1. ローグ アサシン
《ネタバレ》 ジェット・リーとジェイソン・ステイサムという二大アクションスターの夢の競演で、何故こんなにつまらない映画になってしまったのか。 もうガッカリです。 期待した二人のアクション対決は終盤まで無く、やたら悪党たちが死にまくります。 どっちの組織にも何の思い入れも無いし、ヤクザのとんでも描写にも大して感想もわきません。 どうしても忍者なのね、くらい。 中盤過ぎてやっと、ローグがどちらも裏切ってる理由に興味が沸いて何とか見続けられました。 長い。そこまでが長いです。 ラストも、持っていき方が下手だから全然驚けなかったです。 トムとクロフォードの絆の描写も薄く、クロフォードとヤナガワの関係もちゃんと描かれないままなので無理やり感があります。 何より「目を見ればわかる」って言ってましたよね? 同僚の目、毎日見てたでしょう? 個人的には、石橋凌よりケイン・コスギにもっと出番をあげてほしかったです。 吹替え版で見てしまったので、ステイサムの面白日本語が聞けなかったのも残念でした。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2020-08-04 20:58:48) |
2. ロング・キス・グッドナイト
《ネタバレ》 何度見ても面白いです。 記憶喪失の元CIAお抱えの殺し屋チャーリーと良き母親としてのサマンサを、ジーナ・デイビスが魅力的に演じています。 記憶喪失になる前となった後では、まるで正反対のような人格ですが、きっと素の姿がサマンサなのでしょう。 殺し屋の時には封じ込められていた優しい人柄が出たのだと思います。 記憶は無くしても体が覚えていて、危険が迫った時に条件反射で身体が動きます。 最初は逃げまどいながら、どんどん強くなっていって敵の首を捻って殺したときの、夫の唖然とした顔に笑ってしまいます。 サマンサが昔の自分探しの旅に出る相棒が、探偵のミッチで、ジーナ・デイビスとサミュエル・L・ジャクソンのバディ物としても楽しめます。 調子はいいけど戦闘力ほぼゼロのミッチが、度々ピンチを救い最後まで活躍します。 何度も死亡フラグが立つけど、死なないところも気に入っています。 深いことを考えなくてもアクション映画として安心して見れるし、結果オーライなのでスッキリしたいときに見ると良い作品です。 [DVD(字幕)] 8点(2020-08-01 12:30:57) |
3. LOGAN ローガン
《ネタバレ》 もう終始悲しかったです。 ずっとリアルタイムでシリーズを見てきたのに、X-MENもウルヴァリンも大好きなのに。 こんな最後を見せられるとは。 ヒュー・ジャックマンが監督と話し合って決めた筋書きで、ローガンという一人の男の最期として描いた意図はわかります。 ローラの手を握って「ああ、こういう感じなのか」というセリフには泣きました。 でも、初っ端からチンピラ相手に苦戦してボロボロになる老いたウルヴァリンや、 アツルハイマーを患ってるプロフェッサーとか、こんなの見たくなかったです。 特に、プロフェッサーの最期はあんまりです。 いくら病気でも、薬で制御してるといっても、世界最強のエスパーなんですよ。 ウルヴァリンのクローンにあっさりやられるなんて、 せめて親切な一家を救うために闘って散るなどの花道を用意して欲しかった。 プロフェッサーへの敬意が感じられないことが一番悲しかったです。 作品としては4点です。 でも、長年全身全霊でウルヴァリンを演じキャラクターに魂を吹き込んだヒュー・ジャックマンと ローラ役の子のアクションに2点献上します。 [映画館(字幕)] 6点(2017-06-25 03:27:19)(良:1票) |
4. 64/ロクヨン 後編
《ネタバレ》 レビュー書くの忘れてたくらい、ガッカリしてどうでもよくなった後編。 今思い出しても、俳優陣の熱演が空回りするくらいの、原作と変えたラスト。 全然ダメです。 三上の人物像は、あんな現場に行って犯人と格闘するキャラじゃないでしょう? 前編とまるで別人になってしまいました。 そして、父親が殺人犯だと娘に見せ付ける結果になるなど、あり得ません。 あの子に罪は無いのに。 緒方直人の顔が豹変するところは見ごたえありました。役者だねぇと思いました。 良かったのはそれくらいです。 瑛太のいつも偉そうな表情が不愉快だったし、 前編での忍耐強い男らしい男というキャラがブレてしまった主人公への 残念感が半端ない作品でした。 [映画館(邦画)] 4点(2017-06-25 03:19:12) |
5. ローマの休日
《ネタバレ》 白黒だけど色彩豊かと感じられるような映像でした。 オードリー・ヘップバーンがキュートで美しい、これに尽きます。 短髪にしてから、スクーターに乗ったり、船上パーティでボディガード相手に立ち回りしたりして お転婆振りを発揮するところが特に可愛かったです。 それより、テレビがまだ普及してないんだ、と時代を感じました 情報がラジオと新聞のみだから、街の人々は王女の顔を知らないっていうのが、この話を可能にしてるんですね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-10-10 16:16:37)(良:1票) |
6. 64/ロクヨン 前編
《ネタバレ》 見ごたえある作品でした。 ドラマを見てたので内容は知ってました。 ドラマ版の出演者も良かったですが、映画はよくこれだけ主役級の俳優を集めたなというような豪華メンバーで、下手な人がいないので、最初から最後まで途切れない緊張感に引き込まれました。 3つの対立構造、1.広報室と記者クラブ、2.刑事部と警務部、3.中央と地方、その対立が同時進行で起こるので、渦中で収拾に奔走する主人公の苦労が半端無いです。 しかも主人公三上(佐藤浩市)は娘の家出失踪という家庭の事情も抱えつつなので、本当に大変。 でも、その大変さを信念を持って逃げずにぶつかって打開しようとする三上=佐藤がめちゃくちゃかっこ良かったです。 こういう上司なら、そりゃ部下も付いていきます。 力任せでもなくスーパーヒーローでもないけど、こういうのが本当に男らしいというのだと思います。 後編が楽しみです。 [映画館(邦画)] 7点(2016-06-27 23:00:21) |