Menu
 > レビュワー
 > キリコ さんの口コミ一覧
キリコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 982
性別 女性

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  我は海の子
お金持ちの我がまま息子が初めて甘えの許されない厳しい生活を経験し、数ヶ月老漁師と過ごし心を通わせたことで傲慢な性格が治るというのは、いささかイージーな気もするけど、昔は今より単純素直に感動的ならOKだったんでしょう。スペンサー・トレーシーの演じた素朴で暖かいマニュエルという漁師がとても印象深い。 子供もそんな彼を慕うが、彼もこの子を可愛がり深い絆がうまれる。話は感動を誘うように悲劇的に終わるのがこれまたクサイ気がするが、トレーシーの説得力でついホロリときたりする。彼はこれでアカデミー主演男優賞受賞。翌年も連続受賞した記録は90年代のトム・ハンクスと2人だけ。老漁師トレーシーを見るだけでも価値ありかと思う。
7点(2004-07-30 18:52:27)
2.  私は貝になりたい(1959)
名脚本家、橋本忍が書いたセリフの数々にとても深い意味と真実を感じて共感させられる。 事件の責任者である矢野司令官が解体された日本軍に替わって警察予備隊(自衛隊の前身)が創設されるというので言う言葉、「民主的な軍隊なんてどこにもありはしない」「新しい憲法で一番いいのはもう戦争をしないということだ」 これが自ら戦争を体験し、死刑を前に責任者として罪を認めている人物のいう言葉だからこそ実感がこもる。 演じた藤田進はとても存在感があって印象的。 末端の豊松と同様死刑になった同房者が、「嫌な時代に生まれ、嫌な仕事をした」という言葉だって不幸な時代に生まれ合わせた不条理の真実を突いている。諦めで達観した彼は賛美歌を歌いながら刑に赴く。反対に最後まで無罪釈放を信じていた豊松に突然下された死刑執行の驚愕と絶望はもはや人間に生まれ変わることさえ拒否する。 刑の執行に赴くシーンにかぶる豊松の悲痛極まる遺書はフランキー堺の語りが胸に迫って強烈なインパクトがある。 戦争や軍隊といった非人間的なものがもたらす不条理や悲劇を見事に表現している本作は、この映画が作られた時代より現在さらに存在感は大きい。
9点(2004-07-05 19:47:24)(良:1票)
3.  ワンダとダイヤと優しい奴ら
弁護士も言語障害君も紅一点のジェイミー・リー・カーティスも熱演で面白いけど、なんといってもケビン・クラインがダントツに良かった。ストーリーはどうでもいいようなものだから、その過程でのギャグコメディを楽しみましょ、という感じ。犬が死ぬと嘆き哀しむのに人が死んでも平気とか、ケビンが観賞魚を食べちゃうのや、ローラーで轢かれちゃうのに飛行機の窓に張り付いてたりとかなり漫画チックだったりする。大笑いはしないけどクスクス笑える。(知らずに)おばちゃんだと思ってたカーティスがモテモテだったが、ここでは結構きれいに見えて驚いた。
7点(2004-05-23 20:48:04)
4.  若者のすべて
父をなくし貧しい暮らしの南部イタリアから長男のいるミラノに母子5人がやってくる。息子達5人の中で話の核となるのは2男のシモーネと3男のロッコ。イタリアの家族、特に南部は結束が固いというがこの家族も母を中心にまとまっている。しかし善良だったというシモーネは堕落し家族に迷惑をかけるようになる。ロッコはそんな兄の尻拭いをしどこまでも寛容でやさしい。一方薄幸な娼婦のナディアが彼の善良さで立ち直りかけたのに、彼女が兄には必要だというので身を引いてしまい彼女を絶望させ最悪の結末になってしまう。思うにこれほどの寛容はやさしさではなく甘えを許して益々当人を堕落させるだけだとじれったい。堅実・真面目で夜学に通い自動車会社に就職できた4男のチーロは常識派で、そんなロッコのことを「聖人だけど俗世界では無力だ。全てを許してしまうが許してはいけないこともある」と言うが、彼の言うラストのこの言葉や「家の基礎を固めるためには犠牲が必要なんだ」(この場合シモーネ)というような言葉が暗いこの話の中で印象的。貧しい兄弟・家族等の生き方や変遷をリアルに見せ、ニーノ・ロータの静かな音楽と共に重い余韻を残す。デビュー間もない美しいA・ドロンが天使のようにやさしく善良な青年でとても魅力的。他レナート・サルバトーリ、アニー・ジラルドなどみな見ごたえがある。 
8点(2004-03-07 23:49:10)(良:1票)
5.  ワイルドシングス
なんか無理やりのドンデンの連続という感じがする。怪しくエロティックという感じもある。ま、好みじゃなかったということで、、
4点(2004-02-26 15:46:52)
6.  101
実写でわんちゃんをどっさり出演させて、親犬は演技するという難しい点を考えれば努力賞はあってもいいかと、、。グレン・クローズもアニメのクルエラのイメージを損なってないし。動物好きのお子様にはお勧めします。でも吹き替えはいけませんねぇ、、特にジェフの話し方!
