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1.  ウェルカム!ヘヴン
とにもかくにもペネロペ・クルスがあらゆる意味で魅力的で女優としてのパワーとバイタリティに溢れている。この映画を観た後は彼女を惚れ直すことは間違いない。競演のビクトリア・アブリルも負けず劣らず魅力的でこの2人を観ているだけでも充分に楽しめる。映画自体も地獄・現世・天国を舞台にしてとてもユニークな演出に満ちていて楽しい。
7点(2003-10-16 10:57:42)
2.  木曜組曲 《ネタバレ》 
この映画は紛れもなく傑作だ。劇場公開時からタイトルやキャスト陣・スポットで物凄く面白そうな感じはあったんだけど、これほど満足できる上質なサスペンスだとは思わなかった。4年前に謎の死をとげたカリスマ女流作家のもとに集う5人の女たち、豪華な食事の間で交わされる虚偽と疑惑、導き出される真実、そして大いなる謀りごと……。一定の場所と限られた人数でサスペンスフルな展開を描き出した演出が非常に見事。事の真相にはきっと驚かずにはいられない。 
9点(2003-10-14 15:50:51)
3.  ゴジラ2000 ミレニアム
近年のゴジラ映画には失望していたのでしばらく見ていなかったのだけれど、今作はここ数年の中では抜きん出て面白いのではないかと思う。拍子抜けさせられる安いVFXやCGは相変わらずあるのだけれど、所々ではあるがゴジラの造形美や構図に目を見張るものがあった。ストーリーも陳腐なんだけど、キャスト陣に個性的な面々が揃って映画に膨らみを持たせていたと思う。ほんと最低でもこれくらいのものは作ってもらいたい。
7点(2003-10-14 15:49:00)
4.  トーク・トゥ・ハー
ペドロ・アルモドバル監督は人間の動物としての生々しさを描き出すことが非常に巧いと思った。この映画で描き出していることはもちろん「愛」であるが、それは人間の極めて本能的な部分であり美しさと同時に危うさを秘めているのだと思う。愛を体現する時こそ人間はもっとも動物的で社会的な常識などは超越した熱情に溢れるのだ。もしこういうテーマを他の凡庸な映画監督が描いたなら、その映画は嫌な意味であまりに痛々しくあまりになまめかしくて見れたものではないと思う。しかしアルモドバル監督はそのテーマ性を真摯に見つめ繊細な演出で紡ぎ出すことによって、一遍の美しい映画に昇華させている。
9点(2003-10-14 15:47:16)(良:1票)
5.  ケミカル51
イギリスを舞台にしたアクション特有の粗悪さというか乱雑さが主演の2人(サミュエル・L・ジャクソン、ロバート・カーライル)に合っていて映画としてのまとまり良かったと思う。サミュエル・L・ジャクソンを中心とした「悪ノリ」が随所に散りばめられていてブラックな爽快感をかもし出している。
6点(2003-10-14 15:45:13)
6.  あぶない刑事
僕らの世代では刑事ドラマと言えば「あぶ刑事」だった。あきらかにフィクションの連続なんだけど、タカとユウジのダンディズムには子供心に印象強かった。
6点(2003-10-06 12:52:45)
7.  新・刑事コロンボ/殺人講義<TVM>
コロンボは好きなんだけど、はっきりと記憶があるのは今作しかない。それほど特別な内容でもないんだけど。
5点(2003-10-06 12:42:02)
8.  スティーブン・キング/ランゴリアーズ<TVM>
テレビ映画らしい映像の陳腐さは目についたけど、スティーブン・キングらしい思想の深いストーリーは興味深かった。キングはホラー作家っぽいイメージが強いが、恐怖を全面に押し出さない哲学的なストーリーのものに秀作が多い。
5点(2003-10-06 12:39:17)
9.  ミクロコスモス
大自然の中に生きる虫たちの営みを延々と映し出していくだけの映画なんだけど、その映像があまりに繊細で力強く思わず見入ってしまう。虫たちの営みのドラマにハッとさせられ、感動させてくれる。それにしても、このドキュメンタリーを紡ぎ出した監督の粘り強さには感服する。
7点(2003-10-06 12:31:05)
10.  アニマトリックス
想像以上にそれぞれのアニメーションのクオリティが高く、思わず見入ってしまうほどだった。一つ一つのショートストーリーが「マトリックス」の外伝的な構成になっておりとても興味深かった。中にはそのまま映像化して欲しいものもあって全体的な満足感は高い。
7点(2003-10-06 12:26:06)
