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1.  ガチ☆ボーイ 《ネタバレ》 
チャットモンチーの主題歌が流れるエンドロールにもう少し工夫が欲しかったくらいで、あとは全編面白かった。 エンドロールのせいで一点減点したいんだけど、本編内容が素晴らしいので、目をつぶって満点。「学生ノリだけど、芯はしっかりしている」描き方が秀逸でした。これは是非みんなに見てもらいたい映画です。ただ、宣伝の仕方が下手だなあ。「海猿」の時のように力を入れて宣伝して欲しかった。ROBOTが絡んだ映画は「逆境ナイン」も「サマータイムマシンブルース」も、面白いのに宣伝の力が足りないよ。宣伝が薄いし、なかなか話題に上らないけど「ガチ☆ボーイ」は文句なく面白いです。ええと、見るときはティッシュかハンカチを忘れずに、です。
[映画館(邦画)] 10点(2008-03-07 06:32:38)
2.  遠い空の向こうに 《ネタバレ》 
原作も映画も含めてのネタバレも書いちゃうので、未見の人は注意してね。 単純にすごくいい映画でした、泣きました!!寂れゆく炭坑町、ロケットへの少年らしい情熱がよく描けているし、スプートニクを見ながらエレベーターで坑道へ下がっていくシーンなんて感涙ものです。炭坑町のストライキ中に我が町の少年たちだけは助けるなんて、昔の日本の炭坑町でもスポーツ大会などで本当によくあったことで、いずこも同じなんだなあと、違った意味でも泣けてしまいました。また、主人公たちの町は、現実の世界ではもう存在しません。人口も減り会社も撤退し、消滅しました。残っていても今の日本の炭坑町のように大変なことになっていたでしょう。その意味では「炭坑の町」へのレクイエムのようでもありました。音楽もいい!!ストーリーもなかなか。ただ、有名になった最後の実話のエピソードをカットしちゃったのは残念。実はあまりにもできすぎですが、この後、主人公はロケットのノズルと全国大会のメダルをいつのまにか忘れてしまいます。ところが、父親の死後、遺品を整理しているときに、父が大事に取って置いてくれたのを見つけるのです。これだけでもラストシーンになりうるのに、そのメダルとノズルは、1998年にホーマーの友人である宇宙飛行士の土井隆雄氏が、スペースシャトル・コロンビアで宇宙に運んでくれたのです。ロケットボーイズのロケットは、とうとう宇宙に行った!!この実際のエピソードは入れて欲しかったなあ。あと、撮影技術が非常に高いのには感心しました。映画の中で飛ばしたロケットが、見事に金属の質感を持っていましたから(実際は紙とプラスチックからなるモデルロケットを使用したそうです)。炭坑町とロケットという点では、日本でも北海道のカムイロケットが有名ですが、ますます応援したくなりました。この映画、お勧めです。
[DVD(字幕なし「原語」)] 10点(2008-01-13 21:17:54)
3.  ルディ/涙のウイニング・ラン 《ネタバレ》 
アメフトの映画では、ほぼベストじゃないですかね。 ただ、完全にアメリカ国内向けの映画ですから、アメリカの大学の制度、アメフトの制度を知っていることが前提になってて、そこが少し不親切です。 アメリカの大学には高校からそのまま入学するケースと、コミュニティカレッジにまず入学してから編入で入るケースがあります。この編入制度はアメリカでは常識で、ルディが聖十字短大にまず入学してからノートルダム編入を目指すというのが説明されていないので、流れがわかりにくい。また、コーチが頑なにルディを出したがらないのは、ルディがアメフト特待生ではない一般学生だからです。特待生ではなく一般学生を出すのは、生え抜きコーチなら自分の見る目のなさを示し、途中就任のコーチなら大学のスカウトの顔をつぶすことになって、立場が弱くなる(ルディの場合は後者)。それほどの不利益を負ってまで出したというので、アメリカ人にとっては、単に最後に出してもらえたというだけではないんです。 とかなんとか言ってますが、素直に良い映画です。 特に練習シーンで、ノートルダム大学の"Victory March"が合唱で流れるところは最高に美しいです。
[DVD(字幕)] 9点(2024-05-31 22:20:46)
