1. 橋の上の娘
ナイフ投げにおいては、投げる方より的の方が大切なんだという台詞が良かった。賭け事をしているシーンや、ナイフ投げのシーンの音楽、テンポが最高だった。それにしてもこの監督はエロティックな感じを出すのが、すごく、上手。 9点(2004-01-12 12:28:22) |
2. フルメタル・ジャケット
ジョーカーの胸につけられた平和のバッジと、ヘルメットに書かれた生涯必殺がとても印象的だった。まさに戦争の矛盾、人間の矛盾そのもののように感じた、平和を祈ると同時に人は人を平気で殺す。ジョーカーもそんな矛盾を感じるからこそバッジとヘルメットをかぶっていたんだと思う。しかし、そういうジョーカーでさえ、戦争では、人を殺してしまう状況になるし、人を殺してしまう。 8点(2004-01-12 12:16:22) |
3. マルコヴィッチの穴
バカだけど決して頭は悪くない、というような映画ですね。発想が面白いしストーリーも好きです。その反面、個人的には人間とはどう生きるべきかという深いメッセージがあるような気がした。何も考えずに見ても、考えて見ても面白い作品。 8点(2003-12-31 00:40:40) |
4. 奇跡の海
《ネタバレ》 真の信仰心とは!ということを改めて感じさせられる映画だった。と言っても私自身は信仰を持っていませんが。それであっても見終わった後、心が震えるような、なんとも表現しがたい感動がありました。哀しいストーリだがラストの鐘があるので救われたかな。あと、エミリーワトソンの演技が、とても、すばらしい。 9点(2003-12-31 00:11:07) |
5. アレックス
《ネタバレ》 監督は運命論を言いたっかたのか。まず、地下鉄のシーンでアレックスがこう言っている”今とても素敵な本を読んでいるの”(その本の内容は運命論だ)。それにラストの芝生のシーンでもその本が読まれている。またカメラワークもらせんを描き回転し、時が逆行していくストーリーである。ラスト後を早送りしたら宇宙の画像がこれまた回転してもいる。つまり宇宙の始まりから決められた道を歩いているということだが、それだとあまりに希望がないですよね、そこがあまり好きではないかな。映画自体は痛みも伝わったし、良かったとは思います。 7点(2003-12-30 23:54:41) |