11.  S.W.A.T.
犯罪と犯罪映画の反映によって「SWAT」という名称は広く認知されている現在にあって、彼らを表立って描いた映画が今までこれといってなかったのは考えてみれば意外である。そんな中で作られた今作であるが、アクションエンターテイメントととしてとても面白かった。ストーリーはストレートで単純といえばそれまでだけど、アクション映画の王道といった感じで迫力も緊迫感もあったと思う。コリン・ファレルとサミュエル・L・ジャクソンの演技は彼らの能力からすれば普通であったが、「バイオ・ハザード」と同じような役で体を張ったミシェル・ロドリゲスはとても女優としての魅力が溢れてきたと思った。
8点(2003-10-02 21:52:26)
12.  サラマンダー
もう少しライトなノリのB級モンスター映画っぽさを期待していたんだけど、思ったよりもテンションが低くて暗かった。まあすでに人類のほとんどが全滅してしまっていてはテンションも上がりようがないけど。微妙にシリアスに仕上げてしまっているので細部の荒さが目立った。良いのか悪いのか、マシュー・マコノヒーがいかついスキンヘッド男に風変わりしている様には驚いた。
4点(2003-09-29 20:59:54)
13.  ドラゴンボール 神龍の伝説
最初の方のドラゴンボール映画はオリジナルもいいとこで、本編のキャラクターがごちゃごちゃに出てくる。
5点(2003-09-29 11:18:53)
14.  28日後...
予想以上に恐怖感が満ちた映画であまり怖いのが得意ではない僕は思わず目を伏せてしまうようなシーンも多かった。「凶暴性」のみになってしまう細菌が国中に伝染し感染者がゾンビのように非感染者に次々と襲い掛かる。と、もしハリウッドが作ればコテコテのホラーアクションにないそうな題材をさすがは英国の新進気鋭ダニー・ボイル、人間の本質を鋭く描き出した深みのある内容に仕上げていた。鬼気迫る若手俳優の演技、緊迫感のある映像感覚と申し分なかったが、もう少し脚本のディテールがしっかりしていればさらに濃密な映画になっていたと思う。
7点(2003-09-29 11:16:05)
15.  閉ざされた森
細かいところを見ればいささか突っ込みたくなるところはいくつかあるのだけれど、二転三転の上の最後の展開が読みきれなかった分満足度は高かった。ベテラン監督らしく全編通して観客を引き付ける工夫が所々に施されていたので集中して見ることもできた。特にクライマックスからラストにかけてのたたみかけは非常に巧かったと思う。ジョン・トラヴォルタの彼らしい演技に嬉しさと安心感を感じた。
7点(2003-09-24 18:22:19)
16.  13階段
映画を観る以前に原作と脚本を読んでいたので、ストーリーの濃厚さは熟知していた。もちろん原作と比べると心理描写がどうしても薄くなってしまう分、物語の濃密さも若干薄れてしまったことは否めないけど、映像化することでエンターテイメント性を高めることはできていたので巧く映画化したなという印象だった。反町隆史をはじめ配役もうまかったと思う。ドラマ性もある秀逸なサスペンス映画に仕上がっていた。
7点(2003-09-24 18:19:56)
17.  座頭市(2003) 《ネタバレ》 
北野武の監督として、役者として、しいては彼の人間性自体の魅力が満ち溢れた作品だった。予想と期待を遥かにしのぐパワーとエンターテイメント性は圧巻の一言。迫力とスピード感溢れる殺陣は驚異的なほどだった。浅野忠信ファンの僕としては彼の格好良さも印象的であったが、それをしのぐ北野武の格好良さは言葉では表現できない深みを感じた。殺陣、タップダンス、特有のユーモアとこの映画の価値を高めるものは数多いが、特筆すべきは月夜に光る銀色の眼光だった。
9点(2003-09-21 03:24:02)
18.  クイズ・ショウ
テレビ業界のもはや常識とも言えそうな欺瞞の存在をめぐる顛末がきめ細かに描けていた。テレビにおける「やらせ」が罪かそうでないかはとても微妙なことだと思う。その間で振り回される主人公たちの生き方がとてもリアルで真に迫っていた。物語自体が事実であるだけにより一層の説得力があった。メインキャスト3人の演技もそれぞれ良かったけど、ロバート・レッドフォードの監督としての力量には脱帽。
8点(2003-09-19 16:08:47)
19.  幽幻道士
なるほどテンテンが出ている方が幽玄道士なわけね。完全に「霊幻道士」とごっちゃになってます。テンテンは確かに可愛かった。彼女が出ている分、今作の方が怖くはなかった。
5点(2003-09-18 17:51:09)
20.  霊幻道士
今考えると、限りなくコメディに近いホラー映画なんだけど、幼少の頃観た時は怖くて仕方なかった。中国には絶対にキョンシーがいると思い込んでいたもんだ。
6点(2003-09-18 17:47:57)
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