4.  エレクトリック・ドリーム 《ネタバレ》 
エイティーズのポップな音楽、はじめてネット(インターネットじゃない、パソコン通信ですよ)に繋いだコンピュータ。絶妙なコンビネーション。今見直すとノスタルジーいっぱいですけど、当時は本当に身近にありそうな御伽噺で最高でした。リアルタイムで見たときは、あのコンピュータがうらやましかったですよ。そのころの自分は8bitで300bpsのモデムで繋げるのがやっとでしたしねえ。あと、当時のバージニア・マドセンは可愛い!!の一言です。
[ビデオ(字幕)] 9点(2024-04-17 07:11:47)
5.  南極料理人 《ネタバレ》 
ゆる~いおっさんたちが、食を中心に南極でひたすら日常生活を送るだけのお話。それがなんでこんなに面白いんでしょう。そして、見終わったら、なんでこんなにラーメンが、それも「あっさり醤油ラーメン」が食べたくなるんだろう。というわけで、これはおすすめ。ただし、できたら、映画館で見てください。DVDやBSじゃなく、リバイバル上映で。あの巨大なエビフライや、あまりにも旨そうなラーメンは、大画面で見ることを計算されて撮られているのだそうです。 映画としては、かなりの硬派です。最近は字幕が読めないだけではなく、役者側が過剰に言葉で説明したり、説明エピソードを入れなければ理解できない観客が増えたと言われていますけれども、そんな層は最初からおかまいなしです。南極の自然環境の厳しさを、言葉で説明させることも、説明エピソードを入れることもしない。400日以上男だけで暮らすので、食が唯一の楽しみであること、そのためにどれだけの食材を苦労して運んでいるのかの説明もしません。一見たるいおっさんにしか見えない人たちが、どれだけの碩学かの説明もなし。作中で掘り出される氷柱が、100万年前までの地球の環境を知る世界第一級の資料であることも強調しません(これはホントです。これほど凄いのは日本にしかありません。地球環境関係なら、ほぼどんな文献にも引用されている世界唯一の資料なんです)。そういったネタになりそうな事項はガン無視して、ひたすらおっさんたちの日常生活を描くだけ。南極の厳しさが描けてないとか、エピソードに乏しいとか、ぐだぐだ抜かす想像力がない層への配慮は全くありません。頭を空っぽにして見るだけでも愉しい、想像力を働かせても愉しい、説明過剰な昨今のテレビ中毒の人にはつまらない、そんな映画です。
[映画館(邦画)] 9点(2012-10-04 20:19:45)(良:2票)
6.  美女と野獣(2017) 《ネタバレ》 
これ書いてるの2024年です。もう7年も前になるんですねえ。そんなに経った気はしないんですが。 でも、7年前の公開でまだ良かったです。エマ・ワトソンが神がかり的に可愛いですし、野獣も野獣らしく描かれてますし、本当にディズニーのアニメの世界を忠実に再現できてましたから。 これ、7年後の今なら、ベル役はほぼ間違いなく黒人にされて、野獣ももっと珍妙なキャラクターになっていたでしょうね。実際、2020年代の美女と野獣の舞台は、ベル役がファットサイズ(まあ超肥満です)の黒人女性で、野獣は片足が棒義足の障碍者という描写になってました。ポリコレの人はこれがいいみたいですが、私は勘弁して欲しいんです。本作も、城内のダンスシーンや貴族に、黒人を織り交ぜて悪目立ちになってまして、まだこの程度で許されたのは助かった。 さて、作品はディズニー実写にはライティングが少し暗めで、ちょっとびっくりしましたが、城内やCGも曲もダンスもよくできてました。楽しく鑑賞できました。ただ、一曲の歌と踊りがすこしづつ長い(ガストンのは超長い)。魅せたいのはわかるんですが、曲を短めにしてテンポよくできればもっと良かったかな。その印象からか、2時間10分なのに、長い映画だなあと思わせます。 キャスティングは当時のほぼベスト。特にハーマイオニーが美しく成長するとこうなるというのを見せてくれたのは素晴らしい。 ところどころ、お約束の黒人混ぜで興が醒めるのは残念ですが、なかなかに良い映画だったと思います。
[映画館(字幕)] 8点(2024-06-11 12:58:47)
7.  トップガン マーヴェリック 《ネタバレ》 
