181. 金星ロケット発進す
《ネタバレ》 1959年製作、東ドイツ&ポーランドによるSF映画。いやぁ実に興味深いですねぇ。 今でこそ金星は灼熱の死の星であることがわかっていますが、分厚い大気に覆われていて地表が見えないので 想像力が掻き立てられ、1960年代ぐらいまでは金星には金星人の都市があるんだとか太古の地球に似ていて恐竜みたいなのがいるんだとか 真面目に考えられていたんですね。ソ連の探査機が70年に史上初めて軟着陸に成功して イマジネーションを自由に行える場としては終わりを迎えますが、本作のように50年代にはこういうSF作品が作られておりました。 本作では舞台が1985年とのことで、印象深いのは人種多様性が担保されてると言う点。 ヒロインは日本人が務めていて、なかなか先進的だなと感じました。これは本作の結末、つまり金星文明が地球を攻撃しようしているうちに 自国の武器で全滅した様を教訓に自分たちは平和に行こうぜというメッセージと繋がっております。 クルーを複数名失い、謙虚なラストを迎えるのもまた興味深く、50年代にこんな作品が作られてたんだなぁと感心いたしました。 金星の荒涼とした風景が印象的でした。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-06-14 11:40:31)(良:2票) |
182. 原子怪人の復讐<TVM>
《ネタバレ》 これは酷いですねぇ。何から突っ込んでいいのかわからないくらい。 設定もストーリーもメイクも酷い。怪人もあんまり意味がないしつまらない室内劇が大半です。 昔懐かしいZ級ムービー。 [インターネット(字幕)] 3点(2024-06-12 12:36:17) |
183. ゴジラの逆襲
《ネタバレ》 う〜ん、ゴジラであったりミニチュアであったりが、なんとも言えないローパジェット感なんですよね。 ここが前作との違い。特にゴジラとアンギラスの戦いのシーンは、なぜ早送りみたいな演出しちゃうんだろう。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-06-09 15:26:57) |
184. ゴジラ-1.0
《ネタバレ》 自分はゴジラをはじめとするモンスター映画のファンというわけではないのですが、 本作はそういう人たちにも素直にお勧めできる、万人が楽しめる内容になっているなと思いました。 これまでのゴジラ映画って言ってしまえば「人間が出てこなきゃもっといいゴジラ映画になってるのにな」と 思ってしまうものばかりでしたが、本作はその逆で、人間が出てくるからこそいい作品になっている。 アカデミー賞視覚効果賞も納得のVFXで、特に波とか水しぶきなんかがよく出来てたなと思うし、 制作費が1500万ドルとのことでえらいこっちゃなと思います。アメリカなら桁が一つ変わるのでは、、、。 そしてそのVFXシーンは一つ一つとても印象に残る。序盤の島に上陸して人を食べるのでなくぽいぽい投げ飛ばすゴジラ、 飛沫あげながら木造船を追いかけたり重巡洋艦に襲いかかるゴジラ、東京に上陸して電車を襲い、歩くだけで大地が捲り上がるゴジラ、 背びれが順番に盛り上がってとんでもない熱線を吐き出すゴジラ、そのどれもが印象深い。 やたらと派手なのに印象には残らないアクション映画とは対極にあるなと思ったし、 それは恐ろしさを描きたくて作り上げてる映像だからこそなんだろうなと感じました。 あと音楽もすごく良かった。ゴジラ映画のマスターピースです。 [インターネット(邦画)] 8点(2024-05-28 18:26:21)(良:1票) |
185. イコライザー THE FINAL
《ネタバレ》 このシリーズはリアリティのあるバイオレンスが見もので本作もその点が素晴らしかったです。 あまりに無敵すぎる殺し屋ですのでその仕事のエレガントさを刮目するのみ。 ひねりはないけど、勧善懲悪でわかりやすいストーリーもグッド。 ファイナルと打ってるので本作が最後なのでしょうか?また続けて欲しいものです。 [インターネット(吹替)] 7点(2024-05-28 17:59:26) |
186. ヴァチカンのエクソシスト
