181. アンナと王様
チョウ・ユンファ演じる王様が何と聡明なことか,と思った。聡明な王とやはり聡明な英国人女性の心の交流がほほえましく,スペクタクルな見せ場も十分だった。しかし,このあとシャムの王朝はどうなってしまいやがて日本軍の支配を受けることになるのだろう,反英感情がいつのまに反日感情になってしまったのか,などと考えてしまった。 9点(2001-08-12 10:11:43) |
182. おもひでぽろぽろ
ま,いいんじゃないの,て感じ。結構1960年代を懐かしんで見れたが,もうあれから10年か。柳葉敏郎の妙な村山弁は山形県人としていただけない。 5点(2001-08-11 20:53:59) |
183. 007/ワールド・イズ・ノット・イナフ
ついつい見ちゃう007.今回も相変わらずの内容で,安心させてくれました。しかし,ソフィー・マルソーってこんな魅力無かったっけ。余程デニース・リチャーズの方が魅力的。もっとも物理学者(?)にはとても見えないけど(爆)。 7点(2001-08-04 10:49:16) |
184. ワイルドシングス
これって絶対お薦めです。最後まで全く気が抜けないし,はらはらもんだし,サービスシーンはあるし。デニース・リチャーズは007より絶対こっちがいい。 9点(2001-08-04 10:41:25) |
185. マスク・オブ・ゾロ
誰にでも楽しめる第一級の活劇である。一気に見てしまった。しかし,バンデラスもホプキンスの前じゃただの不良のお兄さんでしかないね。それもねらいのうちなんだろうけど,存在感が悪いけど雲泥の差。 8点(2001-08-04 10:37:12) |
186. ディープ・インパクト(1998)
宇宙船と都市と郊外へ避難する人々と,ドラマは輻輳しながら終結を迎える。決して目新しい内容ではないが,それぞれに重いテーゼがありよくできた作品と思う。ピアノをフューチャーしたJ・ホーナーの音楽も美しい。ホーナーは「タイタニック」ばかりが有名だけど,「ブレイブハート」「アメリカ物語」「アポロ13」等素晴らしいスコアを提供していると思う。 8点(2001-08-04 10:27:27) |
187. ライフ・イズ・ビューティフル
こんなことあるわきゃないべーと思いつつ不覚にも爆涙状態となってしまった。皆さんが書いておられる通りです。米兵のコマンダーに抱かれて「これがぼくの父と母の話」というラストのくだりでは顔を上げられなくなった。前半のベニーニの描写が後半に繋がらなかったことで-1点。 9点(2001-08-04 02:00:23) |
188. 赤ちゃんのおでかけ
文句無く楽しめて誰にもお薦めできるコメディってこういう作品なんだろうな。 8点(2001-08-04 00:54:00) |
189. 紅の豚
やたり気負いすぎの印象が際立ち何も残らなかった「もののけ姫」とは大違い。宮崎作品の最高傑作と思う。空と海の両方にロマンを抱える飛行艇乗り(ウィリアム・ホールデンの「トコリの橋」と思わずかぶった),豚を心から理解し愛す2人の女性,おバカなアメリカ野郎に空賊一味等々皆魅力的だ。フォラゴーレにエンジンを換装した真っ赤なモンツァレッドのサボイアの雄姿は感涙もの(カーチスにフェラーリというネーミングの安易さも笑える)。 10点(2001-07-29 10:52:37) |
190. TAXi
きっとこういう映画ってこういう機会では酷評されるんだろうな,なんて思いつつ数10分笑い続けた。馬鹿馬鹿しいこと極まりないかもしれないが,今時これほどの笑いをとれる作品が果たしてどれほどあるだろう。文句なしに楽しめた点ではピカイチと思う。 9点(2001-07-28 23:34:01) |
191. メンフィス・ベル(1990)
「空軍大戦略」程でないにしても,爆撃機内部の地獄絵図のような悲惨さはよく出ていると思う。また,出撃前夜の大ダンスパーティのシーン,あれもまた事実。日本では考えられないことだが,そんな国と戦争して勝てるわきゃないわな。スコットランド民謡(特にアメイジング・グレイスは効果的)をモチーフにしたG・フェントンの曲もよいが,みんな「バックドラフト(料理の鉄人)」に聞こえてしまうきらいも。 9点(2001-07-04 23:34:04) |
192. ロケッティア
どうせ仕様もないお笑い活劇だろう,たまに見るのもいいか,と半分小馬鹿にしながら見たが,何々これがなかなか楽しめる。ラストの飛行船の爆破シーンは圧巻だが,史実を絡ませたり,ティモシー・ダルトンを悪役にしたりと結構見せ場には事欠かない。何も考えずに楽しめる点で第一級の活劇と思う。 8点(2001-07-02 21:05:35) |
193. ブレイブハート
徹底的にリアリティを追求した映像処理ももちろん凄いが,英国史の一面を鋭い骨太な筆致で,書き殴ったような印象を受けた。どうしてワールドカップにはイングランドとスコットランドが出るのか,某F1ドライバーの国籍はGBでもヘルメットのデザインは青地に白のクロスなのか,帝国主義とナショナリズムとは何なのか等々,多くのことを考えさせてくれた。暴言を承知で一言,わが国のウォレスは藤原経清だ。それにしても不作不作と言われた95年のアカデミー賞だが,これと「アポロ13」の一騎打ちとは高レベルの年だったのではないか。曲はどっちもJ・ホーナーの感動的なスコアだし。 10点(2001-07-01 23:22:51) |
194. ブラス!
期待しすぎたか?実はあまり印象に残っていないんです。最後の「威風堂々」も今一つしっくりこなくて,遂に浸れなかった。唯一,女房も家庭も顧みず自らの夢のため高価なトロンボーンを買ってしまう男の馬鹿さ加減に快哉を感じたことと,綺麗なお姉さんがバンドに入っただけで集まってくる男達の姿。これって絶対真実だ。蛇足ながら,この作品を見る2年前,クライムソープ・コリアリーバンドのCDを買った。映画音楽にも馴染みの深いマルコム・アーノルドの曲集だったが,こちらは素晴らしく楽しい内容だった。 5点(2001-07-01 23:07:31)(良:1票) |
195. ファンタジア2000
楽曲の既製のイメージにこだわりすぎると,楽しめないかもしれない。「ローマの松」と鯨,「火の鳥」と楽園の花々等,前作以上かどうかは分からないが飽きずに集中できた(映画館デビューの3歳の息子は飽きた)。「鉛の兵隊」+ショスタコーヴィチのPCの映像は秀逸で,これこそ全編の白眉だ。 8点(2001-07-01 22:49:36) |