これこそ古き良きハリウッド・エンターテイメント、いやあ面白い。 30年前の初代の雰囲気そのまま。 しかし・・・敵国をイランにしちゃって大丈夫かな。F-14を使用可能で残してるのはイランだけなんだから・・・ さすがに敵機はCGになってて安心しました。初代は敵のミグ役をF-5がやってて、完全に興ざめだったからねえ。 昨今のポリコレ全開のハリウッド、軍人は悪としか言えない凝り固まった左翼全開日本映画、どちらとも一線を画す爽快な映画でした。
[映画館(字幕)] 8点(2024-05-31 22:02:12)
8.  インディ・ジョーンズ/最後の聖戦 《ネタバレ》 
そうそう、インディ・ジョーンズはこうでなきゃ!! 戦前の素晴らしいベニス、敵はナチス・ドイツ、無茶苦茶都合の良いストーリー&アクション、明るい雰囲気、爽快感!! 今みると合成はちゃちだし、ドイツ空軍の戦闘機の結末なんてありえないんですが、フィクションはこうやって魅せるもんだ、それを楽しめという製作者のメッセージが楽しい。 それ以上にキャラクターの魅力が嬉しい。。 ハリソン・フォードは言うに及ばず、ゲストのリヴァー・フェニックスがもうかわいくって、父親役のショーン・コネリーが最高で、もうなんもかんもぶち込みましたという「これでどうだ!!」という感じがたまらない。 笑ったのは地下墓地、ネズミの量がすごい。なんか撮影用に1000匹注文したら、業者がインディ・ジョーンズに使うならサービスだと言って、5000匹も送ってきたそうです。あと、字幕だと「石油だ」とだけ言ってますが、あれ水の上に石油が浮かんでるだけですよね。城に潜入しようとした時の執事のセリフの訳もおかしかったし、字幕はあんまり信用できませんでした。
[映画館(字幕)] 8点(2024-04-24 06:29:35)
9.  ゴジラ-1.0 《ネタバレ》 
怪獣映画なんて、久々だ~と思ったけど、去年は午前10時の映画祭で「地球防衛軍」見てたなあと。あの時代の特撮と比べると、もう映画の質が雲泥の差だと思ったんですが、メイキングみたらCGがすごくなっただけで、現場の創意工夫は変わらないんですね。ほっとしました。映画はゴジラ部分と、戦後部分が(私からすると)上手くはまってなかったから、2本の別の映画を見た感じです。お得です。震電の駐機部分はとても良かったけど、飛んでいる部分が昔の円谷みたいでまだ技術力が足りないかなあ。ドラマ部分は、古き良き邦画をちゃんとリスペクトしていて、シン・ゴジラとは違ったテイストで面白かった。最後に、アカデミー賞受賞おめでとうございます。
[映画館(邦画)] 8点(2024-04-16 07:28:04)(良:1票)
10.  ゴールデンカムイ 《ネタバレ》 
原作好きだから、実写はどんなもんかと思ったけれど、いやあ面白かった。 ただ、これ続きを映画でやってくれるんだろうか。このペースでやったら20本くらい必要になるよねえ。
[映画館(邦画)] 8点(2024-04-16 07:20:16)
11.  男と女(1966) 《ネタバレ》 
ダバダバダのあのボサノバが流れるなか、アヌーク・エーメの美貌に見とれる、雰囲気に酔う、古き良きフランスを感じる、ただそれだけの映画です。そう、恋愛映画なんて筋や深い考えなんて要りません。「ティファニーで朝食を」と同じ。ただ、フランス映画、しかもクロード・ルルーシュだけに、おしゃれ感はこちらの方が数段上ですかねえ。 あと、評論とかでは「普通の」男と女を描いたとか書かれますが、職業からして全然普通じゃないですから。クロード・ルルーシュは普通の人は描けません。
[映画館(字幕)] 7点(2024-05-10 07:46:02)
12.  ティファニーで朝食を 《ネタバレ》 
冒頭、ムーンリバーが流れるなか、オードリーがティファニーの前でデニッシュを食べ始める、もうこの時点でおしゃれ感満載。ムーンリバーをギター弾きながら歌うオードリー、可愛すぎる!!猫ちゃん、猫ちゃん!! ほぼこれだけを見る映画です。そう、恋愛映画なんて筋や深い考えなんて要りません。特に今作は、原作とは全く別ものに仕立てられているので、考えずにオシャレな感性だけで見るのがいいんです。いろいろ考えたい方は原作を読めばいいんです。でも旧訳も村上春樹の新訳も微妙ですけどね。 日本人の描き方はさすがにあれですが、この映画が撮られたのは1960年。終戦15年で敵国の人間を出すだけえらいもんだと思っておきましょう。原作に見られるゲイっぽい描写は、当時のハリウッドの雰囲気から削られています。ポリコレ必須の現代とはずいぶん違いますよね。 ただ、正直言うと、このころオードリーは出産してますし、ちょっと老け始めが見られるのでローマの休日ほどの神々しさはだいぶん薄れてます。あと、字幕もちょっと引っかかる。映画では「ラット」と「マウス」を使い分けてるんですが、字幕ではいっしょくたに「ネズミ」とかね。