《ネタバレ》 実在の神父さんによる自伝が元になってるそうですが、どこまでが事実なのかと訝しげに思うほど激しい戦いでありましたね。 悪魔が逐一罵りセリフを言ってくるのですがその言葉のチョイスもなかなか面白いやんと思ったり、 そしてまたアモルと神父もジョークで返したりと謎のユーモア要素がお気に入りでした。 これまでにもエクソシスト映画は度々ありましたが、本作は終盤になると幽幻道士を思い起こさせるようなアクションで これまた興味深かったです。ストーリーは普通です。 [インターネット(吹替)] 6点(2024-05-12 17:11:08) |
187. 貞子DX
《ネタバレ》 ホラーというよりもコミカルさの方が印象的な作品でしたね。 貞子さんはついに貞子ウイルス・パンデミックになって集団免疫をみんなで獲得しますってなもんでしょうか。 まぁ流石に貞子シリーズはやり尽くしてるので、また同じこと繰り返しても仕方がないというのはあるのでしょうが、 もうどうせなら完全にコメディに振り切った一本にしても良かったのではないでしょうか。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-05-06 19:23:39) |
188. ある閉ざされた雪の山荘で
う〜む、、、どうにも釈然としない。 小説だったらまだこの世界観に入り込めて理解できたのだろうか。 こう言う構造だと分かった時点でカタルシスが味わえればいいのですが、 自分には首を傾げるばかりでした。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-05-06 19:20:16) |
189. 黄龍の村
《ネタバレ》 一言で言えば、元気の良い自主制作映画といったところでしょうか。 序盤はホラー映画にありがちな、いかにもアホらしい若者グループの画でこれからの惨事を予感させるのですが、 それゆえに後半からの肉弾戦は予想外で笑ってしまいました。 残虐シーンがもう少し突き抜けてくれればもっと良かったかもですね。でもこういうの嫌いではないです。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-05-01 14:14:44) |
190. 65 シックスティ・ファイブ
《ネタバレ》 今更恐竜映画かという意見はあるかと思いますが、再び先祖返りさせたといいますか、 恐竜を普通に恐ろしい生き物として今一度扱っているところに私は好感が持てます。 もし6500万年前にタイムスリップしたら、やっぱりとんでもなく恐ろしいですよねって 当たり前のことを思い起こさせてくれました。 ただ本作は本当に小作と言いますか、これといってひねりもなく実にあっさりさっぱりとしたストーリー。 旅の途中で娘さんに不幸があって、言葉の通じない女の子が娘さんの代わりになるわけですが、 サクッとみれる90分の作品ではもっと掘り下げて感動させるようにするのは難しかったかな。 [インターネット(吹替)] 5点(2024-04-24 12:17:58) |
191. 女子高生に殺されたい
《ネタバレ》 う〜ん、、、、主人公の性癖には全くついていけず最後まで感情移入できなかったです。 なんだか崇高なことを言っているようでしたが、女子高生でないとダメという時点でやはり変態さんですよね。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-04-14 15:32:05) |
192. ジョン・ウィック:コンセクエンス
《ネタバレ》 ニューヨーク、大阪、ベルリン、パリと舞台が展開されていきますが、大阪でのこのデフォルメされた文化的景観は これでジョン・ウィックシリーズってな感じで面白かったですねぇ。 防弾スーツによって互いに打ちまくってもなかなかやられないんですが、 バレエでも踊るかのようなアクションがこれまたこのシリーズの持ち味でしょうかね。 そしてベルリンの滝が落ちるようなダンスホールでのアクションはとってもクールだったように思います。 パリではみま苦しいカーアクションや天井から俯瞰した銃撃アクション、そして階段からのロング転がり。 ラストの一騎打ちシーンとどれも印象深かった。 [DVD(字幕)] 7点(2024-04-10 12:06:10) |
193. グランツーリスモ
《ネタバレ》 グランツーリスモが映画化されると初めて聞いた時は、レースゲームをどうやって映画にするんだと 訝しげに思ったもんですが、実際に鑑賞してみたらいい意味で期待を裏切りました。 実話を元にしているとのことで、こういうことがあったとは知らなかった。まさにやっちゃえ日産です。 比較的実写にこだわっているのもみてわかりますし、主人公の葛藤の映像表現も巧さを感じるところがあったし、 ニール・ブロムカンプ監督は出世作以外はあまりパッとしないなという印象を持っていたのですが本作で株が上がったなと思います。 ゲーの映画化は昔は鬼門と言われてましたが、それを変えるような作品が近年は出てきているなと感じます。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2024-03-31 15:43:20) |
194. ドミノ(2023)
ロバート・ロドリゲス監督は割と好きな方なんですが、本作は正直釈然としないと言いますか、 リアリティを感じない設定で私はあまり楽しめなかったです。 登場人物たちは終始このシチュエーションの説明をしてるだけという印象で シナリオもそう巧いとは感じなかったです。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2024-03-31 15:24:52) |
195. キングダム 運命の炎
《ネタバレ》 私も「え、ここで終わりなの!?」と思いました。てっきり最終作なのと思ってたので。 完全につなぎの作品なので少々天水は下がりますが、それでも引き続き高いクオリティを保ってましたね。 なぜ中華統一を目指すことになったのかについての紫夏とのエピソードが一番グッとくるシーンです。 [ブルーレイ(邦画)] 6点(2024-02-25 20:44:22) |
196. ベネデッタ
《ネタバレ》 ポール・ヴァーホーヴェン監督、お久しぶりでございます。 またこの方の作品を鑑賞出来て嬉しく思う次第です。 実在した修道院長のレズものということでそれ自体は確かに映画としては珍しく感じますが、 グロもエロも星の数ほど過激なものが蔓延してしまった現代においてはむしろ大人しめにすら思いました。 ただ純粋に一本のエンターテインメント映画としてしっかり楽しめるものに仕上がってり、 ベネデッタは果たして狂言者であったのか真に奇跡を見れる者であったのかは判然とせず、 それ故に善悪の付け方も曖昧であるのが私には好みでありました。 [DVD(字幕)] 7点(2024-02-19 12:38:45) |
197. バービー(2023)
《ネタバレ》 いい意味で予想を裏切られましたね。 現実世界とバービー世界を反転させることで、現実社会の風潮を面白おかしく風刺していく。 そしてこのような内容の作品にバービー社が全面協力しているという、その器の大きさにも感服です。 [DVD(字幕)] 7点(2024-02-16 22:00:46) |
198. 東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-
《ネタバレ》 このシリーズは良いですね。 なんだか、ブレイキングダウンみたいで好きです(笑)。 ペヤングのくだりはグッときちゃいました。 [ブルーレイ(邦画)] 7点(2024-02-16 21:23:31) |
199. ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE
《ネタバレ》 もう7作目なの?というシリーズの長編さに驚きですが、 回を重ねてきた作品たちと比較すると個人的には結構楽しめたなと思います。 イーサンが無敵なのは周知の事実なわけですが、 だからこそ黄色いフィアットでチェイスするシーンなどが引き立ちますね。 バイクでジャンプするシーンも最初は躊躇してますし、人間味見せてくれるとより魅力的です。 終盤の列車シーンは流石の見せ場です。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-01-07 17:41:27) |
200. 約束のネバーランド
《ネタバレ》 全体的な雰囲気とか世界観は好みなんですけどねぇ。 美しい自然を湛えた孤児院とその裏の恐ろしい世界。 何となく「メイズ・ランナー」を思い出しながら観ておりました。 そして、現状を変えるべく何度でも子供達が立ちあがろうとする、 そこに希望を見出すというメッセージ性もグッとくるものがありました。 ただ、子役の演技の稚拙さが少々気になったのと、原作は読んでないのでわかりませんが 脚本が設定やらシナリオ運びをずっと台詞で説明してるようなダイジェスト感を感じてしまって、 もうちょっと上手く展開できなかったのかなと思いました。 [地上波(邦画)] 5点(2024-01-07 17:27:10) |