6点(2003-11-22 09:55:06)
7.  我が家の楽園
変人ばかりが集団生活している家と周辺の立ち退きを迫る実業家がいる。古臭い一帯を開発してビルを建てようというのだ。昭和13年にこんな今風な話がアメリカではあった、というのが驚き。変人一家を束ねるライオネル・バリモアのおじいちゃんに対する実業家氏、「人生はお金じゃないよ、人情だよ」というキャプラの人間賛歌のメッセージはここでも高らかに歌い上げられ、実業家氏は一転お金の亡者から生還してめでたし、めでたし。楽天的なヒューマンな作りはメルヘンに近いような気もするが、善人が報われるという話は気持ちがいい。
8点(2003-11-16 15:42:23)
8.  我等の生涯の最良の年
第二次大戦が終わって帰還した3人の兵士の戦後を描くこの作品は、戦勝国のアメリカでも戦後様々な人間模様や心の傷があったこと、戦争が人間に及ぼしたその後の苦難を各個人を通して描いて、戦争に勝っても負けても後の苦難があるのは一緒なのだと教えてくれる。ある者は新婚の妻が家を出て家族はバラバラだし、独身のホーマーは腕を失っていて恋人はショックを受ける。銀行員だった男は平和な家庭があったが、娘が妻に去られた戦友と恋仲になる。とまあ、それぞれの生活が戦争の前後では変わってしまい、生きていく一歩を踏み出すのにもイロイロ葛藤や問題が起こる。ワイラー監督はそんな彼らを暖かく包むように描いて、人間味があるいい後味になっている。義手のホーマーは本当に腕を失っていて、アカデミーの助演男優賞を受賞した。他、監督、主演男優、作品賞など総なめ状態で、アメリカでも戦後の人間の苦悩に対する共感が大きかったことが分かる気がする。
9点(2003-08-29 14:28:28)
9.  わが命つきるとも
この映画の時代のイギリスの歴史、宗教的背景などを知っていればもっとよく分かるだろうけど、あいにくほとんど知らないので理解不足が前提で・・・しかもキリスト教自体にも疎いし。で、この自分の宗教観の信念を貫いた立派な人の話も、どうもよく理解できないし共感も出来ない。確かに法律がその時々の都合によっていいように解釈されてはいけないが、そのバックボーンが宗教というのも危険なような気がする。彼は神に忠実な殉教者で、彼を裏切って偽証し自分は成功していく男がキリストを裏切るユダのような描かれ方をしていたのも興味深い。しかし一つの神への忠誠心といったものがない日本人にはよく理解できない話かも知れない。
6点(2003-08-23 18:43:05)
10.  WATARIDORI
すごく気持ちよく癒される映画でしたねぇ。よけいな言葉なく、ひたすら厳しい渡りの旅をする鳥たちのけなげさに、思わず涙がこぼれそうでした。鳥たちと同じ高さで飛んで撮っているので、その表情や必死に翼を動かしているのがすごくリアルです。それにしても世界中の渡り鳥たちを、よくぞここまでカメラに収めたと、その努力や技術に感嘆しました。最初と最後がシーン的につないであるので、単なるドキュメンタリーというよりドラマ性を感じます。なかなか見られない映像をドラマチックに撮った撮影と、スタッフの努力に感激。
8点(2003-08-01 16:27:51)
11.  笑う蛙
ちょっと独特の雰囲気のある作品。これは主演の大塚寧寧の持ち味がそのまま反映されてるのかも知れない。逃げて隠れてる長塚、新しい恋人の國村隼もおもしろい。母が雪村いづみでその恋人がミッキー・カーチス、これも粋な配役。アンニュイでどこまでも冷静な主人公がユニークで、男達があたふたするのが面白く描かれている。
6点(2003-06-01 12:45:55)
12.  我が道を往く
