1. リチャード・ジュエル
《ネタバレ》 よくマスコミ批判する人いる。その気持ちはわかる時はわかるが、この映画でひとつわかった。マスコミとは、我々そのものであるということ。 もちろん権力の監視、公器、第4の権力者としてのマスコミの役割はあるだろう。軽減税率8%だし。けれど、我々とは別の営利追求組織と括りきることはできないのではないか。我々とマスコミを隔てる膜は、無い。 マスコミ批判イコール、我々批判。それを自覚したうえでマスコミを批判しなきゃいけないなと思った。 爆発直後に駆けつけたマスコミのセクシーお姉さん記者が、聞くに耐えないおぞましい本音を呟く。おもいっきりゲンコツしてやりたい反面、大衆は実は同じこと思ってるのだ。もちろん僕自身もそうなんだろう。 これは数年前の邦画『凶悪』でも、リリーフランキーや池脇千鶴が同じこと指摘している。 これ以外にもセクシー記者の振る舞いからは、マスコミイコール衆愚が示される。特に、母の会見聞いて涙を浮かべるなんて、なんて衆愚なことか。僕は身の毛がよだった。同族嫌悪。 また、マスコミは大衆を煽動したり、ステマしたり、権力がマスコミを利用したりなど、脆くて危険なシステムでもある。ナチスとか、ルワンダとか、大日本帝国とか。 でもこの映画は、これらが過去の過ちの話ではなく、現在進行形であることを浮き彫りにする。今のジャパンもそうなんだ。 もちろん言うまでもなく、権力は人をモンスターにする。映画前半にわかりやすく述べられるこのセリフは、なんなら今の時代のジャップにはじわじわ実感くるじゃないか。 [映画館(字幕)] 8点(2020-03-23 15:47:31) |
2. リズと青い鳥
まず第一に、吹奏楽部に集うJKなんて連中は、最低最恐の人間関係だどうせ。裏切りと嫉妬、陰口、ラインのグループ外し、不登校、リストカット、生理不順、妊娠と中絶、リベンジポルノ、親の離婚再婚に振り回され、奨学金というなの借金を背負い、三角関数ちっともわからない、茶髪ピアスを教師に咎められ、地毛証明書強要、などなど枚挙にいとまがない。こんなストレスに晒される哀れでいとおしい、クソめんどくせえ存在、それがJKである。 しかし、登場人物全員が見事にいい子たちばかりで、絵の雰囲気も柔らかく穏やかで、その雰囲気に癒されっぱなしだった。そう、ヒーリング。 [映画館(邦画)] 8点(2018-12-27 22:45:11) |
3. リメンバー・ミー(2017)
《ネタバレ》 ふりかえれば『黄泉がえり』『シックスセンス』など、死者の世界を描く物語は枚挙にいとまがない。冷静に考えれば本作の大筋は典型的であり、クライマックスのエモーションも人類共通の普遍的なものであった。しかし、それでもたぐいまれな映画に仕上がっているのは、やはりピクサーの手腕に他ならない。確かにご都合主義であり、まだるっこしいルールまみれだったりする。しかし僕はただひたすら、彼岸にいるであろう祖父母とか飼ってた犬とかを偲んでいた。 あんなベタベタな家族観はもう日本にはなじまないだろうけど、高齢者をちょっと敬おうかなという気持ちになった。 [映画館(吹替)] 7点(2018-03-28 22:23:21)(良:1票) |
4. [リミット]
閉そく感が足りない。 [DVD(字幕)] 6点(2011-08-08 22:28:49) |
5. リダクテッド 真実の価値
《ネタバレ》 兵士の本音や欲望や苦悩を、愛情を持って描いている。確かに兵士たちがやったことはヒトゴロシである。けれども、あんな状況に人間が押し出されれば、だれだってああいう感じになってしまうのは当たり前。たまたまあそこに行かされた彼らに赦しあれ。 [DVD(吹替)] 8点(2009-11-03 18:54:39) |
6. リーピング
《ネタバレ》 結局、悪魔はいるのだろうか。いるのかいないのかわからないのが怖いんだと思うが、この結末では、結構の確率で悪魔がいることを示しているようにおもう。そうなると、「ああ、悪魔はいるのね」といったかんじでネタばれになってしまっていて、さめた。大掛かりなトリックだったと信じたい。 [映画館(字幕)] 7点(2007-06-10 22:24:14) |
7. リトル・ヴォイス
えびボクサーっぽくて好き。 8点(2004-02-20 23:51:00) |
8. リトル・ダンサー
お父さんが偉いと思う。少年はバレエダンサーとしてエトワール(トップ)になっても、親父のために踊るんだろう。 9点(2004-02-20 23:47:08)(良:1票) |
9. 猟奇的な彼女
山の上で泣かなければ、ただのひでぇ女。でもあれだね、電車の中のやりとりはとても笑えた)^e^(。 8点(2004-02-04 02:14:22) |
10. リロ&スティッチ(2002)
《ネタバレ》 ラストのかんどーてきシーンは、なんだかさぶかった。「きょうから家族ですよ!」おおきなおせわです。リロとスティッチには宇宙法律なんて関係ない。でもこれはきっとゆがんだ僕だけが抱いている気持ちです。アクションシーンは好き。 6点(2004-01-20 18:42:05) |
11. リリイ・シュシュのすべて
《ネタバレ》 あんなに若いのにみんな傷ついちゃって。みてて辛かった。久野さん、世の中いやなことばかりじゃないよ。きっと大人になったら明るい人生がやってきますよ。リリィシュシュみたいなあいまいな存在にすがるからなのかなぁ。リリィシュシュしかいないんです。それで、いきていけるんです。中学生という大切な時期なのにそれで大丈夫なんです。身近にかっこいい大人がいないからなのだろうか。あの冒険家(阿部寛似のひと)はかっこよかった。死んじゃったけど・・・ 8点(2004-01-20 18:37:14) |