[映画館(字幕)] 7点(2024-05-10 07:41:02)
13.  私はいったい、何と闘っているのか 《ネタバレ》 
ヤスケンと小池栄子の演技がはまってました。姉弟のキャスティングがミスマッチだと思ってましたが、まさかキャスティングまでが伏線だったとは。細かいところまで目の行き届いた映画だと思います。 鑑賞後、つぶやきシローの原作を読んでみまたしたが、原作にかなり忠実でありつつ、大胆にカットしたところもあり、それで破綻していないので脚本が秀逸だったことがわかります。 ただ、伊集院の死亡場面やカレー屋の場面などについてはB級感が否めないのでこの点数。ファーストサマーウイカが上手すぎてびっくりしましたよ。誰かと思った。
[映画館(邦画)] 7点(2024-04-16 07:16:19)
14.  はやぶさ/HAYABUSA 《ネタバレ》 
「はやぶさ」の映画は、プラネタリウムで上映されたものを映画版にした「BACK TO THE EARTH」、本作、「はやぶさ 遙かなる帰還」、「おかえり、はやぶさ」と全部で4作あります。最初の「BACK TO THE EARTH」は成り立ちや内容が特殊なので別にすると、残りの3作の中で一番マシなのが、堤版の本作でしょう。もちろん、竹内結子演じる水沢恵の設定がどうなのとか、水沢兄の死が取って付けたようであるとか、夢のシーンや最後の講演が余計だとか、はやぶさ絵日記への繋げがわかりにくいとか、生瀬さんのシーンはいるのかとか、筧利夫のカツラがちょっと(笑)とか、欠点はいろいろあるんですけど。それでも打上げまでの苦労や、苦労はあるけど好きなことに挑んでいる明るい現場とかが一番よく描かれています。川口さん役の佐野史郎、的川さん役の西田敏行とか、その他の人々の造形は悪くない、というよりすごく良い。予算取りの際の双方押し黙るさまとか、コマンド送りの様子とか、オロナミンCとかその他諸々、細かい作り込みもよくできてます。付け加えドラマ分が「遙かなる帰還」や「おかえり」より軽い分評価が高いです。3作の中では一番綺麗にまとまっていて、はやぶさ好きにはいいんじゃないかな、と思います。あと、佐野史郎似すぎ。姿勢の良さまで似せている。あれでもう少し華奢だと完璧。
[映画館(邦画)] 7点(2012-10-04 20:21:35)(良:1票)
15.  Shall we ダンス?(1995) 《ネタバレ》 
映画館で見たときもよかったけど、DVDで見直してやっぱり良かった。いや、海外版を見て見直したいな~と思って見たんですが、竹中直人とか扱いが秀逸です。「しこふんじゃった」もなかなかですが、やっぱ周防監督は気負わないコメディがいいですね。最近の社会派映画は監督の思い込みが強すぎて私にはだめです。海外版再編集の際のドキュメンタリを周防監督自身が本にしてて、この内容もお勧めです。
[DVD(邦画)] 7点(2008-04-24 01:31:22)
16.  ペーパー・チェイス 《ネタバレ》 
日本にも法科大学院が根付いてきました。なので、この映画の理解がしやすくなってきましたかね。この映画は、日本に法科大学院がなかった頃の公開だったため、ロースクールの基礎知識がない人に大量に誤解を生じさせました。というか、今でも誤解している人が多い映画です。これは「大学」ではなく「大学院」の映画です。この辺の予備知識がない人が、アメリカの普通の大学の様子がこうだと誤解しまくったのです。アメリカには、大学に「法学部」はありません。4年制の大学を卒業した人のみが、法科大学院というところで法律を学びます。だから、この映画の学生はみんな歳を食っていたんですね。しかもこの映画の舞台はハーバード・ロー・スクール(HLS)という、「世界で一番有名な法科大学院」。言うまでもなく、HLSは世界の英米法(コモンロー)では最高峰。ここで優秀な成績を収めれば、英米の法曹界のエリートになれるというものです。そういった大学院の内実を恋愛絡めて描こうとした意欲的な作品です。日本にはうまくあてはまるものはないんですが、あえて言えば、東大ローで予備試験に在籍合格を目指すようなものです。だから、普通のアメリカの大学の物語ではないんですよ。 これはアメリカではかなり好評だったらしく、テレビ・シリーズにまでなりました。好評を博しただけに、勉強の映画でありながら、迫力もありスピード感もあって引き込まれ度は高いです。ソクラテスメソッドのやり方や細かいところで「あれ?」と思うところもあるし、One Lなのに、恋愛を絡めた描写などは非現実的かなと思いますが、演技もなかなかしっかりしています。また舞台となるHLSの建物や周辺の情景描写などは美しく、それだけでも楽しめます。「ある愛の詩」と同じキャンパスを舞台にしていますので、比べてみるのも一興です。 なお、「推定無罪」などの原作者スコット・タローが「ONE L」という本を出しています(邦訳は早川文庫)。スコット・タローが実際にHLSに入学して経験した最初の1年を描いてますので、この映画の背景を知るためには最適です。
[ビデオ(字幕)] 7点(2008-01-13 20:34:11)
17.  翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜 《ネタバレ》 
「阿久津はどうしたっ」 これ最高に笑いました。 「甲子園に叩き込めっ」 大阪大阪言ってるのに、甲子園?あそこ兵庫じゃなかったっけ? 「浦和vs大宮」 ああっ、結局はそうなるのね。 「エンディングロール」 凝りたいのはわかるんですが、これはどうなんでしょう? 日本にはバカバカしい映画が必要です。これは良作だ!!(ホント?) あと、俺の菱沼さんが、なんか歳をとってしまった・・・
[映画館(邦画)] 6点(2024-06-11 13:06:13)
18.  ライド・オン 《ネタバレ》 
トム・クルーズ「トップガン・マーヴェリック」、舘ひろし・柴田恭兵「あぶない刑事」、そしてジャッキー・チェン「ライド・オン」。 もうこれ、この2年の3部作と言っていいんじゃないですか? 昨今の各所に配慮した配慮しすぎた映画群に反発するようなキリっとした爽快感!! 昔の設定生かすんだから、ポリコレなんか関係ないっ!! いいですね、映画はこうじゃなきゃいけないんです。アメリカだって、日本だって、香港だって、みんな本当はこういうのが見たいんです。 ただ、また別の問題もあって、本当の次世代スターが育ってないんですねえ。どこかのごり押し勢力とは全く関係ない本当のスター。 だらだらやってるシリーズじゃなく、大スターがまだまだやれるんだ、というこの手のお話は以前もありました。 例えば「ハスラー2」。ポール・ニューマンの「ハスラー」の25年後の続編なんですが、ポール・ニューマンの健在を示すと共に、共演のトム・クルーズのきらぼし感。 そういった世代交代が普通だったんですが、今回のあぶないトップオンでは、輝く次世代スターが育ってないんです。これからどうなるんでしょうね。 脱線しすぎ・・・「ライド・オン」に戻します。 ジャッキー、老けたなあ、というのが第一印象。容貌は仕方ないですが、アクションも年齢なりにキレがなくなって・・・それでも凄いんですが。 ストーリーは老父と馬と娘の人情物と一言で片付けられてしまう。そして、ジャッキーものにしては珍しくだらだら長い。 メリハリがない回想が随所にはめ込まれ、しかも回想はジャッキーの容貌をごまかすために顔ぼかしが多くて見にくい。 やたらと溜めが長く、娘とうやむやのうちに和解、適当な理由で何度も起こる仲違い。 なにか、できの悪い人情物邦画の定式が伝染しちゃってるようです。良い点を真似てくださいよ。 というわけで、映画としては褒められたものじゃない。 それでもジャッキーの乱闘とスタントシーンで救われています。というか見所はそれでそれだけで、でもそれさえあれば十分素晴らしい爽快感が得られます。 あとのことはどうでもいいのかもしれませんね。 どうでも良すぎて、スタントの女弟子が入院したまま忘れられちゃってます。彼女は無事に回復できたんでしょうか。 中国民法311条の善意取得を主張するなら、ジャッキーの善意を立証すればいいだけ。 善意でさえあれば取得できるはず(会社の持ち物なら償金を払えばいいだけ)。 なのに、会社の持ち物か個人の持ち物かを争点にしている。新米弁護士の彼の将来が心配です。 (中国は2020年まで統一民法典がなかったから不思議なことになっているだけなのかもしれません) ところで、私はテレビの吹き替え世代ではないので字幕版で見たのですが、韓国嫌悪の表現が所々ありました。 これまでジャッキー映画ではそういう他国揶揄の表現はみたことなかったのでちょっとびっくりしました。 ジャッキーは三菱自動車と蜜月だったので、全盛期でも中国・香港にありがちな日本揶揄さえなかったんです。韓国嫌われてるね。 吹き替え版では配慮されてるかもなあ。 エンディングは伝統のNG集。バリバリCG使ってるのが「本編は一体なんだったんだ」と、笑えます。ちなみに、左端にエンディング曲の中国語歌詞、右端に日本語訳、中央左のNGシーンには日本語訳。結構忙しい字幕なんですが、普通にわかるのが凄い。表意文字の漢字の威力です。 最後に一言。この映画のDVDが出るならば、作中でシャオバオが見つけたUSBの中身を是非特典で付けてください。お願いします。
[映画館(字幕)] 6点(2024-06-09 10:34:55)
19.  就職戦線異状なし 《ネタバレ》 
ホイチョイとはまた別の形でバブルを描いた作品。バブル期はまだ時代的に地続きと感じる人が多いせいか、多くの人が自分の体験と現在の状況を照らし合わせて評価するのでしょうね、このレビューでも点数の上下が凄いですね。バブルの恩恵や楽しさを享受した世代や、バブルを恨めしそうに見る氷河期世代、バブル後生まれはバブルを全くの夢物語と見ていたり。映画としての評価ではなく、自らの体験と比較しての評価が多い感じです。 ただ、あの時代は確かにあったんです。就職戦線は崩壊直前までは本当にあんな感じでした。マスコミ業界以外は売り手市場で、内定5つ6つは当たり前で、海外旅行付き接待されまくりとか、入社してくれたら自動車を支給だの、もう酷かった。 さてこの映画は、爆死しました。当時のトレンディー(!?)俳優を大挙キャスティングして、きらびやかなものに仕立て上げたつもりだったんですが、公開がバブル崩壊直後というとんでもないタイミング。爆死も仕方ないです。ただ、小ネタは効いてるし、女優は若々しいし(和久井映見がすごい可愛いです)、テンポもそれなりで、自分の体験と比べずに純粋に楽しむにはいいです。 脚本が観客に媚びちゃったのが残念ですかね。というのも、杉元怜一の原作小説は軽妙洒脱、考えさせられるところもあり、本当に面白いんです。でも映画脚本は、そこからトリックスターを抜いて、キャラを変えすぎて、迷宮の会社面接とかも全部省いちゃった。あげくに、結末まで全変更(原作の主人公は、単位ミスで留年して「来年こそは」で終わります)。怪作漫画「国民クイズ」などの原作も手掛けたあとに早々に筆を折っちゃった杉元怜一の面白い部分を全部オミットしてるので、多分原作読んだらかなりイメージが変わると思います。
[映画館(邦画)] 6点(2024-05-11 08:53:00)
20.  レイダース/失われたアーク《聖櫃》 《ネタバレ》 
上質の大人向け子供映画です。今からみると、ご都合主義でストーリーはおかしな所だらけだし、特撮はちゃちで時代を感じさせるものなんですが、それでも爽快感が半端ない。ナチの輸送機(戦闘機?)は架空のものだけど立ち回りをよく計算して設計されていたり、Uボートの基地が本物そっくりだったり感心しました(後日調べたら、まだ残っていた実際の基地を使っていたので当然ですね)。 ラストは、よく映画評論では「価値をわかってない軍が倉庫にしまいこんだ」と評価されていますが、違うんじゃないかなあ。あれは、倉庫内の全ての木箱がそれぞれのミステリーの所産で、世界中でこんなミステリーが大量に起こっているんだよという暗示じゃないかなあと思います。
[映画館(字幕)] 6点(2024-05-05 09:01:22)
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