1. ロビン・フッド(2010)
経験豊かなスコットが繰り出す映像のダイナミズムは圧倒的ではあるが、完璧すぎて「決闘者」や「エイリアン」「ブレードランナー」で魅せてくれた臭覚まで刺激するような生々しさがない。欧州の人々にとっては思い入れのあるロビン・フッドなのだろうが、日本人にとっては予備知識がないと今ひとつ伝わりづらいのも残念。 [映画館(字幕)] 7点(2010-12-31 18:21:19) |
2. ロード・オブ・ウォー
この世から武器を無くしたとしても、人々の争いが消えるわけはなく、人々は素手や棍棒で殴り合いを始めるでしょう。需要が有る所供給があり、利権が生まれる。世界はあらゆる要素が絡みに絡んでいて、何を糾弾すれば世の中から戦争が無くなるなんてとても言えない。武器商人は死の商人といわれるが、彼らだけが諸悪の根源であるわけも無い。そう思いながら観ていたが、アンドリュー・ニコルも当然そんなことは承知の上。ちょっと突き放してシニカルにこの世界を皮肉っている。感情露わに戦争反対を叫ぶ反戦映画よりもこんな映画のほうが僕は好感が持てますね。ニコラス・ケイジはちょっと悲しげな表情と猫背の佇まいが素晴らしい。 [DVD(吹替)] 9点(2006-06-16 21:45:40) |
3. ローレライ
原作を知らないのだが、おそらく映画化に当たって物語を相当端折ったなというのはよくわかる。パウラの存在、その必然性、そして折笠の気持ちが彼女に移っていく過程があまりに雑に感じる。きっと原作ではそのあたりをきっちり押さえているのでは。架空戦記ものの醍醐味のひとつは、フィクションでありながらマニアをもうならせる時代考証とディティールの積み重ねにあると思うが、これも皆さんご指摘のように割り切りすぎだ。この部分の労力を惜しむと、メインの顧客であるその筋のヲタクから総スカンを食ってしまう。CGの出来もかなり雑。予算と時間もなかったのだろうけど、おそらく経験不足もあるのでは。とはいえ、旧来のトホホな邦画に比べたらかなりの進歩。アニメーションに逃げずに実写映画化を成し遂げた関係者の皆さんには拍手を贈りたい。これにめげずに邦画もどんどんこういう映画を作って技術部門も経験を積んで欲しい。 [DVD(字幕)] 6点(2005-09-02 16:00:42) |
4. ロスト・イン・トランスレーション
《ネタバレ》 舞台(背景)が東京なので日本人としてはその描写ばかりに目が行ってしまうが、ラブストーリーとして大変良く仕上がっていると思う。お互いに惹かれていく過程があっさりとして押し付けがましくない。ボブはバーの歌手とは寝てしまうが、シャーロットとは同じベッドでピロートーク。そっと彼女の足に手を置くだけ。そしてくさいきめ台詞なんて吐くことなく、たどたどしいまま別れていく。切なくていい。ボブにとっても、シャーロットにとってもこれからの人生の中で小さくても大切な宝物になるだろうな、なんて想像してしまう。 9点(2004-12-04 21:04:01) |
5. ロズウェル
これは完全なフィクションなのか、それともマクラクラン役の人物は実在したのだろうか。しかしなんだかえらく尻切れトンボな終わり方で肩透かしを食った。空撮でどんどんカメラが引いていくラストカットはよく見られる手法だがこの作品に関しては卑怯な使い方だ! それからフィリップ・ベイカー・ホールがこんな所にも出演していてちょっと嬉しかった(笑)。 4点(2004-08-31 22:00:42) |
6. ロスト・イン・ラ・マンチャ
時折挿入されるラッシュフィルムを観る度幻の「ドン・キホーテ」を観ることが出来ないのがつくづく残念だ。監督の頭の中では既に完成されているそうだが・・・。規模は全然違うが本作の第一助監督に似た立場にいたことがあるので、彼の苦労は身につまされることばかりだ。観ていて胃が痛くなった。 8点(2004-07-09 11:26:06) |
7. ロード・トゥ・パーディション
良くも悪くも水準の作品という感想。期待しすぎたかな。 6点(2004-03-09 04:30:12) |
8. ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
最初のシーンで女の子が恐竜に襲われて、両親が叫ぶ声から地下鉄であくびのカットに変わるところ、さすがスピルバーグだな 6点(2003-12-12 23:55:08) |
9. ロボコップ2
続編って成功しないなあ。きっと外野が色々うるさくいじっちゃうんだろうな。 4点(2003-12-12 16:29:30) |
10. ロボコップ(1987)
4点(2003-12-12 16:29:16) |
11. RONIN
浪人・・・なんか使い方間違ってないか? 5点(2003-12-12 16:28:49) |
12. ロッキー
スタローンは数日でこの脚本を書き上げたと聞く。傑作と呼ばれる作品というのは、関係者の努力や才能ももちろんだが、何かが「降臨」したかのように奇跡的に全ての要素が良い方向にかみ合って出来るのではないかと思うときがある。この作品にはそういう勢いというか、オーラを感じる。 7点(2003-12-12 16:28:28) |
13. ロスト・イン・スペース
とりあえず点数だけ入れておいたんだけど、えーと、ストーリーが思い出せません・・・ 5点(2003-12-12 16:28:05) |
14. ロジャー・ラビット
セルアニメと実写の合成が画期的だったようですが、今見ると違和感ありまくりですねー。撮影大変だったろうな。 5点(2003-12-12 16:27:45) |
15. ローマの休日
文句無しの10点です。設定はファンタジーではあるんだけど、人の気持ちのうつろいがとてもリアルなのでいつの間にか感情移入出来ます。それに白黒映画なのに、記憶の中では色鮮やかに残る不思議な映画。過度な感傷に流されないドライなラストも粋ですね。そして何よりもオードリー・ヘプバーンのなんとキュートなことよ。そうそう、うちの母から公開当時の彼女の人気ぶりを良く聞くのですが、母はヘプバーンの髪型を真似していたそうです・・・orz [DVD(字幕)] 10点(2003-12-12 16:27:21)(笑:1票) |