181. アーカイヴ
《ネタバレ》 基地やロボットのレトロな雰囲気、寒々しい山地、 大滝の前に佇むロボのヴィジュアルなど見た目は割と好みでした。 本作の影の主役はJ2じゃないかな?なんかすごく可哀想で、 ぎゅっと抱きしめてあげたいと思っちゃった。 死者と会話できるシステムというのが個人的にはよく分からず。 そのへんがもう少し納得できればもっと良かった。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-09-01 13:08:40) |
182. クラウン
《ネタバレ》 ジョン・ワッツ氏は最近のスパイダーマンシリーズの監督を任されていて、 そつがない監督さんだなという印象を持っていたのですが、このデビュー作を見て 最初から完成度高い作品を手掛けてたんだなぁと感心すると同時にこんなグロテスクなものを作ってたのかと驚きました。 ピエロの衣装を着てみたら、その衣装には悪魔の呪いがかけられていて脱げなくなるという、 設定だけ読んだらコメディものかと思うほどB級テイストなんですけど、観るとすごくシリアスなんですよね。 痛々しい描写はしっかり痛々しく、グロ描写はしっかりとえげつない。 主人公はただ子供を喜ばすために代わりのピエロを演じただけなのにこんな目に遭って、 子供達も普通に犠牲になるし、本作は怖いというよりも精神的にくる作品です。 率直に言って好みではありませんが、そんじょそこらのB級ホラーとは レベルの違う出来栄えでこれは高得点つけざるを得ませんでした。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-09-01 10:54:40) |
183. アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド
《ネタバレ》 単なる恋愛ものではなく、観る人に疑問を投げかけてくるドイツらしい作品でありました。 アンドロイドとは?人間とは?恋愛とは?幸福とは? 自分だったらアンドロイドのパートナーをどう思うかと考えると、 確かに幸せな気持ちにはなっちゃうかもしれない。 でも「こいつは自分を幸せにするためにプログラムされてるだけだし」と思うと一気に冷めちゃう。 この主人公のようにずっと割り切れない気持ちを持つだろうな。 そういう葛藤を持ち続けてるのが、人間たる所以なのかも。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-09-01 09:35:34) |
184. グッドナイト、マミー(2022)
《ネタバレ》 これは良作でした。 包帯で顔を覆った母親は実は別人なのではないかと疑う双子。 それに母親の対応がヒステリックなので観ているこちらとしても自然と双子に肩入れしたくなります。 様々な疑念を証拠に、ついに縛り付けることに成功!そこから話は急展開していきます。 そしてラストのどんでん。なるほど、そういうことかと。 それならプレゼントした絵を破り捨てたのにも納得。タバコはストレスから始めたということかな。 最後まで気づきませんでしたのでこの転結のカタルシスを味わえました。 とは言っても悲しい、なんとも悲痛な結末なんですけどね。父ちゃん何してるんや! [インターネット(字幕)] 7点(2024-08-31 15:17:10) |
185. エンジェル、見えない恋人
《ネタバレ》 女の子役の方が2人目から3人目で少々顔が変わるのは気になりました。 それから子供の頃はピュアな純愛という感じでしたが3人目の序盤からは エンジェルも少々変態チックになってるのも気になりました。 まぁ彼も成長しますから仕方がないかもしれません。 その後は真っ直ぐな愛という感じで見せてくれました。 こういう小作品は嫌いではありません。 ベイビーは果たして透明で生まれるのだろうかそれとも普通に見える人として生まれるのか、 そういう先も想像させてくれるラストでありました。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-08-31 12:28:16) |
186. ガンパウダー・ミルクシェイク
《ネタバレ》 バレエのような戦闘シーンが見ものです。 なんでこの男たち、こういう時に銃持ってないのとか思っちゃったりもしますが、まぁとにかく格好良ければ良いのです。 麻酔か何かで手の自由が効かない状態で3人組と戦うシーンが一番ツボでした。 スタイルとしてはジョンウイック風で既観感もありますが、話は分かりやすくてよろしい。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-08-31 09:21:29) |
187. メサイア・オブ・デッド
《ネタバレ》 これはそんじょそこらのゾンビ映画とは一線を画しています。 全体的に、どよ〜んとしたムードと妙にアーティスティックな画作りが相まって独特な雰囲気を醸し出してます。 いわば「雰囲気ホラー」とでもいうような感じ。 途中、尺を稼ぐためなのかどうでもいいような展開もありますが、スーパーのシーンや映画館のシーンは印象的です。 ゾンビがゾンビらしくありません。多少顔を白く塗った不気味な人たち、という様相。 70年代という時代だからこそ生み出せた作品なのでありましょう。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-08-30 11:33:15) |
188. マッシブ・タレント
《ネタバレ》 仕事を断らないニコラス・ケイジ。ついに自分自身のパロディ映画に出ちゃいました。 この人は本当に憎めないですねぇ。これまでの出演作もちょくちょく言及してて ファンの人にはたまらない映画なんじゃないでしょうか? 個人的にはラスアスの助演役を演じてた俳優さんが出ていて予想外の喜びでした。 んでその彼とも仲良くなってハッピーエンドだったのも嬉しかった。 ただ全体としては、もっとはっちゃけても良かったんじゃないか?とも思います。 自分の自虐ネタであれば、もっと色々面白いネタをぶち込めたはず。 そこは製作陣がニコラスにある程度慮ったのかなと察します。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-08-30 09:08:12)(良:1票) |
189. リパブリック Z
《ネタバレ》 シベリアの広大な地を舞台にした、少数民族の方達によるゾンビ映画。 こういうのは今までになかったように思うので興味深かったですね。 分類的にはホラーなんでしょうけど、ユーモアも多少ありつつのほほんとした空気も流れたりする独特な持ち味がありました。 多分地球上で最も人口密度の低い地域の一つだと思いますけど、ワラワラ出てくるゾンビには多少違和感もありました。 ゾンビを使って自家発電してるアイデアはナイスでしたね。 あと締め方がちょっと唐突な気がしました。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-08-29 11:20:06) |
190. ドント・ウォーリー・ダーリン
《ネタバレ》 完璧な街で暮らす理想の生活、、、、からの衝撃の事実。 という展開なのですが、その事実が明らかになると、なるほどとかカタルシスといった気持ちではなく 少々げんなりした気持ちになってしまったのは何故だろう。 やっぱり色々と疑問が出てくるというか、この実験成り立ってないやろと思っちゃう。 まぁメッセージとしては、現実ではうだつの上がらない白人男性が古き良きアメリカを理想としてそこに 女性を閉じ込めようとするっていう、現代を投影した皮肉なんだろうけど、 まぁでもやはりもっと納得がいく感じで設定を作り込んでもらえたらなぁと思う。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-08-28 18:25:17) |
191. ブルー・マインド
《ネタバレ》 少女から大人へと変化していく時の心と体の不安定さと言いますか、 いろんな火遊びしてみたいっていう気持ちもわかるしそれに対する嫌悪感もわかるし、 等身大の女の子の揺れ動く様子が描かれていたなと思って拝見してたんですけど、 まぁそれ故に人魚になっていくというファンタジー要素は果たして必要なんだろうかというのが感想です。 助けてくれたあの女の子、ええ子ちゃんやったね。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-08-28 11:33:35) |
192. ダークレイン
《ネタバレ》 疑念が疑念を呼ぶ、疑心暗鬼のスパイラル。 ほとんどひたすら誰かが誰かと言い争ってるような内容でしたが、まぁそのオリジナリティは買いたいのですが、 少なくともホラー映画ではありません。全然怖くはありませんよ。どちらかといえば失笑してしまうような展開。 特にみんな髭面のおっさんと化していく様は不気味よりも滑稽さの方が上回ってます。 なのでこの舞台劇っぽい映画は実はホラーの名を借りた失笑コメディなのだと思います。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-08-27 12:15:36) |
193. MEN 同じ顔の男たち
《ネタバレ》 前半の、イギリスの田舎の風景の美しさといったらないですね。 丁寧で緻密な画作り、ずっと見ていたいぐらいでした。 それ故に、後半の嫌気がさすほどグロテスクな描写には恐れ入りました。 これまた丁寧で緻密な画作り。いやそんなもんまで丁寧に描かんでええねん! 「おえ〜」って感じでした。 確かに難解ではあるんですが、感覚的には言いたいことはわかります。 好みか好みでないかと言われれば全く好みではありません。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-08-27 09:59:27) |
194. TUBE チューブ 死の脱出(2020)
《ネタバレ》 こういうシチュエーションスリラーといえば、やはり「CUBE」という傑作がありますね。 あの作品が最初で、その後似たようなものが度々作られていると思います。 本作もその二番煎じですけど、妙な腕輪をつけられていて時間制限があるとか、 炎や酸のトラップがあるとか、新しい要素を加えてはいるんです。 でもそれがあまりに「ゲーム的」すぎる気がします。 この舞台装置を作った輩をどうしても想像してしまう。 CUBEはそこが全くわからないというのが良かったんだよなって思いました。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-08-26 15:52:48) |
195. ゾンビ・サステナブル
《ネタバレ》 いい意味で「汚らしいゾンビ映画」です。 やっぱり荒廃した世界はヨゴレきってなきゃですね。 「マッドマックス」のゾンビ版というふれ込みですけど確かにそんな雰囲気出てて、 あとはボーラーランズっぽさもあるなと思いました。 印象深い手の込んだキャラクターが複数出てきて、特に妹さんのキャラがなかなか良いなと思いました。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-08-26 11:12:23) |
196. ムーンフォール
《ネタバレ》 設定はなかなかのオカルトテイストだなと思いますけど、 月が地球に衝突せんとするお話ですから変に科学的にやろうとして色々突っ込まれるよりは こっちの方に思いっきり振ったほうが良いかもしれませんね。 月そのものが巨大の人工物であるというアイデアはムー民とか大好物だと思うし。 スウォームの見た目も今風で洗練されてました。 宇宙船で月のコアに入っていくと壮大な建造世界が広がっているヴィジュアルも目を楽しませてくれました。 あとはカーチェイスのシーンも、月が近づいているから重力変化して 通常のアクションとはまた違ったヴィジュアルでそれもまた印象的だった。 人類をいろんな脅威で脅かし続けるエメリッヒ監督。次は何を見せてくれるんでしょうか。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-08-25 18:28:58) |
197. トゥモロー・ウォー
《ネタバレ》 とてもわかりやすい、最後はしっかり家族愛で締める安定したSF大作。 序盤40分くらいまではエイリアンの姿を見せず、どんな奴と戦ってんだと期待を膨らませ、 登場してきてからの動きの素早さと外殻の頑強さには絶望感を抱かせる。 娘さんとの中盤のやり取りと、現時代に戻ってからの小さき頃の娘さんとの再会は SF映画ならではの面白さがありました。 ロシアでの洞窟シーンのなんとも言えない美しさやラストの一騎打ちなどもなかなか見応えありました。 深みはなくとも安心して楽しめる、そんな作品でした。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-08-25 09:19:30) |
198. パラドクス
《ネタバレ》 う〜ん、、、難しい、、(笑)。年取るのが悪くない世界があっても良いんじゃない!? 無限ループものとのことで、こういうシチュエーションものは好みではあるんですが、 終盤の説明は説明というよりもただややこしいなと思うばかり。 表の世界と裏の世界でそれぞれ繋がってるとのことで、、、 だからなんなんだという印象。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-08-24 13:40:02) |
199. オットーという男
《ネタバレ》 不機嫌で偏屈な老人が、ご近所の方達との関わり合いで少しずつ変化していく。 彼が偏屈であったのにもちゃんと理由と言いますか原因となった過去があって、 その辛い過去ゆえに人々を遠ざけてたわけですね。 それで自分しか見えてなかった、自分のことしか考えてなかった状態から 変わっていって、周りから必要とされる人になる。それが「生きる」ということ。 地味だけどとても良い映画だと思います。トム・ハンクスの実の息子さんが 若かりの頃のオットーを演じてて、それ故か本当に違和感なく見れていたのが印象的でした。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-08-24 10:15:40) |
200. ガール・イン・ザ・ベースメント
《ネタバレ》 実話とのことで、実に悍ましい限りですね。 あんな地下室に20年も閉じ込められ。あんな仕打ちを打ち続けていたら、 自分なら正気を保てないと思います。 なぜ父親はあんなことをしていたのでしょう?さっぱり理解できません。 因果関係の話を度々してましたけど、その原因と結果がきちんと辻褄の合う、 完全にコントロールできる家族を一から作りたかったのかしら? まぁとにかく、彼女の第二の人生、そして子供たちの将来が良きものとなることを願ってやみません。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-08-23 10:55:50) |