約60年前の作品だが今見ても少しも色あせていない。昔のアメリカの良心を感じてその人間賛歌に感動する。ビング・クロスビー扮する青年神父が老神父の貧乏教会を立て直すために赴任してくる。このオマリー神父の人物像が自然体で型破りで、地域の人々のもめごと、困り事にと活躍する。得意の歌で教会の資金も調達するが、教会は火事で焼けてしまう。しかし彼の努力と意気込みで新たな教会の建つメドをつけ、老神父の母との再会まで配慮して新たな任地に去っていく。B・クロスビーが自然体で伸び伸びと、人間味あふれる人物を演じてとても爽やかだった。他にも出演作はいろいろあるが、私が見た中では最もいい。レオ・マッケリー監督はこういう、見た後心が温かくなるようなハッピーな映画を多く作った。中でもこれは高く評価され、アカデミー監督、作品、脚本、主演男優など7部門を独占した最高傑作である。理想的にすぎるという人もいるだろうが、私は映画の世界だからこそ人の善意や人間愛を見たいと思う。
10点(2003-05-31 13:41:02)(良:3票)
13.  悪い奴ほどよく眠る
昔一連の黒澤作品リバイバルで見た時にはこれにも感激した記憶がある。最近また見たがテーマ、であるとはいえ正義が殺されて悪いやつが残るというので気分的にはすっきりしない。しかしそのやるせなさも題名どおりの説得力があるし黒澤独得の話に引き込まれる緊張感とスリルがある。三船の存在感や語り口が素晴らしい。
8点(2003-05-24 17:32:45)
14.  わが谷は緑なりき
彼の両親はアイルランド人なんですね。それでこの舞台がウェールズというのにも納得。炭坑町で働く一家の様々なエピソードがヒューマンタッチで描かれている。落盤事故で父親が死ぬとか大変な出来事もあるんだけど、登場人物がみな一生懸命生きてて、そのまじめで善良な生活感を描いて共感がある。
7点(2003-05-24 17:06:38)
15.  わが青春に悔なし
この話にはモデルがあって、京大教授八木原は法学部教授・滝川幸辰、野毛は尾崎秀実だという。時代背景は昭和8年から20年の敗戦まで。京大教授の娘のお嬢様が時代に流されることなく、信念を持った男を選び、苦難の末に自分の選んだ道に悔いはないという、強い女性の生き方を描いている。黒澤は男くさい作品が多いのでこれと戦時協賛映画の「一番美しく」などは珍しい女性映画。この映画とは180度転換、戦後価値観のひっくり返ってまだ1年という時に、反戦、民主主義をたたえるようなこの作品ができたのは、アメリカ占領下で検閲があり内容に制約があったことがある。原節子がこんなに泥まみれの強い女性を演じたのも他にない。知性と強い意志を感じさせる大きな目に説得力がある。女は平和で安定した生活を選ぶのが常なので、こういう生き方のできる女性は少ないだろうと思うけど・・
7点(2003-05-24 15:22:46)
16.  若草物語(1994)
私が見たのはこれが3本目。カラーで旬の女優で母親のS・サランドンが良くて、と見所は十分。ただメグとジョーの役は交換してもいいかも・・C・ディーンズは健康で元気そうで死ぬには似合わず、それより線の細そうなウィノアのほうが似合いそう。
7点(2003-05-24 14:38:42)(良:1票)
17.  若草物語(1949)
私も33年、J・キューカーのK・ヘップバーンのベスが印象的。でもこのJ・アリソンもいいです。これはまだ若かりし頃のE・ティラーの出演(ジェイン・エアの不幸な孤児院で死ぬ子もある)というウリの作品でもある。ウィノア・ライダーの近作ではS・サランドンの母親が目立った。と、それぞれの年代の女優を見られる、日本で言えば「伊豆の踊子」のような映画。
8点(2003-05-24 14:21:56)
18.  ワーキング・ガール
この作りではどうしてもメラニーに肩入れしてしまう。シガニーは憎まれ役を見事に演じてました。女優二人に比べ、ハリソンは存在感が薄い。ハッピーエンドですっきりさわやか。
7点(2003-05-24 14:07:41)
000.00%
100.00%
270.71%
3171.73%
4343.46%
510911.10%
614414.66%
727427.90%
824625.05%
9888.96%
10636.42%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS