Menu
 > レビュワー
 > Yuki2Invy さんの口コミ一覧。10ページ目
Yuki2Invyさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1645
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 2020年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
21
投稿日付順1234567891011121314151617181920
21
変更日付順1234567891011121314151617181920
21
>> カレンダー表示
>> 通常表示
181.  コンパートメントNo.6 《ネタバレ》 
旅は人生の象徴・縮図とゆーか、それが非常に分り易く伝わる様な(+それでいてソコまであからさま・押しつけがまし過ぎずにアッサリともして居る様な)手堅い良作だったかと思います。人生は(否応無しに)どこかに向かって進んでゆくモノであって、旅はそれを可視化・具現化する…とでも言いますか(⇒前進・成長や挫折・焦燥、また望む望まざるに関わらぬ人との出会い&別れをも産んでゆく…と)。かなり淡々と進行してはゆくモノの、主人公がフィンランドの人で舞台はロシア、という(端的な)モノ珍しさもあり、私もワリと淡々とスンナリと観てゆけた気がしてますね。重ねて、ユニークと言うよりは⇔手堅いと言った方がしっくり来る様な作品かとは思いますが、十分に楽しめるとは思います。一点、今作は製作も(本国での)公開も2021年で、翌年からのウクライナ戦争は作中の演出には無関係だと言っても好いかとは思うのですが、それでもフィンランドとロシアの歴史的な&現状における二国間関係を鑑みても、ニュートラルに眺めるのが少~し難しくなってしまっている…というコト自体は、やはり少し残念な事象だとは思われますかね。
[DVD(字幕)] 6点(2024-02-13 17:47:26)
182.  MEN 同じ顔の男たち 《ネタバレ》 
コレも一種のフェミニズム映画だとゆーか、女性の嫌悪⇒恐怖の対象となる「男性の醜悪さ」とゆーのをドロドロと煮詰めたコトによって結晶化したホラー、とでも言えば好いでしょーかね。ただ第一に、それでも思ったよりはシンプルにしっかりホラーにも成ってた…とも思うのですよね。取りも直さず、女性が男性のナニを怖いと思っているのか(或いは呆れているのか)といったトコロは、ある意味適切にやや抽象化されてはいるモノの⇒個人的には十分に(否、十分すぎるホドに)伝わる程度には明白であったとは思いますし、ゆーてコッチも全く身に覚えが無いとは到底言い兼ねる様なコトでもありましたし。だから少なくとも、今作って女性にとっては大いに共感可能な立派なホラーなんだろーな…というコトについては、私でも十分に納得は出来た…と言いますかね。  マ~とは言え、ココまでやられちゃうとちょっと(コッチとしては)評価自体は難しくなって来るな…と思うトコロもあります。そもそも重ねて、コレは女性には確実にホラーたり得ると思うのですケド、例えば私には(率直に端的に)怖い!とかでは全くなかったですからね⇒強いてゆーなら「居心地が超悪い」です。だから根本的にホラーとしては「分らなくはないケド」でしかなかったのがまず一つと、加えて余りにも(特に終盤が)シンプルに醜悪・悪趣味すぎるとゆーのと、それとも関連して最後3つめ、言いたいコトは分かるケド⇒それでもこんなに露悪的に言う必要ある?(ココまで言われんとダメなの?)とだって頭によぎらなかったかと言えば嘘にはなりますね。でもまた、そーいう世の男共の「反省せずに差別を再生産してゆくサマ」てのが、あの「男が男を産む」シーンとして凝縮されていたのかな…なんて気もしますケドも。ゆーてでも、今作だって男が脚本書いて男が監督してますケド、じゃあそれはどーなの?(それをソッチはどー捉えてんの?)と思ったりもしますケド…(それ位は許して…)  ただし、更に一点ダケ、コレはシンプルに物理的にホラーとして(或いは映画の描写として)少しイマイチだったのではねーか…と思われたのが、作中最大のトリックである「男が全員同じ顔」って仕掛けだったのですよ。コレって結局、非常に単純に「男なんて皆同じ様なクソ野郎」てコトなんでしょーケド+ラストでは肝心な元夫もそれに連なる一員だった、と描かれるには描かれるのですケド、ソコに関してはこーいう「雑な繋げ方」ではダメだったのではねーかな、と思ったってコトなのですね。話の構造上、主人公の女性が抱く恐怖の最大の根源とゆーのは元夫なのですから、片や中盤以降でホラー的な恐怖を担う(皆同じ顔だけど⇔元夫とは違う顔の)「村の男」と元夫の関係…てのがオーラスでチョロっと描かれるダケ(=ソコでリンクするダケ)てのは、端的にNGだったと思うのですよ⇒要は、実在する元夫に対して何故に村の男は「あの顔」なのか?てトコロに理屈が無いのが雑だ、と。その部分にトリックとして鮮やかさが無いから⇒言いたいコトも明白「すぎる」し+言い方も「雑&直接的すぎる」し⇒だからどーにも「深みが無い」という鑑賞後感になってしまってる…という気はしてます。
[DVD(字幕)] 6点(2024-02-05 23:30:38)
183.  炎のデス・ポリス 《ネタバレ》 
若干チープな邦題から、もっと単純明快(+ややヒャッハー!)な娯楽アクションを予想していたのですが、ごく終盤は比較的そーいうヤツ=シンプルで派手なアクションとして観れたのですが、その終盤までの大半に於いては(ソリッドとまでは言わない=もう少し自由度はある、ケドも)シチュエーション・スリラーとしての作品に少~しタランティーノを添加した…みたいな、多少「捻り」の効いた方のヤツではあったのですよね。とは言え、逆に分り難い・難解だ、なんてコトもない=状況自体は(最初から最後まで)ごくクリアなお話ではあるので、中盤までは中々テンションが上がり切らない感じは否めないながらも、ボーっと眺めてゆく分には終始「少しハラハラ+所ドコロはクスっと+アクションはスカッと」みたいな感じでノンビリ楽しんでゆけるかとは思いました(+取り分け、前述どおりラスト付近はかなりしっかり「アクションやったるぜ!」みたいにやって呉れては居ましたし)。  その「捻り」という意味では、まあまあ登場人物が多い+中で結局ダレが勝ちそう or 凄そう or 真っ当そう、なのかといった辺りが結構アヤフヤ or 二転三転フラフラする…てトコロが面白みだったかと思うのですね(主役こそ明確に黒人新人女性警官のあの方なのかとは思いますが)。しかしその意味では(やっぱし)主役は確定してる⇒この人が勝つのは多分固い…というトコロには(最後まで観ても結果)意外性は無かったのでして、だとするとソレもちょっと好い様な悪い様な…という気もしますかね。個人的には気楽に十分に楽しめたので、一旦この点数でいこうと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2024-02-03 01:39:20)
184.  わたしは最悪。 《ネタバレ》 
コ~レは確かに……人に依っては受け付けない、という位に、この女の人の諸々自体がまァ「最悪」って感じだと言っても全然OKだとは思うのですよね。でも、私自身は比較的それでも彼女には共感できた方だとゆーか、定見無くフラフラ迷いまくってる様に見えつつも、それでもコレは多分「必要なコト」だったとは思うのですよ⇒必要とゆーか、どちらかとゆーと「避けられない」と言った方が近いかも知れませんケド。結局、乗りたくなったトコロで今どき確実な「レール」なんてモ~世の中に存在してないですからね。この大学に入れば・この職に就けば大丈夫、なんて選択肢は既に失われてしまったのであって、だから今や自分のキャリアとゆーのは自分自身でどーにかこーにか積み上げてゆく必要が在る、その競争の場において自分自身の「思い・意思=モチベーション」とゆーのを(また)持ち合わせて居ないってのは、どーにもやっぱし「分が悪い」と思うのですよ⇒何事につけても、好きでやってる人には絶対に勝てないと思うのであって。んで更に、殊この分野に於いては自分は自分自身には絶対に嘘なんかつけないですからね(⇒意思・意欲の問題ですから)。まァ、だから彼女も納得ゆくまでのたうち回るしかねーのかな~とは思ってしまいますよね。。  ※コレも正直、あまり気にしてなかったのですがこの主演女優さんって、よく見るとメッチャ美人(とゆーか非常にオーソドックスに超・整った顔立ち)なんすよね。。そーいうコトだモンだから私感情移入できちゃいました!とかゆーと、キョウビは多分ルッキズム扱いになってしまう様な気もするのですが、コレはけなしてるワケではないからギリセーフなんでしたっけ?  色々と、近頃(とゆーてもチョイ前)だと例えば『フランシス・ハ』なんかにも似通った雰囲気・質感があったかな~とも思うのですが、ソッチと比べても描かれる女性の(ある種の)「エキセントリックさ」とゆーのは更に「過激化」してる様にも見えていて、その意味では今作も確実に勃興するフェミニズム映画の範疇だとは言えるでしょーかね(=その「過激さ」を描くコト自体が映画の目的の一つだとは思える)。それ故に、意外なマデに「下品」なシーンが多いってのは一つの注意点だとも思いますが、ソコについても主演女優さんは頑張ってたというコトだとは思えますし、他にもチョイチョイ入ってくる風変わりな特殊演出も含めて、シンプルなヒューマン系・ウーマン系人間ドラマよりは目新しいトコロも多々在って(個人的には)好かったのではねーかな…と思いました。以上。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-01-31 23:21:44)
185.  アクアマン/失われた王国 《ネタバレ》 
基本的には前作と似た様な評価に落ち着いたとゆーか、でも前作って個人的には(いわゆる昨今の量産型ヒーロー映画の一つとしては)かなり好みではあったのですケドね。端的には映像偏重+ストーリー軽視とゆーか、ソレでもソコでは舞台装置としての「水中」を活かしに活かした独特の浮遊感&スピード感がヒーローものとしても非常にユニークだったと思ってまして、でソレ自体は続編としての今作でもまた十分に感じられるトコロではありましたか。ただ、その「ストーリー軽視」の方は更に一段と合理化(=ある種の開き直り or 深刻化)が進んでて…とゆーか、前半~中盤くらいは正直「お話の内容なんて何も気にしちゃあ居ない」みたいにあらゆる全てがごく軽っい!&薄っい!って「最低限」の代物でしかなかった様にも見えてましたよね。プラス、今作はソコを映像のパワーのみでチャンとキチンと取り返せて居たか…とゆーと、また個人的には残念ながらそこまでの斬新さ・ユニークさ・パワー(の進歩)までは見て取れなかったかな…とも思いますね。ソレでも、また×2極・超・ご都合主義的に結成されたモモア&パトリック・ウィルソンのガチムチブラザーズがアクション的なバディ主人公としてかなり相性好かったと思えたコトも含め、もう一点足すか迷いつつのこの評価とさせて頂きます。単なる娯楽映画としては、そんなに悪くはなかったかと。
[映画館(字幕)] 6点(2024-01-14 10:04:36)
186.  アラビアンナイト 三千年の願い 《ネタバレ》 
いや~~、、まさか恋愛映画だったとは…ちょっと流石に予想外………  確かに(タイトルどおり)ファンタジック要素自体はゴツ盛りなのですが、ソレを全部差っ引いたらモ~その辺のB級恋愛娯楽作品!としか言えませんですよコレ。とは言え、冒頭から三分の二…位はファンタジックなエピソードを羅列してゆくのであって、加えてそこそこ気合の入った映画にも見えていて(ソコで)映像は終始結構凝ってる感じなので、羅列とは言え全然退屈もせずに観てゆくコト自体は可能かとも(⇒でも、単純にファンタジックで美しい…とも言い切れない美醜を重ね持つ様な「クセ」強めな映像だらけだとも思いましたケド)。しかし、そっから先の恋愛映画のナマ本番の方は、劇中の台詞「理性から愛は生まれない」かの如くにちょっと凡人の頭では理解が到底追い付かないって代物で御座いましたので、結果的には「分らなくはないケド・納得までには至らない」+「詰まらなくはないケド・メチャ面白くはない≒ちょい微妙」+「(見た目その他としても)醜いとも美しいともナンとも言い切れない」みたいな、諸々とかな~りもどかしい…てな感覚の内に観終わってってしまいましたよね。それでも兎に角、相当にユニークな作品だとは(確実に)思われるので、暇なら観ても好いかな…位には全然思えますケドも。  前述どおり、結局主人公のティルダ姐さんは今回も(色々と)ブッ飛んでる美魔女役…なので、またハマってるコトはハマってるのではねーかとも思いましたケドね(⇒年甲斐が有るのか無いのかって判断は個々の鑑賞者に任せるしかねーとして)。イドリス・エルバの方だって、ティルダ姐さんが(ナンと)恋愛映画やるって言い出して⇒その相手役に選ばれた…テンなら、コッチも別に如何なる異存も無いのではねーかな、とは。まあ重ねて、オーラスなんてそんな二人でまたもう至極にエキセントリック!な恋愛映画的ショットで終わってってくれやがって、重ね重ね私はちょっと付いて行けない…てな感じで笑ってしまってましたケドね。
[DVD(字幕)] 6点(2024-01-04 23:56:31)
187.  サンクスギビング 《ネタバレ》 
まあ、80年代のあの頃のスプラッタって、それこそ『ハロウィン』に始まって『血のバレンタイン』やら『悪魔のサンタクロース』やら、その意味では感謝祭ってまだ取り上げてなかったからつくったらどう?となるのも当然だとは思いますよね。プラス、その頃のってまた思えば確かに「犯人捜し」を軸の一つに据えたヤツもワリと多かったな…と思い出したりもしました。その辺の感じからすると、個人的にはどっちかちゅーたら『ラストサマー』の方にまんまだな…とまた×2思ったりもしたんですケド(⇒つい最近『スクリーム』も何やら復活しかけてたし)一切合財踏まえると、完全に見た目どおりに、古くて好くて(そして)在り来りなアメリカン・エンタメ・スプラッタ…てヤツだとは思うのですね⇒且つは、その意味では全然フツーにまた期待どおりに高水準にまとまった作品だったとも思うのですよ。  ただね~~~ナンちゅーかちょっとダケ(個人的に)違和感が在ったとゆーのが一方で、も~グロ過ぎるって位にメッチャグロいんですよね本作…(当然の如くにR-18だし…)別に「グロいぜ!文句あんのか!」てトチ狂い果てた連中がナンボほどグロくっても私自身は一向に構わん!のではありますケドも、それでもこの手のコテコテな方のヤツがココまでグロいと、前述どおり個人的には違和感になっちゃうトコロが確実に在るのですわ(⇒今作だと、キャスリーンをオーブンでこんがり焼いて⇒んでお待ち兼ねの食卓で切り分けて…辺りは流石にちょっと引いてしまいましたよ)。80年代の本チャンのヤツって、ゆーてココまではグロくなかったと思ってまして、むしろちょっと笑えるとゆーか(それこそ)本来のこーいうイベントの節に皆で観て楽しめる…て質感だったかとは思ってるのですよね(モチロン、今にして思えば…と=技術の進歩や観る側の意識の変化を踏まえずに…とゆーコトではあるのですケドも)。どだい、私自身はそれが在ろうが無かろうが普段はあまり気にしてやしないのではありますケドも、今作は確実に所謂「ロマン」が無い方のスプラッタだ…とは断言してしまえるってヤツでもありますかね(=ひたすら悪趣味、とゆーか)。  要はですね、重ねて、全体の構成とかって部分には(40年前から)ナンの工夫も向上も無いワケで、じゃあその中でスプラッタのみをやれるダケ+やりたいダケひたすらレベルアップしてやったからさァ喜べ変態共!てのはイクらナンでも安直なんじゃねーの?というコトですわね。それこそ、スプラッタに限らず80年代ホラーの総体における「ロマン」への真摯な探求が見て取れない…とでも言いますか。個人的にもう一つ、ちょっとかなり危惧してるのが、なんか来年・再来年くらいってこーいうの=クラシックホラーを唯々現代的にマッチョ化したよーなヤツ、がまたゾロ流行って来そーだよな……でも正直な~んか嬉しくはねーよな……てコトなんすわ(⇒今作観終わって一番強力に感じられたのがそこの感覚・胸騒ぎですよ⇒マジダルいな~と)。今年だと私『死霊のはらわた ライジング』をそこそこ褒めちゃったのでオマエなんやねんソレ!と言われても仕方が無いトコロなのは重々自覚もしてますケド、この2つの精妙な違いこそが私にとっての「ホラーにおけるロマン」なのだろう…とは、再び確実にそう思うトコロなのでして、ですね(その感覚の言語化とゆーは、また極めて困難なコトではありますケドも)。
[映画館(字幕)] 6点(2023-12-31 14:00:41)
188.  スリ・アシィ 《ネタバレ》 
「ブンミラゲット・シネマティック・ユニバース(BCU)」の待望?の二作目でして、鑑賞順はテレコになりましたがコッチは劇場で鑑賞しました。その劇場鑑賞の甲斐もあってか+明らかにアクション的な物量&CGの使用量&製作陣の気合が激しく増量されてたってコトもあってか、かなりシンプルに娯楽作として楽しんで観てゆけたと思いますね(完全に『ワンダーウーマン』ではありますケドね)。『グンダラ』の方でも書いたとおり、このスリ・アシィちゃんもまたヒーローとしての覚醒=自分が何者かを悟るマデには結構時間が掛かるのと、ソコまではまたワリと地味めなクライム・アクション的質感…であるのはまた確かなのです。がしかし、一作目と比較しても(ヒーローものとしては)かなり壮大なストーリー&背景設定を擁する本格的なお話に為ってたとは思いますし、終盤のスーパーヒーロー!な超常アクションの感じも(『クンダラ』と比べても)だいぶ高度なクオリティに纏まってたとも思えてまして、それこそインドネシア産であるコト由来のユニークさ・物珍しさも相まって重ね重ねかなり楽しく観終われました。全体的にややテンポが重めな感じもありますが、主演女優さんも相当な美人で見映えも抜群でしたし、興味のある方は是非々々(俄然オススメできますね)。
[映画館(字幕)] 6点(2023-12-24 17:51:59)
189.  ナポレオン(2023) 《ネタバレ》 
うーん……とりあえずまず、稀代の英雄ナポレオンの立身出世の端緒から~その最期までを(3時間弱で)描く…というある種オーソドックスな歴史・伝記ものでした。なので必然的にダイジェスト的には為ってますよね⇒好く言えばテンポ好く観易いし・悪く言えばどーしようも無く軽い…といった風情で。かつ、その手のヤツとしてもあまり「ポイントを絞る」って目的意識もごく希薄な様に思えてまして、とは言え恐らくドラマ部分に関してはナポレオンと皇后ジョゼフィーヌの愛の行方…みたいなモノをキモに据えてるってトコロかとは思えます⇒ただソレも率直に、別に深い描かれ方をしてたり・或いはユニークなアイデアを仕込めてるって訳でもなさそーに見えていて、だから最後まで観てもそんなに高度な面白みってのは感じられなかったとしか言えませんかね。あと、ダイジェスト的である中で取分け、政治的・軍事的な面での状況説明ってのは特に極めてライトになってまして、個人的にはある程度その辺の前提知識は入れておかないと十分に楽しめそうもないかな…とも感じます⇒目の前で起こってるコトが(世界史用語上で)何と呼ばれてるモノなのか、位は分かる程度に準備しておく方が好いかと。  思ったより全然ポジティブな感想が出て来ないコトになっちゃってますが、それでもまずフツーに相当な大作映画ではあるので諸々の「見てくれ」的な部分はフツーに上質だったと思います(ドラマ部分も戦争アクション部分も)。また特に、結局半分位は戦争映画的な感じでして、中でもオーラスのワーテルローの物量的なトコロは特に結構凄かったと思いました(私がIMAXの特大スクリーンで観たからかも知れませんが)。でもね~~~前述どおり、そんなトコロも含めて(あくまで個人的な感覚として)その中の一体ドレが監督の真の=第一のコンセプト(やりたいコト)だったのかな?てェのがワタシ正直分からないママ観終わってしまったのですよね(=とどのつまり、単に色々とちょっと中途半端な作品だったかな…て気もしちゃってますね)。コレも正直、こ~んな長尺の大作なのに⇒ドラマでもスペクタクルでもロマンスでもなくって、ナンかごくブラックな方のコメディにいちばん近かったかな…て気すらしてる始末でありまして……  結論、重ねて、クライマックスのワーテルローの見応えからすれば、迷うとしたらもう一点プラスするか否か…といった感じではあるのですケド、点数はいったんこの位にしておきます。一つ付け加えるなら、今作と比べるなら私は『グラディエーター』の方が僅差でちょっと上かと思いますね⇒この機に観比べてみよーかな&ほか例の『ワーテルロー』の方も観てみようかな、な~んて。。
[映画館(字幕)] 6点(2023-12-02 00:24:34)
190.  RUN/ラン 《ネタバレ》 
地味に中々、非常におぞましい所業ですよね。。しかし、誤解を恐れずに言えば気持ちは分からなくもないとゆーか、ナンなら探せば少なからず実在だってしてそう…(程度にも依るけれど…)と思ったりもします。その意味では、どーしたってやっぱ『ミザリー』とか、あとは(コレもまた)『何がジェーンに起ったか』なんかにも(見た目は)やっぱ似てるとは思うのです、が今作ではソレをズバリ「母と娘」にやらせてるとゆーのも含めて、この手のサイコ・スリラーとしては題材のチョイスは十分に優れている(から心にグッと刺さる)とも思いますよね。   ※ただ今作は個人的には、描写の物理的な強度はホラー・スリラーといったレベルでもなくて、あくまでサイコ(サイコロジカル)サスペンスと言うべき範囲に在る…という表現が一番しっくり来るトコロではありますが。   この通り、かなり手堅く面白く観れたという感触はチャンと在るのですが、前述どおり(このジャンルのヤツとしては)またかなりマイルドだともゆーか、その意味では少なからず物足りないとゆーか「お手軽に」済ませてるな…という感覚も(更に強めに)在ったのですよね。特に、サイコロジカル・サスペンスとして(ホラーよりは)多少オツで繊細な不安の感情なんぞを楽しんでゆこうとするのならば、ある面ではストーリーの据え付けからしてチョイと雑だな、と。例えば、冒頭からしてその母と娘の心理的な関係性=支配構造みたいなモノの説明が個人的には軽すぎると思ったのですよ⇒だから、その後の起承の「承」にあたる(娘が疑念を抱き始める)シーンで、彼女は何故、母がいつもと違う薬を買ってきて・でソレに自分のじゃなくて母の名前が書いてあった…てダケであんなにアクティブに猜疑心を全開に蠢き始めるのか…とかが(少なくともその場では)頭に入って来辛いのです。そんなトコロも含めて、もう少し緻密に登場人物の感情を積み上げて・かつもう少しじっくりと(=尺も使って)居心地の悪さも際立たせて呉れていた方が、サイコ・サスペンスとしてなら私はより好きに為れたかと思いますね(重ねて、このポップな感じも決して悪くはない=楽しめないなんてコトもない、というトコロではあるのですケドも)。  しかし……その意味でゆーともう一点ダケ、終盤に明かされるもう一つの仕掛け(=母と娘の「本当の関係」に係るモノ)については、コレもハッキリと私の好みではなかったのですよね。そりゃ、コッチの方が話が確実に「単純になる(好くも悪くも)」とは思うのですケドも……重ね重ね、ソレ自体は本当に「好い意味」でもある、とは(コレも)ハッキリと言及はしておきます⇒確かにやっぱポップで・かつ絶対に観易くは為る…と思うので娯楽や暇潰しに使うんだったら全然好いんじゃないかな、とは。。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-11-22 23:52:57)
191.  マッドゴッド 《ネタバレ》 
30年間温め続けていた企画とのコトですが、奇しくも本邦では直近の『JUNK HEAD』とかなり近い質感・ルックスに為ってしまってるのも確かですね。ただ比べると、映像面では正直コッチが圧倒的⇔でもコッチはストーリーが基本的には無いのでフツーに映画として観れるのは確実にアッチ…て感じかも知れませんかね。映像は、必ずしもストップモーションアニメ一辺倒というワケでもなく、通常の実写に加えて多少はその他の特撮シーンも含まれている様に思えました(CGも、たぶん多少は使ってるのではねーかと思いましたが)。しかし如何せん、前述どおりストーリーが相当に曖昧でほぼ伝わらないので、全体としてはかなりアヴァンギャルドなアート系 or 実験映画といった風情で、だから(人に依って)好みは分かれる…としか言い様が無いって感じでもありますね。重ね重ね、映像の出来は諸々とごく高度だと思いますので、グロ・スプラッタ・ダークなファンタジーがお好みという方には十分にオススメできます(尺も短い≒長すぎるというコトは絶対にない、と思いますし)。
[DVD(字幕)] 6点(2023-11-12 10:44:35)
192.  秘密の森の、その向こう 《ネタバレ》 
セリーヌ・シアマ監督の新作で、尺は72分なのですが、どちらかとゆーとゆったりテンポ+内容のワリにはたぶん長い方…なので実質的には中編 or 短編といって好い作品かと思います。また、シナリオ的には完全にワンアイデア…て感じの(軽めの)ファンタジーみたいなヤツなので、実際の展開運びにより面白みが沢山在るとゆーよりは率直に子役二人の演技の面白さに見ドコロを探した方が好さそうかな…とも。設定の上からもごく適切に外見がソックリな二人なのですが、実際は姉妹だそーですね。すると、ソレにしては(⇒元々関係性があるトコロを作中では「上書き」して演技してる、と言われると尚更に)中々お芝居が達者だったと思うのですよね。ストーリーの本線からは多少逸れる遊びのシーンの方だとは思うのですが、作中で(作中劇的に)小芝居をするシーンなんかが実に微笑ましくて好かったと思います。結論、確実に小品ではありますが、そーいうヤツとしては十二分に好く出来ている作品かなと。サックリ観れますし、暇なら是非。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-11-03 00:19:08)
193.  銀平町シネマブルース 《ネタバレ》 
内容自体はね~今までも幾らでも観てきたよーな(在り来りな)代物ではあるのですが、ゆーて別に時と場合に依ってはいつでも・いつまででも十分に「アリ」になるヤツだ…とは言えるでしょーね。でも、とは言え、監督さんにせよ脚本さんにせよこんなん撮る・書くのはま~だ早いんじゃね?と(少しダケ)思ったりはしますケドね。時と場合…という意味でのソレになり得るのは、当然主演の小出恵介というコトになるのでしょーかね。復帰第一作というワケではねーのかと思いますが、にしても完全に「まんま」ですからね⇒役者ってのはコレがあるから…と思ったりもします(好くも悪くも)。ただ、彼の仕事は率直にごく控えめな方だったかとも思われてまして、むしろ矢鱈と豪華な老若男女の助っ人勢が揃って渋い演技をカマしまくってた…とゆーのがより強い全体の印象になります。構成としても、小出くんの話+銀平スカラ座の話+宇野祥平さんの話、の三本立てみたいな感じだったかと思うのですが、ソコでやっぱ吹越満さんとその宇野祥平さんが(ナンならワンツーフィニッシュで)好かったんじゃねーかな、とも。モチロン、小出くん+他の方々も悪くなかった⇒ので全体としても全然悪くはなかったかと思います。ごく手堅い映画だと思いますので、機会が在れば是非。  もう一つ、ナンなら一番好かった「登場人物」とゆーのは、実はナニより銀平=川越スカラ座なんじゃねーか…とやっぱし思ってしまいますよね。一回ダケ実際に映画観に行ったコトあるんですが、確かにメッチャ好い(ノスタルジィ全開!て)雰囲気ですからね。こちらも機会が在れば是非。
[DVD(邦画)] 6点(2023-11-03 00:18:43)
194.  ザ・キラー 《ネタバレ》 
グラフィックノベル原作とのコトで、要は漫画の映画化というヤツって理解で好かったのですかね。調べると原作は20年位前からのシリーズみたいなので、観た印象は=主人公の暗殺者のキャラってのは、比較的かなりコテコテな一匹狼+かつありがちに偏執狂とでも言うべきマイルール絶対主義な御仁なのですね⇒ゴルゴ13をあの頃のロバート・パトリック主演で実写化した…みたいな感じかと(細身なので)。ソレでも、作品自体は(アクションスリラーとしては)手堅すぎるホドに手堅い・無難すぎるホドに無難、て感じの好く纏まった高品質ではあります。あまりにも最近こーいう映画ばっか観てて流石に食傷してる…とゆーコトでなければ(⇒昨今の状況的にはソレはあり得るとも思いますが)暇潰しに使う分には何の問題もなさそうに思われますね⇒配信で観れるって方なら特に全く完全にオススメ出来ます。  とは言え、評価としては高くもなく低くもない(⇒強いてどっちかとゆーと低めに寄せた)この程度にしておこうかと思います。理由は、まず個人的には結局のトコロ、今作でいちばんテンションが上がったのが3番目?の「The Brute」との死闘だったのでして、んでその後の「The Expert」=ティルダ・スウィントンとのやり合いについて、コレも(プロ同士なんだから)多少は荒事が観れるのかと思ったら全然そーでもなかった…というトコロが少し痛恨だと思われたからですね。つーか、このティルダ姐さんのシークエンスは(珍しく)ちょっとスベってたんじゃねーかな、とも⇒いくらナンでも(裏稼業の人間としては)ルックスが目立ち過ぎ+追い込まれてからベラベラベラベラ喋り過ぎ+小噺もクソつまんな過ぎ+結局呆気無くやられ過ぎ…とちょっとモ~行き届いてたな~と思ってしまいましてですね。。重ねて、全体的にはほぼ文句は無い(ケド意外性も無い)て感じなのですケド、ココのみはやや残念に思われたのでこの評点です。以上。
[映画館(字幕)] 6点(2023-10-31 23:10:42)(良:1票)
195.  ザ・クリエイター/創造者 《ネタバレ》 
モノ凄~く大雑把な捉え方として、20世紀のかつての諸・名作SFのシンプルな映像的(技術的)アップデートとしてなら、全く観る価値が無いとは言えない程度の作品…には思えますかね。似ているモノを挙げ始めたらソレこそキリがねーのですが、中でも印象的なのは(コレは監督もズバリそー言ってるとのコトらしーですが)日本に縁のあるSF系サブカルなんかの影響…とゆーのもソコら中に見て取れ捲るって感じでもありますね⇒監督が日本好きなのは『ゴジラ』とか撮ってるのだから確定的に明らかだとは思うのですが、この人たぶん『ガンダム』とかすらもおそらく相当に観てそーな気がすんな…と。重ねて、映像は(大画面で観れば)それなりに面白みの無くはない(=カネ掛かってるのが十二分に察せられる)て程度のクオリティだったとは思いますし、お話の内容も(あくまで一番の大筋の部分については)全く筋が通らないってモノでもなかったかと思います。ま~、シンプルな娯楽映画・娯楽コンテンツの一つとしてボケっと眺めて楽しむ分には一応は及第点…位な感じかと。  ただね~、だから当然、まずオリジナリティってのは(確かに)皆無な有様でして、加えてごく在り来りなそのシナリオ(+世界観)に関してだって、また細部までのつくり込みってのは相当に雑だとも思えるのですね。ソレこそ『ターミネーター』みたいな二項対立の世界観が根本に在るってお話なのですが、観ていくとどーもそのAI対非AIの戦いとゆーのはほぼほぼ決着寸前な状況のよーでして、ニューアジア(AI陣営)はほぼほぼベトコンの残党みたいなアナログ極まりない描かれ方になってもーてるのです(⇒渡辺謙が文字どおりサムライかなんかに見える…)。だから結局、AI陣営ってのが(当初からは)ナニが凄い・強い or 強かったのかが全然分からないし、ロサンゼルスを核攻撃した…とゆーてどーいう状況で・誰が・どーいう狙い(他)でそーなったのかも分からないので、とどの詰まり根本的にナンでこーいうコトになってるのかすら(よく考えると)イマイチピンと来ないってお話だとも思われるのですね。他にもちょっと、されて居るべき説明がされて居ないって部分がかなりふんだんにあったかな…という気はしてしまってますかね(⇒その意味でも「その辺は過去作品と同じです!」って雑さがまた垣間見える、と)。  もう一点、この話って最後の最後まで観てると、今どきちょっと珍しい位にアメリカが「悪」として描かれる系統の映画なのですよ。ソレ自体は、別にタブーでもナンでもないとは私は思ってますが、翻ってその対立軸たるニューアジアってのは、前述どおりベトナムとかの東南アジア系+何やらチベット系?の仏教系の方々+ほんのり日本風味、みたいな集合体として描かれてる様に見えるのでして、ズバリゆーと中国+中央アジア・西アジアとかのイスラム系の方々が(意図的に)オミットされてる様な描かれ方にも見えるのです。またソレ自体、現実世界の在り方との関連的にはリアリティとして再び微妙だな…と思うと同時に(⇒まあ諸々の事情的に、そーいう方面の連中にアメリカが「負ける」って映画はちょっと流石に尖り過ぎかな…とは思うモノの)だから結局この映画ってその「悪」に対する「善」として描かれるのがまたズバリAIでした!という、いくらナンでもキョウビちょっと共感しにくいって作品になってもーてると思うのですよね。個人的にはそもそも、今どきやっぱ「二項対立」てフレームワーク自体がモ~古臭いんだと思うのですわ⇒ソコをアップデートせず過去SF作から流用しちゃってるから、またこ~んなちょっとダサい(=本当にヤバそうな奴には喧嘩を売らない、みたいな)作品になっちゃってるのでは…などとも思わずには居られなかったですよね。
