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六本木ソルジャーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 823
性別 男性

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1.  ロビン・フッド(2010) 《ネタバレ》 
「ロビン・フッド」映画は多数製作されているが、有名なケヴィン・コスナー版も含めて鑑賞した記憶が残っていない。他の作品と比較することはできない点は良かったのか悪かったのかは分からないが、本作は素晴らしい作品と感じられた。 ストーリーに関していえば、サプライズ的な面白みはそれほどないといっていいだろう。浅はかなイギリス王を利用するフランス寄りの悪者を倒すだけというシンプルなものとなっている。 本作は、ストーリーで観客を魅了するというよりも、“完成度の高さ”で観客を魅了している。細かい部分まで驚くほどしっかりと作り込まれている。ここまで高い仕上りは、リドリー・スコット監督の“匠の業”といえようか。奇をてらうことはなく、シンプルでありながら、妥協を許さない姿勢が現れており、無理なく流れていく展開に安心して身を委ねることができる作品だ。 ストーリーに関して、面白みはないといったが、根幹部分についてはもちろんしっかりとしている。ロビン・フッドと呼ばれた男の“成長”“自己発見”のようなものが感じられる。自分が何者であるか分からなかった男が、ある貴族の偽の息子となり、貴族の息子として振舞いながら、自分のルーツを探っていき、自己のアイデンティティを確立していく。自分が何者であり、何をなすべきかを明白にした後に、“伝説”へと昇華していっている。“伝説”といっても、神話的なものや英雄的なものではなくて、何かに縛られるのではなくて森の中で“自由”に生きる一人の男、家族をもつ平凡な男のような形で締めくくっている点が素晴らしい。本作のテーマである「羊が獅子になる」という過程をリドリー・スコットならではの視点で見事に描き切っている。我々は決して英雄にはなれないが、誰しもが獅子にはなれるということを伝えているような気がした。 “弓の名手”という設定ながら、あえてそれを封印しているところにもリドリー・スコットのこだわりが感じられる。驚異的な能力を持つ英雄が活躍する映画ならば、資金さえあれば誰でも撮れるかもしれないが、英雄が英雄らしく活躍しない映画はこのコンビにしか撮れないかもしれない。 また、短い出番ながらも、ほぼ全てのキャラクターの個性や心情が感じられる仕上りとなっている。喜怒哀楽やユニークさを用いることにより、それぞれのキャラクターが生きており、これもリドリー・スコットの上手さといえるだろう。
[映画館(字幕)] 8点(2010-12-13 23:56:21)
2.  ロックンローラ 《ネタバレ》 
それほど悪くはないが、それほど良いとも思えない作品。 悪くはない点としては、鋭いユーモアとエッジの効いたガイ・リッチー独特のセンスは光っている。 ハリウッドコメディ作品を観ているときよりも笑っている時間が多かったような気がする。 ベタな部分でもあるが、「オマエ、俺とやりたいのか」という意表を付いたゲイネタの使い方などが悪くなかった。 このネタを途中でつまらないネタ晴らしをせずに、ラストまで引っ張ってもよかったのではないか。 それほど評価できない点としては、やはりゴチャゴチャし過ぎている。 ストーリーはほぼ100%理解でき、登場人物もほぼ100%把握できるにも関わらず、整理されておらず雑然としている。 そういう雑然さがいい効果を生み、評価される場合もあるが、本作はそういう効果を生まなかった。 ゴチャゴチャしているために、肝心の主題ともいえるものが見えてこず、観ていて途中で飽きてしまうところもあった。 「あぁ、なるほど“ロックンローラ”とはこういうことだな!」というぶっ飛んだ生き様が感じられない。 ボスの忠実な腹心、女に動かされて強盗をする奴、ただのジャンキーが“ロックンローラ”というわけではあるまい。 こいつら全員ヤバイな、イッチャッているなというものがなく、ある種ぬるま湯のような生き様しか描かれていないのは残念だ。 全員が主役というような位置付けのようであり、ユニークなキャラクター像はそれぞれ描かれているものの、個々のキャラクターが逆に弱まったような印象も受ける。 存在感を発揮しなければならないボスの腹心やボスの義理の息子があまりにも存在感が弱すぎるのではないか。 彼らが活躍してくれなければ、本作が躍動しない。 また、“絵画の行方”“裏切り者は誰か”という根幹に関わるネタも上手くストーリーに溶け込んで活かされているとは思えず、ストーリー展開の上手さが感じられない。 “裏切り者は誰か”というネタを活かしたいのならば、もっと伏線を張っておいた方がよかっただろう。 “絵画の行方”もいい意味での裏切りやドタバタが少なく、サプライズ感が生まれなかった。 会計士への求婚もラストのオチを付けるために、取ってつけたような仕上がりとなっている。 全体的にスムーズで精錬された流れを構築できずに、行き当たりばったりに進んでいったような印象を拭えない点がマイナス評価となってしまった。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2010-03-20 00:22:11)
3.  ロッキー 《ネタバレ》 
ストーリー自体はそれほど大したことないと思うけど、テーマソング、セリフ、有名なシーンによって、映画の中身以上に付加価値がついた伝説的な映画。負け犬同然だった主人公が、成功とか勝利といった華やかなものではないけれども、プライド、希望、夢をつかむというアメリカンドリームを見事に体現し、人々に多くの共感や希望、やる気を与えている。 この映画で負け犬だったのは、ロッキーだけではない。 エイドリアンの兄のポーリーやトレーナーのミッキーも同様に負け犬の仲間である。この映画の舞台になったフィラデルフィアの街全体も「負け犬」感が漂っている。 皆それぞれ負け犬かもしれないが、誰しも「負け犬」なんかになりたくない、チャンスさえあれば俺もきっと…という思いが皆から伝わってくる。 ちっぽけなジムで過去の栄光にすがって生きているミッキーも再びチャンスをつかみたく、引退を勧告したロッキーに対して頭を下げにいく。 ポーリーも金儲けがメインなわけではない、俺にもきっと何かできるはず、惨めな負け犬なんかじゃないと思い、色々と自分ができることを探したのだろう。ロッキーも彼らの根底にある想いは十分に分かるため、彼らに理解を示していく。現実に妥協している酒場の主人も含めて、街の人々もロッキーに自分を重ねて、自分の想いをロッキーに託しているようにも感じられた。勝利にこだわっているわけではなく、自分が「負け犬」ではないことを証明したいという純粋で、堅固な想いに惹かれる。ただ、リングに上がるだけで済む問題ではない。無敗の王者に対して逃げ出したくなる恐怖を抱えているのも現実的な描き方だ。その恐怖もエイドリアンへの一途な愛と、エイドリアンからの愛に支えられることによって、逃げ出さずに済んだのではないか。最後の絶叫を聞いても、彼の肉体・精神が彼女への愛によって、切れずに維持できたと感じられる。意外といいシーンは、子どもの頃の昔の写真と現在のボロボロになっている自分を見比べているところ。子どもの頃に描いた自分の将来と今の自分とのギャップに対して、憤りやあきらめにも似た表情がうかがい知る事ができる。こういう一瞬の演技で多くのバックグラウンドを語る演出はよい。
[DVD(字幕)] 8点(2006-12-31 00:25:42)
4.  ロボコップ(1987) 《ネタバレ》 
ポールバーホーベン監督って、最低な監督の代表名詞みたいになっているけど、本作を観る限りはかなり才能がある人なんだなと思った。DVDの特典をみると、相当大変な思いをして作られたようであるが、CGもない当時に、この題材で映画を作れって言われたら、これ以上のものを作れる人はいないのではないか。 テーマに「アイデンティティ」を持ってきていることが、映画が引き締まった理由の一つだろう。記憶を抹消されて、何ら思考を持たない死体から作り上げられたサイボーグだったはずが、アンルイスからは「名前は?」と聞かれたり、副社長からは「名前などない」と言われたりするやり取りをすることによって、「アイデンティティ」をストーリーの核に持ってきているのがよく分かる。 殺されたときの悪夢の記憶、過去の家族との懐かしい思い出などにより「アイデンティティ」に苦しみながら、徐々に自分が何者であったかを考えていくようになる。最後には、社長から「いい腕だ。名前は何かね?」と聞かれたときに、一言「マーフィー」と答え、タイトルがドカンと出る爽快感が実に素晴らしい。 ラスト間際にヘルメットを脱いだり、ベビーフードを食べないのも、サイボーグからの脱却なのだろう。ED209という完全なロボットとの対比も面白い視点。ロボコップはたんなる機械ではないということを明確にしている。 バイオレンス度がきついという意見が多々見られる。確かに右腕を吹っ飛ばされたり、有害廃液まみれになった悪役がぐちゃぐちゃになってクルマで吹っ飛ばされたりと普通の映画よりもバイオレンス度は高いとは思うが、バーホーベンレベルを踏まえると、バイオレンス加減もそれほどキツメではなく、子どもの観客にも耐えられる抑えられたものにはなっていると思う。 バイオレンス以上にアメリカの風刺がややドギツイかなと思われる。 未来のメチャクチャなテレビニュース、過激なテレビコマーシャル(家庭用核兵器ゲームや1ドルがどうのこうの言っている下品なピザらしきCM)、警察や軍の民間委託などは、すべて当時のアメリカ批判だろう。
[DVD(字幕)] 7点(2006-12-30 23:58:42)
5.  ローズマリーの赤ちゃん 《ネタバレ》 
前半ではたんなる日常生活や、隣人とのうっとうしい付き合い、ひたすら陣痛に耐え忍ぶミアの姿を見せ続けられ、「なんでこれがホラーなんだ」と疑問を感じつつ観ていた。 しかし、童話作家の死から一転して、ミアの世界が一変し、ストーリーが転がるように進んでいくのを見て、「すげえ、面白いな」と変わっていった。 今まで見てきた平凡な日常生活が何もかも疑念を抱かざるを得なくなり、また、今まではそんなこと考えもしなかったのに、誰を信じられるのか、誰を信じてはいけないのか、頭を悩まさざるを得なくなる恐怖がきちんと描かれていた。前半の平凡な日常生活の描き方が逆に良い効果をもたらしているおかげだろう。 また、ミアの神がかった演技、ポランスキーの演出により、これがミアのたんなる妄想なのか、それとも本当に陰謀なのか、見ているこちらにも分からなくなる仕組みもまた面白いと感じた。 前半はもうチョイ悪魔的な要素や、隣人や医者の胡散臭さ加減を若干押さえた方がいいかなという気がする。やはり、あまりにも胡散臭さを感じさせると、どうせ皆グルなんだろうと勘ぐって見てしまい、ラストへのインパクトや効果を減少させてしまうのではないか。
[DVD(字幕)] 6点(2005-12-30 21:33:16)
6.  ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 - スペシャル・エクステンデッド・エディション -
東銀座の東劇にて観てきました。 インターミッション(城門を破るための秘密兵器「龍の頭」が出てきた辺りで一旦休憩)を含む 4時間超の旅。 しかし全く長さを感じさせない、むしろあっという間に終わったという感じだった。 エンドクレジット中「INTO THE WEST」を聴きながら、これだけ充実した旅ももう終わるのかと思うと、何か心に隙間ができたような想いを感じた。 個人的に感動したシーンはなんといっても、全員でホビット達に頭を下げるところだろう。 いくら感動しても滅多に涙を流さない自分ですら、自然と涙が頬を伝わった。 剣術もそれほど上手くもなく、矢も撃てるわけでもない、もちろん魔法なんて使えない、 そんななんの取り柄もない種族ホビットに頭を下げるのには理由がある。 それはどこの誰よりも彼らには勇気があり、平和を愛する心があり、友情があるからだろう。 この映画で一番伝えたかったのは、この三つを持つことではなかっただろうか。 それだけそれらは尊重されるべき尊いものと感じた。 そして、旅から帰還してフロドが眼を覚ましたときの皆の笑顔も忘れられない。 演技を感じさせない何かを成し遂げた顔。 ボロミア以外の旅の仲間が再結集したとき、非常にいい顔をしていたのが印象的だった。 戦いのシーンも非常に満足。 やっぱり死者の軍隊にはしびれるね。 海賊を襲うシーンや船から降りてミナス・ティリスの戦いにあっという間にケリをつけるシーン など鳥肌が立つ。 あれほど圧倒的な戦力でありながら誓言の約束通り魂を解放させるアラゴルン、そして黒門で皆に言葉を掛けるアラゴルン、エオウィンの傷を癒すアラゴルン、歌は微妙だったが「王」にふさわしい振るまいだった。 やはり、SEEと比較すると残念なことに劇場版はかなり必要なシーンがカットされてしまっていると言わざるを得ない。 これを観ないと旅は終わらないというのはまさにその通りだろう。
10点(2005-02-27 00:48:34)
7.  ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 - スペシャル・エクステンデッド・エディション -
東銀座の東劇にて「旅の仲間」と「二つの塔」のそれぞれのSEE版を通して観てきました。 「劇場公開版」は自分のような原作を読んでいない者には特にファラミアの人物像についてかなり分かりづらい部分があったが、それがかなり解消され、それぞれのキャラクターの背景、内面が深く描かれていたと思う。 自分が特に気に入っているのはエント絡みのストーリー。 自分たちとは関係のない戦いだと高を括っていたら、知らぬ間に自分たちも被害にあって、その戦いに巻きこまれている。この世界の一員として何事に関しても傍観者であってはいけないということが強く感じられた。 また傍観者であってはいけないだけでなく、ファラミアのストーリーを見ていて、自分の利だけで動いてはいけないということも描かれていると思う。 父に認められたい、自分の国を救いたい、そんな自己のためだけでなく、フロドのように自分の命に代えても世界のために小さな身体を犠牲にしながら戦っている姿を見せることによって、自分が出来ることを世界全体を考えて動くべきということを伝えたかったのではないか。 そういった観点からみると、不死の力があるにもかかわらず、自分の命を賭してヘルム峡谷の戦いに参戦したエルフ軍には感動させられる。 また、アラゴルンを通して「決して諦めなければ必ず望みはある」ということも伝えたいのではないか。あのレゴラスや、セオデン王ですら諦めかけているにもかかわらず絶対に諦めない姿に「王としての資質」が感じられた。 何故、彼が諦めないのかはガンダルフが5日目の朝に援軍を連れてきてくれることを知っていたからではなく、個人的にはやはりアルウェンの存在があったからではないかと思ってしまう。 なんとなく不必要に思われるアルウェンとアラゴルンとのラブシーンだが、あのラブシーンによって彼の強さの理由のようなものを感じる。 そしてなんといってもゴラムの造形には驚かされる。 あの二面性は役者ではなくCGだからこそ可能だったとも考えられる。 現指輪所有者のフロドと元指輪所有者のゴラムには当事者でしか分からない想いが感じられる。 そんなゴラムを他人事とは思えないフロドと騙されているに違いないと考えるサムに多少亀裂が生じるも、自分の身を挺してナズグルから救うサムの姿やサムが語る「物語」によって二人の友情が修復され、強化されていく姿にも見応えがある。
