181. 潮風のいたずら
この作品でG・ホーンに惚れました。 実生活もこうなのだろうか???カートラッセルうらやましい。 8点(2004-02-28 03:26:42) |
182. 風と共に去りぬ
はじめて見ました。予備知識は全くなく、あまり期待もせず、ただの昔の文芸巨編かと思っていたのですが、見事に裏切られました。時代を全く感じさせず、とても新鮮でした。時代の変化や運命に翻弄されながらも、過去を振り返らず、自分らしく強かに生きていこうとするスカーレットにとても魅力を感じ、勇気付けられました。 不景気や将来不安で年間自殺者3万人を超える今のこの時代の日本に必要な1本だと思います。 8点(2004-02-22 04:21:45) |
183. 獣たちの熱い眠り
勝目梓原作で村川透監督のなかなか面白いハードボイルド。当時の三浦友和は西部警察に出たり、煙草のCMに出たり、松田優作の双璧だと思っていたのだが、すっかりお父さん役が板についてしまったなあ。それはそれでよいんだけれど。 8点(2004-02-19 05:45:54) |
184. 帰らざる日々
中学時代にTV放映で観ました。私にとっての青春映画デビュー作品。今見ても心に突き刺さるものがあります。 8点(2004-02-19 05:21:43) |
185. レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い
《ネタバレ》 なかなかの感動巨編で見応えが有りました。人生いろいろ有るけれど、やはり家族の絆というものは切っても切れないもんですね。<追記>11年ぶりに再見。3兄弟の設定がカラマーゾフの兄弟そっくり。と考えると、やはり主役は長男なわけで、ラストの「私は神と人間のルールに従ってきた。お前は何事にも従わなかったが、皆はお前を愛した」にテーマが凝縮されている。次男は自由奔放で父を初めとして、誰からも愛されるが、マジメに生きた長男は父と確執し女運も悪く、ラストでルールを破ってやっと和解する。一般大衆は次男のように生きるのは不可能であり(だから伝説なわけで)、長男か3男のように生きるしかない。国家に付き従い、あまりにマジメ過ぎても3男のように早死にする。行儀良くマジメに生きる事の是非と可否。あまりにも次男にフォーカスしてしまったため、肝心の長男の葛藤の表現が弱かったかなと。他方、3人の女達は男に翻弄されるだけの存在でしかないが、各々の生き様には違いがある。田舎暮らしを嫌って街で生きた母は自分の意志を貫き、次男を待ち続けた娘は子供をもうけて非業の死を遂げ、3兄弟をふらついた女は精神異常で自死してしまう。これは最後まで自分を持てなかった事の罪と罰なのか。でも婚約者は戦死、結婚相手は戦争トラウマで家出してというある意味戦争の犠牲者ではあるんだけど。結局は「国も他人も信用できん!やっぱ最後は家族と親しい隣人!」という父の教えが正しかったという事になってしまうのかと。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2004-02-17 04:08:13)(良:1票) |
186. 海峡
中学時代に観にいった。森繁久弥・高倉健・三浦友和の3世代の役者に吉永小百合が絡みあう。飢餓海峡で刑事をした健さんがトンネル掘るのは何かの因縁か???まさにプロジェクトXの世界です。 8点(2004-02-17 01:35:26) |
187. あいつと私(1961)
私は裕次郎の相手役は北原三枝より芦川いづみの方がよいと思っているので(北原主演・芦川助演が結構多い)、本作は芦川が堂々と相手役をこなしており、裕次郎に負けず劣らず、とても魅力的。名作「陽のあたる坂道」と逆パターンで血のつながりのない父親がいるのだが(ちなみに母親は同じ役者)家庭ものというよりは学園ものの要素が強い。数少ない裕次郎&小百合の共演映画のひとつでもある。 <追記>10年ぶりに再見。これが戦後15年の世界か。ブルジョア学生の極端な世界なのかもしれないが、ネットもケータイもないが戦後70年の今よりも自由で伸び伸びしているような。 この時代から50年以上経過して現代の方が常識に縛られてどんどん窮屈になっているのではないかと憂鬱になる。それにしても芦川いづみは素晴らしいよ。裕次郎の変な歌?の作詞は谷川俊太郎なんですね。私は中々よいと思いますけど。 <追記>7年ぶりに再見。あらためてみると性と暴力をカラっと描く事による、芦川いづみ演じる女子学生の成長物語であると言えるが、現代社会からみるとちょっとファンタジーテイストでウケないのかもしれない。ただし、テーマとしては普遍的なので、現代バージョンでのリメイクは可能に思えるが。ちなみに76年に三浦友和と檀ふみでリメイクされているようである。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2004-02-15 15:36:21) |
188. 赤い橋の下のぬるい水
会社が倒産し再就職も決まらず、妻子に離婚される中年男を役所が好演。 世間の常識どおりに生きてきたが、保障されてると信じていたものすべてが 自分の勝手な思い込みだった事に気がつく。 浮浪者に「宝探し」を頼まれ、田舎の漁村に向かう。 そこで不思議な女(宝)と出会い、漁師として生活していく事で 自分自身を取り戻す。 役所と北村の会話で心に残るものが多い。特に 「脳みそが沸騰するまで考えろ。 自分の幸福の事を自分の頭で考える事を自由って言うんだ。 でも最後が神様が決めるんだ。」が印象に残る。 本作は「宝は人それぞれでいろんな所にある。常識にとらわれず自由に生きよ」 というメッセージだと思いました。 8点(2004-02-12 15:25:24) |
189. 夢を生きた男/ザ・ベーブ
