冬にかけて何ヶ月戦い続けてるんですか?休憩しなくていいんですか?という感じでしたが・・・)ストーリーの方は特に感動や鑑賞後に残るものはありませんが、それよりも画の美しさ、チャン・ツィイーの美しさ(特筆すべきは冒頭の遊郭の舞!)が印象に残る作品です。ただチャン・イーモウに関してはやはり、「活きる」や「幸せ三部作」と呼ばれる作品、今年日本で公開された最新作のような映画をもっともっと撮ってもらいたいですね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-11-20 16:17:04) |
42. ラストエンペラー
《ネタバレ》 仕方が無いのかもしれませんが、紫禁城でも戦犯収容所でも全員英語を喋っている事にどうしても違和感を感じてしまいます。何回か見ていますが、いつもそれが気になってしまいます。坂本龍一氏の音楽は映画の雰囲気にすごくよく合っていて素晴らしかったです。 [DVD(字幕)] 5点(2008-11-25 09:35:48) |
43. ラスト・ターゲット(2010)
《ネタバレ》 冒頭のスウェーデンの雪原に、イタリアの静かな村。徹底的にヨーロッパの香り漂うアメリカ映画です。 雰囲気はとてもいい映画でした。寡黙なジョージ・クルーニーの佇まいも良かったのですが・・・。 なぜ彼は人里離れたスウェーデンの雪原で隠遁生活をしなけれなならないのか?なぜ彼は命を狙われているのか? そのあたりの事情の説明が無いわりには、登場人物が極めて限られる作品ということもあり、 誰が彼の命を狙う黒幕で、誰が実行犯になるのか、あまりにも分かりやすい。 しかも「人生は、最期が最も美しい」という見事なまでのネタバレ・キャッチコピーがつけられてしまっているので その結末も見る前から容易に想像がつくことになります。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2018-06-05 18:41:28)(良:1票) |
44. ラブ・オブ・ザ・ゲーム
もう先が見えているベテラン投手。哀愁を感じさせながらも、絵になっている。ケビン・コスナーが野球をしている姿はやはりいいですね。ポジションは異なりますが、コスナーがマイナーのベテラン選手を演じた「さよならゲーム」を思い出しました。 しかし本作は・・・。現在進行形の試合の途中に過去のことや女とのことを挿入するのはいいのですが、その一つ一つが長い。作品のテンポも悪くなってしまっています。 対戦相手ヤンキースの優勝がかかった敵地ヤンキースタジアムでの試合。監督・長年連れ添った捕手・ライバル選手との絡み方、とある関係があるヤンキースの若手選手の土壇場での登場のさせ方など試合の方は見所もあっただけに惜しい作品です。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-02-14 22:16:52) |
45. ラブレター/誰かが私に恋してる?
香港のラブストーリー職人、ピーター・チャン監督のアメリカ映画。邦題の通り、一通のラブレターに振り回される小さな田舎町の人間模様をコミカルに描いたラブコメです。ケイト・キャプショーは80年代の映画は何本か見ているけど、99年の本作ではちょっとお年を感じますがアメリカのどこにでもありそうな田舎町に暮らす女性の生活感なんかがよく出ていたと思いますよ。作品としては地味なキャストで結構色んな人々が出入りするのですがどうも印象に残らない。しかしほのぼのした雰囲気に、そんな雰囲気によく合う音楽はいい映画でした。 [DVD(字幕)] 4点(2011-10-10 21:06:50) |
46. ライリー・ノース
《ネタバレ》 善良に生きてきた一般市民が家族を無残に殺害され、法に代わり復讐の鉄槌を下す。 ブロンソンの「デス・ウィッシュ」シリーズをはじめとして、これまでにも色々な映画が作られました。 それだけにどうしても既視感があるのは仕方がないのですが、 本作の主人公のジェニファー・ガーナー、めちゃくちゃ強いです。傷つきながらも犯罪者どもを殺しまくります。 主人公と、復讐の対象者である犯罪者と、主人公の行動を止めようと主人公を追う警察。 この手の映画はこの3者をいかにうまく絡めて、それぞれの存在感を出させるかなんですけどね。 まあ、よくあることなんですが本作もそのへんが駄目なのでサスペンスとしても面白くない。 体を張った熱演を見せるジェニファー・ガーナーが孤軍奮闘という作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2021-09-21 17:20:46) |