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1.  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
意味が分からない、エヴァって何?使徒って何?意味不明とコメントしている皆さん。コレが驚いたことに最後まで何も語られないのです(笑)しかし、エヴァの魅力はむしろそこにあり、ちりばめられたカケラを集めて、それを見ている観客、ひとりひとりがそれをパズルのように組み合わせていかなけらばならない。正直、破以降はより分からなくなっていくと思います。その陳腐なカケラが、つながった瞬間、ある種“補完”です。監督が抱いている不安や苦痛を、制作スタッフ、声優そして、ファンが共有すること。これが真の人類補完計画の目的と言われています。そういう意味では、むしろ疑念を抱いている人ほど、術中にはまってしまっているのかもしれませんね。 ラミエルかわいかった・・・・
[映画館(吹替)] 10点(2008-01-28 00:37:38)
2.  2001年宇宙の旅
題して「すべて予想していたら恐ろしいキューブリックの迷作映画」 この映画は素晴らしいのでしょうか?なぜかよく分からないけど、意味無く落ち込んだ。シャム猫撫でながら「風流ですな」と。映画で哲学っすか、先輩。 この映画についての解釈はいいでしょう。「猿人」「モノリス」「宇宙」「HAL」「スター・チャイルド」・・・・。これはあれのオマージュだ。これはキューブリックのメッセージだ。アンチテーゼだ。おいらが解釈しても申し訳程度のものになってしまいます。唯一つ、俺の解釈。そんな様々な解釈をする映画批評家たちによって書かれたキューブリック研究本、2001年宇宙の旅研究本が書店の映画コーナーを埋め尽くしているところまで、予想していたら・・・キューブリックよ、あっぱれ。 合コンで「A川B子です!趣味は映画鑑賞です。好きな映画は2001年宇宙の旅です。」こんな女と付き合いたくない。
[映画館(字幕)] 6点(2004-11-08 02:06:26)(笑:3票)
3.  七人の侍
題して「教祖クロサワ なんちゃって映画通総マインドコントロール映画」 今の10代20代の人が本当に満点をつけうるべき作品なのでしょうか?クロサワブランドを差し引いて、今の映画と比較したらそんなにすごいのでしょうか?「この映画、面白くないなぁ」というのは、なんちゃって映画通にはタブーで、「全くこいつ映画のこと何も分かってないよ」といわれるのが常なだけなのではないでしょうか?神格化されているだけに、他の人の正当な評価が聞けていないように感じます。確かにクライマックスの泥沼の戦いは見ごたえ十分でしたけど、ハリウッドの最先端のSFXを使った格闘シーンには、劣るような気がします。臨場感で判定勝ちってところでしょう。まぁ、50年前の映画と今の映画を比べること自体あれなんですが。当時はすごかった、革命的だったってことで。 侍の7人は街角キャッチセールス、もといナンパで集まっちゃうし、野伏しは百姓に竹で突付かれたら、もといタッチで速攻死んじゃうし、百姓のひどすぎる青天井エゴっぷりに、リアルさはもうポーイです。 音声はいいんじゃないですか、あれで。さらにクロサワワールドってことで、OKじゃないですか?黒澤さん。ってか長すぎ。 
4点(2004-11-02 17:21:07)(笑:1票) (良:4票)
4.  グリーンマイル
題して「『シューシャンクの空に』の数百倍面白い映画」 正直まったく期待していなかったんです。この作品。だって「ショーシャンクの空に」があんなにクソだったんだもんだから。ある種アンチ・スティーブン・キング、アンチ・フランク・ダラボンになっていた面は往々にしてあります。正直、あの監獄の最初のシーンで。どうせ今回もだろ?とたかをくくっていました。あんま「ショーシャンクの空に」の悪口言うのあれなんですけど。今回の作品は素晴らしい感動作。泣いてしまいなした。久々。 話としてもきちんとできています。ひとつひとつのエピソードがとても素敵。しかも、そのすべてのエピソードが最後に全部つながっている。あのやられた感じ。しかもあれだけの長い作品。普通完全にだれて途中飽きてしまうのが慣例ですけど。それに反し、中身が充実していて、まったく気になりません。 あと、トム・ハンクスの演技はなんとなく好きです。フォレスト・ガンプのイメージから抜け出せてない感じが。ダンカンもうまいですね。難しい役をこなしてます。 最後は正義が勝つ。それでいいじゃない。あれ?そうでもないか。
8点(2004-08-17 00:01:18)
5.  天空の城ラピュタ
題して「みんな生まれて初めて破滅を目にする映画」 ほとんどアニメは「悪の支配」→「正義誕生」→「正義がんばる」→「正義やばい」→「正義逆転」→「悪やられる」→「正義と悪仲直り」→「めでたしめでたし」と進んでゆく。これは他の宮崎アニメにもいえること。しかし、この映画は破滅に進んでお送りされます。もし、ラピュタをこの公式に当てはめるのであれば、最後は、ラピュタは地上に降り、パズー、シータ、ムスカ仲直りみたいな。しかし、ラストは崩壊。ラピュタは空高く飛び、帰ってこない。ここで起こる切ない感じ。多くの子供が、公式どおりのアニメを見る延長でこのラピュタを見て、初めて「崩壊」を体験するでしょう。宮崎駿映画の中でも、今でも多くの人にこれほどにまで高く評価されるのは、この崩壊によるショックが強く影響しているのかもしれないですね。 音楽もすばらしい。着メロ(トランスバージョン)としてもお世話になっています。なぜか小さい頃このテーマを聞くと震えがした思い出があります。今でも、軽くビビビときます。これもショックの一つなのではないでしょうか。 ちなみに、この前、空からメス猫が降ってきた。デジャブーでも正夢でもない。もちろん、飛行石でもさらにない。
8点(2004-08-17 00:00:05)
6.  風の谷のナウシカ
題して「いろんな意味でスーパーヒーロー映画」 正直評価しづらいです。この作品。奇抜といっちゃ奇抜だけど、ベタっちゃベタ。なにせ、宮崎駿の初期の作品であり、名画化、カリスマ化されてるアニメですから。クリアな視点から見ることができないです。初めて見たときの感想が一番評価基準としてはピュアなんでしょうけど、小さなころは今みたいに意味を理解しないで見て、何回も見て、ちょっとづつ、すりこんな感じになってるんで。シーンシーンのエピソードの一つ一つは知ってるだけに、さらに評価しづらく。まぁ、アニメを映画としたこの功績は大きいですけど。 ただ、今思えることは、スーパーヒーローの教科書どおりの出来すぎた女の子って感は否めないです。彼女には出来ないですね、ナウシカは。俺みたいなダメ男はナウシカと一緒に飯食ってたら、目を合わせること出来ないです。 でも、腐海はありだと思います。過去にはあったんですかね?あの腐海みたいな発想。王蟲とかの設定もいいです。まぁ、粗探しをすればいくらでも出てきますが、それ以上に面白い作品であることは言うまでもないです。 さすが、当時「アニメイト」という雑誌で女性キャラ人気ランキングで延々と1位を取り続けたことだけはある。 あぁ、あの谷の風景を見ていると、旅行に行きたくなります。タイあたりに。コンクリートジャングルTOKYOを離れて、ランランララランランラン~♪
7点(2004-03-02 01:22:36)
7.  アメリ
題して「どこを切っても絵はがき映画」 素晴らしい! ナレーションによる進め方もあり。空想の一つ一つも面白い。突然、一時停止ボタンを押したら、そこが絵はがきになる、美しいすべてのシーン。それをつかさどるカメラワーク、美術、音楽。小手先のギミックだけの映画とは曲がりにもいえないです。その空想を映像化する際のセンスも抜群。間の取り方も最高。玄人漫才師でもあれほどうまくはいかないです。 あの謎の男のラストも100点満点。あんなオチに凡人じゃしません。 この映画を見終わったとき、スプーンにあれほどの執着心が生まれたのは、ユリ・ゲラーのスプーン曲げをみて以来です。 ただ、この時間の長さから来るだれ、中後半にかける失速感は否めないかな。大ラストもいまいち。本当惜しい! あと、俺はいつも映画は通ぶって字幕版でみるんですが、この映画に限っては吹き替え版を見たほうがいいですよ。面白さ半減、どころか、全然
9点(2004-02-28 03:01:52)
8.  マトリックス
題して「予告編の映像部分しか魅力じゃない映画」 基本的に世紀末にたくさんあったような日本のアングラなアニメのパクリが中心の映画です。アニメなら視聴者の予備知識が充実してるからいいけど。この映画2時間16分に詰め込んだもんだから、説明くさくて、字幕を追うのが途中でしんどくなってきます。しかも、表面上のみだけども、哲学的要素を自分本位に漂わせているもんだから余計に。 しかも、ラストはひどい。どんな素人でもあんなオチにはしないです。ホント。はっきり言うと見苦しい。俺は笑ってしまいました。 でも、しかし、唯一、映像技術はすごい。これはすばらしい。多分、当時の「2001年宇宙の旅」くらいの衝撃。これから数年はあれ以上のものは現れないんじゃないかな?まぁ、映像技術はすごいけど、映像センスは皆無。 予告編を見て「すごいね、この作品」。あたりまえ。だってそれのみなんだもん。
6点(2004-02-27 01:31:35)
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