ベーブ・ルース。その名を知らぬ者はいないだろう。だが、どういう人物なのか知らない人も多いのでは?この作品で、まさに古き良きアメリカのヒーローを堪能できる。昔こういう人がいたから今の大リーグがあるという事を皆に知って欲しい。今のスポーツ選手は能力だけでなく、人間性を問われる事も多いので、もうこういうスター選手は出てこないだろなあというのが残念です。 8点(2004-02-12 03:33:44) |
190. バウンド(1996)
ずっとハラハラしっぱなしだった。作中舞台となるのは1つのマンションのみという閉鎖性がさらに緊張感を高めていると思う。ただし、過去に1度裏切られ刑務所に入った事のあるジーナ・ガーションが何故ジェニファー・ティリーを信頼するようになったのかが不可解だった。だから2人のどちらかが裏切るのでは?と最後まで思ってしまった。 8点(2004-02-08 03:54:46) |
191. バウンティ/愛と反乱の航海
結構面白かったです。軍の規律と南国パラダイス。そりゃ後者がよいでしょう。環境によって人は変化する。また恐怖じゃ人はついてこない。艦長にもう少しマネジメント能力があればこの事件は起こらなかったのでは?とは言っても艦長について行った者もいるので、上司部下は最終的にはやはり相性か?などといろいろ考えさせられました。 8点(2004-02-07 13:57:53) |
192. 大統領の陰謀
「2人を見捨てるな」のセリフにグッときた。国家権力を敵にまわしてまでも一緒に働く部下や仲間を信頼し、守ろうとする気概のある人物は今の世の中にいるのだろうか? 8点(2004-02-06 16:04:55) |
193. ターミネーター
あらためて見直した。Jコナーがいないと話が締まってよいなあ。逃げる側が弱いので、追う側のターミネータの恐怖感も高まっている。万人受けする娯楽性の高いT2と違って、1は面白さが2とは異なるので、好き嫌いは分かれるだろう。よく2は1を超えたという意見があるが、そもそもテイストが違うのでシリーズとして比較は難しいと思う。 8点(2004-02-05 03:23:44) |
194. ジャック・フロスト/パパは雪だるま
すいません。こういうの好きなんです。 8点(2004-02-03 00:06:19) |
195. シェーン
「人は簡単に変われない。型を破れないんだ。努力はしたがね」と言って去ってゆくシェーン。まさに「男はつらいよ」の世界。 山田洋次が監督したシェーン(高倉健バージョン)その名も「遙かなる山の呼び声」も是非ご覧を。 8点(2004-02-01 17:25:42) |
196. グローリー
上司・部下、白人・黒人という2対立の中で、信頼関係を構築していく過程が良く描かれている。特に黒人の給与削減でマシューも受け取り拒否するところが印象的だった。戦闘シーンは迫力あるのだが、やはり観ていてつらいよ。 8点(2004-01-26 02:41:21) |
197. アンフォゲタブル
人には忘れらない記憶がある。「死人に口なし」を逆手にとって、死んだ(or脳死)の登場人物各々の記憶を主人公が実験台となって追体験する事により真相をつきとめていく展開でサスペンスの謎解きがされていくという、ちょっとファンタジー風の変わった映画。でも、これが実用化したら検視官はいらないじゃん?という突っ込みはおいといて・・・。記憶というのは人生そのもの。人それぞれに記憶があり、その積み重ねで人生が作られていくんだなあとあらためて思った。 8点(2004-01-25 05:17:54) |
198. シンプル・プラン
《ネタバレ》 登場人物が皆愚かで、みていてとてもイライラしますが、金が人間を狂わしていく様をよく描いていると思います。<追記>11年ぶりに再見。昔見た時は男3人が狂いだして自滅していく作品という印象だったのが、今見ると夫婦関係が変化して、壊れていく話という印象が強い。現状に満足していた夫婦が「カネが手に入るかも?」という夢や希望(未来)を感じた途端に、現状に満足できなくなる。奥さんが旦那に節約生活を愚痴る台詞がとても辛らつでリアリティーがあり、冒頭のシーンとのキャップも感じさせられ、一番印象に残るシーンだ。罪と罰に耐えられなかった兄は死に、弟は一生背負って生きていく。札束を燃やす冷静さを保持していた弟にはある意味感心。この精神力の有無が他の2人の男との違いなんだろうな。それにしても、結局、幸福とは比較の問題でしかないという事を痛感する。他人との比較だったり、自分の過去や未来との比較だったり。逆に言えば、比較しない事で平穏で幸福な生活が続けられるんだろう。 [地上波(字幕)] 8点(2004-01-21 00:26:48) |
199. 冬の華
倉本聰がストイックな高倉健を徹底的に意識して脚本を書いたため、高倉健のセリフが少ない。よって、ちょっと渋過ぎる作品になってしまっている。同じ倉本聰脚本・高倉健主演ならTVドラマ「あにき」の方が好きです。 8点(2004-01-20 06:00:05) |
200. ニューヨーク・ニューヨーク
《ネタバレ》 冒頭はかなり凹みました。あの日、NYはお祭りだったのかあと思うとね。暗い気持ちを引きずって、「靴を履け、早くしろ!」で多少持ち返し、NY・NYを歌い上げてからENDまでのラスト15分がグッときます。まず、デニーロの拍手のシーンが控えめで、最初のナンパの時のしつこい拍手との違いがあり、成長ぶりを示す。で、ライザ・ミネリが歌い始めに後を振り向くところが毅然としていてカッコイイ。もちろん歌も最高。鳥肌が立ちます。そして、最後の2人の会話がよいです。別れた女に「君を誇りに思ってる」なんて中々言えるもんじゃないです。終わり方もちょっと切なくて好きです。 8点(2004-01-20 05:42:13) |