9点(2005-02-19 23:57:33)
8.  ロード・オブ・ザ・リング - スペシャル・エクステンデッド・エディション -
東銀座の東劇にて「旅の仲間」と「二つの塔」のそれぞれのSEE版を通して観てきました。 さすがに7時間超を通しで見るのはかなり疲れるけど、満足のいくいわゆる心地よい疲れでした。 「SEE版」と「劇場公開版」ではこんなこと言っては悪いけど雲泥の差があると思う。 劇場公開版は、自分のような原作を読んでいない者にはかなり分かりづらい部分があったが、SEE版ではそれが解消されており、かつそれぞれのキャラクターの内面等が深く感じられる作品になっている。 特にボロミアについては深く掘り下げられていると感じる。 彼には人間らしい優しさ、弱さ、強さ、誇りの高さが感じられた。 メリーとピピンに剣を指導したり、ふざけあう姿や、ガンダルフがバルログに地下に引きずり込まれ、皆が落胆しているときに、アラゴルンが「急ぐから早く立て」という言葉を聞いて、「少しは皆を休ませろ」というシーンには優しさを感じる。 そして、自分の国を立て直したいがために指輪の力に魅せられていく姿とその心を読まれていると感じて何も言えなくなっているガラドリエルとの対面シーンには心の弱さを感じる。 さらに、フロドに自分がしたことを悔いて、恥じて、それに報いるためにも必死にメリーやピピン達を助けようと剣を振るう姿には強さや誇りの高さを感じた。 逆にアラゴルンは、先祖の人間としての弱さを知っており、その弱さを克服している人間だから、やや人間的な面白みには欠ける。 ストーリーに関しては、このミッションがフロドにしか出来ないことを改めて感じた。 身体は小さくても勇敢でタフで、権力というものに興味がなく平和や静けさ、食べることを愛するホビットで特にフロドにしか出来ないことである。 そんなフロドが仲間を疑かったり、信じられなくなったり、仲間内で争いが起きることに耐えられなくなり、一人で旅をしよう決意するのも丁寧に描かれていた。 また、フロドと共に旅をするサムの決意が決してガンダルフに言われたから共に旅をするのではないことも感じられた。強い尊敬心や友情に支えられてのことだろう。 フロドやサムだけでなく、それぞれがそれぞれの使命があり、宿命があるとも感じられる。
9点(2005-02-19 23:41:25)(良:3票)
9.  ロスト・チルドレン
一言でいえばまさにダークなおとぎ話。 この世界観がやっぱりジュネオリジナルの世界と言って良さそうだ。 夢をみれない老化速度のはやい運命を持つ男に小人の女性、眠り病の6人のクローンそして頭痛もちの脳といった面々にくっついた双子と従順なノミを持つ団長そして弟想いの純粋な心を持ったワンとその純粋な心に惹かれる盗人の少女ミエットという組合せは普通ならあり得ないストーリー。 その上に奇想天外なダークな世界にワンとミエットの切ない関係を取り入れるのもあり得ない組合せだ。 それゆえにこの世界はまさに独特かつ特殊といって良い。 映画なのに「ノミ」がここまでクローズアップされる映画というのも始めて見た。そして少女の涙が引き起こすあり得ない結果もまた面白すぎる。 しかし、世界観は誰もが認める素晴らしさを持つが、デリカテッセン並に一般人がついていけない飛んだストーリーと演出のため評価は難しいと感じる。
6点(2005-01-02 00:16:51)
10.  ロング・エンゲージメント 《ネタバレ》 
悪くない映画だ。 しかしジュネ色が随所にかすかに感じられるものの本当にジュネの映画なのか疑うほどあの独特の世界は影を潜めているのが気になるところだ。 「アメリ」で大成功したジュネであり、その成功にはトトゥが必要だったが、今回のマチルダという役にトトゥがふさわしかったのかどうか少し違和感がある。 演技自体をどうのこうの言うつもりはないが、年齢と相手との調和が非常に微妙な感じがする。 しかし自分の眼で確信できるまで、決して希望を捨てないという強い想いはしっかりと描ききれているし、3Mに象徴される二人の強い結びつきも感じられた。 本当に悪くない映画なのだが、単調さと分かりづらさが難点と思われる。 しっかりと創られている映画なので複数回観れば恐らくこの映画の良さが分かるとは思うが初見では全く感動するような部分はなかった。 
6点(2005-01-01 07:49:25)
11.  ロスト・ハイウェイ
この映画に答えなんてないし、どのような解釈もアリだと思います。 時間軸のズレなど観客だけでなく監督すら迷宮に入りこんだような作品、しかし好きなジャンルの映画です。 たぶん合ってないと思いますが、自分なりの解釈を試みたいと思います。 妻を殺したのは、フレッド自身、しかし彼にはその自覚はない。 何故彼女を殺したかというと、妻の不倫を疑い、あまりにも妻を愛しすぎていたため、猜疑心によって気が狂ってしまった。 それに耐えられなくなってもう一人の自分であるミステリーマンという人格を作りだし、もう一人の自分が妻を殺したため本人には自覚がない。 テープにより証拠が固い為、死刑になり独房に入れられる。 ピートの話は大部分が妄想の世界と考えられる。 根拠はアリスという女性が写真から消えることと、ミステリーマンが「あの女はレネエだぞ」というセリフから推測できる。 自分を正当化し、自分の願望を達成するために創り出したフレッド自身の世界であり、現実ではないと思われる。 ピートはフレッド自身であり、アリスはレネエを投影した妄想で問題はないはず。 ピート編を全て妄想と片付けることが一番手っ取り早い解釈だが、ちょっと味気ない気がする。 ディックロラントとアンディを殺したことはなんとなく現実化したいので、自分のなかでは現実にフレッドが殺したことにしました。 アリスが「あなたが殺したのよ」と語ったセリフからそんな気がした。 二人を殺すことであたかも妻が死んだのはオマエラのせいだとだから復讐をしたかのように自分を正当化してるのではないだろうか。 そして警察に追われ続ける。 しかし、この解釈ではロラントが死んだ夜はロラントがレネエと別れてすぐの晩のはずだし、その翌日に「ロラントは死んだ」と自分に語ってるんで解釈不能であり時間軸のズレが気になる。 しかもビデオに自分が映っているのはもはや説明の仕様がなく、アンディが死んだ部屋にピートの指紋がいっぱいあると警察が言っていたり、ピート編での謎である誰もが口をつぐんだ「あの晩」について答えがないのが困りモノ。 そもそもフレッド自身がどうやって刑務所から出れたのか説明が出来ない。 謎だらけ、自分も迷宮に陥ったようだ。 「記憶は常に自分なりにする、起きたとおりには記憶したくない」とフレッドが言っているのがタチが悪すぎる。
7点(2004-11-07 04:30:00)(良:1票)
12.  ロスト・イン・トランスレーション
ストーリーは特段大きな出来事はないけど、アメリカから日本にやってきて、知っている人も誰もいない世界で、話している言葉も生活も違う暮らしの中で一人孤独を味わう。  翻訳という会話の中に失われていく言葉があると共に、家族との会話の中にも行き違いやコミュニーケーション不足からどんどん言葉が失われていく。  孤独の中で自分自身や家族との生活に行き詰っている自分と向き合うことになる。 同じ境遇にいる人と出会い、お互いが支えあいながら、東京に来たことで、今までとは同じように見えて違う道を歩んでいくチカラを与えてくれた。  そんな成長をユーモアたっぷりの優しい視線で見せてくれた本作はやはり評価に値すると言っていいだろう。  アメリカ人から観た我々が気づかない東京、日本を描いているのも興味深い。 普段、気づかなかったけど、外国の人はこんなことを不思議がっているのかが分かる。
[映画館(字幕)] 8点(2004-06-25 14:35:12)
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