[映画館(字幕)] 6点(2023-10-29 20:31:18)
196.  戦慄怪奇ワールド コワすぎ! 《ネタバレ》 
ちょうど、無印のFILE-04の発展版みたいな…とゆーか、POVをワンカット風に見せかける監督一流のテクを(思う存分に)駆使して⇒で実際にワンカット・ホラーシーンをやりたい放題思いっ切り(劇場公開作品で)やってやったる!というヤツに見えるのですね⇒ロケ地が『カメ止め』と同じなのはやっぱナンでなのかな?と思ったのですが、あくまで邪推ですがそーいう意味は在ったのかも知れませんかね。かつ、シリーズ最終作とのコトなのですが、そのシリーズの全内容の総括 or POV・フェイクドキュメンタリ・ホラーとしての集大成…とゆーよりはコレも結局、本シリーズで技術的にいちばん面白みがあったコトを最後に(更に高度に)やったるぜい!という方のヤツに見えるのです。ただし、その後半のワンカットひと繋ぎのシーンは流石に技術が堂に入ってるとゆーか、実にシームレスに繋がってて見事な出来映えだったと思うのですよね。話は変わりますが、正直私の鑑賞範囲って劇場公開に至らないレベルの国産ホラー映像の全体にまでは到底及ばないのですが、こーいうのっていま現在監督以外にも撮れる・撮ってる方って居られるのですかね?(⇒コレがコレで最終作になっちゃうのは、流石にちょっと惜しまれる…)  あくまでフェイクドキュメンタリ・ホラーとしては、このタイムスリップ&ワープを使いまくる…とゆーのは流石にちょっと(映像としては)飛び道具・現実離れ感が強いと思います。だから、今作も全体的な質感は(ホラーを通り越して)ファンタジーとかアドベンチャーとかのより非現実的な映画のソレに近くなってしまってる…よーな気がするってのはやや懸念点ではありますかね⇒見ように依っては(初見の方だと)ちょっと悪ふざけ感が強すぎる様にも見えるのではないか、と。重ねて、この怖いモノ知らずにノリノリな感じ自体が『コワすぎ』のコンセプトだとも思うのですが、その意味でも個人的には一度、凄ーくマジメ&ガチのマジで怖がらせに来てる方の質感でこの時間も場所もワープしまくるPOVホラーをやったらどうなるかな…とゆーのは今後の楽しみとして取っておこうかな…な~んて。重ね重ね、別にラストとか言わずにもう一作くらい撮ってくれないですかね?(それか、後継者を育成してほしいな…と)
[映画館(邦画)] 6点(2023-10-24 23:07:15)
197.  妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク 《ネタバレ》 
いや、全然好く出来てるじゃあないですか~思いっ切り続編を意識してるよーな終わり方でしたが、是非お願いしたい……  とは言え、まずは監督が特撮畑の方だってコトで+自分が監督で入ってた『ウルトラマンZ』と『仮面ライダーゴースト』からそれぞれ主役を連れて来てるってコトで⇒全体としては完全にその手の特撮もの…と言うべき質感に纏まっては居ますかね。また、結局ニンジャ=アクション俳優のアクションがメインの見せ場になってる作品でもあり、他方でサメは(ラストでラスボスとしてチャンと機能はしてると思いますが)分量的には8:2でニンジャ、といった感じでもありますかね(タイトリングには反して)。そして、本質的な個々の見せ場の(映像的)クオリティや、或いは全体的な展開運びのクオリティ等も含め、映画で言ったら正にB級!と言うべきレベルの作品だった…とゆーのもまた確かだとは思うのですよね。  でも、今作もまたB級としてはかなり丁寧にしっかりつくってる=B級の中ならA級以上、と言うべき作品だと(かなり強力に)思われたのです。重ねて、特にニンジャ的なストーリーの内容自体なんかだって相当に在り来りな方のヤツだった…とも思うのですが、でもソコでその見せ場各々に関して「どれを・どの順番で・誰にやらせて」見せてゆくのかがかなり緻密に検討されて居た…という様に思ったのですね。とにかく総じて、個々のソレをどれも一定以上のレベルでしっかり実行し切るコトが可能なキャスト・スタッフを集められていた…と言いましょーか。モチロン、ソレってB級はB級として=一般映画とは異なる質感・雰囲気のモノとして許容できるってコトは前提だと思いますが、ソレに慣れている人なのであれば寧ろ「そのワリに」なんかミョ~に完成度が高いな…と喜んで観れるって作品なのではねーかな、と(コレも)。  結論、評点としては、いつもなら完全に5点を付けるだろう(とゆーか完全に5点ド真ん中っていう)作品だと思われるのですが、どーしても嬉しくって1点加点したいので、悩みましたがその様にしておきます。重ね重ね、何らか続編も期待してます。
[DVD(邦画)] 6点(2023-10-22 17:59:03)
198.  アンネ・フランクと旅する日記 《ネタバレ》 
コレまた、やや評価の難しい映画かも知れませんね。キティという(原作由来の「実在の」)キャラクターを巧みに活用して、現在・過去・空想の世界を自由に行き来してゆく…という点でも、まずは実に多層的で自由な構造を擁する作品⇒色々なモノを描くコトの出来そうな作品⇒で実際に色々なモノ・出来事・価値観(モノの見方)を流れる様に描いてゆく作品、という様に見えました。そしてソレ自体は、確かにやや散漫な印象もありますが、逆に淡くて爽やかで(=重くなり過ぎずに)かなり心地好い…という印象にも繋がっている気がします。中々にテクニカルな作品だな…とも思いますよね⇒アニメーションの出来もシンプルにかなり高度だった(アーティスティックだった)とも思いましたし。  ただ、オチの付け方が(そのまろやかさ・好い意味での曖昧さからすると)かなり唐突にギュッと・また唐突な一点に集約してきてしまってて、個人的にも高度な違和感があったとゆーのが正直なトコロですかね。難しいのは分かるのですケドね⇒一切合切をひっくるめて単純化するとゆーのも(今般なら確実に)「レッテル貼り」だと忌避されるモノだと思いますし、だからって今回の様に「子ども」に対象を限定して共感を引き出そうとするのも、今回に関しては何よりとにかく唐突感が強かった、とは思いますね(ラストのインタータイトルが苦しいな…と思ってしまったりも)。  でも同時に、非難や分断といった唯ネガティブなモノを(より強力に)引き出してしまう位なら、曖昧で散漫でどっちつかずな描き方に留める…ケドも作品は作品としてつくって発表する(主張したいコトを主張もする)とゆーの自体は、コレは絶対にポジティブな方のコトだと思うのですよね(満点の回答ではないのかも知れなくとも)。こちらもやはり、興味の在る方はこの機会に是非。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-10-21 09:53:04)
199.  MEG ザ・モンスターズ2 《ネタバレ》 
正直、前作ってほぼ印象に残っても居ないのですが、今回この続編を観た後で(前作についても)あらすじとかをおさらいした感じでゆーと、またごく似た様な話だったのかな…とも思われますかね。今作も、前半は深海冒険もの&(人間同士が争う)アクション・スリラー with ステイサム(いつもの)で、後半はお待ちかねの(モ~ちょっと怪獣映画により近い方の)サメサメ・パニック with ステイサム(いつもの)ですからね。プラス、特に前半の深海での出来事・描写のアレコレは(コレも前作準拠かの如く)かなり荒唐無稽・似非科学的でもあります。個人的にも、やっぱ前半はムム?となる箇所とゆーの自体はごくふんだんだったと思いますかね(⇒まあ、単純に映画館でちょっと眠かったのもあってソコはもうスルーしちゃって観てゆきましたケド)。  しかし、最後まで観ると(流石に)少なくとも前作よりはチャンと向上してたかな~とも思うのですよね。確かにね~前半はやっぱハテナな箇所だらけだし、全体的にお話としてもかなりゴチャゴチャしてたな~とは思うのですよね⇒つーか単純に「出てくるモノ」の数が多すぎると思うのですよ。味方だってその行く末が気になるレベルの人が5,6人+敵(人間)なんてボスが大中小で3人にプラス手下の兵隊がワンサカ+その上に、敵(モンスター)がゴージャスに三種類…つーのは絶対多いよ!(無駄に!)と。。でも、後半の大騒ぎはその盛り込み過ぎな感じもカオスの形成に(逆に)効いていた…とも思いますし、何より一つ、ソコでトロピカルな海を爆走するジェットスキーに跨り⇒爆薬仕込みの投げ槍でメガロドンと渡り合うステイサムのあまりの恰好好さ+コレは人類でもお前にしか出来ない!感の高度なコトに、モ~大爆笑!してしまったのですよね。結論、その辺も含めてこの評価としておきますし、ステイサムが続投するなら(例え内容がま~た同じ様なモンでも)再び映画館で観ると思います。以上。
[映画館(字幕)] 6点(2023-09-18 13:59:35)
200.  トランスフォーマー/ビースト覚醒 《ネタバレ》 
『ビーストウォーズ』観てましたよ!ソレはさておき、このシリーズってほぼほぼ観た後の感想って一つで⇒「映像はともかくもお話の中身が…」というコトでしかねーのです…ケドも、翻って今作は比較的にもごくシンプルな内容+全体の尺も(昔みたいに)アホみたいに長すぎる…てコトもねーのでフツーにまあまあ観易いですし、加えて肝心の映像(とゆーかロボット・アクション)は相変わらずカッコ好いので娯楽作としては全然気楽に楽しめると思うのですよね。少なくとも、若年層やファミリー向けには全然、持って来いと言って好いかな~とは思います⇒折角夏休みなのでどーせなら映画館でどーぞ。  ただですね…一点どーしても指摘しておきたいのは、先ほどシンプルで好かった…と言ったお話の中身=主筋とゆーのが「2つで1つの鍵」を探す話!というも~「先週観たゾ!」みたいなヤツだったのをはじめとして、結局ビースト陣営=マクシマルよりは(前作までと同様)車に変形する連中=オートボットが圧倒的にメイン…だから観た感じがま~た其処彼処で『ワイルド・スピード』ぽいコトだったり、中盤はアステカの遺跡巡りとかする感じがま~た『インディ・ジョーンズ』ぽいコトだったり、で終盤にはナニやら『アイアンマン』みたいなヤツまで出て来たり…と諸々と極めて「既視感」だらけの作品だったな~というコトなのですよね。。まァ、ハリウッドも超・深刻なる「ネタ切れ」状態なんだとは思うのですが、ソレでも何故にこんなにこの23年夏にそーいう映画ばっか大集結しちゃったのか?はかなり気になるトコロでして…
[映画館(字幕)] 6点(2023-08-06 21:22:28)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS